2012年12月11日火曜日

「更年期の症状として、指のこわばりや関節痛が出ることはよくあります」

朝日新聞 対馬ルリ子先生に聞く カラダと向き合う
2012.12.10指のこわばりはリウマチ?更年期?より抜粋

更年期の症状として、指のこわばりや関節痛が出ることはよくあります。とくに朝起きたときや冷えたとき、疲れたときなど、血流が悪くなると起こりやすいものです。これは女性ホルモンが低下する40代後半~50代によく出る症状で、こわばりや痛みがあったからと言って、必ずしもリウマチというわけではありません。一方で、リウマチの素質を持っている人が、更年期をきっかけに関節リウマチを発症することもあります。

関節の痛みやこわばりを感じたときは、対症療法として、マッサージしたり温めたり、動かしてみましょう。血流がよくなると、楽になることが多いのです。疲れや冷えは症状を悪化させるので避けましょう。

最近では、関節や筋肉など、人が動くための運動器の障害により、日常生活に支障が出ることを、「ロコモティブシンドローム」と呼びます。