・5/1夜~/2夜に肩に貼っていて、/3午前中に赤くなって痒くなった。はがしたあとに数分といえども日光に当たったせいかも。鎮静効果は貼ってすぐに感じたし、貼っている間はそれが持続していた。
・5/6夕方から数時間で痒くなったので、耐え切れずにはがした。赤くはなっていなかった。
・5/15、どうしても肩が重くて辛いので、再度チャレンジして貼ってみた。4時間ほどで、入浴前にはがしたけど、今回は何ともなかった。
▼湿布約の副作用より
▽湿布薬(インドメタシン、モーラステープ、ケトプロフェンなど)の副作用に注意!
痛みを素早く抑えるものほど副作用も大きいという原則は、坐骨神経痛・ぎっくり腰・腰痛などの痛みを抑える塗り薬や湿布薬なども例外ではありません。と言うのは、これらの薬は経皮吸収剤と呼ばれるもので、有効成分が皮膚から血液に吸収されるものだからです。
急性の炎症状態の時に、2時間以内に限定して、痛みが緩和する使い方は有用です。急性の炎症で、表面に熱がある時は、表面を冷ますアイシングがベターです。
2時間以上になるため、寝る前に貼ったり、塗ったりするのは、あまり良くない使い方です。2時間以上の使用で胃腸が荒れると、腱鞘炎なども治りにくくなります。
▽湿布薬で、かぶれるのは消炎鎮痛剤の副作用
皮膚を覆う湿布薬は、より多くの成分が吸収される密封法(ODT)という処方になり、全身的投与と同様の副作用が発現する可能性があります。使い方の説明をしないまま、インドメタシンやケトプロフェンを含む湿布薬(モーラステープなど)を安易に処方している病院が多いのが日本の現状です。ご注意下さい。
粘着糊の残りをエタノールでとろうとして、エタノールのアレルギーでかぶれが出る場合もあります。
▽湿布薬であっても、皮膚から吸収されて、全身に影響する
鎮痛剤の副作用を防ぐため、消炎鎮痛剤入りのシップで筋肉痛が楽にならない場合は、即刻中止を
痛みを楽にする効果の高いインドメタシンやケトプロフェンは安易に使いすぎる傾向があります。ただし、胃腸の弱い方は痛みが楽にならない場合もあり、そういう場合は、ただちに使用を中止した方が賢明です。
インドメタシンは、非ステロイド抗炎症剤で、アリール酢酸系の一種です。アリール酢酸系の中には、脳炎の副作用で有名なジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)もあります。
痛みが起きている場所では、細胞の組織を再構成するため、痛みを強く感じさせるプロスタグランジンが盛んに合成されています。インドメタシンは、このプロスタグランジンの合成を阻害することで痛みを楽にするものです。最初は筋肉の弾力が低下するため、衝撃を吸収する働きが低下し、その後、筋肉そのものが痩せてきます。そのため、関節への負担がますます大きくなり、痛みが悪化していきます。ですから、長期に渡って使っていると、関節を傷め、致命傷となります。それよりも、筋肉痛がたびたび起きないような工夫が優先でしょう。
また、食生活(特にマグネシウムの不足)や、健康状態(カゼや隠されたアレルギーを抱えていても筋肉痛が起こりやすい)を改善していくことも筋肉痛の予防になります。
インドメタシンを長い間、使っていると、塗っている場所の筋肉が極端に痩せていきます。痩せた筋肉を酷使すれば、すぐ痛くなります。つまり、だんだん効かなくなります。筋肉が痩せれば筋肉を少し使うだけでも痛くなり、効きにくくなるから、たびたび塗り、量も増え、、、という悪循環になるからです。
薬局で購入した治療用の湿布薬の代金が医療費控除として認められるからといって買いすぎないように。湿布薬であっても、皮膚から吸収されて、全身に影響するのですから、消炎鎮痛剤は、必要最小限の使用にとどめるのが賢明です。
追記 どっちを使う?“パップ剤”と“テープ剤”