2012. 4. 18
癌による骨関連事象を抑制するデノスマブが発売
第一三共は、4月17日、固形癌骨転移による骨病変と多発性骨髄腫に対する骨病変を対象に、モノクローナル抗体製剤デノスマブ(商品名「ランマーク」)を発売した。既存薬のゾレドロン酸よりも乳癌、前立腺癌における骨関連イベント発生抑止において優れること、その他の癌種でも非劣性であることが証明されており、期待が大きい薬剤だ。
デノスマブは破骨細胞の活性を抑制する世界初のヒト型RANKLモノクローナル抗体。成人には120mgを4週間に1回皮下投与する。薬価は1バイアル(120mg)4万5155円だ。乳癌、前立腺癌、肺癌領域に強いアストラゼネカがコ・プロモーションを行う。