手術、抗がん剤、放射線の時は、治療のリスクだけじゃなくてベネフィットを常に意識していたから、副作用で落ち込むことは無かった。ところがホルモン治療になってからは、擬似更年期障害というリスクにのみ捕らわれてしまって、落ち込むことが多くなった。更年期鬱かも・・・・・。
副作用というリスクは辛い身体症状があるのに対して、癌撲滅というベネフィットは身体症状が無いから自覚しにくいし、そのベネフィットを享受しているかどうか確かめる術は無いから、どうしてもリスクばかりが気になってしまう。副作用というリスクだけじゃなくて、自分は今、癌撲滅という大きなベネフィットを享受しているんだ!、という意識を持たないといけないな。
ネットで経験者談を読むと、ホルモン療法による副作用は、三ヶ月を過ぎたあたりから酷くなり半年*くらいで落ち着いてくるらしい。私は昨年12月頭から初めているので、今は四ヶ月が過ぎ五ヶ月目に入ったところだから、一番落ち込む時期みたいだ。半年ならあとニヶ月で症状が和らいでくるので、まずはそれまでの辛抱だ。 (*人によっては一年ほど。)
闘病で大切なのは、「思いもかけなかったリスク」を柔軟に受け入れ対処できるかどうかなんだな。今まで、「思いもかけないリスク」を経験しなかったのはラッキーだった。
治療する病院を選んだとき、専門医による専門科である、標準治療中心、治験に積極的に取り組んでいる、チーム医療を実施している、緩和医療がある、仮にリスクが勝ってしまっても納得できる、などを考慮した。そして同じ治療を受けるにしても、「医者に治してもらう」という考えではなく、「医療者に補助してもらって自分で治すんだ」という意識で望もうと決意した。それらを思い出さなきゃな。
闘病魂、復活!!