今日は、「食べたい!」という気持ちが湧き上がって来なかった。普通に食べているだけで満足できた。
エストロゲン減退による症状が落ち着いてきたのかもしれないな。
2011年8月31日水曜日
2011年8月30日火曜日
エストロゲンが低下したから・・・
今思えば、抗がん剤投与開始の6月16日以降、徐々に卵巣機能が低下していたんだな。今日は周期の36日目、生理予定日を11日超過している・・・、生理が止まったかも。エストロゲンレセプターが陽性の私としては、喜ぶべきことなのかも(笑。
① 総コレステロールが増えた > コレステロールを調整しているエストロゲンが低下したから。
② 常に食欲がある > 満腹中枢を刺激する働きをするエストロゲンが低下したから。
③ お腹まわりが太った > コレステロールが増えたため脂肪が付きやすくなったから。満腹中枢が刺激されなくなったため、ついつい食べ過ぎてしまうから。
2回目の抗がん剤投与日あたりから、あきらかに体脂肪が増えている。これって、エストロゲンが減少したせいだったのね。
運動不足でもあるよな~。抗がん剤投与が始まってから、回復期の三週間目に記念公園でのウォーキングをしていたもののたかがしれてるもんな。暑いというのもあって、早朝ジョグはほとんどやってない。
皮下脂肪型肥満の解消とリンパ浮腫対策に、また早朝ジョグを初めよっと!!!
① 総コレステロールが増えた > コレステロールを調整しているエストロゲンが低下したから。
② 常に食欲がある > 満腹中枢を刺激する働きをするエストロゲンが低下したから。
③ お腹まわりが太った > コレステロールが増えたため脂肪が付きやすくなったから。満腹中枢が刺激されなくなったため、ついつい食べ過ぎてしまうから。
2回目の抗がん剤投与日あたりから、あきらかに体脂肪が増えている。これって、エストロゲンが減少したせいだったのね。
運動不足でもあるよな~。抗がん剤投与が始まってから、回復期の三週間目に記念公園でのウォーキングをしていたもののたかがしれてるもんな。暑いというのもあって、早朝ジョグはほとんどやってない。
皮下脂肪型肥満の解消とリンパ浮腫対策に、また早朝ジョグを初めよっと!!!
お腹に脂肪が付いたのはエストロゲンが減少したから?
抗がん剤の副作用で卵巣機能障害が起こり、エストロゲンが減少しているせいで、おなか周りに肉がついてきたのかもしれない、な。エストロゲンが低下すると満腹中枢を刺激する働きが減るから食欲があるのね。色々と納得。
★太りやすい時期
体重は変わらないのにおなか周りに肉が付いて来たような気がする。更年期になってこんな思いをしている女性も多いのではないでしょうか?
閉経後の女性は体重がそれほど増えないのに、体脂肪がかなり増えることが分かっています。 しかも脂肪の多くは内臓脂肪としておなかに付く。更年期は、思春期、出産と並んで太りやすい時期。
その一番の原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少にある。
エストロゲンは、体のなかでコレステロールを低く保ち、内臓脂肪を付けにくくする働きをしており、女性を心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患から守っている。更年期にはこの大事なホルモンが急激に減り、閉経を過ぎるとほとんどなくなってしまう。このため、それまでと同じ食生活で運動量も変わらなければ、どうしてもおなかの周りに脂肪がたまってくることになる。
★更年期の肥満
中年太りの特徴
○食べる量は増えていないのに太る
○生活習慣は変わらないのに太る
○特にお腹や下半身が太る
○40代ごろから急に太りだす
中年太りは基礎代謝の低下により、知らず知らずのうちにカロリーオーバーになっています。更年期をむかえると卵巣ホルモンのエストロゲンが低下します。これは痩せやすい時期をつくってくれるホルモンで、このエストロゲンが低下すると満腹中枢を刺激する働きが減り、食べ過ぎてしまう傾向になります。
その他にも更年期障害の症状も現れ、イライラや体調不良でストレスがたまり、ついつい暴飲暴食してしまい、この時期に太ってしまうのです。
★皮下脂肪型肥満は更年期障害の一つ
どこに付くのかといえば下腹部、太もも、お尻の周り、腰の周りの皮下に蓄積していくようです。更年期障害だからというよりは脂肪が付き、体重が増えたことが顕著にわかるように見た目にあらわれてきます。
皮下脂肪型肥満の更年期障害特有のものでは「洋ナシ型肥満」と呼ばれていますが、こちらは内蔵脂肪型肥満のような男女で差のあるものではなく、ただ女性の方がなりやすい傾向があるようです。更年期障害になりやすい時期にいる女性が運動をしてもあまり体重が減らないと言われるものはこれも一因しています。
総コレステロールが上昇したのは・・・
血液検査で総コレステロール値が高かったのは、7/28 FEC③、8/18 FEC④だ。
抗がん剤前は25日前後で規則正しくきていたのが、抗がん剤投与後にあった2回の生理は早すぎたり遅すぎたりして変だった。そして今、3回目の生理予定日から11日が過ぎている。FEC100による卵巣機能障害で生理が止まったのかも。だから、コレステロール値が上昇したのかも?
抗がん剤投与日 6/16 7/7 7/28 8/18
生理 5/16-6/8(24day) 6/9-6/28(20day) 6/29-7/25(27day) 7/26-予定日8/19(今日現在36day)
抗がん剤前は25日前後で規則正しくきていたのが、抗がん剤投与後にあった2回の生理は早すぎたり遅すぎたりして変だった。そして今、3回目の生理予定日から11日が過ぎている。FEC100による卵巣機能障害で生理が止まったのかも。だから、コレステロール値が上昇したのかも?
抗がん剤投与日 6/16 7/7 7/28 8/18
生理 5/16-6/8(24day) 6/9-6/28(20day) 6/29-7/25(27day) 7/26-予定日8/19(今日現在36day)
閉経後のコレステロールは!?
女性は女性ホルモン(エストロゲン)の働きによって、男性に比べてコレステロールが高くなりにくいです。しかし、閉経を迎えると女性ホルモンの分泌が減少するため、コレステロールが急に増加してしまいます。
エストロゲンの働き
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす働きがあります。
そのため、女性は閉経が近づいて女性ホルモンの分泌が減少してくると、コレステロールが高くなりやすくなってしまうのです。
また、閉経後は骨粗しょう症になりやすいこともよく知られていますが、エストロゲンは骨粗しょう症とも関係しています。エストロゲンには骨量のバランスを保つ働きもあるので、閉経が近づくとエストロゲンの分泌量が減少し、骨粗しょう症を引き起こしやすくなるのです。
閉経前にコレステロール値に全く問題がない人も、閉経が近づいたらコレステロールを増やさないように食生活の改善・軽い運動を心がけると良いでしょう。また、コレステロール値を確認するために、定期的に検査を受けることも大切です。
総コレステロールとリンが上昇したのは・・・
腸の働きを良くしようと思って毎朝食べているヨーグルト、止めてみよっと!!!
2010年02月10日
そんな中で、「何でも摂りすぎはよくない」と考えるようになった出来事を1つお話します。
5~6年くらい前でしょうか?小児科と内科の個人クリニックに勤めていた時のことです。そこでは住民健診も行っていました。検診を受けられるほとんどの方は内科でかかられる方やそのご家族でした。そのため毎年受けている方がほとんどで、前のデータもカルテにはさんでありました。
そんな中、ある年のことです。血液検査で総コレステロールの数値が急上昇した方が急増したのです。前年は正常範囲だった方もそうだけど、前年高めだけど今年になって何故急に上昇するのか??何かあったのか??とスタッフ全員が疑問に感じていました。
その方々に結果を伝える診察時、院長が「何か新たに始めたりした?」と聞きました。皆さんの答えは見事なまでに同じでした。「はい、ヨーグルトがいいとテレビでやっていまして、ヨーグルトを食べるようになりました」。何年か前にヨーグルトブームがありましたよね。まさにその年の健康診断での出来事でした。
そのあとコレステロールが急上昇した方のみ、ヨーグルトを止めてもらいました。3ヵ月後採血をしたらほとんどの方が正常範囲または前年と同じくらいの数値に戻りました。
こんなことがあって、体にいいものであっても食べすぎはよくないんだなーと思い、現在に至っています。
↑部分引用
2010年02月20日
リンが高いのは食べ過ぎではなくリン含有量が多い食品を摂りすぎている
食品中のタンパク質の中にもリンは含まれていますが、食品の種類でリンの含有量は異なっていますので、食べるものの選択が必要です。
リン含有量が高いものとしては、
乳製品(牛乳・チーズ・等)
卵類
ナッツ類
レバー
干した物
加工食品・総菜
ですので、食べようかと迷ったら別の物にしようと意識してください。
↑部分引用
「シメチジン(胃薬)」と「セレブレックス(鎮痛薬)」
5、6年前の投稿に、乳がん再発予防で飲みたい&飲んでいるとあるけど、効果あったのかなぁ~? 胃薬や鎮痛剤だから、ダメ元で試してみたくなるんだろうな。
2011年8月29日月曜日
抗がん剤の働き
▼FEC
エピルビシン アントラサイクリン系_抗腫瘍性抗生物質製剤: 腫瘍細胞のDNAと結合することにより、DNAとRNAの生合成を抑制する。 細胞周期においては、S期および初期G2期において、最大の抗腫瘍効果を発揮する。
シクロホスファミド アルキル化剤_抗悪性腫瘍剤・免疫抑制剤: DNA合成を阻害する。細胞周期非依存性。
フルオラウラシル フッ化ピリミジン系_代謝拮抗剤・抗悪性腫瘍薬: 本剤およびその代謝物が核酸(DNA、RNA)の合成に必要な物質のかわりに核酸に組み込まれる。これにより本来の核酸の合成が阻害(代謝拮抗)され、抗腫瘍効果を表す。細胞周期のS期に働く。
▼T
タキソテール タキサン系_抗腫瘍性植物成分: 微小管に結合して安定化させ脱重合を阻害することで、腫瘍細胞の分裂を阻害する。細胞周期のM期に働く。
▼抗がん剤の種類
抗がん薬を分類すると、アルキル化剤、代謝拮抗剤、植物アルカロイド、そして抗腫瘍剤がある。全ての薬剤はDNA合成あるいは何らかのDNAの働きに作用し、作用する細胞周期をもって分類する。この項では抗がん剤の類縁物質は抗がん剤として使われない薬物でも記載する。傾向としては抗菌薬の類縁物質は抗がん剤としても利用可能なことが多い。
新しい化学療法剤にはこの分類が適当でないものがあり、例えば、分子標的薬のメシル酸イマチニブ はチロシンキナーゼ阻害剤である種のがん(慢性骨髄性白血病や消化管間質腫瘍などの異常タンパク質に直接作用する。
▼化学療法
化学療法は、ある種の化学物質の選択毒性を利用して疾患の原因となっている微生物や癌細胞の増殖を阻害し、さらには体内から駆逐することを目的とする医学的な治療法の一種である。
選択毒性の原理
宿主には存在せず、病原体や癌細胞にのみある特異的な標的物質を攻撃する。
宿主に似た物質であるが同一ではない病原体、癌細胞の標的物質を攻撃する。
宿主と病原体、癌細胞に共通するがその重要性が異なる標的物質を攻撃する。
悪性腫瘍の場合は腫瘍細胞はいくつかの種類のものが混在しており、更に耐性を得やすく、毒性のため投与量に制限があることが多く単剤投与は失敗に終わることが多いため多剤併用療法となる。多剤併用療法も複数もやみくもに組み合わせればよいというものではなく、いくつかの重要な経験則がある。標的とする分子が異なる薬物、有効とされる細胞周期の時期が異なる物質、用量規定毒性が異なる薬物を併用するのが一般的である。さらにできるだけシナジーを得られる投薬を工夫する。このようにすることで、結果として最小の毒性で最大の結果が得られると考えられている。その結果、がんが耐性化を獲得する機会が最小になる。
がんはDNAの突然変異による細胞の制御不能の増殖で、場合によっては、ある種の腫瘍を拡大させる傾向は遺伝する。広義には、ほとんどの化学療法剤は細胞分裂を阻害することで、短時間で分裂する細胞を効果的に標的にする。このような薬剤は細胞に障害を与えるので、細胞毒性 (cytotoxic) と書き表される。ある種の薬剤はアポトーシス(事実上の「細胞の自殺」)を引き起こす。
エピルビシン アントラサイクリン系_抗腫瘍性抗生物質製剤: 腫瘍細胞のDNAと結合することにより、DNAとRNAの生合成を抑制する。 細胞周期においては、S期および初期G2期において、最大の抗腫瘍効果を発揮する。
シクロホスファミド アルキル化剤_抗悪性腫瘍剤・免疫抑制剤: DNA合成を阻害する。細胞周期非依存性。
フルオラウラシル フッ化ピリミジン系_代謝拮抗剤・抗悪性腫瘍薬: 本剤およびその代謝物が核酸(DNA、RNA)の合成に必要な物質のかわりに核酸に組み込まれる。これにより本来の核酸の合成が阻害(代謝拮抗)され、抗腫瘍効果を表す。細胞周期のS期に働く。
▼T
タキソテール タキサン系_抗腫瘍性植物成分: 微小管に結合して安定化させ脱重合を阻害することで、腫瘍細胞の分裂を阻害する。細胞周期のM期に働く。
▼抗がん剤の種類
抗がん薬を分類すると、アルキル化剤、代謝拮抗剤、植物アルカロイド、そして抗腫瘍剤がある。全ての薬剤はDNA合成あるいは何らかのDNAの働きに作用し、作用する細胞周期をもって分類する。この項では抗がん剤の類縁物質は抗がん剤として使われない薬物でも記載する。傾向としては抗菌薬の類縁物質は抗がん剤としても利用可能なことが多い。
新しい化学療法剤にはこの分類が適当でないものがあり、例えば、分子標的薬のメシル酸イマチニブ はチロシンキナーゼ阻害剤である種のがん(慢性骨髄性白血病や消化管間質腫瘍などの異常タンパク質に直接作用する。
▼化学療法
化学療法は、ある種の化学物質の選択毒性を利用して疾患の原因となっている微生物や癌細胞の増殖を阻害し、さらには体内から駆逐することを目的とする医学的な治療法の一種である。
選択毒性の原理
宿主には存在せず、病原体や癌細胞にのみある特異的な標的物質を攻撃する。
宿主に似た物質であるが同一ではない病原体、癌細胞の標的物質を攻撃する。
宿主と病原体、癌細胞に共通するがその重要性が異なる標的物質を攻撃する。
悪性腫瘍の場合は腫瘍細胞はいくつかの種類のものが混在しており、更に耐性を得やすく、毒性のため投与量に制限があることが多く単剤投与は失敗に終わることが多いため多剤併用療法となる。多剤併用療法も複数もやみくもに組み合わせればよいというものではなく、いくつかの重要な経験則がある。標的とする分子が異なる薬物、有効とされる細胞周期の時期が異なる物質、用量規定毒性が異なる薬物を併用するのが一般的である。さらにできるだけシナジーを得られる投薬を工夫する。このようにすることで、結果として最小の毒性で最大の結果が得られると考えられている。その結果、がんが耐性化を獲得する機会が最小になる。
がんはDNAの突然変異による細胞の制御不能の増殖で、場合によっては、ある種の腫瘍を拡大させる傾向は遺伝する。広義には、ほとんどの化学療法剤は細胞分裂を阻害することで、短時間で分裂する細胞を効果的に標的にする。このような薬剤は細胞に障害を与えるので、細胞毒性 (cytotoxic) と書き表される。ある種の薬剤はアポトーシス(事実上の「細胞の自殺」)を引き起こす。
白くま
美味し~い♪
白くま(しろくま)は鹿児島県の氷菓。鹿児島ではかき氷の代名詞として古くから親しまれ、近年ではABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」やHTB「水曜どうでしょう」などで取り上げられたこともあり、全国的に知名度が高い。
かき氷の上に練乳をかけて果物を盛り付け、その上に餡を載せる。喫茶店でも提供されている。氷もたっぷりの練乳と一体となるため、溶けていなくてもシャーベット状かそれに近い状態になっていて九州ではかき氷の代名詞として古くから親しまれる。
白くまという名前の由来についてはミルクのシロップをかけたかき氷に、上から見たら白熊に見えるように、みつ豆の材料だった、三色寒天、サイコロ状に切り落とした羊羹、豆、缶詰のフルーツをトッピングしたことからに由来したとされる。
白くま(しろくま)は鹿児島県の氷菓。鹿児島ではかき氷の代名詞として古くから親しまれ、近年ではABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」やHTB「水曜どうでしょう」などで取り上げられたこともあり、全国的に知名度が高い。
かき氷の上に練乳をかけて果物を盛り付け、その上に餡を載せる。喫茶店でも提供されている。氷もたっぷりの練乳と一体となるため、溶けていなくてもシャーベット状かそれに近い状態になっていて九州ではかき氷の代名詞として古くから親しまれる。
白くまという名前の由来についてはミルクのシロップをかけたかき氷に、上から見たら白熊に見えるように、みつ豆の材料だった、三色寒天、サイコロ状に切り落とした羊羹、豆、缶詰のフルーツをトッピングしたことからに由来したとされる。
ベバシズマブ(アバスチン)
うう~ん??? HER2-の私だけど、日本、アメリカ、欧州での今後の成り行きが気になる~
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癌Expertsニュース
2011. 8. 26
薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が8月25日に開催され、ベバシズマブの手術不能または再発乳癌に対する適応拡大が了承された。パクリタキセルの併用で投与される。薬事分科会では報告事項となるため、事実上適応拡大が決まったことになる。
前回の部会で、ベバシズマブとパクリタキセルの併用で無増悪生存期間を有意に延長したE2100試験について、委員から疑義が出て継続審議となっていた。E2100試験の早期終了で結果が大きく変わる影響はない、再発乳癌への選択肢は少なく患者にとって重要とする文書を中外製薬が提出、今回の了承につながったもの。
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ミクスOnline
2011/08/26
【薬食審・第二部会 アバスチンの再発乳がん適応を再審議 承認を了承】
厚生労働省の薬食審医薬品第二部会は8月25日、抗がん剤アバスチンに手術不能または再発の乳がんの適応を追加することについて、8月1日の部会に続いて審議し、承認を了承した。ほか同日は、同剤含め新薬7剤を審議し、承認してよいとの結論になった。9月にも正式承認となる運び。
アバスチン(ベバシズマブ遺伝子組換え)の適応追加は、抗がん剤パクリタキセルと併用する形で中外製薬が09年10月に承認申請していたもの。前回の部会では、海外フェーズ3試験(E2100)で、中間解析段階で無増悪生存期間(PFS、主要評価項目)の高い改善効果が得られたために試験が早期に中止になったことに対し、中止した段階で偶然に効果が高く出たのではないかとの委員の指摘で、継続審議となっていた。
医薬食品局審査管理課の担当官によると、25日の部会では、中外製薬から試験結果の統計上の解釈に関する見解が提出され、それなどをもとに審議。その結果、委員の指摘を踏まえたとしても、試験結果そのものに大きな影響を与えないとの結論が全員一致で得られた。米国FDAの諮問委員会が6月に同適応の承認取り消し勧告など海外の状況も含め、総合的に判断し、承認して差し支えないとの結論になった。なお、再審査期間は残余期間(平成27年4月17日)。
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▼アバスチン > 海外では、4月27日時点で84カ国・地域で乳癌の適応が認められている。
▼アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同400mg/16mL(中外製薬)=ベバシズマブ(遺伝子組み換え)を有効成分とする抗VEGFヒト化モノクローナル抗体。効能・効果は手術不能または再発の乳癌で、類薬にはパクリタキセル、ドセタキセルがある。海外承認は84カ国・地域。
▼ベバシズマブは、分子標的治療薬の一つ。
▼分子標的治療とは体内の特定の分子を狙い撃ちしてその機能を抑えることにより病気を治療する治療法。正常な体と病気の体の違いあるいは癌細胞と正常細胞の違いをゲノムレベル・分子レベルで解明し、癌の増殖や転移に必要な分子を特異的に抑えたり関節リウマチなどの炎症性疾患で炎症に関わる分子を特異的に抑えたりすることで治療する。
従来の多くの薬剤もその作用機序を探ると何らかの標的分子を持つが、分子標的治療は創薬や治療法設計の段階から分子レベルの標的を定めている点で異なる。また、この分子標的治療に使用する医薬品を分子標的治療薬と呼ぶ。
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ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版
2011年 6月 30日 10:01 JST
米食品医薬品局(FDA)の特別諮問委員会は29日、抗がん剤「アバスチン」に関し、乳がん治療に対する承認を取り消すことを6対0で表決した。製造しているスイス製薬大手ロシュ・ホールディングには打撃になる。諮問委は、アバスチンに関する2件の重要な研究で、同薬が乳がんの治療薬として有効でないことが示されたと指摘し、胃内部の損傷や出血などといった副作用リスクが効果を上回っていると結論付けた。
表決に先立ち開催された2日間の公聴会では議論が白熱した。公聴会では、乳がん患者が証言し、一部はアバスチンが「奇跡の薬」だと主張。その一方で、反対証言した人の中には、薬の副作用で亡くなった患者の話をする人もいた。
諮問委のメンバーであるクリーブランド・クリニック研究所のMikkael Sekeres氏は、もしアバスチンに効果があるなら、ある程度の副作用を甘受する用意はあるが、効果が「最小」にとどまっているため、これほど強い副作用は受け入れられないと諮問委は判断したと述べた。
FDAで乳がん治療へのアバスチン使用に対する最終的な判断を下すのは、同局のマーガレット・ハンバーグ局長だ。他のがん治療へのアバスチン使用承認は依然として有効であり、今回の表決からは影響を受けない。
ロシュ傘下のジェネンテックは、アバスチンが約5カ月間にわたって乳がん患者の腫瘍の成長を有意に遅らせられると指摘し、患者のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を改善できると主張していた。
FDAは2008年2月、アバスチンが腫瘍の成長を平均5カ月半遅らせるとの研究結果を受けて、迅速承認制度に基づき、乳がん治療薬として承認した。しかし、承認は2件の追跡研究の結果次第という条件付きだった。この2件の追跡研究の完了後、FDAは結果がアバスチンの効果を裏付けるものではなかったとの結論に達した。そのためFDAの医薬品部門責任者は昨年12月、承認の取り消し提案を行った。それにジェネンテックが異議を申し立てて公聴会が開催された。
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癌Experts
2009. 7. 31
関連ジャンル: 乳癌 化学療法(癌) 免疫療法(癌)
これまでよりも多くの進行性乳癌患者が、ベバシズマブ(商品名:アバスチン)のベネフィットを受けられることになりそうだ。ベバシズマブは、欧州ではすでに2007年3月にパクリタキセルとの併用で進行性乳癌のファーストライン治療に承認されているが、今回、ドセタキセルとの併用についての適応拡大が欧州連合に承認された。スイスF. Hoffmann-La Roche社が7月29日に発表した。この承認により、医師はベバシズマブを含むレジメンによる治療選択肢を、より多くの患者に提示できるようになる。
ベバシズマブは、血管内皮増殖因子の働きを阻害し、血管新生を抑制することで、癌の増殖を抑える抗体製剤。
ベバシズマブとドセタキセルの併用投与について検討した国際的フェーズ3試験のAVADO試験(BO17708)では、転移性乳癌で化学療法未治療の患者736人を、ドセタキセル100mg/m2との併用で、ベバシズマブ15mg/kgか7.5mg/kg、あるいはプラセボを3週ごとに投与する3群に無作為に分けた。
主要評価項目は、対照群に対し、ベバシズマブを含む治療群の両方またはどちらか一方の無増悪生存期間(PFS)の優位性を証明することで、副次的評価項目は奏効率、奏効期間、全生存率などであった。
最新の解析で得られた結果は下記の通り。
・ベバシズマブとドセタキセルを併用した群では、対照群に比べてPFSが最大で49%増加する。
・ベバシズマブとドセタキセルを併用した群の半数以上は、10カ月を超える期間、癌の増悪なしに生存できた。
・1年生存率は、対照群の76%に対し、ベバシズマブとドセタキセルを併用した群では84%。
・現時点の全生存率のデータでは、治療群間に差はみられていない。
・ベバシズマブを投与した患者の64%に腫瘍の縮小を認めた。
・安全性と忍容性について新たな徴候はなく、ドセタキセルの既知の毒性プロファイルに与えるベバシズマブの影響は、ごく限られたものであった。
▼
癌Expertsニュース
2011. 3. 3
【欧州では転移性乳癌に対しベバシズマブとパクリタキセル併用が適応継続に】スイスHoffmann-La Roche社は3月2日、欧州委員会(European Commission)が、ベバシズマブとパクリタキセルの併用を引き続き転移性乳癌に対する治療選択肢とすることを正式に認めたと発表した。
この決定は、医薬品委員会(CHMP)による勧告に従ったもの。CHMPは、ベバシズマブとパクリタキセルの併用は、転移性乳癌女性の無増悪生存期間を延長させることは確かであり、この併用は効果的な治療選択肢であるとしていた。
一方でCHMPは、ベバシズマブとドセタキセルの併用は、転移性乳癌のファーストライン治療から除外するよう勧告している。欧州委員会はこの勧告にも従う方針だ。
転移性乳癌の適応は速やかに変更される。なおこの変更は、その他の癌種におけるベバシズマブの適応には影響しない。現在、ベバシズマブは欧州や米国で、乳癌のほか、大腸癌、非小細胞肺癌、腎癌などの治療薬として承認されている。
プレミアムチーズケーキ
2011年8月28日日曜日
和三盆糖のポルボローネ
砕いたアーモンドとアーモンドプードルを使用した口の中でほろほろくずれるクッキー。アーモンドの香ばしい香りが口の中に広がります。香川県産100%の和三盆糖を使用しているので上品な甘さで後味もすっきりとしています。
見たまんまの味で美味しかった。
脂肪じゃなくて浮腫み!?
■お腹のむくみチェック
腰骨の上の皮膚をつまむのと同じように、お腹周りも薄くつまめるかどうかチェックします。つまめない人はお腹にむくみがでている可能性が大です。
■お腹のむくみ理由1:リンパの構造
リンパ管は血管のように身体全体にはりめぐらされているパイプライン。細胞が排出した水分や老廃物を回収する役割をになっています。それらの水分は身体の各所にあるリンパ節に集められ、ここでろ過されます。そしてその後、静脈へと流れ込み身体の外へ排出されます。大きなリンパ節は下半身ならヒザ裏と脚の付け根にあり、上半身なら脇の下と首の付け根にあります。
しかし、お腹の周りにはリンパ節がありません。水分の集積所である大きなリンパ節がないということは、それだけ水分がたまりやすくなります。つまりリンパの構造上お腹はむくみやすい場所になります。
■お腹のむくみ理由2:筋力不足
リンパ管には心臓のようなポンプはなく、大きな動力源といえるのは筋肉になります。リンパ管周りの筋肉が活発に動けば、その伸縮によってリンパの流れも活発になります。そのため筋肉が弱っていると水分は停滞しがちになりむくみが発生します。
腰骨の上の皮膚をつまむのと同じように、お腹周りも薄くつまめるかどうかチェックします。つまめない人はお腹にむくみがでている可能性が大です。
■お腹のむくみ理由1:リンパの構造
リンパ管は血管のように身体全体にはりめぐらされているパイプライン。細胞が排出した水分や老廃物を回収する役割をになっています。それらの水分は身体の各所にあるリンパ節に集められ、ここでろ過されます。そしてその後、静脈へと流れ込み身体の外へ排出されます。大きなリンパ節は下半身ならヒザ裏と脚の付け根にあり、上半身なら脇の下と首の付け根にあります。
しかし、お腹の周りにはリンパ節がありません。水分の集積所である大きなリンパ節がないということは、それだけ水分がたまりやすくなります。つまりリンパの構造上お腹はむくみやすい場所になります。
■お腹のむくみ理由2:筋力不足
リンパ管には心臓のようなポンプはなく、大きな動力源といえるのは筋肉になります。リンパ管周りの筋肉が活発に動けば、その伸縮によってリンパの流れも活発になります。そのため筋肉が弱っていると水分は停滞しがちになりむくみが発生します。
2011年8月26日金曜日
公知申請
公知申請(こうちしんせい)とは、承認済医薬品の適応外処方について科学的根拠に基づいて医学薬学上公知であると認められる場合に、臨床試験の全部又は一部を新たに実施することなく効能又は効果等の承認が可能となる制度である。
公知申請が受理された適応外薬については、保険外併用療養費制度の評価療養として保険診療との併用が可能である。また、薬事・食品衛生審議会において公知申請を行っても差し支えないと事前評価された医薬品ついては、薬事承認前であっても保険適用になる。
_____ _____ _____ _____ _____
厚生労働省 公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について
公知申請が受理された適応外薬については、保険外併用療養費制度の評価療養として保険診療との併用が可能である。また、薬事・食品衛生審議会において公知申請を行っても差し支えないと事前評価された医薬品ついては、薬事承認前であっても保険適用になる。
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厚生労働省 公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について
24 日本乳癌学会
日本臨床腫瘍学会
あけぼの神奈川
個人
カルボプラチン
パラプラチン注射液50mg
パラプラチン注射液150mg
パラプラチン注射液450mg
ブリストル・マイヤーズ
乳癌 平成23年4月28日
2011年8月25日木曜日
食欲が普通に!・・・と思ったら
膨満感があるのに食欲もある、という状態に3クール目は本当に困ったし、4クール目も昨日まではそうだった。
でも、今朝は、食欲が普通だ!
嬉しい!、というより、なんだかホッとした。・・・ずっとこのままだといいな。でも、何がどうで戻ったんだろう・・・???
と思ったら、朝だけだった。その後はやっぱり食欲ありまくり。(涙
と思ったら、朝だけだった。その後はやっぱり食欲ありまくり。(涙
2011年8月23日火曜日
2011年8月22日月曜日
しゃっくり・・・デカドロンの副作用?
3クール目から、時々しゃっくりが出るようになった。ヒック、という程度ですぐに納まるけど。で、何気にネットを読んでいたら、しゃっくりの記述が・・・。デカドロンの副作用っぽい?
▼しゃっくり ( 吃逆 )
しゃっくりとは何だ ... ? またしゃっくりの原因は何だ?
しゃっくりの本態はなんなんでしょう? しゃっくりは、横隔膜 ( 焼き肉屋で 「さがり」とか「はらみ」 と言われるやつ ) や肋間筋 ( = 肋骨と肋骨の間の筋肉、いわゆる骨付きカルビ ) が痙攣を起こすことにより生じる症状です。ですから、横隔膜や肋間筋自体に原因があっても起こりますし、横隔膜の運動を調節している神経に原因があっても起こります。「今日の治療指針」と言う本を見ると、多くは胃が過剰に引き伸ばされたり ( 過伸展 )、アルコールの摂取や心因性 ( ヒステリー ) に生じたりすると書かれています。
上述の原因以外としては、延髄の呼吸・嘔吐中枢の近傍にしゃっくりに関連した領域があるらしく、この近傍の障害 ( クモ膜下出血、脳出血、脳炎、髄膜炎、腫瘍など ) でもしゃっくりが起こるようです。さらに糖尿病性昏睡や尿毒症などの代謝性疾患と呼ばれる病態でもみられるようです。
横隔膜の動きを調整する神経の走行経路上に、リンパ節腫脹や腫瘍があれば、これらが神経を刺激してしゃっくりが起こることがあります。もちろん横隔膜自体や横隔膜に接している臓器 ( 食道、胃、肝臓、脾臓などの炎症、腫瘍など ) の疾患がしゃっくりを引き起こすこともあります。
ビンクリスチンやパクリタキセル等の神経系に毒性を示す抗癌剤を使用した際、抗癌剤による神経障害の一症状としてしゃっくりが出現することがあります。はっきりとしたことは言えませんが,ステロイドのひとつであるデカドロン使用時もしゃっくりが多い印象を持っています。また抗癌剤により食道や胃・腸が障害されて荒れると、しゃっくりが出現することがあります。
▼しゃっくり ( 吃逆 )
しゃっくりとは何だ ... ? またしゃっくりの原因は何だ?
しゃっくりの本態はなんなんでしょう? しゃっくりは、横隔膜 ( 焼き肉屋で 「さがり」とか「はらみ」 と言われるやつ ) や肋間筋 ( = 肋骨と肋骨の間の筋肉、いわゆる骨付きカルビ ) が痙攣を起こすことにより生じる症状です。ですから、横隔膜や肋間筋自体に原因があっても起こりますし、横隔膜の運動を調節している神経に原因があっても起こります。「今日の治療指針」と言う本を見ると、多くは胃が過剰に引き伸ばされたり ( 過伸展 )、アルコールの摂取や心因性 ( ヒステリー ) に生じたりすると書かれています。
上述の原因以外としては、延髄の呼吸・嘔吐中枢の近傍にしゃっくりに関連した領域があるらしく、この近傍の障害 ( クモ膜下出血、脳出血、脳炎、髄膜炎、腫瘍など ) でもしゃっくりが起こるようです。さらに糖尿病性昏睡や尿毒症などの代謝性疾患と呼ばれる病態でもみられるようです。
横隔膜の動きを調整する神経の走行経路上に、リンパ節腫脹や腫瘍があれば、これらが神経を刺激してしゃっくりが起こることがあります。もちろん横隔膜自体や横隔膜に接している臓器 ( 食道、胃、肝臓、脾臓などの炎症、腫瘍など ) の疾患がしゃっくりを引き起こすこともあります。
ビンクリスチンやパクリタキセル等の神経系に毒性を示す抗癌剤を使用した際、抗癌剤による神経障害の一症状としてしゃっくりが出現することがあります。はっきりとしたことは言えませんが,ステロイドのひとつであるデカドロン使用時もしゃっくりが多い印象を持っています。また抗癌剤により食道や胃・腸が障害されて荒れると、しゃっくりが出現することがあります。
血液検査と抗がん剤と肝機能障害
▼多くは一時的なもの
肝臓は細胞の増殖が早く,副作用の症状が現れても多くは一時的なもので,多くは薬剤投与を停止後2週間ほどで回復しますが,なかには致命的な障害を引き起こすものもあり,注意が必要です。
抗がん剤で引き起こされる肝機能障害を根本から予防することはできず,対症療法が中心となりますが,グリチルリチン製剤などの肝庇護剤が投与され,またステロイド剤が投与されることもあります。
患者側の対策としては,食事のバランスを考え,タンパク質を十分に摂取することが大切であり,肝臓に負担のかかるアルコールは厳禁です。
▼肝臓の障害について
抗がん剤などの薬剤による肝障害
抗癌剤や抗生物質をはじめとする多くの薬剤は肝臓で活性化されたり,逆に不活化されたりします。大量の薬剤が肝臓にやってきますから抗がん剤自体で肝細胞自体が障害されて壊死を起こしたり ( 肝臓の細胞が死ぬ ),肝臓の中の血管が壊れたり詰まったり,肝臓内の胆管 ( 黄疸の原因であるビリルビンが流れるところ ) が障害を受けたり ( 肝臓の中の胆管が壊れたり,詰まったりする ),アレルギー性の反応により障害を受けたりします。
多くの場合肝機能障害が生じても特別な治療はありません。早期に異常を見つけて,原因と推定される薬剤を変更・中止することが一番の治療であり,ほとんどの場合これで改善が得られます。
肝機能障害に対して,強力ネオミノファーゲン C ( 強ミノ ) などの薬剤が投与されることがありますが,有用性についてのエビデンスは乏しいようです。肝臓の中の胆道系の障害が中心の場合はウルソ ( Ursodeoxycholic acid ( UDCA ))が投与されることがあります。日本では内服が中心となります。使用を考慮する場合は内服できないほど全身状態がひどいことが多いのですが,点滴・静脈内投与される機会は少ないようです。
肝機能障害が症状として現れる前に発見するためには,現状では頻回に検査 ( 採血 ) するしかありません。
肝機能障害がひどいときには薬剤投与量が調整されます。一般的にはビリルビンの値が投与量の調整の目安になります。AST ( = GOT ) や ALT ( = GPT ) の上昇は肝臓の細胞が壊れていることを示す指標であり,肝臓の機能の指標ではありません。一方でビリルビンは「肝臓のビリルビン処理能力」 =「肝臓の機能」を示しています。またヘパプラスチンテスト,プロトロンビン時間などのは肝臓で作られるタンパク質により数値が影響されるため,「肝臓のタンパク産生能力」 = 「肝臓の機能」を示す指標になります。
ADR,DNR,VCR,MIT,ビンブラスチン ( VBL,エクザール ),パクリタキセル ( paclitaxel,タキソール ) などの薬剤は,肝機能障害 ( ビリルビン > 1.5mg/dl ) があるときには減量して投与されるのが一般的です。
肝臓は細胞の増殖が早く,副作用の症状が現れても多くは一時的なもので,多くは薬剤投与を停止後2週間ほどで回復しますが,なかには致命的な障害を引き起こすものもあり,注意が必要です。
抗がん剤で引き起こされる肝機能障害を根本から予防することはできず,対症療法が中心となりますが,グリチルリチン製剤などの肝庇護剤が投与され,またステロイド剤が投与されることもあります。
患者側の対策としては,食事のバランスを考え,タンパク質を十分に摂取することが大切であり,肝臓に負担のかかるアルコールは厳禁です。
▼肝臓の障害について
抗がん剤などの薬剤による肝障害
抗癌剤や抗生物質をはじめとする多くの薬剤は肝臓で活性化されたり,逆に不活化されたりします。大量の薬剤が肝臓にやってきますから抗がん剤自体で肝細胞自体が障害されて壊死を起こしたり ( 肝臓の細胞が死ぬ ),肝臓の中の血管が壊れたり詰まったり,肝臓内の胆管 ( 黄疸の原因であるビリルビンが流れるところ ) が障害を受けたり ( 肝臓の中の胆管が壊れたり,詰まったりする ),アレルギー性の反応により障害を受けたりします。
多くの場合肝機能障害が生じても特別な治療はありません。早期に異常を見つけて,原因と推定される薬剤を変更・中止することが一番の治療であり,ほとんどの場合これで改善が得られます。
肝機能障害に対して,強力ネオミノファーゲン C ( 強ミノ ) などの薬剤が投与されることがありますが,有用性についてのエビデンスは乏しいようです。肝臓の中の胆道系の障害が中心の場合はウルソ ( Ursodeoxycholic acid ( UDCA ))が投与されることがあります。日本では内服が中心となります。使用を考慮する場合は内服できないほど全身状態がひどいことが多いのですが,点滴・静脈内投与される機会は少ないようです。
肝機能障害が症状として現れる前に発見するためには,現状では頻回に検査 ( 採血 ) するしかありません。
肝機能障害がひどいときには薬剤投与量が調整されます。一般的にはビリルビンの値が投与量の調整の目安になります。AST ( = GOT ) や ALT ( = GPT ) の上昇は肝臓の細胞が壊れていることを示す指標であり,肝臓の機能の指標ではありません。一方でビリルビンは「肝臓のビリルビン処理能力」 =「肝臓の機能」を示しています。またヘパプラスチンテスト,プロトロンビン時間などのは肝臓で作られるタンパク質により数値が影響されるため,「肝臓のタンパク産生能力」 = 「肝臓の機能」を示す指標になります。
ADR,DNR,VCR,MIT,ビンブラスチン ( VBL,エクザール ),パクリタキセル ( paclitaxel,タキソール ) などの薬剤は,肝機能障害 ( ビリルビン > 1.5mg/dl ) があるときには減量して投与されるのが一般的です。
サラサラ生理の原因?
▼抗がん剤治療の副作用~性機能障害(女性)
抗がん剤の種類・使用料や使用期間などによって月経異常や不妊などの副作用を起こすケースがあります。
抗がん剤は、細胞分裂が活発な組織ほど影響しやすく、卵細胞のある卵胞も直接障害を受けやすく、抗がん剤によって卵胞の数も減少してきます。卵巣で作られるエストロゲンの分泌が減少、あるいは止まってホルモンのアンバランスをきたすことから、更年期障害に似た症状があらわれます。
抗がん剤治療では、複数の薬剤を併用する場合が多いので、原因となる薬剤を正確に特定するのは困難です。使用料や使用期間も影響しますし、個人差もあります。
シクロホスファミド、ブスルファン、メルファランなどは明らかに卵巣機能を障害するとされています。シクロホスファミドやシスプラチンは総使用量が無月経の頻度に関連するとの報告があります。一般的に治療開始年齢が低いほど卵巣機能障害はあらわれにくいとされ、高年齢なほど機能回復の確率は低いとされています。
▼がん化学療法による性機能障害
女性の性機能障害が起こる原因は,抗がん剤が直接卵巣に作用して「卵子の子供」 ( 未成熟な卵子で,医学的には「原始卵胞」,「初期発育卵胞」と言います ) を殺してしまうことによります。「卵子の子供」が死んでしまうことで卵巣機能障害が起こり,その結果性機能障害が引き起こされます。
抗がん剤により「卵子の子供」が殺されてしまうわけですから不妊になります。
卵巣機能の低下はホルモンで言えば「エストラジオール ( いわゆる女性ホルモン )」の低下と言うことです。脳みその方ではエストラジオールがちっとも出てこないので,卵巣にエスタラジオールを出せと命令を出します。この脳みそから卵巣に向かって出す「命令」に当たるのが卵胞刺激ホルモン ( FSH = follicle stimulating hormone ) と 黄体形成ホルモン ( LH = luteinizing hormone です。この二つのホルモンを合わせて性腺刺激ホルモン = ゴナドトロピンと言います。
乳癌などでは治療のためにあえてホルモンのバランスを崩すことがあります。命令を出してもちっとも卵巣が言うことを聞かないので脳みそはドンドン性腺刺激ホルモンを出すようになります。しかしいくら脳みそから命令を出しても卵巣は死滅したような状態ですから全く反応はありません。このように「ゴナドトロピンが非常に高いのにもかかわらずエストラジオールが出てこない性機能障害」が癌化学療法後の特徴です。
ゴナドトロピンが非常に高いのにもかかわらずエストラジオールが出てこない性機能障害は閉経女性の性機能障害と同じタイプの機能障害です。ですから症状も閉経女性の更年期障害の症状とよく似ています。
▽性機能障害を起こしやすい抗がん剤
性機能障害を起こしやすい抗がん剤がどのようなものであるかはよく知られています。しかい「どれくらいの量」を「どれくらいの期間」投与すると危険であるのかと言うことがはっきりとわかっている抗がん剤はほとんどありません。
有名なのは CPA です。また放射線照射も有名です。そのほかブスルファン ( Busulfan,マブリン,Mablin ),メルファラン ( melphalan,アルケラン,Alkeran ) なども卵巣毒性が明らかになっています。
逆に MTX,5-FU などでは卵巣機能障害は起こらないと考えられています。また ADR,BLM,アクチノマイシンD などでもほとんど卵巣障害の報告はありません。
一般的に性機能障害は年齢とよく相関すると言われていて,若い人ほど出にくいとされています。特に小児期では影響が少ないと言われています。とは言っても非常に個人差が大きいものです。また性腺機能障害発現時期も,若い人ほど遅れて出現します ( ホジキンリンパ腫リンパ腫でおこなう MOPP 療法では 39 歳以上の女性はすべて 1 年以内に発現したと言う報告あり )。
▽性機能障害は回復するのか ?
回復には年齢と総投与量が関連するようです。疾患によって選択する治療法が違いますし,同じ疾患でも治療法によって投与量や治療回数がことなるため,一般論を述べるのは困難ですが,若い人ほど回復する可能性が高いとは言えます。
抗がん剤の種類・使用料や使用期間などによって月経異常や不妊などの副作用を起こすケースがあります。
抗がん剤は、細胞分裂が活発な組織ほど影響しやすく、卵細胞のある卵胞も直接障害を受けやすく、抗がん剤によって卵胞の数も減少してきます。卵巣で作られるエストロゲンの分泌が減少、あるいは止まってホルモンのアンバランスをきたすことから、更年期障害に似た症状があらわれます。
抗がん剤治療では、複数の薬剤を併用する場合が多いので、原因となる薬剤を正確に特定するのは困難です。使用料や使用期間も影響しますし、個人差もあります。
シクロホスファミド、ブスルファン、メルファランなどは明らかに卵巣機能を障害するとされています。シクロホスファミドやシスプラチンは総使用量が無月経の頻度に関連するとの報告があります。一般的に治療開始年齢が低いほど卵巣機能障害はあらわれにくいとされ、高年齢なほど機能回復の確率は低いとされています。
▼がん化学療法による性機能障害
女性の性機能障害が起こる原因は,抗がん剤が直接卵巣に作用して「卵子の子供」 ( 未成熟な卵子で,医学的には「原始卵胞」,「初期発育卵胞」と言います ) を殺してしまうことによります。「卵子の子供」が死んでしまうことで卵巣機能障害が起こり,その結果性機能障害が引き起こされます。
抗がん剤により「卵子の子供」が殺されてしまうわけですから不妊になります。
卵巣機能の低下はホルモンで言えば「エストラジオール ( いわゆる女性ホルモン )」の低下と言うことです。脳みその方ではエストラジオールがちっとも出てこないので,卵巣にエスタラジオールを出せと命令を出します。この脳みそから卵巣に向かって出す「命令」に当たるのが卵胞刺激ホルモン ( FSH = follicle stimulating hormone ) と 黄体形成ホルモン ( LH = luteinizing hormone です。この二つのホルモンを合わせて性腺刺激ホルモン = ゴナドトロピンと言います。
乳癌などでは治療のためにあえてホルモンのバランスを崩すことがあります。命令を出してもちっとも卵巣が言うことを聞かないので脳みそはドンドン性腺刺激ホルモンを出すようになります。しかしいくら脳みそから命令を出しても卵巣は死滅したような状態ですから全く反応はありません。このように「ゴナドトロピンが非常に高いのにもかかわらずエストラジオールが出てこない性機能障害」が癌化学療法後の特徴です。
ゴナドトロピンが非常に高いのにもかかわらずエストラジオールが出てこない性機能障害は閉経女性の性機能障害と同じタイプの機能障害です。ですから症状も閉経女性の更年期障害の症状とよく似ています。
▽性機能障害を起こしやすい抗がん剤
性機能障害を起こしやすい抗がん剤がどのようなものであるかはよく知られています。しかい「どれくらいの量」を「どれくらいの期間」投与すると危険であるのかと言うことがはっきりとわかっている抗がん剤はほとんどありません。
有名なのは CPA です。また放射線照射も有名です。そのほかブスルファン ( Busulfan,マブリン,Mablin ),メルファラン ( melphalan,アルケラン,Alkeran ) なども卵巣毒性が明らかになっています。
逆に MTX,5-FU などでは卵巣機能障害は起こらないと考えられています。また ADR,BLM,アクチノマイシンD などでもほとんど卵巣障害の報告はありません。
一般的に性機能障害は年齢とよく相関すると言われていて,若い人ほど出にくいとされています。特に小児期では影響が少ないと言われています。とは言っても非常に個人差が大きいものです。また性腺機能障害発現時期も,若い人ほど遅れて出現します ( ホジキンリンパ腫リンパ腫でおこなう MOPP 療法では 39 歳以上の女性はすべて 1 年以内に発現したと言う報告あり )。
▽性機能障害は回復するのか ?
回復には年齢と総投与量が関連するようです。疾患によって選択する治療法が違いますし,同じ疾患でも治療法によって投与量や治療回数がことなるため,一般論を述べるのは困難ですが,若い人ほど回復する可能性が高いとは言えます。
2011年8月21日日曜日
血液検査: クレアチニン
術前の血液検査から数えて6回の血液検査を受けたけど、いつもクレアチニンが正常値を下回っている。肝機能が衰えていた時さえもだ。となると、私の場合、そもそもの筋肉量が少なすぎるということになるのかな。
▼CRE(クレアチニン)って何?
CRE(クレアチニン)は筋肉中に多く含まれる「クレアチン」と呼ばれる物質が分解されてできたもので、体内の窒素を含む物質の最終代謝産物(いわゆる排泄物)です。血液中のクレアチニンは腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。
▼CRE(クレアチニン)検査によってわかること
血液中のクレアチニンは腎臓の糸球体という所でろ過されて尿中に排泄されますので、腎機能が衰えて尿中への排泄が困難になると血液中にどんどんクレアチニンがたまっていくことになり、血中CRE濃度は上昇します。このような理由からCREは腎機能を反映する指標として利用されています。クレアチニンは腎臓でほとんど再吸収される(血中に戻る)ことがないことから同じく腎機能を評価するBUNと比べると正確に腎機能を表すとされています。
また、クレアチニンの産生量は筋肉量に比例するので男性のほうが高値の傾向にあります。高齢者で長期にわたって寝たきりの患者さんでは筋肉量が著しく低下していると、腎機能が低下していても血中CREが上昇しない場合もあります。
▼CRE(クレアチニン)って何?
CRE(クレアチニン)は筋肉中に多く含まれる「クレアチン」と呼ばれる物質が分解されてできたもので、体内の窒素を含む物質の最終代謝産物(いわゆる排泄物)です。血液中のクレアチニンは腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。
▼CRE(クレアチニン)検査によってわかること
血液中のクレアチニンは腎臓の糸球体という所でろ過されて尿中に排泄されますので、腎機能が衰えて尿中への排泄が困難になると血液中にどんどんクレアチニンがたまっていくことになり、血中CRE濃度は上昇します。このような理由からCREは腎機能を反映する指標として利用されています。クレアチニンは腎臓でほとんど再吸収される(血中に戻る)ことがないことから同じく腎機能を評価するBUNと比べると正確に腎機能を表すとされています。
また、クレアチニンの産生量は筋肉量に比例するので男性のほうが高値の傾向にあります。高齢者で長期にわたって寝たきりの患者さんでは筋肉量が著しく低下していると、腎機能が低下していても血中CREが上昇しない場合もあります。
2011年8月20日土曜日
2011年8月19日金曜日
早期乳癌でセンチネルリンパ節微小転移陽性でも5年生存率に影響なし
これが本当なら、ステージ2B(早期癌)センチネルリンパ節転移3個の私としては嬉しい。といっても、私の場合は「微小転移」ではないけど。10年じゃなくて5年生存率というところも微妙だしね。
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海外論文ピックアップ JAMA誌より
骨髄への微小転移は5年生存率が低下する可能性
センチネルリンパ節(Sentinel Lymph Node;SLN)と骨髄の免疫組織化学的な染色は、通常の病理学的または臨床的な検査では同定できない乳癌の転移(微小転移)を同定できる。だが、こうしたLNへの微小転移は、「転帰不良」や「特別な治療の必要性」を示すものではないことが、米Cedars-Sinai Medical CenterのArmando E. Giuliano氏らが行った前向き観察研究で明らかになった。一方、骨髄に微小転移がある場合には5年生存率が低下する可能性があるという。論文は、JAMA誌2011年7月27日号に掲載された。
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海外論文ピックアップ JAMA誌より
2011. 8. 18 JAMA誌から
早期乳癌でセンチネルリンパ節微小転移陽性でも5年生存率に影響なし骨髄への微小転移は5年生存率が低下する可能性
センチネルリンパ節(Sentinel Lymph Node;SLN)と骨髄の免疫組織化学的な染色は、通常の病理学的または臨床的な検査では同定できない乳癌の転移(微小転移)を同定できる。だが、こうしたLNへの微小転移は、「転帰不良」や「特別な治療の必要性」を示すものではないことが、米Cedars-Sinai Medical CenterのArmando E. Giuliano氏らが行った前向き観察研究で明らかになった。一方、骨髄に微小転移がある場合には5年生存率が低下する可能性があるという。論文は、JAMA誌2011年7月27日号に掲載された。
肝炎と抗がん剤とステロイド剤
肝炎と抗がん剤についてから〜抗がん剤の投与にはステロイドが必要になります。それもステロイドを大量に使う必要があります。その場合、肝炎の患者さんが、肝機能が悪くなる場合があるとされています。
肝炎ではなく、肝炎ウイルスのキャリアーである場合はわたしは問題ないと思います。主治医にあなたのお母さんはキャリアーなのか慢性肝炎の状態になっているのかを確かめた方がいいと思います。
肝炎ではなく、肝炎ウイルスのキャリアーである場合はわたしは問題ないと思います。主治医にあなたのお母さんはキャリアーなのか慢性肝炎の状態になっているのかを確かめた方がいいと思います。
知恵袋から抜粋
◆2011.09.08追記
【B型肝炎 免疫抑制薬に注意を】
9月8日 17時23分
B型肝炎ウイルスに感染したことのある人が、血液のがんなどの治療で免疫を抑える作用のある薬を使ったところ、劇症肝炎を起こして死亡するケースが相次いでいたことが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。専門家は、こうした薬を使う場合は、ウイルスの検査を徹底するよう呼びかけています。
厚生労働省の研究班が行っている劇症肝炎の実態調査で、B型肝炎ウイルスに感染したことのある人が悪性リンパ腫や白血病、それに乳がんなどの治療をきっかけに劇症肝炎を引き起こし、死亡したケースは、おととしまでの6年間で少なくとも17人に上ることが分かりました。
このため研究班では、全国のおよそ100施設で、B型肝炎に感染したことがあり、がんなどの治療をしている患者180人の協力を得て血液を分析しました。その結果、4.3%に当たる7人でウイルスが活性化していたということです。
死亡が分かった患者や、ウイルスが活性化していた患者は、いずれも免疫を抑える作用のある治療薬を使っていたということで、研究班では、体内に潜んでいたウイルスの遺伝子が治療をきっかけに活性化し、劇症肝炎を引き起こしたとたとみています。研究班の代表を務める埼玉医科大学の持田智教授は「がんやリウマチなどの治療で、こうした免疫を抑えるタイプの薬を使う場合は、B型肝炎のウイルスの検査を徹底してほしい」と話しています。
9月8日 17時23分
B型肝炎ウイルスに感染したことのある人が、血液のがんなどの治療で免疫を抑える作用のある薬を使ったところ、劇症肝炎を起こして死亡するケースが相次いでいたことが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。専門家は、こうした薬を使う場合は、ウイルスの検査を徹底するよう呼びかけています。
厚生労働省の研究班が行っている劇症肝炎の実態調査で、B型肝炎ウイルスに感染したことのある人が悪性リンパ腫や白血病、それに乳がんなどの治療をきっかけに劇症肝炎を引き起こし、死亡したケースは、おととしまでの6年間で少なくとも17人に上ることが分かりました。
このため研究班では、全国のおよそ100施設で、B型肝炎に感染したことがあり、がんなどの治療をしている患者180人の協力を得て血液を分析しました。その結果、4.3%に当たる7人でウイルスが活性化していたということです。
死亡が分かった患者や、ウイルスが活性化していた患者は、いずれも免疫を抑える作用のある治療薬を使っていたということで、研究班では、体内に潜んでいたウイルスの遺伝子が治療をきっかけに活性化し、劇症肝炎を引き起こしたとたとみています。研究班の代表を務める埼玉医科大学の持田智教授は「がんやリウマチなどの治療で、こうした免疫を抑えるタイプの薬を使う場合は、B型肝炎のウイルスの検査を徹底してほしい」と話しています。
2011年8月18日木曜日
FEC投与による腫瘍マーカーの推移
▼手術前 5/2
CEA 3.1
CA15-3 14.6
▼FEC100開始前 6/2
▼2クール目開始前 7/7
▼3クール目開始前
▼4クール目開始前
CEA 3.1
CA15-3 14.6
▼FEC100開始前 6/2
CEA 2.3
CA15-3 12.0
▼2クール目開始前 7/7
CEA 1.9
CA15-3 13.3
▼3クール目開始前
CEA 1.5
CA15-3 12.6
▼4クール目開始前
CEA 1.6
FEC100/4クール目直前の血液検査結果
肝機能が平常値に戻っていて一安心。といっても、総コレステロールが若干高めだけど、これは肝機能も戻った食事も気をつけているので徐々に回復していきそうだ。(*2011.08.22追記: 肝機能が阻害されていた、という解釈は正確では無かったみたいだ。肝細胞が壊れている、というのが正しいみたい → 化学療法中に生じる肝障害。 *2011.08.30追記: 総コレステロール値上昇は肝機能じゃんくて、抗がん剤の副作用である卵巣機能障害によるのかもしれない。)
血小板数が高めなのは炎症反応が身体のどこかで起きているからかな。歯肉炎? 血液像が気になるな。カリホウコク ってどういう意味だろう。
血小板数が高めなのは炎症反応が身体のどこかで起きているからかな。歯肉炎? 血液像が気になるな。カリホウコク ってどういう意味だろう。
2011年8月17日水曜日
腹部膨満感と体重増加傾向
FEC2クール目以降、体重がゆるやかな上昇傾向にある。最初は浮腫んでいるだけで、利尿作用が効けばその浮腫みがとれて元に戻ると思っていた。でも、どうやら浮腫みだけでは無さそうだ。常に腹部膨満感があり、お腹が太ってきた(お腹が張ってきた)。
デキサメタゾンの副作用なのかしらん? 点滴と5日間の連続服用を3週おきに3回だけなのに? セルベックス細粒の副作用かも? それとも、ジャガイモやヨーグルトの食べすぎなのかしらん?? それとも、肝機能障害により中性脂肪が増え脂肪肝気味になった??? まさか、妊娠!?は有り得なさそうだな~、H後に生理が2回あったし。
***** ***** *****
▼デキサメタゾンの副作用
ステロイドの副作用は、服用量や服用期間によって違います。少量でしたら、長期に続けてもそれほど心配いりません。けれど、量が多めになると、いろいろな副作用がでやすくなります。治療が長くなる場合は、定期的に決められた検査を受けてください。
飲み始めに多いのは、いらいら感、不眠、消化不良、下痢、吐き気、食欲増進などです。服用が長めになると、にきび、むくみ、生理不順なども起こります。軽い副作用の場合、病気によっては治療を優先しなければなりません。
長期服用で特異なのが、脂肪の異常沈着です。多めの量を続けると、かなりの頻度で生じます。ムーンフェイスといって顔がふっくらしたり、肩やおなかが太る症状です。ただ、これは減量すれば治りますので大丈夫です。
そのほかは多くありませんが、大量もしくは長期の服用においては、副腎不全、ウイルス性肝炎を含め各種感染症の誘発、血糖値の上昇、骨が弱る、胃潰瘍、気分の落ち込み、眼圧上昇、動脈硬化、血栓症などに注意が必要です。また、副腎不全の状態で、急に中止すると重い反発症状がでる危険性があります。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
▼腹部膨満感の原因
イモ類、豆類、乳製品の食べ過ぎにも注意する 食物繊維の多い食べ物や発酵食品の摂り過ぎは、腸内細菌が作用してガスを発生させやすくなりますので、食べ過ぎには注意しましょう。ただし、便秘が原因による腹部膨満感の場合は、食物繊維を多く含む食品を摂取して排便を促すことも大切なので、体調を見計らって臨機応変に対処する必要があります。
***** ***** *****
▼脂肪肝──症状
初期に自覚症状・痛みはほとんどありません。このため 会社の健康診断の血液検査や超音波検査で偶然に発見さ れる場合がほとんどです。
症状が進行すると、食欲不振・お腹の膨満感・右上腹部 に痛みを感じるなどの一般的な肝臓病の症状があらわれ ます。さらに進行すると全身の倦怠感・黄疸・胸焼け・ 上腹部の痛みなどの症状が強まってきます。
▼脂肪肝──検査・診断
肝機能検査を行って肝臓に炎症などの異常がないかを診 断します。他の病気の有無を確認するためにも必要です。GPT値が高 くなるのが一般的な特長ですが、アルコール性の場合に はγ-GPTも高値になります。※GPTの基準値:6~37(U/l)
***** ***** *****
▼着床出血
着床出血の症状の特徴は、排卵終了10日~2週間後の出血であること。生理に比べて出血量はすごく少ないのが排卵出血。
鮮血ではなく、ピンク色や茶色い「おりもの」なのが通例です。その他には一部で、着床出血の症状でも普通の生理ほどの量があったり、生理痛のように下腹部が痛みを感じるという例も、ないとはいえないのですが、件数はかなり少ないのも事実。
着床出血の症状の特徴は量が少なく、下腹部痛は伴わず、鮮血ではないといったことが挙げられます。
デキサメタゾンの副作用なのかしらん? 点滴と5日間の連続服用を3週おきに3回だけなのに? セルベックス細粒の副作用かも? それとも、ジャガイモやヨーグルトの食べすぎなのかしらん?? それとも、肝機能障害により中性脂肪が増え脂肪肝気味になった??? まさか、妊娠!?は有り得なさそうだな~、H後に生理が2回あったし。
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▼デキサメタゾンの副作用
ステロイドの副作用は、服用量や服用期間によって違います。少量でしたら、長期に続けてもそれほど心配いりません。けれど、量が多めになると、いろいろな副作用がでやすくなります。治療が長くなる場合は、定期的に決められた検査を受けてください。
飲み始めに多いのは、いらいら感、不眠、消化不良、下痢、吐き気、食欲増進などです。服用が長めになると、にきび、むくみ、生理不順なども起こります。軽い副作用の場合、病気によっては治療を優先しなければなりません。
長期服用で特異なのが、脂肪の異常沈着です。多めの量を続けると、かなりの頻度で生じます。ムーンフェイスといって顔がふっくらしたり、肩やおなかが太る症状です。ただ、これは減量すれば治りますので大丈夫です。
そのほかは多くありませんが、大量もしくは長期の服用においては、副腎不全、ウイルス性肝炎を含め各種感染症の誘発、血糖値の上昇、骨が弱る、胃潰瘍、気分の落ち込み、眼圧上昇、動脈硬化、血栓症などに注意が必要です。また、副腎不全の状態で、急に中止すると重い反発症状がでる危険性があります。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 重い感染症..発熱、のどの痛み、咳や痰、息苦しい、下痢、皮膚がピリピリ痛い、皮膚の発赤・水ぶくれ・できもの。
- 副腎不全、糖尿病..だるい、吐き気、下痢、のどが渇く、水をがぶ飲み、多尿、食欲増進、太る
- 消化性潰瘍・胃腸出血..胃痛、腹痛、下血(血液便、黒いタール状の便)、吐血(コーヒー色のものを吐く)。
- 膵炎..上腹部~背中の強い痛み、吐き気、吐く。
- 抑うつ..憂うつ、気分がひどく落ち込む、やる気がでない、悲観的、不安感、不眠。
- 骨粗鬆症..骨がもろくなる、背中や足腰の痛み、骨折。
- 目の重い症状(緑内障、白内障など)..見えにくい、かすんで見える、ゆがんで見える、見え方が変、目の痛み、頭痛、吐き気。
- 血栓症..手足の痛み・はれ・むくみ・しびれ、胸の痛み、突然の息切れ・息が苦しい、急に視力が落ちる、視野が欠ける、目が痛む、頭痛、片側の麻痺、うまく話せない、意識が薄れる。
- いらいら感、不眠
- 消化不良、下痢、吐き気、食欲増進、食欲不振
- にきび、肌荒れ、毛深くなる、頭髪の脱毛
- 生理不順、むくみ、血圧上昇、体重増加
- 脂肪の異常沈着(顔がふっくらする、肩やおなかが太る)
- コレステロール値の上昇、低カリウム血症
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▼腹部膨満感の原因
イモ類、豆類、乳製品の食べ過ぎにも注意する 食物繊維の多い食べ物や発酵食品の摂り過ぎは、腸内細菌が作用してガスを発生させやすくなりますので、食べ過ぎには注意しましょう。ただし、便秘が原因による腹部膨満感の場合は、食物繊維を多く含む食品を摂取して排便を促すことも大切なので、体調を見計らって臨機応変に対処する必要があります。
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▼脂肪肝──症状
初期に自覚症状・痛みはほとんどありません。このため 会社の健康診断の血液検査や超音波検査で偶然に発見さ れる場合がほとんどです。
症状が進行すると、食欲不振・お腹の膨満感・右上腹部 に痛みを感じるなどの一般的な肝臓病の症状があらわれ ます。さらに進行すると全身の倦怠感・黄疸・胸焼け・ 上腹部の痛みなどの症状が強まってきます。
▼脂肪肝──検査・診断
肝機能検査を行って肝臓に炎症などの異常がないかを診 断します。他の病気の有無を確認するためにも必要です。GPT値が高 くなるのが一般的な特長ですが、アルコール性の場合に はγ-GPTも高値になります。※GPTの基準値:6~37(U/l)
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▼着床出血
着床出血の症状の特徴は、排卵終了10日~2週間後の出血であること。生理に比べて出血量はすごく少ないのが排卵出血。
鮮血ではなく、ピンク色や茶色い「おりもの」なのが通例です。その他には一部で、着床出血の症状でも普通の生理ほどの量があったり、生理痛のように下腹部が痛みを感じるという例も、ないとはいえないのですが、件数はかなり少ないのも事実。
着床出血の症状の特徴は量が少なく、下腹部痛は伴わず、鮮血ではないといったことが挙げられます。
アンスラサイクリン系の抗がん剤による性機能障害
抗がん剤治療を受けると性機能障害を受けることが少なくありません。乳がんの薬物療法であるCEF療法で用いるエンドキサン(一般名シクロホスファミド)などのアルキル化剤には、卵巣毒性が数多く報告されています。
性機能障害は女性の場合は月経不順、過少月経、無月経などの症状を示します。多くの場合、抗がん剤治療による無月経は一過性のものですが、30代後半以降の患者さんでは性機能が回復せずにそのまま月経が停止することがあります。
[抗がん剤治療で無月経になるリスク]
CMF,CEF,CAF×6コース(乳がん治療)(C:シクロホスファミド,M:メトトレキサート,F:フルオロウラシル,A:ドキソルビシン(アドリアマイシン),E:エピルビシン)
40歳以上 高リスク(>80%)
性機能障害は女性の場合は月経不順、過少月経、無月経などの症状を示します。多くの場合、抗がん剤治療による無月経は一過性のものですが、30代後半以降の患者さんでは性機能が回復せずにそのまま月経が停止することがあります。
[抗がん剤治療で無月経になるリスク]
CMF,CEF,CAF×6コース(乳がん治療)(C:シクロホスファミド,M:メトトレキサート,F:フルオロウラシル,A:ドキソルビシン(アドリアマイシン),E:エピルビシン)
40歳以上 高リスク(>80%)
2011年8月16日火曜日
2011年8月15日月曜日
2011年8月13日土曜日
2011年8月12日金曜日
赤福氷とクリームパン
電車の乗り遅れ、人身事故による列車の遅れ、色々重なってしまった。合計一時間半、予定が狂った。
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asahi.com 記事2011年8月12日20時27分
JR東海道線、一部運休 名古屋・大高駅で人身事故
12日午後1時半ごろ、名古屋市緑区大高町のJR大高駅で、愛知県東海市の無職男性(24)がホームから線路に飛び降り、熊本操車場発東京ターミナル行き貨物列車(25両編成)にはねられ死亡した。
JR東海によると、現場で約3時間にわたり列車の運転を見合わせ、東海道線の上り15本、下り15本が運休、同上り9本、下り3本が部分運休し、約1万6400人に影響した。
体重
46.7kgに又増えていた。たいして量を食べていないのに、緩やかに増えていく。運動不足か知らん。それとも、薬害で肝臓が弱ってるから?
▼肝臓悪化Aタイプ
▼Aタイプの改善法
肝臓の分解能力を高めるには、アラニンというアミノ酸の摂取が有効である。アラニンは、肝臓の分解酵素のエネルギー源となる。アラニンにより、分解酵素が活性化し、分解能力が高まる。アラニンは、シジミに多く含まれている。シジミよりアラニンが豊富に含まれている食材としてホタテがある。ホタテ2個で、シジミ汁10杯分のアラニンが摂れる。干してもアラニンの量は変わらないので、干し貝柱でもよい。干し貝柱を1日に2個食べるとよい。
▼肝臓悪化Aタイプ
1.お腹にぜい肉がついてきた上記の症状が現れた人は、肝臓の分解機能が低下しているかもしれない。分解しきれない栄養が細胞内に脂肪として溜まり、お腹にぜい肉がつく。お腹にある細胞は、栄養を脂肪として溜め込みやすいので、お腹にぜい肉がつきやすい。肝臓の機能低下が太る原因となる。分解できない栄養が増えると、肝臓にもあふれ出し、脂肪となって溜め込まれてしまう。それが続くと脂肪肝となってしまう。これを放っておくと、肝臓が固まりだし、命にかかわる肝硬変になってしまう。
2.ここ半年で体重が増えた
▼Aタイプの改善法
肝臓の分解能力を高めるには、アラニンというアミノ酸の摂取が有効である。アラニンは、肝臓の分解酵素のエネルギー源となる。アラニンにより、分解酵素が活性化し、分解能力が高まる。アラニンは、シジミに多く含まれている。シジミよりアラニンが豊富に含まれている食材としてホタテがある。ホタテ2個で、シジミ汁10杯分のアラニンが摂れる。干してもアラニンの量は変わらないので、干し貝柱でもよい。干し貝柱を1日に2個食べるとよい。
ステロイド系抗炎症薬
私が受けている治療の中では、抗がん剤前に点滴投与されている「デキサート注射液」、抗がん剤投与後の内服薬として処方されている「デカドロン錠」が、ステロイド系抗炎症薬にあたる。どちらもデキサメタゾンというステロイドを成分としている。デキサメタゾンは長期作用型で、半減期は36~54時間である。遅発性嘔吐の抑制として処方されている。
ステロイド系抗炎症薬は医薬品である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として副腎皮質ステロイドが含まれており、抗炎症作用や免疫抑制作用などを期待して用いられる。
長期間の内服または注射による投与方法。1日1回よりは1日3回分割の方が有効性は高くなるため、投与法は通常1日2 - 3回食後投与する。すなわち内服は分割の方が効果的。40mgを朝1回より、20mgを朝夕2回の方が効く。本来の生体リズムは朝方ステロイド分泌が多いため少量投与の場合は朝1回とする。また、夕・就寝前の服薬は、不眠を招くため、できるだけ避ける。
ステロイド系抗炎症薬は医薬品である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として副腎皮質ステロイドが含まれており、抗炎症作用や免疫抑制作用などを期待して用いられる。
長期間の内服または注射による投与方法。1日1回よりは1日3回分割の方が有効性は高くなるため、投与法は通常1日2 - 3回食後投与する。すなわち内服は分割の方が効果的。40mgを朝1回より、20mgを朝夕2回の方が効く。本来の生体リズムは朝方ステロイド分泌が多いため少量投与の場合は朝1回とする。また、夕・就寝前の服薬は、不眠を招くため、できるだけ避ける。
2011年8月11日木曜日
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