五十肩、が思った以上に辛い。腕が上がらない、上げると痛い。両肩同時なので、ホントに不便だ。副作用とはいえこの歳で味わうはめになった「老化現象」に落ち込む。
でも、運が良くても数ヶ月、長ければ一年半ほどこの状態が続くのだから、慣れなきゃな。・・・・・抗がん剤の時とは違ってホルモン療法の副作用は覚悟していなかったので、受け入れるのに一苦労(笑。
*****
肩こり(四十肩、五十肩)
ある日、ふとした拍子に激痛が走り腕が上がらなくなった、あるいは痛みで回せる範囲が少なくなったりする「四十肩」「五十肩」はよく耳にされるのではないでしょうか?
実は「四十肩」「五十肩」にも更年期が深く関与しているのです。
何度か書いたとおり、卵巣が「卵胞ホルモン」を作らなくなってくると女性ホルモンの「エストロゲン」が激減します。男性の場合は同様に「テストステロン」という男性ホルモンが減少することが原因となります。これらのホルモンは、筋肉や粘膜、血管等の張りを保つ作用があるだけでなく、骨の密度も保持する作用があります。
存じのとおり骨と骨の「ジョイント」の役目をしているのが関節です。そのすり合わせ部分にあるのがいわゆる「軟骨」(専門用語では「関節軟骨」と言います。)で、骨と骨が直接ぶつからないようにしています。摩擦を起こさない為ですね。
間接は「関節軟骨」や潤滑油の役割を果たす「滑液」等によってスムーズに動くことが出来るのですが、ホルモン減少に伴い摩耗したり減少したりすると摩擦による痛みや炎症が起こります。。
筋肉自体も若い頃と比べると柔軟性がなくなり、筋肉と筋肉をつなぐ「靱帯」も萎縮したり硬くなり切れやすくなります。特に軟骨は直接血管が通っていて栄養が補強され再生がされるという部分ではないので、長い年月をかけて摩耗して変形し痛みを生じる様になることがありますが、それに追い打ちをかけるように、その周りの部分も不具合を生じるのです。
「肩こり」についても、若い頃は首や肩の筋肉の緊張からくる血流悪化が主な原因だったりするのですが、「ホルモン」が減少した後は血管も硬化し柔軟性が欠け
血流が悪化することが原因となるため、マッサージ等での治療もなかなか思うような効果が得られないことが多くなります。
これらの症状を軽くするためには、イソフラボンやプエラリアなどの女性ホルモンに似た働きをする物を採るのが有効です。
*****
副作用という「病気」
「治療を受けるときに、まったく新たな病気になる可能性については、医師は説明してくれないことが多い」という言葉が頭を巡っています。治療、特に薬を飲んで新しい「病気」になることは、別の言い方をすれば「薬の副作用」です。..........全文を読む