2011年8月21日日曜日

血液検査: クレアチニン

術前の血液検査から数えて6回の血液検査を受けたけど、いつもクレアチニンが正常値を下回っている。肝機能が衰えていた時さえもだ。となると、私の場合、そもそもの筋肉量が少なすぎるということになるのかな。



▼CRE(クレアチニン)って何?

CRE(クレアチニン)は筋肉中に多く含まれる「クレアチン」と呼ばれる物質が分解されてできたもので、体内の窒素を含む物質の最終代謝産物(いわゆる排泄物)です。血液中のクレアチニンは腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。

▼CRE(クレアチニン)検査によってわかること

血液中のクレアチニンは腎臓の糸球体という所でろ過されて尿中に排泄されますので、腎機能が衰えて尿中への排泄が困難になると血液中にどんどんクレアチニンがたまっていくことになり、血中CRE濃度は上昇します。このような理由からCREは腎機能を反映する指標として利用されています。クレアチニンは腎臓でほとんど再吸収される(血中に戻る)ことがないことから同じく腎機能を評価するBUNと比べると正確に腎機能を表すとされています。

また、クレアチニンの産生量は筋肉量に比例するので男性のほうが高値の傾向にあります。高齢者で長期にわたって寝たきりの患者さんでは筋肉量が著しく低下していると、腎機能が低下していても血中CREが上昇しない場合もあります。