2015年10月18日日曜日

2000人のうち40%が過去に重度のうつ病経験あり、多くが治療をせず―カナダ統計

2015年10月18日

最近になってようやく重大な病気として認知されるようになった「うつ病」。しかし労働者の多くが知らずにうつ病にかかり、そのうちの半数近くが病院などに助けを求めようとしていないという結果が発表された。

2219人のうち40.0%が重度のうつ病

この研究を手掛けたのはカナダのトロントにある、Centre for Addiction and Mental Health (CAMH)の研究者たち。

彼らはオンタリオ州に住む18歳から65歳までの2219人に、電話アンケートやウェブによる調査を実施。職場で働いている人々の精神面の健康状態を調べた。

その結果、アンケートに答えた人の約40.0%が過去に重度のうつ病にかかっていたことが判明。そのうち52.8%が病院へ行かず、治療を受けていないことが明らかになった。

しかもこの割合は、全米やオーストラリア全土で行われた統計での割合と著しく似ていたという。

社員のうつ病で生産性が33.0%も下落

さらに研究者らは、社員のうつ病によって職場での生産性がどのくらい落ちているのかを計算。その結果、本来の生産性に比べて33.0%も下落していることが判明した。

また彼らが精神ケアを受ける際の心の壁となったものを分析したところ、多くの人が病気になったことへの不名誉な気持ちや、治療には効果がないという考えを抱いており、治療費や適切な医者に出会えないという問題に直面していることが明らかとなる。

Carolyn Dewa博士は「社員にうつ病治療の理解を促すことは、仕事の生産性を高めます。(略)しかし認識の改善は経営者だけの問題ではない。最も効果的な職場でのケアとは問題の複雑さを認識すること、包括的な方法で全てに対処することです」と語った。

多くの人が気づかぬうちにかかっている「うつ病」。この病気が蔓延するような状況の中で、企業にはより良い職場づくりに力を注いでもらいたい。

2015年10月15日木曜日

医療の安全、「トヨタ方式」で…人材育成に応用

 産業界の品質管理手法を医療に生かそうと、トヨタ自動車と名古屋大病院が共同で、医療の安全と質向上を担う人材育成に乗り出した。「ものづくり」の発想を医療に応用するもので、養成講座が今月スタートした。

 最近、群馬大病院や東京女子医大病院などで深刻な医療事故が相次いでいる。名大病院は文部科学省の補助金で、トヨタが培った手法を医療現場で実践する事業を始めることにした。

 トヨタでは、不良品がどの工程で発生したかを速やかに確認し、問題を最小限に抑えている。こうした品質管理のノウハウは、医療事故がどの段階で起きたかを解明して診療や組織運営の進め方を見直し、安全性の向上を図る形で医療に応用できるという。

 受講者は、各地の病院に勤務する医師16人。トヨタが取っている具体的な手法を学び、実際に病院で起こる問題の解決を試みるなど、半年かけて実践的に学ぶ。
 
(2015年10月9日 読売新聞)

2015年9月29日火曜日

1週間に2回ビールを飲む女性は、全く飲まない人より心臓病のリスクが30%も低い

IRORIO 2015年09月29日

さまざまな病気を引き起こすとされてきたアルコール。しかしビールを適度に飲む女性は、全く飲まない人に比べて病気のリスクが低くなるという結果が発表された。

1968年から32年間に及ぶ追跡調査

この研究を行ったのはGothenburg大学のSahlgrenska Academyの研究者たち。彼女らは1968年から1500人の女性に対してビールやワイン、ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒を飲む頻度を調査。

さらに2000年までの32年間、女性たちの肉体的な状況や病気の状態を詳細に調べ続けた。

1週間に1回か2回飲む人は低リスク

その結果、研究を終えた時点で被験者の年齢は70歳から92歳にまで及び、そのうちの185人が心筋梗塞などの心臓病で苦しみ、162人が脳梗塞、160人が糖尿病を患い、345人ががんと診断されていたことが判明。

また1カ月に2回以上、蒸留酒を飲む女性は、ほとんどアルコールを摂取しない人に比べて、がんで死ぬ可能性が約50%も高いことが明らかとなる。

さらに1週間に1回か2回、もしくは1カ月間に数回、適度にビールを飲む女性は、1週間に3回以上飲む人や、逆に全く飲まない人に比べて30%も心臓病にかかるリスクが低いことも分かった。

調査に携わったDominique Hange女史は報告の中で「私たちは心循環系の疾患に対する、ビール以外の飲み物についてもリスクをチェックしましたが、同様の結果になりました。ただしワインの効果については分かりませんでした」とコメントしている。

ビールに含まれる多くの栄養素

また研究者らは、健康にメリットを及ぼすとされるビールの原材料も調査。その結果、調べたビールにはビタミンB6やB12、タンパク質の代謝などを行うリボフラビン、天然のビタミンとされる葉酸塩だけでなく、ケイ素も多く含まれていた。

ビールを全く飲まないのは、身体に良くないというのは意外と言える。もしかしたら精神面における作用も影響しているのかもしれない。

出典元:A 32-year longitudinal study of alcohol consumption in Swedish women: Reduced risk of myocardial inf - Taylor&Francis Online(7/20)

2015年9月24日木曜日

北斗晶、乳がんを告白 あす24日に右乳房全摘出手術

2015年09月23日

元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が23日、自身のブログを更新し、乳がんであることを告白した。あす24日の朝に右乳房全摘出手術を受けることも明かしている。

北斗はブログで、数カ月前の診断で右乳房全摘出という結果にショックを受けた気持ちを隠さず、今年頭に違和感を覚えた頃から手術前日のきょうまでの経緯や心境をつづっている。

今年頭に最初の違和感を覚えたが、毎年マンモグラフィーやエコー検査を受けていること、さらに今年が結婚20周年で下の息子の小学校卒業の記念旅行を計画していたことから、すぐには検査に行かなかったという。しかし、春にサイパンへ旅行した際、水着に着替える際に自身の裸を鏡で見ると、「乳頭がセンターにない様に見え、引きつってる様な感じ」を受け、夏になって右胸に痛みを感じるようになり、病院で検査したところ「調べた胸の細胞からがんの陽性反応が出た」と診断されたことを明かした。

右乳房全摘出を医師から告げられた時を、「あまりの恐怖とショックに初めて自分の事なんだと…泣きました」と回想。すぐには受け入れられなかったが、医師からの「胸の事よりも今は5年先、10年先、生きることを考えましょう」という言葉で手術を決断した。

告知されてからの数ヶ月、仕事はすべてキャンセルせずにこなし、きのう22日に放送されたレギュラー番組『5時に夢中』(TOKYO MX)の生放送を最後に、入院。「残念ながら、私の癌は胸だけでなく脇のリンパにまで転移している可能性がある様です。これから長い闘病生活が始まります」と病状を報告したが、「しばらくはテレビの画面ではお会いできませんが、このブログを通して頑張って生きてる姿を観ていただければと思っています」とファンに呼びかけた。

2015年9月22日火曜日

OncoLog 2015年7月号◆ハイリスク、転移性乳がん向け免疫療法の臨床試験に期待が高まる/MDアンダーソンがんセンター

海外癌医療情報リファレンス 2015年9月18日

MDアンダーソン OncoLog 2015年7月号(Volume 60 / Number 7)
ハイリスク、転移性乳がん向け免疫療法の臨床試験に期待が高まる

この数十年、乳がんの治療成績は改善し続けているものの、再発および転移性の乳がんの治療は引き続き困難である。転移性乳がんの治療とリスクの高い乳がんの再発予防に向け、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、患者の免疫を活性化するさまざまな手法に取り組んでいる。免疫療法に関する数多くの臨床試験もすでに始まっている。

最近の研究知見から、乳がん治療における免疫療法に対する関心が再燃していると、外科腫瘍学准教授のElizabeth Mittendorf医学博士は話す。「乳がんは長年、免疫原性を持たないと考えられてきましたが、過去2年間に発表されたデータをみると、乳房の腫瘍にT細胞を含む免疫細胞があることが示されています。つまり乳がんは免疫原性を持つということです」と、同医師は言う。

他のタイプのがんで免疫療法が飛躍的前進を遂げたことで、乳がん向け免疫療法の研究にも期待が高まっている。「がんに対する免疫学の理解は急速に進歩しています」と、乳腺腫瘍科教授のNuhad Ibrahim医師は述べる。悪性黒色腫(メラノーマ)および前立腺がんに対する免疫療法薬剤やワクチンの最近の成功をあげ、「乳がんではこうした飛躍的な進歩はまだありませんが、進歩につながる糸口はすでに見つかっています」と、同医師は話す。

研究者らは、こうした糸口から複数の可能性を模索している。「以前から免疫系を不活性化させるというのは興味を引くものでしたが、その一方で、インターフェロンやインターロイキン‐2といった古い免疫療法では、乳がん患者が利益を受けるだけの十分な免疫反応が出ませんでした」と、乳腺腫瘍科教授のDebu Tripathy医師は言う。しかしワクチン療法や免疫チェックポイント阻害剤、その他の免疫療法の進歩を得て、「ついにわれわれは新たな段階に入りました」と、Tripathy医師は述べた。

ワクチン

抗MUC1ワクチン

「転移性乳がん患者に対してワクチンを使う以前の免疫療法の試験は、患者の全生存を改善するという主要目的を達成しませんでした。しかしそうした過去の研究から、われわれは多くのことを学んだのです」と、Ibrahim医師は言う。同氏は1990年代に、乳腺腫瘍科教授のJames Murray III医師とともに、sialyl-Tn-keyhole limpet hemocyanin(STn-KLH、市販名Theratope)ワクチンを使ったランダム化臨床試験を実施した。STn-KLHワクチンは、乳がん細胞を広く覆う表面に発現するMUC1と呼ばれるムチンに由来する。この臨床試験は転移性乳がん患者の無増悪生存を延ばすという目標を達成しなかった。しかしながら事後解析により、このワクチンは、以前にタモキシフェンによる治療を受けていた患者の生存転帰を改善する可能性があることがわかった。

Ibrahim医師は、米国国立癌研究所と共同で、このほど抗MUC1、抗がん胎児性抗原ワクチン、共刺激分子をドセタキセルとともに投与する臨床試験を完了した。同試験の報告は現在、査読中である。

OPT-822

OPT-822はSTn-KLHワクチンと類似の構造を持つ炭水化物ワクチンである。過去の臨床試験でOPT-822は、一部の転移性乳がん患者、特に低用量のシクロホスファミドの投与を受けていた患者の全生存を改善した。これらの知見から、多施設臨床試験が計画され、最近、患者の登録を終えた。本試験では、低用量のシクロホスファミドの投与を受けた転移性乳がん患者に、免疫補助剤のOPT-821脂質とともにOPT-822ワクチン、またはプラセボを投与する。主任研究者はMDアンダーソンのMurray医師である。現在、試験結果を解析中である。

E75

乳がんワクチンのなかでも、E75(nelipepimust-S, 商品名NeuVax)は、最も進んだ段階にある。これはヒト上皮成長因子受容体2(HER2)に由来するペプチド・ワクチンである。Murray医師はE75を顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GMCSF)と組み合わせ、転移性乳がんまたは卵巣がん患者を対象とする小規模の第1相臨床試験を行った。ほとんどの患者でHER2に特異的な免疫反応が起きたものの、抗腫瘍反応は見られなかった。これは本試験に登録した患者の腫瘍が大きかったことが理由である可能性が高い。

「MDアンダーソンでは、乳がんに対してワクチンが効果を示すには、小さい病変を有する患者に投与すべきというだという考えでおおむね一致しています。つまり転移した段階よりも、むしろ術後補助療法として使うのです」と、以前のE75ワクチンの臨床試験で主任研究者だったMittendorf医師は言う。

Mittendorf医師は今回、再発リスクの高いHER2陽性乳がん患者にE75ワクチンを投与する2つの多施設臨床試験の主任研究者を務めている。第3相試験は登録を終え、一方、E75ワクチンとトラスツズマブ併用の第2相試験は現在、登録患者を受け付けている。

GP2とAE37

これ以外にも、HER2に由来するペプチドワクチンにGP2とAE37の二つがある。両方とも、術後補助療法としての臨床試験で患者登録を終え、現在、試験が行われている。外科腫瘍学非常勤教授のGeorge Peoples Jr.医師が率いる研究から生まれたGP2ワクチンは、E75より高い免疫原性を持ち、ヒト白血球抗原(HLA)-A2と、HLA-A3に結合する。AE37は10以上のアミノ酸を含んでおり、患者に広く免疫刺激を与える。AE37は前臨床試験でHER2特異的なCD4陽性「ヘルパー」T細胞を顕著に強化することが示された。

現在進行中の術後療法の試験に含まれる患者は、リンパ節転移陽性や、HER2過剰発現など、再発リスクが高い患者を含む。しかしながら、HER2免疫組織化学スコアが、HER2陰性または境界線を示す患者も本試験の対象者に含んでいる。2つのワクチンが異なる主要組織適合性遺伝子複合体分子と結合するため、試験に登録した患者はHLAの状態に応じて振り分けられた後に、ランダム化された。HLA-A2/A3陽性だった患者はGM-CSFをGP2と併用で、あるいはGP2なしで投与される群に無作為に割り付けられた。またHLA-A2/A3陰性だった患者は、GM-CSFをAE37併用で、あるいはAE37なしで投与される群に無作為に割り付けられた。

Mittendorf医師は、2014年の米臨床腫瘍学会の乳がんシンポジウムと年次総会で、GP2とAE37群の予備解析をそれぞれ発表した。「両方のワクチンともに安全で、免疫反応を刺激しました」と、Mittendorf医師は述べた。「AE37は、トリプル・ネガティブの乳がん患者で最も強い効果を示しました。われわれはトリプル・ネガティブ乳がんの患者を対象にした臨床試験を開発しています。GP2はトラスツズマブの投与を受けたHER2陽性患者で、最も強い反応を示しました」。

E39とJ65

E39ワクチンは、ほとんどの乳がん、卵巣がん細胞の表面に発現している葉酸結合タンパク質に由来する。MDアンダーソンが行った研究では、E39で卵巣がん患者は強い免疫反応を起こしたが、この反応が免疫機構を疲弊させてしまい、非生産的な結果となるのかどうかは明らかになっていない。このワクチンを最も有効に使う戦略を見極めるため、Mittendorf医師らはMDアンダーソンで臨床試験を開始した。本試験では、乳がんまたは卵巣がん患者に、E39と、E39の弱毒化版であるJ65を、様々な投与量で投与する。患者は次の3つのレジメンに無作為に割り付けられる。一つはE39の注射6回、もう一つはE39の注射3回の後にJ65の注射、そしてJ65の注射3回のあとにE39の注射3回である。

「この試験では、最初にE39を使って、その後、J65でやわらげた方が良いのか、穏やかなJ65から始めて少しずつE39に強化していった方が良いのかを見ます」と、Mittendorf医師は述べた。

免疫チェックポイント阻害剤

免疫チェックポイント(細胞傷害性Tリンパ球抗原(CTLA-4)、プログラム細胞死タンパク質1(PD-1)、PD-1リガンド(PD-L1)など)を阻害する比較的新しいタイプの薬剤によって転移性悪性黒色腫患者の生存期間が改善しており、乳がんをはじめ他のがんにも有効であることが明らかになった。
乳腺腫瘍内科の准教授Jennifer Litton医師は、抗PD-1抗体および抗PD-L1抗体それぞれの早期試験のほか、転移性乳がん患者を対象とする抗PD-1抗体と抗CTLA-4抗体の併用療法に関する2試験でも試験担当医を務めた。「他の乳がん治療でみられたようにぼう大な人数が反応したというわけではありませんが、反応がみられた少数の患者では長期間にわたり奏効しました」と同氏は話す。「いくつかの全国的な試験では、効果が数年続いたトリプルネガティブ乳がんの患者さんも何人かいらっしゃいました。まさに革新的な治療です」。

Tripathy医師の話では、トリプルネガティブ乳がん患者は治療選択肢が限られているため、この患者集団でチェックポイント阻害薬が奏効したことは特に有望である。トリプルネガティブ乳がんは、他のタイプの乳がんよりも遺伝子変異の数が多い傾向にある。その変異により異常なタンパク質が産生されたりタンパク質が過剰に発現し、そのタンパク質が免疫療法の標的となる。たとえば、Mittendorf医師とLitton医師らによる新しい試験では、トリプルネガティブ乳がんの20%がPD-L1を発現していることがわかった。「トリプルネガティブ乳がんは、他のタイプの乳がんよりも免疫原性(免疫反応を引き起こす性質)が多少高いため、それがチャンスになります」とTripathy医師は述べた。

Litton医師もこれに同意し、「計画段階にあるわれわれのチェックポイント阻害薬に関する試験のほぼ全部がトリプルネガティブ乳がん患者を対象にしています」と話した。そのような試験のほとんどが転移性乳がんの患者を対象としているが、それ以外でもチェックポイント阻害薬が一役を果たすことができるかどうかが研究者らの注目するところである。

特に関心が高いのは、初期治療としての標準的な術前補助療法に反応しなかったトリプルネガティブ乳がんの患者を対象としている、抗PD-L1抗体 MPDL3280Aと、アルブミンを結合させてナノ粒子化したパクリタキセル製剤との併用療法の臨床試験である。この試験の責任医師であるLitton医師の話によれば、同試験はMDアンダーソンの新プログラムの一環であり、標準化学療法に反応しないがんの患者を特定し、代替療法を提供することを目的としている(下記の「トリプルネガティブ乳がんのためのトリアージプログラム」を参照)。

また、トリプルネガティブ乳がん患者でも、術前補助化学療法後に乳房またはリンパ節に残存腫瘍細胞がある患者を対象に、補助療法としての抗PD-1抗体ペンブロリズマブの大規模試験も計画されている。「このタイプの患者さんは、転移性乳がんになって、死亡するリスクが高いです」とTripathy医師は言う。試験参加患者は、標準的なフォローアップ治療にペンブロリズマブを併用する群としない群に無作為に割りつけられることになる。

さらに、ペンブロリズマブのある臨床試験では、まれではあるが高悪性度の炎症性乳がん患者の登録がまもなく始まる。この試験は、ペンブロリズマブが標準化学療法によって始まった抗腫瘍免疫応答を維持できるかどうかを検討することを目的としており、乳腺腫瘍内科教授兼モーガンウェルチ炎症性乳がんプログラム長の上野直人医学博士が主導する。

チェックポイント阻害薬の乳がん患者に対する生存効果はほとんど明らかになっていないものの、Litton氏は楽観視しており、次のように述べている。「われわれはまだ、本質には触れていないと思います。今後、さまざまな免疫療法薬の併用療法のほか、さらに多くの乳がん患者で免疫応答が誘発される方法を検討していくと思います」。

その他の免疫療法

「免疫療法に関するわれわれの試験は、単なるワクチンから、チェックポイント阻害薬をはじめ、免疫療法でも他の方法を使うようになりました」とMittendorf医師は話した。「また医療機関として、もっとやれる機会があります」。

たとえば、Ibrahim医師は、HER2陰性転移性乳がん患者を対象とする、経口免疫刺激薬indoximod(インドキシモド)とタキサンベースの化学療法の併用療法に関する進行中の多施設共同試験のMDアンダーソンでの試験責任医師である。Indoximodは、T細胞の活性を抑制するインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ経路を阻害する。

他にも研究対象となっているのが、インターロイキン-8(CXCL8)の作用を阻害する薬剤である。CXCL8には免疫調節作用があり、乳がんの増殖と転移の起因となる。このような薬剤のひとつで、CXCL8 の受容体 CXCR1に結合する reparixin (レパリキシン)に関する試験がMDアンダーソンのほか、多施設で実施されている。

有望な治療薬の予備試験もいくつか実施されている。Mittendorf医師の話では、たとえば、小児科部門の教授Laurence Cooper医学博士がトリプルネガティブ乳がんに対して、キメラ抗原受容体によって改変したT細胞の使用を検討している(OncoLog 2014年5月号「T細胞を改変し、B細胞性悪性腫瘍を治療する–Sleeping Beauty(眠れる森の美女)療法」を参照)。

また近いうちに、抗ホスファチジルセリン抗体の試験もある。この抗体によって、乳がんに対するタキサン製剤の活性が改善されることが示されている。同様に、ナチュラルキラー細胞の活性を刺激することによって、トラスツズマブやToll様受容体拮抗薬など乳がんの標準治療薬への反応を強化させる可能性のある製剤の試験も計画が進んでいる。

今後のこと

研究者らによって乳がんに対する免疫療法の役割が明らかにされるにしたがい、転移性乳がん患者や再発リスクが高く治療が困難なタイプの乳がん患者が臨床試験にますます参加できるようになってきている。「トリプルネガティブ乳がん患者が参加できる、または参加できる手続きをしている臨床試験がいくつかあります。この分野は急速に進展しているため、免疫療法によって再発を防ぐことができるようになることを願っています」とTripathy医師は語った。

For more information, contact Dr. Nuhad Ibrahim at 713-792-2817, Dr. Jennifer Litton at 713-792-2817, Dr. Elizabeth Mittendorf at 713-792-2362, Dr. James Murray at 713-792-2817, or Dr. Debu Tripathy at 713-792-2817. To learn more about ongoing clinical trials at MD Anderson for patients with breast cancer, visit www.clinicaltrials.org.

トリプルネガティブ乳がんに関するトリアージプログラム

トリプルネガティブ乳がん(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体およびHER2のいずれも発現していない乳がん)が標準的な術前補助化学療法に反応する確率は約50%である。がんが治療に反応せず再発のリスクが高い患者のために、MDアンダーソンがんセンターでは、試験段階にある適切な治療薬を見つけるためのトリアージプログラムを作った。

MDアンダーソンでは、トリプルネガティブ乳がん患者は遺伝子検査を受けてから、標準の術前補助化学療法を開始する。Litton医師の話によれば、トリアージプログラムの設計は、遺伝子検査の結果が出るまで2~3週間ほど待つことなく患者の治療をすぐに始める以外は、I-SPY2試験(OncoLog 2015年4月号「新しい試験デザインにより乳がんの治療開発が効率化―ISPY2試験」参照)とほぼ同じである。検査結果が届く頃には、がんが標準化学療法に反応しているかどうかを示す臨床データも医師の手元にある。

「トリアージのプロトコルでは、早期の反応を見ることができ、腫瘍が反応している患者さんには標準療法を続けて経過を観察します。そのような患者さんは治療が奏効する可能性が高いということです」とLitton医師は言う。「ただ、腫瘍が一次治療の初期投与に反応しない患者さんの場合、標準の二次治療に対して病理学的に完全奏効を得られる確率がわずか5%であることがわかっているので、遺伝子検査の結果をもとに臨床試験にまわっていただきます。トリプルネガティブ乳がんに対して、免疫療法を含め、新しい治療薬の一連の第2相試験を始める手続きをしているところです」。

Litton医師の話では、米国でトリプルネガティブ乳がん患者のためにそのようなプログラムを提供する医療機関はMDアンダーソンのみである。

【グラフ内語句およびキャプション訳】
グラフ内
縦軸 全生存(%)
横軸 月
青線 STn-KLH+内分泌療法
赤線 コントロールベクター

標準化学療法のあとSTn-KLHワクチン療法と内分泌療法(タモキシフェン)併用療法を受けた転移性乳がん患者は、標準化学療法のあとコントロールベクターを受けた患者より全生存の中央値が長かった。Ibrahim NK, et al.J Cancer 2013;4:577-584から抜粋。

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2015年9月4日金曜日

女性は1日に1杯のお酒でも癌リスクが増える

女性は1日に1杯のお酒でも癌リスクが増える
飲酒量と発癌の関係を男女別に分析した米研究で判明

2015/9/4 日経メディカル

食道癌や大腸癌、乳癌などは、大量に飲酒する人で罹患率が高い「飲酒関連癌」であることが知られている。米国の医療従事者コホートを用いて、飲酒関連癌と飲酒量との関連を男女別に分析したところ、軽度から中等度の飲酒(女性は1日1杯、男性は1日2杯)で、女性にのみ主に乳癌のリスク上昇がみられることが分かった。

2015年8月31日月曜日

人間も日焼け止め効果のある汗だったらヨカッタのに

汗に日焼け止め効果があったら、日常はともかく、ランニング時は便利だったのにな(笑)

カバの「血の汗」は日焼け止めだった
魚やカバは紫外線から体を保護する化学物質をつくりだせる
2015.08.19 NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版

日焼け止め遺伝子

「eLife」誌に発表された最新研究によれば、魚、鳥、両生類、爬虫類の一部には「ガズソール」という化合物を生成する遺伝子があることがわかった。このガズソールが日焼け止めの役割を果たす。

この研究を率いたタイフォ・マフムード氏は米オレゴン州立大学で医薬品化学の教授を務める。同氏に、メールでガズソールについて訊いたところ、「ガズソールは紫外線(UV)、なかでも日焼けの原因となる紫外線B波(UVB)を吸収して、熱の形で放散します」ということだった。

とくに、ゼブラフィッシュが生成するガズソールは、人が使う日焼け止めの改良に役立つ可能性があり注目されている。ゼブラフィッシュの遺伝子を組み込んだ酵母で、実際にガズソールの日焼け止め効果を確かめるテストも実施され、実用性が証明された。

「血の汗」の正体

独自の方法で紫外線を防ぐ動物はほかにもいる。2004年に「Nature」で発表された研究論文によれば、カバの汗には赤とオレンジの色素が含まれている。赤の色素は抗菌作用、オレンジの色素は紫外線を吸収するという。この2つの色素が細菌の感染と日焼けから、アフリカのカバを守っているのだ。今なお「カバは”血の汗”をかく」という誤解があるが、それもこれで説明できる。

2014年には、「Current Biology」誌に、シャコの目には“天然の日焼け止め”として知られるアミノ酸の色素「MAA」が含まれている、という論文が発表されている。ただし、この色素は別の役割も果たす。シャコが驚くほど目が良く、複雑な視覚を持つのは、MAA が強力なフィルターとしてはたらくおかげだ。(参考記事:「光を操り、姿を隠すシャコの子ども」)

マフムード氏の研究に参加したロバート・タンギー氏(オレゴン州立大学の教授、専門は分子毒性学)は、ゼブラフィッシュのガズソールも日焼け止めの効果だけでなく、「胚発生の助け」など複数のはたらきがあると話す。

アフリカハイギョの一種(Protopterus annectens)は紫外線を防ぐことはできないが、涼しさを保つすべは知っている。乾季になると、このハイギョは川底に穴を掘って潜り、自らの粘液で繭のようなものをつくって、この繭に包まれた状態で乾季を土中で過ごす。これが「夏眠」といわれるもので、字面通り夏の冬眠だ。

2015年8月30日日曜日

早期実現を望む! 歯の治療法

痛みなし!歯を削らずに虫歯を治せる新治療がスゴイ
IROIRO 2015年08月30日

虫歯を削るキーンというドリルの音。想像しただけで身震いしてしまう。

そんな人に朗報。虫歯箇所を削って、薬剤を塗って、詰め物をして、という従来の治療からオサラバできる日が近そうだ。

電流で再石灰化

スコットランド企業Reminova社が開発した新治療がそれ。特殊な装置から電流を流して歯の再石灰化を促し、治療できるのだという。

具体的には、電流で歯にミネラルを送り込み、虫歯箇所の再石灰化を促して自然治癒させるというもの。

ミネラルイオンを注入

そもそも、私たちの歯は、唾液や食べ物に含まれるミネラルが歯のエナメル部分に入り込み、それによって丈夫なものになるのだそう。

Reminova社の新技術は、このメカニズムを利用している。装置から電流を流してミネラルイオンを”注入”する。これは、唾液や食べ物からよりも素早く歯に浸透し、再石灰化を促せる。

詰め物も不要!

この新治療のメリットは何と言っても痛みと恐怖を伴わないこと。ドリルで削る必要もなく、電流を流すときも痛みはまったくないのだという。

また、自然治癒を促すので、埋め込んだ詰め物を交換するといったフォローも必要ない。

商業化へ資金募集中

この夢のような治療、使われる特殊装置のプロトタイプはすでに出来上がっていて、商業展開するために同社は現在、資金を募集している。

ちなみに、開発元は、由緒あるキングスカレッジ・ロンドンのスピンオフ企業。 装置の価格は1台1万ドル程度で、患者の治療には10ドルもかからない見込みとのこと。

高額でなく、しかも痛みを伴わないとなれば、多くの人がこの治療を希望するのは明らか。早く実用化してほしいものだ。

2015年8月26日水曜日

走ると痛くなる“わき腹”、痛みの原因は意外なモノだった!

2015年08月26日 IROIRO こぼれ話しニュース

25日放送のテレビ東京『ありえへん∞世界』は、大の大人が答えられないと恥ずかしい”新常識”を紹介。走るとわき腹が痛くなる、ちょっと恥ずかしい理由が明らかになった。

わき腹が痛くなる衝撃の理由!

ところが、中村麻布十番クリニック・中村院長は「走っている時、わき腹が痛くなるのは、実は腸内のガスのせい」と、キッパリ。

元々、腸の中には食べ物を消化した時に発生したガス(おならの元)が存在しており、走ると腸が揺さぶられ、ガスが腸を上がっていき腸の曲り角に溜まるという。

さらに、ガスが溜まった腸の部分が風船のように膨らみ、それが内臓を圧迫して、わき腹が痛むのだとか。

食物:抗生物質漬けの食肉

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2015年8月22日土曜日

痛みが神経の病気を悪化させることを、多発性硬化症の動物モデルで実証-北大

2015年07月28日
「痛み」そのものが神経の病気の再発のきっかけに

北海道大学は7月24日、同大遺伝子病制御研究所の村上正晃教授らの研究グループが、痛みが神経の病気を悪化させることを実証したと発表した。この研究成果は、生命科学の専門オンライン誌「eLIFE」に、7月20日付けで公開されている。

痛みは多くの病気に共通する症状であり、慢性的な痛みは生活の質を大きく損なう。しかし、これまで痛みは単に病気の副産物と考えられていて、痛みが直接、病気を悪化することは知られていなかった。

以前、同研究グループは、地球の重力がふくらはぎに存在する抗重力筋であるヒラメ筋を刺激することによって生じる神経ネットワークが、交感神経の活性化を誘導し、血管の状態を変化させ、多発性硬化症の動物モデル(EAE)の病気を発症させる起点となるという現象「ゲートウェイ反射」を報告した。

これは、感覚神経-交感神経の活性化を介して神経ネットワークが生じ、標的臓器の炎症状態を変化させることを証明するものだった。今回は、多くの病気に付随する「痛み」で始まる神経ネットワークを介して、病気の症状にどのような影響が生じるのかを調べたという。

多くの中枢神経系の病気の再発を防ぐ新たな手段となる可能性

今回、研究グループは、「痛み」を介する神経ネットワークが、病気の症状にどのような影響を与えるのかをEAEマウスを使って検証。その結果、実験的に痛みを与えるとEAEの症状が悪化し、逆に鎮痛剤を与えるとその症状が改善したという。このことは、痛みが直接的に病気の進行に関与していることを示している。

次に、一過性に病気を発症するマウスを利用して、症状が落ち着いたとき(寛解期)に痛みを誘導した。すると、EAE の症状が再発したが、他のストレスではEAEは再発しなかったという。また、今回の痛みによる再発は、以前報告した「ゲートウェイ反射」と同じ経路により起こることも判明した。

ヒトの多発性硬化症は、再発と寛解を繰り返し、痛みを伴うことが知られているが、今回の発見は、痛み自体が多発性硬化症の再発のきっかけとなることを示唆している。今後、鎮痛剤等を用いた痛みの抑制や、神経シグナルの抑制物質が病気の再発を防ぐ新たな手段になることが考えられる。また研究グループでは、多発性硬化症以外の病気と神経ネットワークの関係についても今後研究を進めて行きたいとしている。

北海道大学 プレスリリース

背中で手が組める

いつの間にか背中で手がしっかりと組めるようになっていた。左右どちらでも出来る!肩関節炎が生活に支障を及ぼさない程度に治った頃でも、指先を重ね合わせるのが精いっぱいで組むことまでは出来なかったのに、いつのまにか。これは元に戻らないと思っていたので嬉しい。


腕が上がる目測角度も約一年ぶりにやってみた。。。

*()内は正常値
*左右両方
 
・前方 180度(180)  
・横 180度(180) 
・後方 60度(60) 
・内 90度(90) 
・外 80度↑(90)

2015年8月19日水曜日

手術前に音楽を聴くと、痛みが軽減し不安も和らぐことが判明

2015年08月19日

全米で毎年5100万人以上が受けているとされる手術。誰もが不安に襲われ、術後の痛みに苦しむこともある。

しかしそんな手術でも音楽を聴くことで痛みが和らぎ、不安が抑えられる傾向があるという研究結果が発表された。

音楽が手術の不安や痛みを軽減

この研究に携わったのはロンドンにあるBrunel大学とQueen Mary大学の科学者たち。

彼らは約7000人の患者が関わった72の治験データを解析。通常の手術と患者に音楽を聞かせた場合、そして薬を使わずマッサージやリラクゼーションによる治療とを比較した。

その結果、音楽を聞いた患者は手術後には不安が大幅に軽減されており、多くの人が満足感を表明。また痛みを軽減するための薬物治療の必要性も減り、実際に痛みを訴える人が減少したという。

このことから研究者らは、患者に音楽を聞かせることはさまざまな医療段階において効果があると結論付けた。

麻酔で意識がなくても効果あり

さらに分析結果を細かく見ていくと特徴的な傾向があることも判明。手術中や術後よりも手術をする前に音楽を聞くとより効果が大きくなるとした。

また患者の意識がある場合は勿論だが、麻酔がかかっている状態で聞かせても苦痛のレベルを下げることが分かったという。

キャサリーン・ミード博士は報告の中で「音楽は患者への負担も少なく安全で、手軽な手段です。手術を受ける全ての人が利用できるようすべきです。また患者は効果を最大限にするためにも自分の好きな音楽を聞くと良いでしょう」と記している。

人間の無意識に直接働きかけるとされる音楽の力を、改めて見直すような結果だ。

2015年7月29日水曜日

熱帯夜に快適に眠るポイントは“深部体温の調節”!その方法とは?

2015年07月29日

昼も夜も暑く、寝苦しい夜に悩む日本列島。睡眠不足と夏の暑さで、バテてしまったなんて人も多いのではないだろうか?

7月29日放送の「とくダネ!」では、熱帯夜の快眠対策を特集。その中でキーワードとなっていたのが”深部体温”だが、それはどんなものなのだろうか。

深部体温とは

人間の体には体の表面の体温”皮膚体温”と、心臓などの大切な臓器を守る役目のある”深部体温”がある。睡眠の前には深部体温を下げることで、体全体の代謝や脳の温度を下げて眠りに入っているのだとか。

つまり、快適に眠るためには寝る前に深部体温をうまく下げるのがコツだという。

深部体温を下げるコツ1:体温を上げる

不思議な話だが深部体温を下げるには、一度体温を上げるといいのだとか。

体温を上げるためには「軽い筋トレやストレッチ」、「3~5分でも湯船につかる」などの方法がいいそうだ。

深部体温を下げるコツ2:太い血管を冷やす

効率的に深部体温を下げるコツは、首筋、脇の下、足の付け根など、太い血管が通っているところを氷枕などで冷やすこと。おでこなど太い血管が通っていないところは、冷やしてもあまり意味はないそうだ。

他にもエアコンのタイマーをセットする場合には、最低3時間は深い眠りが取れるように調節することを勧めていた。

寝る前にコップ1杯の水を

暑くて寝苦しい夜には、熱中症を避けるためにもコップ1杯の水を寝る前に飲んでおこう。

もしその日に飲酒したのなら、飲んだお酒と同量の水を飲むといいそうだ。

2015年7月28日火曜日

肥満防止につながる?第6の味覚「脂味」の存在が確認されたと話題に

2015年07月28日

「脂味」の存在が実験で確認されたという。

「第6の味覚を確認」と発表

米パデュー大学の研究者が、第6の味覚「脂味」があることを実験で確認したと発表。

「Oleo(油)」と「Gustus(味覚)」を合わせて「Oleogustus(オレオガスタス)」と呼ぶことを提案している。

「食感」と考えられていた

味覚は現在、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の5種類。

「脂」を味覚として感じられるかは以前から研究課題とされていたが、食感に影響を与える「脂」は味覚と区別することは難しいと考えられていた。

脂肪を液体に溶かしてテスト

研究チームは、脂肪酸等を溶かした液体でテストを実施。匂いや触感は同じになるようにして行った。

すると、多くの参加者が脂肪酸の有無を区別できたという。

ネット上に反響が続々

第6の味覚の存在が確認されたという発表に、ネット上には多くの反響が寄せられている。

脂の感じ方は味覚だったんですね。意外や意外
ジロリアンは第6の味覚に気付いていたということか!!
旨いものは脂っこいわけだ
実にアメリカンな発見ですね
やっぱりそうやったんか
脂味は 感じていたよ ずっと前から
料理はうま味かあぶらで食べている、というのは料理関係者の間では常識だった
ちゃんと、味蕾に対応する受容体があるというのか?
驚きの声や「感覚的には知っていた」と納得する声が複数みられた一方で、「味覚を感じる受容体の存在が証明されたわけではない」として「存在を確認できたと言えるのか?」という指摘もあった。

健康被害への活用に期待

存在が確認された「脂味」は、今後どのように活用されるのだろうか?

脂肪分の摂りすぎによる肥満や健康被害の解決、新たな食品開発への活用などが期待される。

同様に脂味の研究を行っていたオーストラリアの研究者らは2010年、「脂味」を感じる敏感さが体重と関連しているという実験結果を発表している。

出典元:第6の味覚「脂味」の存在が確認される - ASCII.jp×デジタル(7/27)
出典元:「脂味」が「第6の味覚」である可能性、豪研究 - AFP(3/9)

2015年7月26日日曜日

たった1晩の徹夜で体内時計の遺伝子に変化が生じることが判明

2015年07月26日

私たちはちょっと徹夜をしたくらいで体に影響はないだろうと考えがちだが、スウェーデンのウプサラ大学の研究により、たった一晩、徹夜をしただけで、体内時計の遺伝子に変化が生じることが分かった。

ラボで宿泊実験

研究チームは標準体重の男性15人にそれぞれ2回、ラボでの宿泊実験に参加したもらった。1回につきラボで2泊し、2回のうちどちらかで2泊目は睡眠を8時間とるか、眠らずに徹夜をするかしてもらった(1回目の2泊目で徹夜をしたら、2回目の2泊目では8時間寝る。もしくはその逆)。

遺伝子と代謝機能は徹夜でどう変化する?

被験者の環境を同じにするため、実験中の光の条件、被験者の食べ物、活動レベルは厳密に管理され、眠らないあいだも被験者にはベッドで過ごしてもらった。

また、8時間寝る場合も、徹夜をする場合も、2泊目を過ごしたあとは、被験者の皮下脂肪および太ももの筋肉の組織をそれぞれ採取した。

さらに、インスリン感受性の低下があるかどうかを判断するため、砂糖水を飲む前と飲んだあとの血液もそれぞれ採取した。

時計遺伝子に変化が

遺伝子の活性は、エピジェネティクス(DNA配列の変化を伴わず、環境の変化など、後天的な修飾により遺伝子発現が制御され維持される仕組)と呼ばれるメカニズムで制御されている。

このメカニズムによってDNA分子が化学的に変化し(DNAのメチル化)、遺伝子のオン・オフが制御されるのだが、徹夜をしたあとは、時計遺伝子のなかに、メチル化したDNA分子が増えていることがわかった。

また、時計遺伝子の発現にも変化が生じていることが確認された。

興味深いのは、一晩、寝不足になっただけで、すぐにDNAのメチル化が生じることであり、その変化が時計遺伝子で起きていることが重要だと研究を率いたJonathan Cedernaes博士は指摘する。

徹夜で体内時計はシンクロしなくなる?

また、脂肪組織と骨格筋では変化の仕方が異なっており、一晩徹夜をしただけで、2つの組織の重要な分子時計がもはやシンクロしていないことが示唆された。

これは徹夜後の血液検査で、被験者の耐糖能(ブドウ糖が摂取されたとき、血糖値を一定に保つ調節機構)が低下していたことと関連があると考えられるそうだ。

交代勤務に就く人の代謝機能に影響

今の段階では、これらの変化がどの程度持続するのかはわかっておらず、徹夜をしたあと、たっぷり睡眠をとれば、変化がリセットされる可能性もある。

その一方、こうした変化が交代勤務に就く人たちや、2型糖尿病を患う人たちの代謝記憶に作用する可能性もあり、それが長期に及んだ場合、代謝機能に影響を及ぼすことも考えられるとCedernaes博士は述べている。

2015年7月23日木曜日

「コーヒーメーカー」で炊飯、コメのヒ素含有量が大幅減 研究

【AFP=時事】コーヒーのように、濾(こ)し器を使って炊飯することで、コメに含まれるヒ素を効率的に減少させ、健康への影響を低減できるとした研究論文が22日、北アイルランド(Northern Ireland)の研究者らによって発表された。

 米オンUndo Check Outライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載された論文によると、研究では、一般的な深鍋での炊飯ではなく、濾(こ)し器(パーコレーター)を使って炊飯することで、米に含まれる発がん性の無機ヒ素を85%除去できたという。

 研究を行った英クイーンズ大学ベルファスト(Queen's University Belfast)で植物・土壌科学を研究するアンディ・ミハーグ(Andy Meharg)教授は、「熱湯が一定の流量で注がれ続けるパーコレーターの技術を応用することによって、ヒ素を大幅に低減することができた」と述べている。

 無機ヒ素への常習的な曝露をめぐっては、発達障害や心臓疾患、糖尿病、神経の損傷、肺がん、膀胱がんなどとの関連性が指摘されている。

 水田で生育するイネは、土壌鉱物の無機ヒ素を吸収しやすいとされる。一般的にその含有量は他食品の約10倍とされており、欧州食品基準局(European Food Standards Authority)は、コメの大量消費について注意を促している。
2015年7月22日

2015年7月17日金曜日

紅茶を1日2杯飲むと長生きできるとの研究結果

2015年07月17日

ポリフェノールの一種、フラボノイドといえばアンチエイジング効果が期待できる物質として知られている。

しかし、それだけではないらしい。女性、特に高齢の人が摂取すると心臓病のリスクを減らせ、長生きできることがオーストラリアの研究で明らかになった。

死亡率40%低く

研究では、75歳以上の女性1000人超を対象に、フラボノイド摂取量と健康状態を5年間にわたって調査した。

それによると、紅茶を1日に2杯以上飲むなどしてフラボノイドを摂取している人は、フラボノイドをさほど摂取していない人に比べ、死亡率が40%低かった。

調査期間中、12%の人が亡くなったが、残りの88%のほとんどの人は何かしらフラボノイドを摂取していた。

高血圧や血栓を予防

これまでの研究で、フラボノイドは血圧を下げたり、血栓を予防したりする作用があることがわかっていて、心臓病やがんの予防に効果があるとされている。

フラボノイド含有量が多い食べ物としてはチョコレートやフルーツ、赤ワイン、コーヒーなどがあるが、専門家によると紅茶による摂取が女性には最適で、量的には1日2杯で十分とのこと。

また、今回の研究に加わっていない別の専門家によると、若い人でもフラボノイド摂取でそうした健康メリットを享受できるという。

2015年7月15日水曜日

花粉症の舌下免疫療法、有効性は今一つ

花粉症などの季節性アレルギー性鼻結膜炎(SARC)に対して行われる舌下免疫療法は、プラセボより有意に有効だが、その有効性は小さく、有害事象リスクは高いことが明らかになった。プラセボ対照ランダム化比較試験のメタアナリシスによる。

2015年7月2日木曜日

No Poo

今更感が無きにしも非ずだが、No Pooを始めてみる ^^

7/7 早くも断念orz。洗い上がりに不満は無かったけど、髪が長いせいもあって洗いにくくて大変すぎる。来年の春には断髪するから、そしたら又やってみよう。

ホルモン療法が効かなくなった乳がんの治療、2つの薬の組み合わせが有効

2015年7月2日
ホルモン療法が効かなくなった乳がんの治療、2つの薬の組み合わせが有効
「AZD2014」+「フルベストラント」、半数で効果を確認

ホルモン療法が効かなくなってしまった乳がんの治療に、「AZD2014」と「フルベストラント」の2つの薬の組み合わせが効果的であると判明した。治療法の実用化に向けた最初の検証であるフェーズ1試験の結果だ。

乳がんのホルモン療法

 米国サラ・キャノン研究所を中心とした研究グループが、2015年4月18日から22日までに米国フィラデルフィアで開催された米国がん学会年会で発表。同学会が2015年4月20日に紹介したものだ。

 およそ3分の2の乳がんでは、がん細胞に女性ホルモン「エストロゲン」を受け取る「エストロゲン受容体(ER)」が出ている。ER陽性の乳がんは、エストロゲンの影響を受けてがんの増殖が促進される。

 このタイプの乳がんの治療には、「ホルモン療法薬」と呼ばれる、エストロゲンをがん細胞が使えなくする薬が使われる。ただ、ホルモン療法は、長く続けているうちに、薬が効かなくなり再びがんが増えてしまう人も出てくる。

期待の新薬「AZD2014」

  「mTORシグナル」と呼ばれる一連のシグナルが、がん細胞に「増殖せよ」と指令を伝えると分かっている。

 「AZD2014」は、mTORシグナルを中断させてがんの増殖を抑える新しい分子標的薬だ。さまざまな種類のがんに対して効果が期待され、世界各国で臨床試験が進んでいる。同年会でも別の研究グループが、卵巣がんと肺がんに対する臨床試験の結果を報告している(抗がん剤が効きづらいタイプの卵巣がんと非小細胞肺がん、2つの薬の組み合わせが有効)。

 今回研究グループは、AZD2014と、最近開発されたホルモン療法薬「フルベストラント(一般名、商品名はフェソロデックス)」を組み合せて治療した場合に、ホルモン療法だけでは効かなくなってしまった乳がんを再び小さくする効果が得られるかどうかを検証した。

量やタイミングを複数パターンで検証

 対象者は、ER陽性の転移性乳がんの66人。全員、28日に1回のサイクルでフルベストラントの注射を受け続けている。

 このうちの43人には、AZD2014を毎日飲んでもらった。1日に飲む量は4通り用意し、そのどれかの量を飲んでもらった。

  残りの23人には、AZD2014を週に2日飲んでもらった。1日に飲む量は2通り用意し、どちらかの量を飲んでもらった。

半数で抗がん効果を確認

 治療の結果、66人中31人で、がんが小さくなったり、大きくなるのが止まったりと、何らかの抗がん効果が認められた。

 測定が可能な状態の乳がんの49人のうち、8人でがんが3分の2以下に縮小したと確認できた。5人は不確定ながら、がんが3分の2以下に縮小したと見られた。

 AZD2014は、毎日飲んでも週2日でも、どちらでも抗がん効果が見られた。

次の検証ステップへ

 主に見られた副作用は、発疹、吐き気、嘔吐、下痢、口のひりひり感、倦怠感だった。週2日の方が、副作用が軽い傾向が見られた。毎日飲んだ人の中の数人は、副作用のために治療を中断した。

 今回のフェーズ1試験で効果が見られたため、現在次のステップであるフェーズ2試験が行われているとのことだ。このフェーズ2試験は「マンタ(MANTA)」と名付けられ、人数や薬の比較方法をさらに広げて進められている。

2015年6月15日月曜日

朝9時前に、コーヒーを飲んではいけない理由。

人間の体にあると言われる体内時計。これには「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが深く関係しています。不快なことがあった際にも分泌されることから「ストレスホルモン」なんて別名もあるコルチゾールですが、実はこれ、自然に体を覚醒させるために朝8時から9時の間に活発に分泌されるのだそうです。

そしてこのコルチゾールが大量に分泌されている時間帯にコーヒーを飲むと、カフェインに対する耐性がついてしまうんです。すなわち、飲めば飲むほどカフェインによる覚醒効果が得られにくくなるというわけです。8時から9時だけではなく、お昼12時から1時、午後の5時30分から6時30分も同じ。

「じゃあ週末はいいんでしょ。昼過ぎまで寝てるし」というあなた。気持ちはとてもわかります。しかし何時に起きようとも、目覚めてから1時間のうちはコルチゾールの量は50%増加しています。そのためいくら寝坊しても、涙をのんで1時間我慢しましょう。

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・コルチゾール

コルチゾール (cortisol) は副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン (hydrocortisone) とも呼ばれる。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンである。3種の糖質コルチコイドの中で最も生体内量が多く、糖質コルチコイド活性の約95%はこれによる。ストレスによっても発散される。分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす。

また、このホルモンは、過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されている。海馬は記憶形態に深く関わり、これらの患者の生化学的後遺症のひとつとされている。

2015年6月12日金曜日

両側乳房切除術に対する乳がん患者の誤った認識が明らかに/ミシガン大学総合がんセンター

海外癌医療情報 2015年6月12日

生存率の向上に効果がないことを大半の乳がん患者は知らない
2015年6月2日

ミシガン州アナーバー-乳がんを発症した女性のうち、両側乳房切除術を検討した患者はおよそ半数であるが、この切除術で生存率は改善されないことを知っていたのは、そのうちのわずか37%であったことが、調査の結果明らかになった。

両側乳病切除術を受けた女性の36%が、手術により生存率が向上すると考えていた。二次性がんの平均的な発症リスクを有する女性では、がん化していない側の乳房を切除しても生存率は有意に改善されないことは、複数の研究によりこれまでにも示されている。

アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会にて発表された本研究は、乳がん治療を受けたことのある女性1,949人を対象としているが、うちおよそ20%が予防的対側乳房切除術と呼ばれる方法で、両方の乳房を切除していた。がんを発症していないもう一方の乳房にもがんを発症するリスクは、特定の遺伝子変異や家族歴がある場合に高くなるが、これらの遺伝子変異や家族歴がない場合でも、19%の患者が両側乳房切除術を受けていた。

「多くの女性で治療に必要とされる以上の広範囲に及ぶ手術が行われていることは驚くべき結果です。乳がんと診断されれば、病気と闘うために最善を尽くそうと思うのは当然です。だから私の患者さんの多くは、子どもたちのために生きていられるよう、できることは何でもしたいと言います。そのために本当に効果がある治療法は何なのか、または、思い切った決断に思えても実際には初期の一般的な乳がんでは転帰の改善が見込めないのではないか、ということを患者にきちんと理解させられるかどうかは、われわれ医師にかかっているのです」と、ミシガン大学医学部放射線腫瘍学准教授で主著者のReshma Jagsi,医学博士は言う。

外科医からの推奨あるいは外科医が推奨しているという認識が、患者が治療を選択する上で大きな影響を及ぼしていたのである。両側乳房切除術を受けないよう外科医に勧められたと答えた女性のうち、手術を受けたのはわずか4%であったが、手術を外科医に勧められたと認識した女性では、59%が両側乳房切除術を受けた。

「患者は誤った認識をもったまま、切除術を受けており、この認識をなんとしても正さなければなりません。予防的対側乳房切除術の知識と外科医が伝えた内容に対する患者の認識には大変大きな隔たりがあり、医師らはこの問題に取り組む必要があります」とミシガン大学医学部内科学および同大公衆衛生学部健康マネジメント政策学教授で、研究著者のSteven J. Katz医学博士は言う。

本研究は、ミシガン大学総合がんセンターを拠点とする多施設共同研究グループ、Cancer Surveillance and Outcome Research Teamにより実施された。本研究グループは、がん治療の質に関する問題を重点的に研究しており、Jagsi および Katz両医学博士はミシガン大学Healthcare Policy and Innovation研究所のメンバーでもある。

2015年6月4日木曜日

【愛知】がん死亡率は長期低下傾向 県の14年度白書

県がまとめた二〇一四年度の「がん対策白書」によると、一二年の人口十万人あたりのがんによる死亡率(七十五歳未満、年齢調整値)は男性一〇二・七人、女性六〇・四人で、男性は前年から一・六人減少、女性は〇・九人増加した。県のがん対策推進計画では一五年の目標死亡率は男性九五・六人、女性五二・六人。担当者は「男女とも長期的には低下している。予防や早期発見を促す取り組みを強化したい」と話している。

 一二年のがんによる死亡率は都道府県別で低い方から男性が十九位、女性が三十位だった。死亡に占めるがんの種類別では、男性は肺がんや大腸がん、女性は乳がんが目立った。

 市町村が実施するがん検診の受診率は、胃がん14・6%、肺がん23・4%、乳がん30・6%などで、二年前からほぼ横ばい。担当者は「職場などで受診する人も増えているとみられ、全体の受診率は上がっているのではないか」とみている。

 がんの治療や終末期のケアを自宅で受ける患者の割合は一三年で8・0%だった。県内には、がん治療を受けられる病院が比較的多いことなどから割合は低い傾向にある。県は一六年をめどに、一一年の全国平均の8・2%まで引き上げることを目指している。

 また、県は一四年度、がん患者が仕事を続けやすい環境支援として、患者団体や医療、企業関係者らによる有識者会議を開催。企業に対しては病気休職制度などの充実や社内啓発、医療機関には患者の職場との連携や、就労継続に配慮した診察などに取り組む重要性を提言した。

2015年5月20日水曜日

足の浮腫 採寸

R 20.9
L 19.8

う~ん、、、右だけ浮腫む、、、な、なぜ???

2015年5月19日火曜日

コーヒーが、乳がん治療薬タモキシフェンの効果を高める可能性/英国医療サービス(NHS)

英国医療サービス(NHS) 
2015年4月22日水曜日
コーヒーはがん細胞の成長を遅滞させることが示された。「ホルモン剤タモキシフェンとコーヒー2杯を毎日摂取するというがんを殺す多剤併用療法が、(乳がん)腫瘍再発のリスクを軽減させることが判明した」とMail Onlineが報告した。同研究はまた、カフェインががんの成長を遅らせることも明らかにした。
その研究で乳がん女性1,090人のコーヒー摂取について調査したところ約半数がタモキシフェンを投与されていた。タモキシフェンは、エストロゲンというホルモンとの関連で知られる乳がん(エストロゲン依存性乳がん)を治療する際に用いられるホルモン治療薬である。
研究では、1日に2~5杯のコーヒーを飲む女性は、コーヒー摂取量が1杯以下の女性よりも原発腫瘍のサイズが小さく、エストロゲン依存性腫瘍の割合が少ないことが判明した。
エストロゲン依存性乳がんでタモキシフェンの治療を受けていた女性で、毎日少なくとも2~5杯のコーヒーを飲む女性は、コーヒー摂取量が比較的少ない女性よりもがんの再発リスクが半減した。
また、研究者らはコーヒーから検出された2つの物質、カフェインとコーヒー酸(コーヒーから発見された化合物)の乳がん細胞における効果について研究室で実験を行った。研究者らは、それら2つの物質が乳がん細胞の成長を抑制することを発見した。
本研究の結果は興味深いが、コーヒーが乳がんに効果があるということを証明できておらず、他の因子として、交絡因子と呼ばれるものが結果に影響を及ぼしていた可能性がある。
乳がんでタモキシフェンを投与されている女性が適度にコーヒーを摂取することは、害にはならない。しかし、過剰摂取は易刺激性、不眠症、消化不良の原因となりうる。
研究の由来
研究はスウェーデンのルンド大学、スコーネ大学病院、英国のブリストル大学の研究者らにより実施された。Swedish Cancer SocietyやSwedish Research Councilなどスウェーデンの団体からさまざまな助成を受けた。
研究についてはピアレビュー専門誌Clinical Cancer Research誌で発表された。
この研究結果に関するMail Onlineの報道内容は、コーヒーがエストロゲン依存性乳がんの再発を防ぐ、またはタモキシフェンの作用を高めることが証明されたというニュアンス伝えている。初期結果は有望ではあるものの、今回はそれに当てはまらない。
Mail Onlineはまた、独立した専門家からの研究へのコメントを何ら掲載していない。その結果、タモキシフェンを投与されている何百万人もの女性が、どれくらいの量のコーヒーを飲むとよいのか心配し始めることが危惧される。
カフェイン摂取について英国の公式ガイドラインはないが、通常は1日にカフェインを400 mg以上摂取する(およそカップ4杯分のコーヒー、または栄養ドリンク2杯)と、副作用を引き起こす可能性がある。
研究の種類
これはスウェーデン在住で初期の浸潤性乳がんの女性1,090人を対象としたコホート研究であった。2013年に同研究者らが発表した研究の追跡調査で、同コホートの中からさらに少人数の女性を対象とした。研究者らは、先行研究でタモキシフェンを投与されていた乳がんの女性の中等度から高頻度のコーヒーの摂取と生存率向上との関連が明らかとなったと述べている。研究の目的は、コーヒー摂取量、がんの特性、生存率の関係をより大規模な乳がんの女性のコホートで調査することであるとも述べている。
乳がん腫瘍の中には、成長するためにエストロゲンに依存するものがある。エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんと呼ばれるものである。
タモキシフェンは、これらのタイプの乳がんに投与される主要なホルモン療法薬剤で、エストロゲンががん細胞に結合するのを阻害する。これががん細胞の増殖を抑制または阻止する。
研究者らはまた、コーヒーに含まれる2つの物質、カフェインとコーヒー酸が乳がんの成長に影響を及ぼす可能性のメカニズムを調査するため、ヒトの乳がん細胞を用いた細胞実験を実行した。
研究内容
コホート研究のために、2002~2012年の間に初期の浸潤性乳がんと診断された24~99歳の女性1,090人が登録された。手術前に、体測値と胸のボリュームを測定され、詳細なアンケートで出産歴、投薬使用、そして喫煙、アルコールならびにコーヒー摂取などの生活要因の情報が集められた。
コーヒー摂取は低頻度(1日に1杯以下)、中等度(1日に2~4杯)、または高頻度(1日に5杯以上)に分類された。
研究者らは、病理報告書とカルテから腫瘍のサイズと悪性度、リンパ節への転移の広がり、腫瘍がホルモン受容体陽性だったかどうかの情報を得た。
女性達は、乳がんの初再発、最新の無病期間あるいは死亡について、2013年1月より前にいずれか最初に結果が出るまで追跡調査された。乳がんが再発したか、または死亡したかの追跡調査の情報は、各種の公式記録から得た。その結果は標準的な統計方法で解析され、腫瘍のサイズのような他の要因は調整された。
細胞実験では、タモキシフェン併用あり、またはなしのヒト乳がん細胞が、48時間カフェインまたはコーヒー酸にさらされた。研究者らは、ER陽性、ER陰性、またはタモキシフェンに抵抗を示した乳がん細胞を用いた。各実験を実施するにあたり、最低でも3回は実験を繰り返した。
結果
コホート研究の主な結果は、下記の通りである。
・中等度から多量のコーヒー摂取量を報告した女性は、コーヒー摂取が少ない女性と比較して、よりサイズの小さい浸潤性の原発腫瘍を有していた。
・また、中等度から多量のコーヒー摂取量は、コーヒー摂取が少ない患者と比較してER陽性腫瘍の割合が低いことと関連があった。
・中等度から多量のコーヒー摂取は、タモキシフェンを投与されていたER陽性腫瘍を有する女性の乳がんが再発するリスクが49%低下したことと関連があった(adjusted hazard ratio 0.51; 95% confidence interval 0.26-0.97)。
細胞実験では、カフェインとコーヒー酸がER陽性とER陰性双方のがん細胞の成長を抑制した。また、カフェインとコーヒー酸は、乳がん細胞に対して他の影響も及ぼしており、細胞の成長を遅滞させたり、細胞の死を促進したりした。
結果の解釈
研究者らは、これらの知見はER陽性とER陰性双方の乳がんに対するカフェインとコーヒー酸のさまざまな抗がん特性を示唆していると述べている。特に、コーヒーは、タモキシフェンに対する腫瘍細胞の感受性を高め、そのため乳がんの増殖を抑制する可能性があるとの考えを示している。コーヒーに含まれる物質が、がん細胞の成長に必要な信号経路のスイッチを切る働きを持つ可能性があると彼らは述べている。
結論
本研究は興味深いが、いくつか制約がある。第1の知見は、コーヒー摂取が比較的多いと報告した女性は乳房の腫瘍径が小さく、がんがER陽性である可能性が低いということであった。しかし、女性達は診断後に一度コーヒーの摂取について報告したきりで、アンケートで彼女達が過去または現在コーヒーを飲む習慣について聞かれていたかどうかの記載が不明確である。女性達はまた、特に長期にわたるコーヒー摂取について思い出すことを求められた場合、コーヒー摂取を過剰に低く、あるいは過剰に高く見積もった可能性がある。研究でコーヒー摂取における正確さがさらに妨げられているのは、コーヒーの「カップ」の大きさについて標準的な定義を示さなかったことである。
第2の知見は、タモキシフェンを投与されていたER陽性がんの女性の間で、より多いコーヒー摂取がより良い結果と関連していたということであった。これは特に臨床試験の結果が得られたこともあり有望に聞こえるが、交絡因子が結果に影響を及ぼした可能性は常にある。
タモキシフェンは、通常閉経前のER陽性がんの女性にのみ用いられる。従って、アロマターゼ阻害剤のような異なるホルモン療法が求められる閉経後の女性でも同様の効果がみられるかどうか不明確である。
コーヒー摂取と乳がんリスクの潜在的な関連について、さらなる研究が求められる。またそれは、新たな治療法につながる可能性がある。
しかし、注目すべきなのはコーヒーの過剰摂取がマイナスの副作用を起こす可能性があるということである。定期的に1日5杯以上コーヒーを飲むと、不眠症、易刺激性、胃のむかつき、心悸亢進を引き起こす可能性がある。

2015年5月18日月曜日

早期乳がん女性患者のほとんどが広範囲のリンパ節摘出を回避―根治施術はもはや不要との科学的証拠の支持増加

キャンサーコンサルタンツ
2015年4月6日

米国外科学会(ACS)からの情報

シカゴ発(2015年3月26日):早期乳がん女性患者に関する新たな研究によれば、隣接リンパ節生検でがんが見つかった場合、外科医が腋窩部分のリンパ節の大部分を切除するのはもはや一般的ではないことがわかった。これは乳がん治療において大きな変化である。米国人乳がん患者270万人のデータを評価した本研究結果は、年内の出版に先立ち、Journal of the American College of Surgeons 誌電子版に「近刊予定記事」として公開されている。

米国外科学会腫瘍グループZ0011(American College of Surgeons Oncology Group Z0011)、つまりACOSOG Z-11試験として知られる画期的な臨床試験結果が4年以上前に公表されたが、その結果に基づく提言に外科医がどの程度まで従っているか、これまで不明であった。研究者の報告では、センチネルリンパ節(最初にリンパ流を受けるリンパ節)に腫瘍がある早期乳がん患者で、乳房部分切除を受けた人のほとんどは、腋窩リンパ節郭清(ALND)と呼ばれる、脇の下に残っているリンパ節の摘出によって受ける利益はないとされていた。当時の調査では、ALNDを受けた患者と、ALNDを受けず再発の有無について経過観察された患者との間で、がん再発および5年生存率に違いは認められなかった。

今回の新たな研究では、がんを含むセンチネルリンパ節を発見後にALNDを行わず、がんが最初に転移しやすい「見張り番」リンパ節であるセンチネルリンパ節生検(SNB)切除のみを受けた乳房部分切除患者の割合が飛躍的に増加したことがわかった。研究著者らによると、SNBのみを行った患者の比率は、2010年9月ACOSOG Z-11試験初回結果の公表前年2009年の23%から公表後初年度2011年の56%へと2倍以上に増加した。

「私の知る限り、私たちの研究はACOSOG Z-11試験の知見が乳がん患者への臨床診療を全国的に変えたことを初めて明らかにしたものである。SNBのみを受けた患者の方がリスクが低いことから、Z-11試験の影響は非常に大きい」と、主著者Katharine Yao医師は言う。Yao医師は、米国外科学会会員(FACS)、イリノイ州エバンストン市のノースショア大学保健システム科乳がん外科教室部長、シカゴ大学プリツカー医学部臨床外科准教授である

Yao 医師によると、SNBのみで少数のリンパ節を摘出すれば、重症となることが多いリンパ浮腫合併症を起こす生涯リスクが大幅に下がる。皮下にリンパ液が溜まると、腫れて痛みを伴うこともある。今回の新たな研究では、Yao医師らは米国外科学会(ACS)がん委員会(CoC)と米国がん協会の共同プロジェクトである米国がんデータベース(NCDB)を利用した。NCDBは、CoCの認定を受けた約1500件のがんプログラムから米国で新たにがんと診断された症例の推定70%を収集する。

NCDBでは、実施されたリンパ節郭清術の型(SNBまたはSNB+ALND)を確認できないが、研究者らは、これらの型の識別として、切除したリンパ節の数を用いた。リンパ節切除4個以下をSNBのみ、リンパ節切除10個以上をALNDと分類した。

1998年から2011年の間に乳がんと診断されてデータベースに載った272万人の症例のうち、74,309人の患者がSNBのみ実施のZ-11試験適格基準を満たすことがわかった。Z-11試験適格基準とは、乳房部分切除と全乳房放射線照射を受けていること、臨床的リンパ節転移陰性と思われる5cm以下(2インチ未満)の腫瘍があること、切除縁が陰性(切除乳房組織の外縁でがん細胞が確認されない状態)であること、腫瘍陽性センチネルリンパ節が2個以上であることである。

SNBのみ実施の比率は、1998年の6.1%から、研究時最新データである2011年の56%まで増えたという報告であった。このZ-11試験結果は2011年当時の最新データであったことから、2012年にはさらに増えているものと思われるとYao医師は語っている。

統計解析の結果、乳房部分切除患者は、ハイリスクとみなされる特性[50歳未満、黒色人種、トリプルネガティブ腫瘍(ほとんどの乳がんの成長を助長するとされる最も一般的な受容体3種の欠如)、大きな腫瘍(3cm以下)]を一つでも有する場合、ALNDを受ける確率が高かった。さらに腫瘍転移陽性センチネルリンパ節が2個ある患者は、1個の患者に比べて、ALNDを受ける確率は2倍になった。2mm以上の腫瘍転移がある患者は、微小転移と呼ばれる小さながん転移がある患者に比べて、ALNDを受ける確率は3倍以上になった。

Yao医師らの研究結果によれば、Z-11試験はハイリスク患者も対象としていたにも関わらず、ハイリスク患者にALNDを実施しないことに抵抗を感じる医師がいるようである。Yao医師は、Z-11試験結果がハイリスク患者にも適用可能であることを外科医に広く認識させ、ハイリスク患者の長期的追跡調査を実施する必要性を訴えた。研究者らは、Z-11試験適格基準のうち1項目を満たしていない400,052人の乳がん症例も解析した。この解析結果は「やや驚くべきものであった」とYao医師は述べている。

Z-11試験に乳房切除患者は含まれていないが、 2011年に乳房切除手術を受けた患者の22%以上がSNBのみを受けたとの報告である。さらに、推奨値の5cmを越える腫瘍がある患者、または、放射線治療をまったく受けないか、全乳房照射ではなく部分照射を受けた患者の50%以上がALNDを受けずSNBのみを受けていた。

「Z-11適格基準外の患者がSNBしか受けていないのは、やや懸念すべき問題である。乳房切除患者におけるSNBのみの実施は、全体的な転帰への影響が不明であるため、意見が分かれる問題である」とYao医師は述べている。

Yao医師以外の研究著者は以下のとおり。Erik Liederbach 理学士;Catherine Pesce医師;Chi Hsiung Wang医学博士;David J. Winchester 医師、FACS。
全員、ノースショア大学保健システム科所属。
FACS:米国外科学会会員(Fellow of the American College of Surgeons)外科医。

この研究結果は、カリフォルニア州インディアンウェルズで昨年11月に開催された2014年Western Surgical Association年次総会で発表された。

2015年5月17日日曜日

足の浮腫 採寸

R 20.0
L 19.4

う~ん、寸法だけ見ると大丈夫な感じがするけど、
右だけ靴下の跡がくっきり深く残ってしまった。
まだ浮腫んでるんだなぁ・・・ orz

足の浮腫 採寸

R 20.2
L 19.7

差が縮まった!
浮腫は解消した、、、と思っていいレベルかな~ 
見た目には分からなくなった ^^
でも、これから、リンパドレナージュするべ♪
当分続けよっと

2015年5月15日金曜日

足の浮腫 採寸

R 20.5
L 19.5

少し解消した

2015年5月14日木曜日

右足の浮腫?!

右足がすっごく浮腫んでしまった!
な、なぜ?!
まさか、エコノミークラス症候群、、、?


R 20.8
L 20.0


2015年5月7日木曜日

コーヒー飲む人、病死の危険減 9万人追跡調査

2015年5月7日

 コーヒーを1日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東京大などの研究チームが7日、公表した。

 がんによる死亡との関連は見られず、全ての死亡の危険性で比較すると24%減だった。

 1990年代に10都府県に住んでいた40~69歳の約9万人を2011年まで追跡し、生活習慣と日本人の主要な死因との関係を調べた。

2015年3月28日土曜日

近年の乳がん治療の現状とHER2陽性乳がんに対する治療 岩田 広治

2013年8月17日(土)開催
「HER2陽性乳がん患者さんのための情報発信セミナー2013 in 名古屋
                          〜 あなたにとって最適な治療とは?」

2015年3月16日月曜日

乳がん治療による早期閉経の回避に有効な薬剤

2015年3月16日
健康美容EXPO > 健康美容EXPOニュース > 海外ニュース:TOP > 女性の健康 > 乳がん治療による早期閉経の回避に有効な薬剤

乳がんの化学療法の副作用として一部の患者に早期閉経がみられることがあるが、ゴセレリンと呼ばれる薬剤を追加することにより、その確率を低減できることが新たな研究で示された。この研究は米国立がん研究所(NCI)の支援により実施されたもので、「New England Journal of Medicine」3月4日号に掲載された。

研究著者で米ロヨラ大学乳がん臨床研究プログラム代表のKathy Albain氏によると、「若い乳がん患者にとって、化学療法の最も悩ましい副作用の一部が早期の急な閉経と不妊である」という。

米ノースショア大学病院(ニューヨーク州)のがん専門医George Raptis氏もこれに同意し、「われわれは数十年前から閉経前の女性に化学療法を実施している。これにより転移リスクを低減し、全生存率を向上させることができる。しかし、多くの若い女性が乳がんを克服する一方、治療が原因で不妊になる」と説明している。

今回の研究では、早期乳がんと診断された50歳未満の閉経前の女性257人を対象として、標準化学療法を実施する群と、化学療法にゴセレリン(商品名:ゾラデックス)を追加する群のいずれかに無作為に割り付けた。2年後、標準治療群の22%に月経の停止またはエストロゲン産生と卵子供給の低下がみられたのに対し、ゴセレリン群では8%にとどまった。また、妊娠率はゴセレリン群で21%、標準治療群で11%であった。

Albain氏によると、ゴセレリンは化学療法の間、一次的に卵巣を「休眠」状態にすることによって生殖能力を保護する効果を発揮するという。早期閉経やそれに伴う症状を低減するだけでなく、ゴセレリンはきわめて安全であり、生存率を向上させる可能性もあるという。4年後の時点でがんの徴候や症状がみられなかった比率はゴセレリン群で89%、標準治療群で78%であり、4年後の全生存率はゴセレリン群92%、標準治療群82%であった。

今回の研究はエストロゲン・プロゲステロン受容体が陰性の乳がん患者が対象であり、この知見を受容体陽性乳がんの患者に一般化できるかどうかは不明であるとRaptis氏は指摘している。それでも、この研究は化学療法を受ける多くの女性の生活を向上させる可能性があると同氏は述べている。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク市)のStephanie Bernik氏もこれに同意し、ゴセレリンにより副作用なく早期閉経が低減されただけでなく、生存率向上も認められた今回の研究は非常に有望なものだと述べている。(HealthDay News 3月4日)

2015年3月13日金曜日

電子お薬手帳「harmo」

ソニーは、非接触ICカード技術「FeliCa」を用いた電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」の試験提供エリアを近畿地方へ拡大する。harmoは、薬局などで調剤された薬の履歴などのデータを、クラウドサーバー上で電子的に管理するサービス。FeliCaのチップを埋め込んだカードを薬局の端末にかざすだけで、調剤履歴の閲覧や調剤情報の記録が行える。.


・harmo(ハルモ)とは

人と人をつなぐ、電子お薬手帳サービスです。

harmo(ハルモ)は、患者さまと薬剤師、 またそのご家族をつなげる電子お薬手帳サービスです。
患者さまひとりひとりの調剤履歴を、カード1枚で安全に管理できます。

また、スマートフォンアプリと連動することで副作用の記録、調剤履歴を ご家族と共有することができます。

2015年3月12日木曜日

採寸

W 61
R 32.5
L 30

2015年2月9日月曜日

痛みは脳や体に記憶される

2015/2/9 日経メディカル

 痛みは身体だけでなく、精神面や社会生活にも大きな影響を及ぼし、生命予後をも悪化させる。近年、「痛み記憶」という概念が提唱され、記憶の段階に至らせないことが重要だと分かってきた。痛みが出始めたら、軽視することなく、少しでも早い時期から痛みを軽減させる対応が求められている。

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痛みは記憶されるでしょうか

大人になると、子どもの時のように階段を1段抜かししたり、柵を跳び越えたりするなど、ちょっとした冒険ができなくなります。「ケガをしたときに感じた痛み」が思い起こされて、腰が引けてしまうからです。

さらに、痛みの記憶によって、非常に面倒なことに合うこともあります。

ケガや病気、あるいは手術などで痛みを感じると、この痛みの刺激は中枢神経に記憶されます。これは一種の「痛みの中枢への感作」と言います。この中枢への感作によって、常に脳や脊髄が刺激されると、痛みの原因になる刺激がなくても、脳はいつも痛みを感じ続けてしまうことがあります。ケガや病気が治っても、その部分がまるでそのケガや病気が起きているかのように、痛み続けてしまうわけであります。単なる慢性痛と違うのは、末梢神経がこの痛みの記憶の影響で、過敏になっているため、風が吹いただけ、ちょっと触っただけでも、強い痛みを感じる点です。

「幻肢痛」も痛みの記憶の一つと考えられています。よく聞くのは、実際にはない切断した足に痛みが走るという現象です。足に限らず、乳房や陰茎、内臓でも起こります。途切れた末梢神経が異常な信号を発するためとか、脊髄、脳のネットワークの異常とか言われていますが、はっきりしたことは分かっていません。

2015年2月7日土曜日

乳がん腫瘍マーカー


一概には言えないんだろうけど、FECよりドセのほうが効いたのかな、私の場合は。

2015年2月4日水曜日

ノバルティスを業務停止へ 副作用報告違反で初

薬の副作用情報を期限内に国に報告しなかったとして、厚生労働省が医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づき、製薬大手ノバルティスファーマ(東京)を業務停止処分とする方針を固めたことが2日、関係者への取材で分かった。期間は15日間前後で検討しており、ノ社から弁明書の提出を受けて正式決定する。

 厚労省によると、副作用報告義務違反で製薬会社が業務停止となるのは初めて。ノ社は、2種類の白血病治療薬をめぐる副作用報告義務違反で昨年7月に改善命令を受けており、一連の問題で今回が2回目の行政処分となる。

2015年1月31日土曜日

タモキシフェンにより高リスク女性の乳癌発症率が低下(IBIS-I試験結果)/米国癌学会(AACR)

海外癌医療情報リファレンス 2015年1月31日

原文:2014年12月11日

乳癌リスクの高い女性を対象とした国際共同乳癌治療試験-I(IBIS-I)で中央値が16年間である追跡調査を実施した結果、タモキシフェン投与により乳癌全体の発症率が有意に減少した。試験成績は2014年12月9日から13日に開催されたサンアントニオ乳癌シンポジウムで発表された。

「IBIS-I試験は、乳癌リスクの高い女性に、乳癌を予防する目的でタモキシフェンを投与した場合の長期的なリスクおよび利益を検討するようデザインされた試験です」とロンドン大学クイーン・メアリー、ウルフソン予防医学研究所所長兼ジョン・スノー疫学教室教授であるJack Cuzick博士は述べた。

「今回の試験で乳癌の発症率は低い水準のままに20年間持続して維持できることがわかりました。ただし、子宮内膜癌に起因する死亡率やエストロゲン受容体(ER)陰性癌の発症率に関しては懸念があります。しかしながら、これらの発症率に統計学的な有意性はなく、研究結果は偶発性の可能性があります」。

「閉経後の女性にとっては、アナストロゾールやエキセメスタンなどのアロマターゼ阻害薬による治療が、効果の高さや副作用の低減(副作用面での優位性)といった観点から、より優れた治療選択肢になると考えられます。しかし閉経前の女性にとっては依然として、タモキシフェンによる治療が唯一の有効な選択肢なのです」とCuzick氏は続けた。

IBIS-I試験に登録した閉経前および閉経後の女性7154人の中、3579人がタモキシフェン20 mgを5年間連日投与する群に、3575人が対応するプラセボを5年間投与する群に無作為に割り付けられた。主に乳癌の家族歴のために乳癌リスクが増大しているとされる35歳から70歳までの女性が参加した。

この試験の主要評価項目は非浸潤性または浸潤性乳癌の発症率で、副次評価項目は全死亡率、他の癌種での死亡率、および乳癌に特異的な死亡率であった。

中央値で16年間の追跡期間中に、タモキシフェン投与群の女性246人およびプラセボ群の女性343人が乳癌を発症した。プラセボ群と比較したタモキシフェン群の乳癌発症の低下率は29%であった。ER陽性乳癌の発症率では35%の低下がみられたが、ER陰性乳癌においては効果が認められなかった。

試験期間中にホルモン補充療法(HRT)を受けなかった女性のほうがより大きな利益を得た。すなわち、HRTを並行して受けなかった女性におけるER陽性乳癌の発症率は45%低下し、乳癌全体でみても38%低下した。

乳癌による死亡率には群間で差はなかったが、タモキシフェン投与を受けた女性では、有意性はないものの、全死亡率の上昇が認められた。しかしながらCuzick氏によると、96カ月目の追跡調査報告で認められた率よりも低かった。子宮内膜癌および非メラノーマ皮膚癌の発症率上昇、大腸癌発症率の低下がみられた。他の癌種では、全体としての発症率は上昇したが有意差はなかった。

「乳癌の発症率を長期にわたって低く維持できたことから、重要な知見が得られました。しかし、死亡率に対する影響という点にはまだ不確実な部分が残っています」とCuzick氏は述べた。

本試験は英国癌研究およびアストラゼネカ社から資金援助を受けた。Cuzick氏は本試験に関してアストラゼネカ社を代表して発表している。

2015年1月26日月曜日

生検により癌は拡散しないとの研究結果/メイヨークリニック

015年1月11日
フロリダ州ジャクソンビル−−フロリダ州にあるメイヨークリニック・ジャクソンビル総合病院で治療を受けた2000人超の患者を対象とした研究によると、癌生検によって癌が播種(拡散)するという迷信が否定される結果となった。研究班は1月9日のGut誌電子版の中で、生検を受けた患者の転帰は受けなかった患者よりも良好であったと発表している。

画像は、膵臓を生検針で穿刺する様子を超音波内視鏡で描出したものである。超音波内視鏡は胃内に存在(経口鏡を使用)。超音波内視鏡先端の超音波プローブにより胃に隣接する膵臓の描出が可能。超音波ガイド下で長い生検針を内視鏡から通し、腫瘍を穿刺している。

研究班の対象は膵癌であったが、本研究で用いられた診断手法(穿刺吸引細胞診)は腫瘍の種類を問わず用いられるため、この結果は他の癌でも当てはまるではと考えられる、と本研究の主任研究者で消化器科医のマイケル・ウォレス医師(公衆衛生学修士、内科学教授)は語った。

穿刺吸引細胞診は、細い中空針を用いて腫瘍から数個の癌細胞を抽出する低侵襲の手技である。生検により癌が播種されるという思い込みが、多くの患者や医師の中にさえ長い間存在しつづけてきた。

その可能性が考えられる症例は数例あるものの(極めてまれだが)、生検に対して心配する必要は全くないとウォレス医師は語る。

「研究結果を見れば、医師も患者も生検が非常に安全だと思い直すはずです。米国内では癌生検が毎年何百万回も行われています。ですが、その中の1、2例のために、生検が癌を播種させるという迷信がこれほどまで有名になっているのです」。

生検は「テーラーメイド治療を行う上で非常に価値のある情報を与えてくれます。ある症例では、より良好な転帰のため手術を行う前に化学療法と放射線療法を行うこともできますし、またある症例では、手術をはじめとした無用な治療を行わないという選択ができるのです」とウォレス医師は語る。

膵臓癌の手術は「非常に大きなオペレーション」であり、「ほとんどの人は手術を行う前に癌の存在を確認したいと思うはずです」とウォレス医師は語る。ある研究によると、膵癌疑いで手術を受けた患者のうち9%は良性腫瘍であったという結果が出ている。

ウォレス医師とその研究班は、生検のリスクを検証するための研究を個別に2回行っている。

2013年にEndoscopy誌に掲載された研究では、研究班はメイヨークリニックで治療を受ける256人の膵臓癌患者の転帰について検証した。研究班は、超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)を受けた患者208人と受けなかった患者48人との間で、癌の再発に差がないという結果を示した。

今回の研究では、研究班は手術を受けた非転移性膵癌患者に関するメディケアのデータ11年分(1998年~2009年)を調査した。研究班は、EUS-FNAを受けた498人と受けなかった1536人の全生存期間と膵癌特異的な生存期間を調査した。

平均追跡期間21カ月の中で、死亡者はEUS-FNA施行群のうち285人(57%)、EUS-FNA未施行群のうち1167人(76%)であった。膵癌が死因であると判定した患者はEUS-FNA施行群のうち251人(50%)、EUS-FNA未施行群のうち980人(64%)であった。

全生存期間の中央値はEUS-FNA施行群で22カ月、EUS-FNA未施行群で15カ月であった。

「生検はきわめて有効です。生検を行うことで患者にあった医療、つまり患者一人ひとりに合わせ、できる限り良好な転帰を得られるよう計画した治療を行うことができるのです」とウォレス医師は語る。

共著者には、ミネソタ州のメイヨークリニック・ロチェスター総合病院の研究者も参加している。

2015年1月8日木曜日

生活習慣と遺伝子からがん予測 愛知県がんセンター

2015年1月8日 中日新聞朝刊

 愛知県がんセンター(名古屋市千種区)は、健康な人が将来どの部位のがんにかかりやすいのか、遺伝子と生活習慣から確率を出すプログラムの開発に乗り出した。三年以内の実用化を目指す。結果を見てリスクの高いがん検診を受けたり、生活を改善したりして、より効果の高い予防につなげる。遺伝子情報から病気のリスクを判定する方法は、既に民間などにあるが、生活習慣と関連づける判定は珍しい。

 がんセンターには研究所と中央病院などがあり、がん患者の遺伝子を調べて個人にあった治療に力を入れている。研究所は一九八八年から、がんやがんの疑いで訪れる初診患者を対象に生活習慣を調査。二〇〇一年からは患者の同意を得て血液で遺伝子を採取し、遺伝的な体質と生活習慣が発がんにどう関係しているか、分析を続け、患者のデータ約三万件が蓄積されている。

 研究所疫学・予防部の田中英夫部長(52)によると、これまでの研究で遺伝的に酒を飲めず、一定以上の喫煙量がある人は酒が飲める人より肺がんになりやすいことや、遺伝的にある程度の酒が飲める人でも、大量に飲酒を続けると、胃がんになるリスクが高まることなどが分かってきた。

 プログラムはこうしたデータや研究成果を活用。対象は日本人に多く、生活習慣との関係が指摘される肺がん、胃がん、大腸がん、乳がんを想定。採血による遺伝子検査と生活習慣を調べるアンケートで、七十五歳になるまでにがんにかかる確率を計算。一定以上のリスクの高い人には、定期的な精密検査や生活習慣の改善を指導する予定。

 実用化に向け、昨年十一月から愛知県内に住む四十五~六十五歳の健康な女性三十人に、乳がんになるリスク検査の試験を開始。乳がんは特定の遺伝子変異や肥満がリスクを高めることが知られ、今後は結果を知った対象者が生活習慣の改善に取り組んでいるか、心にどういった影響を与えるかなどを調べる。その他のがんについても順次、試験を実施し、内容と精度を高めていく。

 田中部長は「現在は誰もが一律にがん検診を受けているが、リスクが高いと判定された臓器を重点的に受ければ、効率的な予防が期待できる」と話している。

左乳房の乳ガンの放射線治療時に心臓の被爆量を減らすには大きく息を吸い込むと良い

(2015年1月) 左乳房の乳ガンに対して放射線治療を行うことによって心臓病のリスクが増加することが知られていますが、"Practical Radiation Oncology" 誌オンライン版に掲載されたトーマス・ジェファーソン大学の研究によると、放射線治療時に大きく息を吸い込み肺をふくらませることによって、心臓に放射線が当たる量を大幅に減らして心臓病(虚血性心疾患)になるリスクを低下させられると思われます。

この研究では、左乳房にステージ0~Ⅲの乳ガンがある患者81人に、放射線治療時に大きく息を吸い込んでもらいました。 その結果、心臓への放射線被爆量が中央値で62%減っていました(被爆量を20%以上減らせた患者は88%)。

その後81ヶ月の追跡調査に基づくこれらの患者の8年間生存率の推算値は、乳ガンが再発しない状態での生存率(disease-free survival)は90%、(再発したケースを含む)全体での生存率は96%というものでした。

2015年1月3日土曜日

3Dプリンター×ヒトのコラーゲン、幹細胞で移植用組織 感染症回避

2015.1.3 07:55

ニッポンのすご技!3Dプリンター×ヒトのコラーゲン、幹細胞で移植用組織 感染症回避 東大病院と富士フイルムなど技術開発/5年後の実用化目指す

東京大学医学部付属病院と富士フイルムなどが、立体の造形物を簡単に作製できる3Dプリンターと遺伝子工学を駆使し、人体に移植できる皮膚や骨、関節などを短時間で量産する技術を確立したことが2日、分かった。移植の難題となっている感染症の危険性を低く抑えられるのが特長。世界初の技術といい、5年後の実用化を目指している。

 開発したのは、東大病院顎(がく)口(こう)腔(くう)外科の高戸毅教授らの研究チーム。肝臓など臓器にも応用する考えで、体外で生成した健康な組織を患部に移植する「再生医療」を大きく前進させる可能性がある。

 高戸教授によると、病気やけがで皮膚、骨、軟骨、関節の移植が必要な患者は国内で計2千万人以上。現在は患者本人の患部以外から切除した組織を使うなどしており、体への負担が大きい。

 患者の負担を減らす方法として、国内ではウシなど動物の組織とプラスチック素材を主な原料に3Dプリンターで移植用組織を作る技術がある。ただ感染症のリスクがあり、組織が人体になじむ「同化」に2~3年はかかる。頭蓋骨や大(だい)腿(たい)骨(こつ)といった強度の必要な組織の作製も難しいという。

 研究チームは今回、皮膚や軟骨、骨などの基本構造の7割以上が、タンパク質の一種であるコラーゲンでできていることに着目。富士フイルムが遺伝子工学を駆使して開発したヒトのコラーゲン「リコンビナントペプチド(RCP)」を活用することで、感染症リスクの低減に成功した。

 RCPに患者本人から取り出した幹細胞や細胞の増殖を活性化させるタンパク質「成長因子」などを混ぜて医療用に改良した3Dプリンターに装(そう)填(てん)。CT(コンピューター断層撮影装置)で得た体内組織のデータを活用して2~3時間で目的の組織を作製する。患者ごとに違った形、大きさにすることも可能という。

 高戸教授は「感染症リスクの低下だけでなく、数カ月間での自然同化も可能」と説明する。動物実験では良好な結果が出始めているという。厚生労働省から必要な許認可を得た上で、5年後の実用化を目指す。

 再生医療に詳しい埼玉医科大学形成外科・美容外科の中塚貴志教授は、今回の技術開発について「3Dプリンターが、再生医療に欠かせない医療機器に進化するための重要なステップになる」と話している。

2014年12月18日木曜日

「FEC-100」と「3週毎ドセタキセル」の今

▼私の場合はN0ではなくN1なので、FEC100で正解だったのかも←(笑。いやいや、今後はFEC100は使われなくなるのかも?

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学会スペシャル:サンアントニオ乳癌シンポジウム2014
2014年12月9日~12月13日 San Antonio

リンパ節転移陰性T1-T3期乳癌患者の術後補助化学療法でFEC-100はACよりDFS、OSを有意に改善せず【SABCS2014】
2014/12/12

 リンパ節転移陰性でT1-T3期の乳癌患者を対象に、術後補助化学療法としてFEC-100レジメン6サイクルを行うことはACレジメンを4サイクル行う場合と比べて無病生存期間(DFS)、全生存期間(OS)を延長しないことが明らかとなった。両レジメンを比較した無作為化フェーズ3試験、NSABP B-36の結果示されたもの。FEC-100群の方が毒性が増加しており、研究グループはリンパ節転移陰性乳癌患者にはアントラサイクリンベースのレジメン6サイクルの使用は支持しないとする結果だと結論づけた。

参考: hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2015/01/nsabp-b36fec1006ac4.html
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▼な、なんと今後は、3週間毎ドセタキセル(←私はこれ)ではなく、毎週パクリタキセルが使われるのか!? 

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学会スペシャル:サンアントニオ乳癌シンポジウム2014
2014年12月9日~12月13日 San Antonio

毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルはリンパ節転移陽性または高リスクの乳癌患者のDFSを改善、10年の追跡結果【SABCS2014】
2014/12/13

 腋窩リンパ節転移陽性、または高リスクのリンパ節転移陰性の乳癌患者に対する術後化学療法として、AC療法施行後の毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルは、3週毎パクリタキセルと比べて無病生存率(DFS)を有意に改善することが、大規模なフェーズ3試験(E1199)の10年間の追跡結果から明らかになった。全生存率(OS)の改善はわずかだった。12月9日から13日まで米国サンアントニオで開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2014)で、米国Albert Einstein College of MedicineのJoseph A Sparano氏が発表した。

愛知県がんセンター中央病院の図書室

おお~!!! 修繕されるんだ!
まだまだ先の事だろうけど、楽しみだ。

・・・次の診療日に借りてみる、かも?
あ、、でも、一度借りようとしたら、、、う~ん、やっぱ止めとこっと。

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2014/12/16
愛知県がんセンター中央病院の図書管理システム一式の賃借に係る一般競争入札について

2014/12/16
愛知県がんセンター中央病院の図書管理システム一式の賃借に係る一般競争入札について
愛知県がんセンター中央病院図書室内電動書架の修繕の一般競争入札について
(最終更新日:2014/12/17 )

切り拓く 愛知県がんセンター開設50年(下)競争

(2014年12月16日) 【中日新聞】【朝刊】

厳しい経営 募る危機感

「治療を受けるまで何カ月もかかると思われているかもしれないが、そんなことはない」「入院だって他の病院より早いくらい」

 11月初め、愛知県がんセンター(名古屋市千種区)が名古屋市内で開いた、がん最新治療の公開講座。140人の聴衆に医師3人が口々にアピールした。

 狙いは「がんセンターは治療を受けるのが難しい」などの古くからのイメージ払拭(ふっしょく)だ。がん患者は増える一方なのに、同センター中央病院の受診患者は減っているからだ。昨年度の外来の初診患者は5468人で、10年前より4割近くも減った。

 理由の一つが、がんを治療できる病院が増えたこと。国は2002年から基準を満たした病院を、質の高いがん医療が受けられる「がん診療連携拠点病院」に指定。愛知県内では15カ所が指定されている。

 その一つ、藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)は、前立腺がんなどで患者に負担の少ない手術支援ロボットをいち早く導入。名古屋大病院(名古屋市昭和区)は治療の難しい小児がんに力を入れ、国の小児がん拠点病院にも選ばれた。

 02年設立の静岡県立静岡がんセンター(静岡県長泉町)は、「患者と家族の徹底支援」を打ち出し、研究所に専門部を設置。陽子線治療や手術支援ロボットなどを整える。昨年度の外来初診患者は7847人と、5年で2割近く増えた。

 周辺の医療・健康関連企業と連携し、患者に優しい治療技術や製品を開発するプロジェクトも進める。静岡がんセンター総長の山口建(けん)さん(64)によると、設立当時の石川嘉延知事から「愛知県からは2周遅れだが、サポートする。一流のものを」と託されたといい、「“後発組”ならではの視点で取り組んでいる」。

競争相手が増える一方、長引く不況などで愛知県は財政が悪化。病院と研究所を併せ持ち、かつて潤沢な支援を受けていた愛知県がんセンターをめぐる環境は一変した。12年に国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)長から、愛知県がんセンター総長に赴任した木下平さん(62)は「現場に疲弊感が漂っていた」と振り返る。

 同センターは毎年、実質十数億〜30億円の赤字で、行財政改革により04年、県直営から公営企業として病院事業庁に移管された。赤字補填(ほてん)などで今も県から20億円以上が支出されている。経営効率が求められ、高額な手術支援ロボットや高速の遺伝子解析装置など最新機器の導入も遅れた。患者に人気のある医師が引き抜かれるケースも。本年度の県からの研究費は、病院収入からの補填も含めて約3680万円と、16年前の4分の1に落ち込んだ。

 「高度な先進医療を担う病院は、人や機器への先行投資が重要。だが、その成長戦略がなかった」。10月初め、名古屋市内で開かれた設立50周年の記念式典で、木下さんは危機感を強調。今後は遺伝子を分析し、患者に合った治療や予防法を考えるオーダーメード医療を充実させ、差別化していく考えを示した。専門のセンターを設置する構想も検討しているという。

その礎が長年蓄積された患者データ。同センター研究所は、1988年から中央病院の初診患者に、生活習慣の調査を実施。01年からは同意の得られた患者の血液を採取し、生活習慣や遺伝子と発がんとの関係を分析してきた。そのサンプルは3万件以上に上る。15年度からは新たに患者のがん組織を保存し、治療法開発に生かす「バイオバンク」も始める。

 30年前に研究所で学び、肺がんの抑制に関わる重要な遺伝子変異を見つけた名古屋大大学院教授の高橋隆さん(59)は「遺伝子レベルでのがん治療は基礎研究の成果が臨床に直結する。今こそ研究所と病院が併設されているメリットを生かせる」とエールを送る。

 木下さんは言う。「半世紀の実績と患者の貴重なサンプルは、がんを撲滅するための貴重な財産。ここだからできる治療や研究を、世界に発信していきたい」

切り拓く 愛知県がんセンター開設50年(中) 人材輩出

(2014年12月9日) 【中日新聞】【朝刊】

若き才能集結、先端研究

DNA画像のフィルムを持つ手が震えた。

 1989年、米国の国立がん研究所。当時、愛知県がんセンター研究所から留学していた高橋隆・名古屋大教授(59)=分子腫瘍学=は肺がん患者の遺伝子の画像で、一部が明らかな異常を示していることを発見。この遺伝子が肺がん抑制に関与していることを、世界で初めて明らかにした。

 この報告が、肺がん増大の仕組みを遺伝子レベルで解明する起爆剤に。「がんセンターで学んだ遺伝子解析の基礎が生きた」

 60年代から80年代は、がんを遺伝子レベルで調べる分子生物学や免疫の研究が本格化。だが、国内では大学でも研究は十分に進んでおらず、研究所と病院を併せ持つ専門施設のがんセンターに、現在の日本を引っ張る医学者の卵が続々と集まった。

 肺の外科医だった高橋さんは手術の限界を感じ、29歳で研究所へ。遺伝子解析の第一人者で現在、理化学研究所(理研)バイオリソースセンター(茨城県つくば市)長の小幡裕一さん(66)が同じ研究室におり、最新の遺伝子操作や管理手法を学んだ。

 免疫細胞の働きを抑える「制御性T細胞」を見つけ、ノーベル賞候補の呼び声も高い大阪大免疫学フロンティア研究センター長の坂口志文(しもん)特別教授(63)=免疫学=も研究所に所属した。京都大大学院生だった40年近く前、マウスの胸腺を取ると胃炎などの自己免疫病を発症するという、研究所の「面白そうな」実験にひかれ、大学院を中退。がんや自己免疫病の治療につなげることが期待されるT細胞の発見は、この研究が原点。「がんの免疫では世界のトップレベルだった」

 若く有能な研究者をひきつけたのは恵まれた環境。開設10周年の業績集によると、開設前に当時の桑原幹根・愛知県知事が「全国から一流の人材を集めてほしい」と号令。当時の赤崎兼義所長が「設備もほとんど希望通りの物を買い入れることが認められた」とつづっている。

 日本のがん免疫研究の草分けで、愛知県がんセンターの元総長、高橋利忠さん(73)によると、高価な細胞の培養液、検査機器のほか、薬剤師、臨床検査技師らスタッフも大学をしのいでいた。高橋さんも名大大学院生時代、がんセンター研究所に入り浸り、環境は「米国に留学しても驚かなかった」という。開設翌年には当時のライシャワー駐日米国大使も視察に訪れた。

 研究所で基礎を学び、留学して最新の知識や技術を持ち帰り、後進に伝える。高度経済成長期。右肩上がりで税収の増えていた県財政が研究を支えた。

1970年代、電子顕微鏡で観察する試料を作成する超微形態学第一研究室の研究員ら
 世界とつながる研究所の熱気は、隣接する病院にも伝わった。「自分の科学への考え方の基礎を形作った」と話すのは、同センター中央病院遺伝子病理診断部長の谷田部恭(やたべやすし)さん(49)。研究者と病院の医師の間で頻繁に勉強会が開かれ、最新の研究成果に触れることができた。このときに培われた思考が、遺伝子レベルで個別に治療を考える現在の診断にも役立っている。

 血液がん研究の第一人者で、80年から15年間研究所に在籍した愛知医科大の上田龍三教授(70)=腫瘍免疫学=は、「患者の思いをどう基礎研究とつなげるか。患者を間近に感じるからこそ、少しでも早く成果を届けたいと考え、仕事ができた」。その思いは一昨年、白血病の一種で標準的な治療法のない難病の治療薬開発につながった。

 研究所と病院が互いに刺激を受け合い、質の高い医療を提供する。「そんな人材の“たまり場”としての余裕が、がんセンターの魅力だった」と上田教授。だが、そんな環境も少しずつ、変わりつつある。

切り拓く 愛知県がんセンター開設50年(上)オーダーメード

(2014年12月2日) 【中日新聞】【朝刊】

遺伝子診断 屈指の体制

愛知県がんセンターが12月で開設50年を迎えた。病院と研究所を併せ持つ自治体初のがん専門の医療施設として、東海道新幹線開通や東京五輪開催の年に誕生。国立がん研究センター、民間のがん研究会とともに「ご三家」と呼ばれ、日本のがん医療を切り拓(ひら)いてきた。その道は半世紀のがん医療の歴史でもある。(山本真嗣)

 「肺の影が薄くなっていた。言葉にならないほどうれしかった」

 名古屋市千種区の愛知県がんセンター中央病院で、臨床試験中の新抗がん剤を10月末から服用する愛知県の女性(65)。1週間後の胸のエックス線検査で、大幅に肺のがんが縮小したのを知り、診察室で涙ぐんだ。

 2011年に肺がんが再発し脳に転移。地元の病院で抗がん剤や放射線治療を受けてきたが、いずれも効かなくなり、今秋、主治医から「もう、できることがない」と言われた。

 唯一の希望が、がんセンターの臨床試験への参加。センターで女性の遺伝子を調べると、薬が効く前提となる遺伝子変異があることが分かった。在宅で服用するとせきが止まり、呼吸も楽に。今のところ目立った副作用はなく、家事がこなせるまでに回復した。来春は長男の結婚式があり、孫も小学校に入学する。「一日でも長く生きたい」

 「なすすべがない」と言われた患者が、同センターの先端医療に望みを託し、各地からやってくる。同センター中央病院が、12年度に受託した未承認の抗がん剤などを試す臨床試験は140件。国立がん研究センター中央病院(東京)の153件とほぼ同数で、中部地方では群を抜く。

 この女性が服用する抗がん剤も、米国で臨床試験が始まったばかりの最新のタイプ。呼吸器内科部長の樋田豊明(ひだとよあき)さん(59)は「がんのオーダーメード治療・研究に早くから取り組んできた」と自負する。

 オーダーメード治療は、がん細胞を遺伝子レベルで調べ、事前に抗がん剤の効果のある可能性が高い患者を選んだり、効果のない患者を除いたりして治療法を決める。従来、抗がん剤治療はがんの種類や進行度ごとに、「標準治療」として決められた抗がん剤を一律に投与。効果がなく、重篤な副作用だけあるケースも少なくなかった。

 その典型例が、死亡例が相次ぎ、社会問題になった肺がん治療薬のイレッサ。「がんだけを狙い撃ちし、副作用の少ない夢の新薬」として02年に承認された。だが、当時は薬の効果とがんの遺伝子変異の関係は分からず、効かない人にも投与されていた。

 その改善にセンターが一役買った。特定の遺伝子変異がある人に、イレッサの有効例が多いことが米国で発見された。その後、愛知県がんセンター中央病院遺伝子病理診断部長の谷田部恭(やたべやすし)さん(49)が、わずかな検体と短時間で変異を高精度に判別できる診断法を04年に開発。全国の医療機関などで採用された。効果のある人にも副作用はあるが、谷田部さんは「効かない人に投与され、副作用に苦しむことはなくなった」と話す。

 これまでに分かった肺がん増大に関係する遺伝子変異は十数種。中央病院はこのうち5〜7種の遺伝子変異を一度に検査できる。肺がん患者の半数に、この7種のいずれかがあるといい、対応した抗がん剤を用意する。樋田さんは「これだけの体制で対応できるのは、全国でもほとんどないのでは」と胸を張る。

 乳がんや大腸がんなどでも遺伝子診断によるオーダーメード治療は進んでいる。愛知県がんセンター総長の木下平さん(62)は「将来はあらゆる分野で、オーダーメード治療が受けられるようにしたい」と意気込む。

国内有数の拠点 県内外から患者

愛知県がんセンターは、東海地方のがん撲滅拠点として開設された。中央病院(500床)と研究所、愛知病院(愛知県岡崎市、276床)で構成。中央病院は質の高いがん医療を提供する施設として、都道府県におおむね1箇所整備されるがん診療連携拠点病院に指定されている。外来化学療法センターは60床あり、全国最大規模。

開設から2012年までに約8万1200人が受診、そのうち県外の患者は3割を占める。この半世紀で治療は進歩し、センターで診断、治療を受けた患者の5年後の生存率は大きく改善している。

研究所を持つがん専門施設は全国10カ所にあり、中部地方には静岡県立静岡がんセンター(静岡県長泉町)もある。

愛知県がんセンター50年の流れ

1961(年) 愛知県がん対策協議会が桑原幹根知事(当時)にがんセンター設置を答申
  62    国立がん研究センター設立
  64    愛知県がんセンター設立
  83    診療管理棟完成
2005    県立愛知病院を統合
  06    がん対策基本法制定
  07    都道府県がん診療連携拠点病院に指定
  10    尾張診療所を開設(14年に閉所)
  13    外来化学療法センター開設 
  14    緩和ケアセンター開設

ER+HER2-局所進行/転移乳癌に対するPI3Kα選択的阻害薬Alpelisibとフルベストラントの併用はPIK3CA変異例でより高い効果

2014/12/17(水)

閉経後ホルモン受容体陽性(ER+)HER2陰性(HER2-)の局所進行(LA)/転移乳癌(MBC)に対するPI3Kα阻害薬alpelisibとフルベストラントの併用は安全で、特にPIK3CA変異を有する患者でより高い効果を得られる可能性が示された。多施設オープンラベルフェーズ1試験によって明らかになったもので、12月9日から13日までサンアントニオで開催されたSan Antonio Breast Cancer Symposiumにおいて、米国テキサス大学MD Anderson Cancer CenterのFilip Janku氏が報告した。

 Alpelisib(BYL719)はPIK3CA遺伝子でコードされるPI3Kの触媒サブユニット、p110αに作用する経口投与可能な低分子PI3K阻害薬。進行固形癌において単剤で、ER+乳癌においてフルベストラントとの併用でフェーズ1試験が行われている。これまでに単剤での最大耐用量(MTD)は1日1回投与で400mg、1日2回投与で150mg、フルベストラントとの併用で400mgであることが示されている。今回、PIK3CA遺伝子変異型(以下PIK3CA変異型)および野生型(WT)のER+HER2-LA/MBC患者における成績が報告された。

 主要目的は、閉経後PIK3CA変異ER+LA/MBCを対象とするフルベストラントの併用でのフェーズ2試験におけるalpelisibのMTDを決定すること、副次目的はフルベストラントとの併用における安全性と忍容性および薬物動態、予備的な有効性の検討である。

 84例が登録され、50例(59.5%)がPIK3CA変異型、31例(37.0%)がPIK3CA WTで、3例は変異の状態が不明だった。PIK3CA変異型、PIK3CA WTの年齢中央値はそれぞれ57.0歳、61.0歳、転移巣数は3、2だった。PIK3CA変異型の12例(24.0%)、PIK3CA WTの11例(35.5%)にmTOR阻害剤投与歴、それぞれ23例(46.0%)、15例(48.4%)にフルベストラント投与歴、44例(88.0%)、29例(93.5%)に化学療法歴があった。

 データカットオフの2014年10月3日までに、65例(PIK3CA変異型の37例74 .0%、PIK3CA WTの28例90.3%)が治療を中止。理由はPD47例58.0%、有害事象(AEs)10例15%、同意撤回6例7.3%、追跡不能および手続き上の問題各1例1.2%だった。

 全グレードで30%以上の頻度で発現したAEsは下痢48例(57.1%)、高血糖38例(45.2%)、食欲減退および吐き気がそれぞれ31例(36.9%)。高頻度で認められたグレード3/4のAEsは、高血糖15例(17.9%)、斑状丘疹性発疹11例(13.1%)だった。10例11.9%の患者がAEsにより試験を中止しており、うち9例10.7%は、2例2.4%に認められた掻痒症など、グレード3/4のAEsによるものだった。

 薬物動態(PK)は単剤で報告されているものと同様だった。alpelisibとフルベストラントとの間にPKにおける相互作用はないと考えられたが、本試験におけるalpelisibの血中濃度-時間曲線下面積(AUC)および有効血中濃度(Cmax)の中央値は、単剤投与時よりわずかに低かった。

 81例(PIK3CA変異型50例、PIK3CA WT 31例)で放射線学的反応性の評価が可能だった。最良総合効果は、PIK3CA変異型では確定PR12例(24.0%)、SD28例(56.0%)、PIK3CA WTではSD14例(45.2%)、奏効率(ORR)はそれぞれ24.0%(95%信頼区間:13.1-38.2)、0%(同:0-11.2)、病勢コントロール率(DCR)はそれぞれ80.0%(同:66.3-90.0)、45.2%(同:27.3-64.0)だった。

 推定PFS中央値は、PIK3CA変異型8.3カ月対PIK3CA WT 4.7カ月で、PIK3CA変異において、より高い効果が得られることが示唆された(ハザード比[HR]0.28、95%信頼区間:0.13-0.57、名目上p<0.001)。

 ポスターディスカッション「TARGETING THE PI3K PATHWAY」は、この演題を含む4演題がアロマターゼ阻害薬(AI)治療歴を有する閉経後ER+疾患に対するPI3K阻害薬とホルモン療法との併用についての報告となった。有効性がPIK3CA変異の状態と関係するかどうかについては、これまでの報告では一貫性がなく異論もある。Janku氏は、「pan-PI3K阻害薬と比較して、p110αに作用するPI3Kα阻害薬では、変異を有する患者で反応性が高いようだ」とコメントした。また同セッションでは、PI3K阻害薬のAEsについて、皮膚障害など試験によって発症頻度が大きく異なるものがある一方で、高血糖が作用の指標になる可能性があることが指摘された。また毒性を軽減するための間欠的投与スケジュールが模索されているほか、ER+HER2+乳癌に対するPI3K阻害薬適用の理想的なセッティングが進行/転移疾患なのかネオアジュバント療法なのかについても、議論が交わされた。

 現在、PI3Kを標的とする薬剤開発において、少なくとも32化合物が20の製薬会社において開発中で、397試験がClinicalTrials.govに登録されている。

雪

9年ぶり 20cmの積雪 ・・・らしい

2014年12月11日木曜日

<抗がん剤>「ジェブタナ」投与後に5人死亡 副作用の疑い

毎日新聞 12月10日(水)20時32分配信

 9月に販売が始まった前立腺がんの抗がん剤「ジェブタナ」(一般名カバジタキセル)を投与後に、患者5人が死亡していたことが10日、厚生労働省への取材で分かった。白血球が減少し感染症などを引き起こした副作用の疑いがあるとして、製薬会社「サノフィ」(東京都新宿区)が慎重な投与を医療機関に呼び掛けている。

 厚労省によると、ジェブタナは点滴薬で、販売開始の9月4日から今月3日までの3カ月間に約200人が使用。延べ42人に、白血球の一種の「好中球」が減少する症状が確認され、このうち60代の3人と70代の2人が肺炎や敗血症などで死亡した。

 医師向けの添付文書では、好中球が減少して患者が死亡するケースがあるため感染症の症状のある患者への使用を禁じており、同省は「頻繁に血液検査して白血球の状態を確認し、患者に発熱があった場合は直ちに抗菌薬を投与してほしい」としている。

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*カバジタキセルは、ドセタキセルと同じタキサン系抗癌薬である

デノスマブが米国で癌患者の高カルシウム血症治療薬として承認を獲得

2014/12/10

米Amgen社は、2014年12月8日、米食品医薬品局(FDA)から、デノスマブの適応追加承認を得たと発表した。高カルシウム血症(HCM)が見られる癌患者で、ビスホスホネート系薬剤に反応しない人々の治療に用いることが可能になる。

2014年12月10日水曜日

ホルモン受容体陽性の早期乳癌患者では、乳房温存療法が乳房切除術より高い延命効果を示す/MDアンダーソンがんセンター

ホルモン受容体陽性の早期乳癌患者では、乳房温存療法が乳房切除術より高い延命効果を示す

近年の癌生物学の知見を利用したMDアンダーソンによる試験で従来の治療パラダイムが否定される

MDアンダーソンがんセンター

2014年9月4日

乳癌の生物学および異質性に関する現在の知見を考慮したところ、早期ホルモン受容体陽性乳癌女性では、乳房温存療法(BCT:breast conserving therapy )による延命効果は乳房切除術よりも高いことが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが実施した研究により示された。

試験の結果から、この2つの治療法の生存率が同等であるという従来の概念が否定され、現在臨床で標準的に実施されている乳癌治療について再検討する必要があることが示された。

この試験結果は、MDアンダーソンの元フェローであり、現在はアラバマ大学バーミンガム校に在籍するCatherine Parker医師により2014年乳癌シンポジウムにて発表された。

1980年代には、米国中心および国際ランダム化試験の結果から、乳房温存療法および乳房切除術の延命効果は、早期段階の乳癌女性患者では同等とされていた。しかし、こうした成績は、乳癌の生物学的特徴に関する情報がほとんどない時代に得られた試験結果であると、MDアンダーソン外科腫瘍学准教授であるIsabelle Bedrosian医師は述べる。

「40年前は、乳癌の生物学的特徴、つまり乳癌のタイプ、放射線感受性、放射線抵抗性、局所再発および転移性などの差異についてはほとんど知られていませんでした」とこの試験の上級著者であるBedrosian医師は説明する。「それ以降、生物学的特徴全体が解明されたものの、乳房温存療法や乳房切除術を受ける患者の延命効果において、こうした知見はまったく考慮されていないのです」。

「今回、腫瘍の生物学的特性の観点から、乳房温存療法と乳房切除術を比較検討することが重要であると考えました」とBedrosian医師は述べる。

研究者は、腫瘍生物学的特性が患者の手術選択ならびに生存に影響を与えるだろうと仮定した。

今回の後方視的患者研究では、米国での新規診断癌患者の約70%を網羅する米国外科学会(American College of Surgeons)、米国癌協会および米対癌協会の全米患者転帰レジストリである米国癌データベース(National Cancer Database:NCDB)が利用された。ステージIの女性患者、計16,646人のうち、2004~2005年に乳房切除術を受けた患者、乳房温存療法を受けた後に放射線治療を6週間受けた患者(BCT)、または乳房温存療法を受けたが放射線治療を実施しなかった患者(BCS)が特定された。Bedrosian医師は、本研究では、試験群の均一性を保つため、また乳房温存療法が不適格となる患者がほとんどいないと考えられることから、ステージIの患者のみに焦点を絞ることが重要であったと述べている。

エストロゲン受容体(ER)およびプロゲステロン受容体(PR)に関するデータが得られていたが、HER2の状態に関しては得られていなかったため、試験では腫瘍をERまたはPRのいずれかが陽性(HR陽性)、またはER/PRともに陰性(HR陰性)に分類した。また年齢、ホルモン剤/化学療法剤投与の有無、ならびに患者が治療をうけている試験実施施設、および併存疾患の有無など広範囲にわたる変数の傾向スコアを用いて、患者を厳密に比較対照した。

16,646人の女性患者うち、1,845人(11%)がBCSを、11,214人(67%)がBCTを、また3,857人(22%)が乳房切除術をそれぞれ受けた。BCT群では、乳房切除術群またはBCS群と比較し生存率の優越性が示され、5年全生存率はそれぞれ96%、90%、87%であった。リスク因子調整後もやはり、BCT群ではBCS群や乳房切除術群と比較し延命効果がみられた。各群1,706人の対照集団の比較では、HR陽性患者の集団では乳房切除術群と比較しBCT群で全生存期間の改善効果が認められたが、HR陰性患者の集団では認められなかった。

Bedrosian医師は、この知見は議論を呼ぶものであるが、後方視的研究であるため、今回の結果は診療を変えるものではない、と注意を促す。とは言え、今回の試験は乳房切除術と比較し、BCTで優れた延命効果が示された他の試験を裏づけるものである。さらにBedrosian医師は、放射線療法が全生存期間の改善をもたらした可能性があると指摘している。

「従来から、外科手術および放射線療法は局所病勢コントロールを改善する手段として考えられてきました」とBedrosian医師。「しかし、最近の試験から、放射線療法は局所病勢コントロール以上の、生存に関連した効果があると示唆されています。このため、放射線療法は単に局所病勢コントロールを促進する以上の作用を有しているかもしれない。また、ホルモン受容体陽性乳癌は放射線療法に対する感受性がより高いことが知られており、そのため、この患者群において延命効果が高いのであろうと考えられます」。

追跡試験として、Bedrosian氏が率いる研究班は、1980年代に実施されたランダム化試験の結果を利用して、これらの試験のコホートと今回のNCDB患者とを比較し、同じ程度の延命効果が得られるか確認したいと考えている。

「今回の試験は後方視的研究であるものの、私たちの知見は乳癌医療関係者に熟考の機会を与えていると考えます。将来的には、乳房温存療法と乳房切除術を同等とみなすパラダイムを再検討する必要があるかもしれません」とBedrosian医師は述べた。「腫瘍生物学の知見を考慮すると、このパラダイムはもはや正しいとは言えない可能性があります」。

この試験はMDアンダーソンによる資金援助のもとに実施された。Bedrosian医師およびParker医師のほか、MDアンダーソンによる本試験に参画した著者は以下のとおり: Heather Y. Lin, Ph.D., Yu Shen, Ph.D., Liang Li, Ph.D.; all Biostatistics, Henry Kuerer, M.D., Ph.D. and Gildy Babiera, M.D., both Surgical Oncology; and Simona Flora Shaitelman, M.D., radiation oncology. Meeghan Lautner, formerly a fellow at MD Anderson, also contributed to the research.

体重管理って難しい

体重管理、けっこう難しいなぁ
増えすぎたり、減りすぎたり、、、ふぅ~
今は、あと1.5kgぐらい増やしたい!

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2014年12月9日 18時39分
痩せ形の女性、過去最高12・3% 肥満男性は高止まり

 厚生労働省は9日、痩せ形の女性が12・3%を占め、データがある1980年以降で最も高かったとする2013年国民健康・栄養調査の結果を公表した。肥満の男性は28・6%で、高止まりの状態が続く。

 厚労省は「女性の痩せ志向が20代だけでなく、30代、40代にも広がっているが、健康のためには適正体重の維持が大事だ」と指摘。男性については、働き盛りの世代で運動をする時間が少ないことなどが影響しているとみている。

 調査は昨年11月、に実施。体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が18・5未満の人を痩せ、25以上の人を肥満と判定した。

2014年12月7日日曜日

乳がん予防切除を実施 中部初、愛知がんセンターで

遺伝子検査で乳がん発症の可能性が高いと判定された女性患者に対する乳房切除手術を、愛知県がんセンター中央病院(名古屋市千種区)が、八月と十一月に臨床試験として実施していたことが分かった。中部地方で、遺伝性乳がんの予防切除手術の実施が明らかになるのは初めて。

 特定の遺伝子変異のある乳がん患者は、がんが発症していないもう一方の乳房も、がんになる確率が高いとされる。がんセンター中央病院は、こうした患者のうち、本人が希望した場合の予防切除手術の実施を計画。今年四月の院内の倫理審査委員会の承認を受け、手術の安全性を確認する臨床試験を行うことにした。

 がんセンター中央病院の岩田広治(ひろじ)副院長によると、一例目は既に左乳房を切除していた三十代の女性で、八月に右乳房を切除。二例目は右乳房が乳がんの五十代女性で、十一月に左右を同時に切除した。いずれも、乳房の再建手術も併せて実施、術後の経過は良好という。

 岩田副院長は「がんが発症していない乳房もリスクが高いと分かった場合、患者の不安を取り除く選択肢になれば」としている。

 ただ、予防のための手術には保険適用が認められておらず、全額患者の自己負担となる。このため、病院は一部が保険適用となる「先進医療」に認められるよう国に申請する。

 一方、この遺伝子変異のある女性の乳がん患者は、卵巣がんになる確率も高いとされる。卵巣の予防的摘出は名古屋市東部医療センター(千種区)が臨床試験の態勢を整えており、患者が希望した場合は実施する。

 遺伝性乳がんの予防切除は昨年、米国女優アンジェリーナ・ジョリーさんが手術を受けたことを公表し、話題となった。

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 <遺伝性乳がんの予防切除>特定の遺伝子に変異があると、乳がん発症の可能性が高まるとされる。遺伝子の変異が原因の乳がんの割合は全体の5~10%。アンジェリーナ・ジョリーさんの公表以後、国内では遺伝子検査を受ける人が増え、聖路加国際病院(東京)などが既に予防切除手術を実施。ただ、検査で遺伝子に変異があると分かっても、乳がんは定期検診で早期発見可能として、予防切除手術に慎重な声もある。

2014年12月5日金曜日

2014年12月4日木曜日

全国がん登録

更新日:2014年11月14日 [ 更新履歴 ]    掲載日:2014年11月14日

1.全国がん登録とは何ですか

「全国がん登録」とは、日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で1つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みです。この制度は2016年1月から始まります。

「全国がん登録」制度がスタートすると、居住地域にかかわらず全国どこの医療機関で診断を受けても、がんと診断された人のデータは都道府県に設置された「がん登録室」を通じて集められ、国のデータベースで一元管理されるようになります(図1)。

図1 新しくはじまる「全国がん登録」の仕組み


なぜ、国はこのような仕組みをつくったのでしょうか。それには次のような理由があります。

現在、がんと診断された人のデータを余すことなく収集する仕組みには「地域がん登録」制度があります。これは都道府県がそれぞれの自治体内で診断されたがんのデータを集めたものです。

そして、都道府県にがんの情報を提供する仕組みが「院内がん登録」制度と呼ばれるもので、医療機関ごとにがんのデータを収集しています。さらに、国(国立がん研究センター)は都道府県や医療機関からデータを提供してもらい、わが国におけるがんの状況を把握しています(図2)。

図2 現在のがん登録の仕組み


しかし、都道府県ごとにデータを収集していると、住んでいる都道府県以外の医療機関で診断・治療を受けた人や、がんにかかってから他県に移動した人などのデータが重複する可能性があり、正しい情報が把握できないことが指摘されていました。また、すべての医療機関が地域がん登録に協力しているわけではないので、すべてのがん患者のデータを収集することもできていません。

つまり、今の仕組みではより正確ながんのデータを集めることが難しく、わが国の大きな課題となっていました。そこで、国は法律を整備し「全国がん登録」制度と呼ばれる新しい仕組みをつくったのです。

「院内がん登録」についてはこちらを、
「地域がん登録」はこちらをご参照ください。

2.がん登録はなぜ必要ですか

「日本人の2~3人に1人は、がんになります」
「最近の肺がん患者の傾向としては、女性と非喫煙者が増えています」

日々の暮らしの中でよく耳にするこれらの情報は、「毎年どのくらいの人が新たにがんと診断されているのか」、すなわちがんの「罹患数」を把握しなければわかりません。その数字を正しく知る唯一の方法が「がん登録」制度です。

罹患数から得られる上記のような情報は、がんの実態を示しているので、国のがん対策や都道府県の地域医療計画にも生かされます。例えば、全国に何ヵ所のがん診療連携拠点病院を整備すればよいのか、この県に肺がんを治療できる医師は何人くらい必要か、どの年代の人にどのようながん検診を実施するのが効果的か、といった計画や対策を立てるときに役立ちます。

がん登録では、罹患数のほかに進行度や生存率など、がんにまつわるさまざまな統計情報も得ることができます。進行度はがんが見つかったときの進み具合を示すものですが、全体の傾向をみることで国や都道府県でがん検診が効果的に実施されているかどうかを知る手がかりにもなります。また、生存率はがんと診断された人がその後どのくらいの割合で生存しているかということを示した数字ですが、治りやすさの目安にもなるため、医師と患者さんが治療方針を考える上で重要な情報の1つになります。

このように、がん登録のデータによって得られた統計情報はいろいろな場面で役立っており、私たちがよりよいがん医療を受けられる体制をつくるためには、なくてはならない制度なのです。そして、より正しいデータを収集するには、がんに関する情報を提供していただくがん患者さんをはじめ、一人一人の市民の理解と協力が何よりも大切になってきます。

3.がん登録の手続きは?

新しい制度では「がん登録等の推進に関する法律」に基づき、全国の医療機関はがんと診断された人のデータを都道府県知事に届け出ることが義務化されます。そのため、患者さんや家族によるがん登録の手続きは不要です。がんと診断された時点で、あなたのがんに関する情報(表1)は自動的に医療機関、都道府県を通じて、この事業を委託されている国立がん研究センターの中に設置されている「全国がん登録データベース」に登録されます。

がん登録を自動的に行うのは、正確な統計情報をとることを第一の目的としているからです。一人一人の患者さんや家族の意向を確認していると、わが国で診断されたすべてのがんのデータを収集できなくなり、統計情報も正しいものではなくなります。そこで「がん登録等の推進に関する法律」では、がん登録にあたって患者本人の同意を得なくてもよいとされており、「他人に個人情報を知られたくない」という理由でがん登録を拒否することはできません。

また、「自分のがん情報を知りたい」といった患者さんや家族の開示請求も認められていません。本来、診断結果や治療内容は医療機関に直接確認することであり、担当医の承諾を得ない下での開示は治療方針に悪影響を及ぼす可能性があるからです。この点をどうかご理解ください。
表1 届け出の対象となっている患者のがんに関する情報
(1) がんと診断された人の氏名、性別、生年月日、住所
(2) がんの診断を行った医療機関名
(3) がんの診断を受けた日
(4) がんの種類
(5) がんの進行度
(6) がんの発見の経緯
(7) がんの治療内容
(8) (死亡した場合は)死亡日
(9) その他

4.私たちの個人情報は守られますか

がん登録では、がんと診断された人の登録漏れをできるだけ防ぐために医療機関だけでなく保健所や市区町村などからも情報を収集します(図1)。その際、それらの情報が同じ人のものかどうかを判断する(名寄せ)ために氏名、生年月日、住所などの個人情報が必要になります。

また、治療後の経過を確認する際も個人情報に基づいて予後調査が行われます。さらに、個人情報を長期間保管することによって同じ人がほかのがん(多重がん)になったときの分析も可能になります。

本来、がん登録には患者さんの氏名や生年月日、住所などの個人情報は必要ありませんが、わが国には現在、がん登録に利用できる“国民番号”のようなものがないため、登録漏れの防止や追跡調査などに個人情報を利用せざるを得ない状況となっています。

そのため、これらの個人情報が漏えいし、貴重なデータを提供していただいた患者さんのプライバシーや権利が侵害されることのないよう「がん登録等の推進に関する法律」においても、個人情報の保護や管理、さらには罰則に対する規定が厳しく定められています。

一方、がんと診断された人のデータを「全国がん登録データベース」に登録した後、データの集計値を報告したり、がん登録のデータを使った調査や研究の成果を発表したりするときは匿名化されるので、個人が特定されるような形で公表されることはありません。

また、がん登録の業務に従事する職員は、個人情報の取り扱いやデータの処理方法について専門的な研修を受けた人(がん登録実務者)が担当しています。さらに、その実務者の中でも個人情報保護の観点から集められたデータにおいて名前などの個人情報を取り扱う職員は限定されています。どうかご安心ください。

5.集めたデータをどうするのですか

全国から収集したデータは国のデータベースにまとめられ、統計の専門家によって分析が行われます。第三者となる審議会がデータの利用や提供について定期的にチェックするため、集められたデータがそのまま放置されたり、国に都合が悪いからといって隠蔽(いんぺい)されたりするようなことは決してありません。分析によって得られた最新の統計情報は、国立がん研究センターがん対策情報センターのウェブサイト「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp)で随時公開されますので、誰でも見たいときに閲覧することができます。

繰り返しになりますが、これらの統計情報は一般に公開されると同時に国や都道府県のがん対策をはじめ、がん検診や治療の体制づくり、がん研究などに役立てられます。そして、がんになる人を減らしたり、がんから治る人を増やしたり、あるいはがんになっても長生きして苦痛の少ない生活を過ごせる社会を実現する一助となります。

「がん」という手ごわい病気を克服できる社会を、みんなで力を合わせてつくっていくために「全国がん登録」へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

2014年12月1日月曜日

今年最後の通院日

今年に入ってからその変化に驚いていたけど、なんだか増々「愛想良く」なっていて、なんだか逆に所在無げな気持ちになってしまう。主治医のS先生もPC画面を切り替えながら説明して下さっていたのに、今はいちいち(←)こちらに向き直して目を見てにっこり笑いながらお話して下さる。

色々と不安な患者側にしたら、嬉しい変化だと思わないといけないのだろうな~。いや、べ、べつにありがたくない分けでは無いんだけどね。

おくすり手帳に書き込んだ「飲み忘れ日」、ひと月ポケットで管理するようになってから減っている。良かった♪

2014年11月21日金曜日

ロキソニンSのリスク区分、「第1類」に据え置き

薬食審部会で審議、指定第2類への区分変更認めず
ロキソニンSのリスク区分、「第1類」に据え置き
2014/11/21 日経ドラッグインフォメーション

2011年1月にOTC医薬品として発売されたロキソニンS(一般名ロキソプロフェンナトリウム)のリスク区分が、第1類のまま据え置かれることが決まった。14年11月14日に開催された、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会の審議による。ロキソニンSについては、14年8月の同部会安全対策調査会がリスク区分を指定第2類に引き下げることが適当との案をまとめていた。調査会案が部会で覆ることは異例。

2014年11月20日木曜日

早期乳がんでも両乳房切除が米で急増―生存率には効果なし

2014 年 11 月 20 日 18:04 JST

120万人の患者を対象とした全米規模の最新調査で、片側の乳房に早期がんが見つかった段階で両乳房切除を選択した女性の数がこの10年間で急増したことが分かった。

米医学誌JAMAサージェリーに掲載された調査によると、この増加はかなり早期の非浸潤性乳がんが見つかった若い女性のあいだで特に著しいという。

他の調査では、両乳房切除によって平均的な再発リスクを持つ女性の生存率が高まることはないことが分かっているが、それでも両乳房切除を選択する女性が増えていると医師たちは指摘する。

ダナ・ファーバーがん研究所のがん専門医、アン・パートリッジ医師は「多くの女性は本当の危険性と利点を完全に理解していない状態で、恐怖と不安からこの決断を下している」と指摘する。「ほとんどの女性の場合、もう片方の乳房にも新たながんが見つかる可能性は実際にはかなり低い」。パートリッジ医師は今回の調査にはかかわっていない。

その一方で、がん性腫瘍とその周辺のわずかな組織だけを摘出する乳腺腫瘤切除――乳房温存手術としても知られている――はかつて増加傾向にあったが、現在は減少に転じている。1980年代以前には、たとえ早期の乳がんであっても、ほとんどの女性が乳房全体と皮膚、その下の胸筋を取り除く、徹底的な全摘手術を受けていた。さまざまな研究で、乳腺腫瘤切除でもその後に放射線治療を行えば、生存率は全摘手術と変わらないということが示されると、この方法が標準的な治療となった。

ジョンズ・ホプキンス大学医学部のマイケル・ゼニルマン外科教授は「今や振り子は逆方向に振られている」とし、「患者の選択によるところがかなり大きい」と指摘する。教授は今回の調査で付随論説を執筆した。

最新の調査では、バンダービルト大学の研究者たちが、1998年から2011年までの期間に正式認可を受けたがんセンターで早期乳がんの治療を受けた女性120万人の記録を分析した。これは同期間に米国内で同様の治療を受けた患者の約70%に相当する。その期間に、早期乳がんで片側だけの乳房切除を受けた女性の割合は34%から38%に増加した。また、両乳房切除を選択した女性の割合は2%から11%に急増している。


この研究には、乳がん再発のリスクを大幅に引き上げるBRCA遺伝子変異を持っていた女性が何人いたかというデータは含まれていない。女性たちの決断理由についても不明だ。だが調査によると、乳房再建手術を選択する女性の割合も、乳房切除を受けたすべての女性の12%から36%に急増しており、これが両乳房切除の増加傾向を後押ししている可能性があると研究者らは考えている。

連邦法は1998年以降、保険会社やメディケア(高齢者向け医療保険制度)、メディケイド(低所得者向け医療費補助制度)に対し、乳がん患者の乳房再建手術に保険を適用するよう義務付けている。

乳がんについての知識を広める活動をしている非営利団体「スーザン・G・コーメン・フォー・ザ・キュア」のヘルスケアエデュケーション部部長、スーザン・ブラウン氏は「昔と比べるとより多くの女性が乳房再建という選択肢のことを知るようになり、その技術も向上してきた」と指摘する。とはいえ、乳房再建には複数回にわたる長時間の手術、長い回復期間、生涯残る傷跡などを伴う場合があるということに気付いていない女性も多いという。

ミシガン大学のブレストケアセンターの責任者、リサ・ニューマン医師は「多くの女性はつらい診断や治療を繰り返すことになるかもしれないという可能性に恐怖心を抱いているだけなのだろう」と話す。ニューマン医師と同僚たちは、治療法に関する患者との個人面談だけではなく、グループでの相談会や教材などでも、両乳房切除を受けることで生存率が高まることはないと強調しているという。

ダナ・ファーバーがん研究所のパートリッジ医師は、患者の決断に正しいも間違っているもないが、手術の危険性や利点を十分に知っておくべきだと強調する。「私は女性たちに、自分が本当に治療したがっているのは不安だということに気付きなさいと伝える。それにはもっと良い方法があるということも」

2014年11月14日金曜日

乳がん治療のマーキングには「見えないタトゥー」が望ましい(2014.11.13掲載)

乳がん患者が放射線療法を受ける際のマーキングには、永久的に色の残るインクではなく「見えないタトゥー」を用いることによって、患者の自己肯定感を向上できる可能性があることが新たな研究で認められた。

皮膚のマーキングは、毎回の治療セッションで正しく同じ位置に放射線を照射するために必要なものだ。しかし、これまでの研究で、永久的に残るタトゥーは乳がん患者に治療後何年も病気のことを思い出させ、身体への自信や自尊心を低下させることが明らかにされている。また、濃いインクのタトゥーは、皮膚の色が濃い女性の場合は見つけにくく、放射線治療の標的部位の不一致につながる可能性もあると、研究グループは述べている。

今回の新たな研究では、放射線療法を受けた乳がん患者42人を対象に、治療前と治療1カ月後の自分の身体についての感じ方をたずねた。女性の半数は従来の濃いインクのタトゥーを用い、半数は紫外線を当てたときだけ見える蛍光タトゥーを用いた。見えないタトゥーを使用した女性では、治療1カ月後の時点で自分の身体についての感じ方が改善した比率が56%であったのに対し、濃いインクのタトゥーを用いた女性では14%であることがわかった。治療の精度は両群で同等だった。この知見は、先ごろ開催された英国立がん研究所(NCRI)会議で発表された。

研究著者である英王立マーズデン病院(ロンドン)のSteven Landeg氏は、「この結果から、濃いインクのタトゥーの代わりに蛍光タトゥーを提案することにより、治療後に一部の女性が自分の身体に対して抱く否定的な感情を改善できる可能性が示唆される」と述べている。「身体イメージは主観的なものであり、濃いインクを用いた放射線療法用タトゥーによる影響は患者によってさまざまである点を忘れてはならないが、今回の結果により、将来的にこの選択肢が放射線療法を受ける患者にとって実行可能なものとなることを期待している」と、同氏は付け加えている。

なお、学会発表された研究のデータおよび結論は通常、ピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。(HealthDay News 11月4日)

2014年11月11日火曜日

脱水気味か!?

参照したサイト
そういえば、今日は水分補給が少ないorz

2014年10月7日火曜日

<日本人を対象とした研究>閉経状況別の肥満と乳がんの関連性

肥満で乳がんのリスク最大2.25倍に - 国立がん研究センターが発表
 [2014/10/07]

国立がん研究センターは10月7日、日本人を対象とした研究で、肥満と閉経状況別の乳がんの関連性について確認したと発表した。

同成果はがん予防・検診研究センターの笹月静 予防研究部長らの研究グループによるもので、欧州のがん専門誌「Annals of Oncology」にて発表された。

今回の研究では18万人以上のデータを解析し、肥満指数(BMI)と乳がんとの関連を閉経状況別に推定した。平均約12年の追跡期間中に乳がんになった1783人について、診断時の状況に応じて閉経前乳がんと閉経後乳がんに分類し、BMIによる乳がんリスクを比較した。

その結果、閉経前後ともにBMIが大きくなると乳がんリスクが高くなり、閉経前ではBMI最大群(30以上)でのリスクは基準値に(23以上25未満)の2.25倍だった。一方、BMIが低いほど閉経後ではリスクも低く、閉経前では基準グループと同程度のリスクだった。

BMIと乳がんリスクの関連性については、これまで主に欧米の研究成果から、閉経後の乳がんではBMIが大きなリスクとなることが示されており、逆に閉経前の乳がんでは予防的であるという弱い関連が報告されている。しかし、アジア人においてBMIと乳がんの関連がどのようになっているのか、特に閉経前の乳がんとの関連性は明らかにされていなかった。

今回の結果によって、乳がん予防の観点からはやせているほうがリスクが低いことが示されたが、やせすぎると免疫力が弱まり、感染症を引き起こすほか、血管壁がもろくなり脳出を起こしやすくなる。そのため、同研究センターではBMIの目標値として21以上25未満を推奨している。