2005. 8. 21
武田薬品の前立腺癌治療剤「リュープリンSR注射用キット11.25」が閉経前乳癌に適応拡大
日経メディカル
武田薬品工業は、8月18日、前立腺癌・子宮内膜症治療剤「リュープリン」(一般名:酢酸リュープロレリン)の一製剤である「リュープリンSR注射用キット11.25」の閉経前乳がんへの適応拡大を獲得したと発表した。また、今回の承認で「リュープリン注射用3.75」および「リュープリン注射用キット3.75」を含め、閉経前乳癌手術後の再発予防のための補助療法としての使用も可能になったという。
2012年11月26日月曜日
採血で
抗がん剤で採血しにくくなってしまった右腕、寒くなると益々採りにくくなる。多人数で急いでいるのは分かるけど、検査技師さんに嫌な顔をされるのが嫌だ。看護師さんが採血してくれたらいいのにな。なかなか、採血で私が嫌な思いをしないように気をつけるのは、難しい(苦笑。
・・・・・そういえば、今回はあの鬱々としたドーンとした感覚には陥らなかったな。陥るときと陥らないとき、その違いは何だろう? 採血では嫌な思いをする事が多いので、心の準備があったのが良かったのかもな。
・・・・・そういえば、今回はあの鬱々としたドーンとした感覚には陥らなかったな。陥るときと陥らないとき、その違いは何だろう? 採血では嫌な思いをする事が多いので、心の準備があったのが良かったのかもな。
内分泌療法における更年期症状に影響する要因研究、アンケートの協力を頼まれた。こういった研究がされる&進むのは嬉しい。
2012年11月25日日曜日
鬼トレ解説!?
出版2004年 |
▼「漢字」と「ひらがな」は違った脳のシステムで処理されている
「ひらがな」などの表音文字と「漢字」(表意文字)は、脳の中ででは異なった領域で処理されていることが知られています。「ひらがな」は書字言語として用いられていても音声言語の情報処理系である側頭葉後半部で、「漢字」は書字言語の情報処理系である下側頭回で取り扱われているのです。
就学前の子どもたちや障害児などでひらがなを書いたり覚えたりすることは苦手なのに、漢字の学習は喜んでする子供たちが数多くいることなど、ひらがなと漢字が違った脳のシステムで処理されることと関係がありそうです。
▼「癒し」の本態
前頭前野をはじめとしてその他の領域が活性化していないことが重要なのかと思い、脳の血流が減少する領域がないのかを調べてみました。すると面白いことに、癒しのプログラムを視聴している時には、両側半球の前頭前野と頭頂連合野の血流が低下していることが判明したのです。これは右半球に強い変化でした。
「癒し」の本態は、前頭前野や頭頂連合野の働きを抑え込むこと、それらの領域の活動を休ませることであるとわかりました。
▼「右脳は抽象思考、左脳は論理思想」ではない
皆さんは「右脳は抽象思考、左脳は論理思想」「右脳は絵画、左脳は言語」などという説を聞いたことがないでしょうか。今でも」こういった説を唱える自称「脳の専門家」がいます。
こうした明確な左右脳の機能分担をとても「気持ち良く」受け入れることが出来ますが、残念ながら、このような機能分担が私たちの脳にはないことが脳機能イメージング研究によってはっきりしました。
2012年11月21日水曜日
「リンパ節って30も取ったのに残っているのですね」
アスクドクターより部分抜粋
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 11:57
2008年に左乳癌全摘ステージ2bリンパ節転移2/30ホルモン受容型フェマーラを服用。 2012年11月定期健診の時左リンパ節に変化が無い事を画像確認。腫瘍マーカーは正常値内低位安定。 検査翌日から左の脇下に鈍痛、左腕がだるいので再度診察を受けたのですが手術に切れた神経がまだ回復していない可能性もあり、だるさはリンパの流れが滞るからとの回答でし た。 今も気になって仕方なく、リンパ節への再発を恐れているのですが、心配ないでしょうか? (50代 女性)
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 23:41
そうなんですね。定期検査での超音波ではリンパ節が2個写っていましたが、心配の種になるし、取ってしまうというのはどうなのでしょうか?
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/17 17:10
そうなんですね。残ったリンパ節も、まだ免疫を司る役割を果たしているのですね。今でも既にリンパ浮腫になりかけたことはなんどかあるので辛さはわかります。可能性が低いのに余計な心配、思い込みをするのはやめる事にしました。ありがとうございました。
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 23:46
しかし、リンパ節って30も取ったのに残っているのですね。
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/19 19:14
返信ありがとうございます。リンパ節って取りきれないのですね。自分で触ってみるのも怖いですが、来年の定期検査までに腫れがあるようだったら、診察して頂きます。心強かったです。お世話になりました。
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 11:57
2008年に左乳癌全摘ステージ2bリンパ節転移2/30ホルモン受容型フェマーラを服用。 2012年11月定期健診の時左リンパ節に変化が無い事を画像確認。腫瘍マーカーは正常値内低位安定。 検査翌日から左の脇下に鈍痛、左腕がだるいので再度診察を受けたのですが手術に切れた神経がまだ回復していない可能性もあり、だるさはリンパの流れが滞るからとの回答でし た。 今も気になって仕方なく、リンパ節への再発を恐れているのですが、心配ないでしょうか? (50代 女性)
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 23:41
そうなんですね。定期検査での超音波ではリンパ節が2個写っていましたが、心配の種になるし、取ってしまうというのはどうなのでしょうか?
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/17 17:10
そうなんですね。残ったリンパ節も、まだ免疫を司る役割を果たしているのですね。今でも既にリンパ浮腫になりかけたことはなんどかあるので辛さはわかります。可能性が低いのに余計な心配、思い込みをするのはやめる事にしました。ありがとうございました。
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/16 23:46
しかし、リンパ節って30も取ったのに残っているのですね。
質問者 harucchi 質問日時 2012/11/19 19:14
返信ありがとうございます。リンパ節って取りきれないのですね。自分で触ってみるのも怖いですが、来年の定期検査までに腫れがあるようだったら、診察して頂きます。心強かったです。お世話になりました。
2012年11月19日月曜日
温存と全摘、生存率には差がない・・・・・とは?
2012年11月16日金曜日
ER+乳がん細胞におけるp53の機能について
タモキシフェンがp53活性化を阻害しちゃうなんて・・・(涙
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エストロゲンが乳がんにおいてp53を遮断する
ほとんどの乳がんは、核内ホルモン受容体かつ転写因子であるエストロゲン受容体(ER)によるシグナル伝達の異常と関連があり、ER依存性(ER+)乳がん細胞はその生存のためにエストラジオール(E2)などのエストロゲンに依存する。ER+乳がんは、ERの部分的アンタゴニストであるタモキシフェン、または完全アンタゴニスとであるフルベストラントにより治療される。
Baileyらはゲノムワイド解析、および生存能とアポトーシスのアッセイ(分析、評価)を行ない、ER+乳がん細胞におけるp53の機能について検討した。ドキソルビシン(p53を活性化する抗がん剤)により誘導されるER+MCF7乳がん細胞のアポトーシスを、E2とタモキシフェンは別個に抑制した。しかし、フルベストラントにはそのような作用はなかった。
マイクロアレイ解析によって、ドキソルビシンとE2は二組の遺伝子の発現に対して相反する作用を示すことが明らかになった。すなわち、増殖を抑制する産物をコードする一組の遺伝子をドキソルビシンは抑制し、E2は活性化するのに対して、アポトーシスを促進する産物をコードする別の組の遺伝子をドキソルビシンは活性化し、E2は抑制した。クロマチン免疫沈降アッセイによって、これらの別々に発現される遺伝子のサブセットは、ERとp53の両方に対する結合部位を含むことが示された。
またE2、ドキソルビシン、またはその両方で処理したMCF7細胞の遺伝子発現解析によって、ERはアポトーシス促進産物をコードする遺伝子のp53依存的発現を抑制することが明らかになった。タモキシフェンはE2と類似する作用を有するのに対して、フルベストラントはこれらの遺伝子のp53依存的発現を抑制できなかった。
乳がんの遺伝子発現プロファイリングから、ドキソルビシンによって活性化され、E2によって抑制される遺伝子の発現が亢進している患者は、その反対のプロファイルを有する患者に比べて生存率が高いことが示された。まとめると、これらのデータは、効果的な乳がん治療とは、p53を活性化する薬物とフルベストラントの併用によって(タモキシフェンとの併用ではなく)、ERシグナル伝達を完全に抑制し、p53への拮抗作用を阻止することであることを示している。
J. F. Foley, Estrogens Block p53 in Breast Cancer. Sci. Signal. 5, ec284 (2012).
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エストロゲンが乳がんにおいてp53を遮断する
ほとんどの乳がんは、核内ホルモン受容体かつ転写因子であるエストロゲン受容体(ER)によるシグナル伝達の異常と関連があり、ER依存性(ER+)乳がん細胞はその生存のためにエストラジオール(E2)などのエストロゲンに依存する。ER+乳がんは、ERの部分的アンタゴニストであるタモキシフェン、または完全アンタゴニスとであるフルベストラントにより治療される。
タモキシフェンには、部分アゴニスト活性があることから、抗癌作用が不完全である可能性が指摘されていた。
フルベストラントは、ステロイド性抗エストロゲン薬に分類される薬剤である。部分アゴニスト作用は有しておらず、タモキシフェンより強いエストロゲン拮抗作用を示す。また、乳癌細胞においてエストロゲン受容体をダウンレギュレートする効果を持つ。ほとんどのER非依存性乳がんでは、アポトーシス促進性の腫瘍抑制タンパク質のp53が突然変異している。ER+乳がん細胞では野生型p53が発現しているが、これらの細胞の化学療法誘発性のアポトーシスは、エストロゲンによって抑制される。
Baileyらはゲノムワイド解析、および生存能とアポトーシスのアッセイ(分析、評価)を行ない、ER+乳がん細胞におけるp53の機能について検討した。ドキソルビシン(p53を活性化する抗がん剤)により誘導されるER+MCF7乳がん細胞のアポトーシスを、E2とタモキシフェンは別個に抑制した。しかし、フルベストラントにはそのような作用はなかった。
マイクロアレイ解析によって、ドキソルビシンとE2は二組の遺伝子の発現に対して相反する作用を示すことが明らかになった。すなわち、増殖を抑制する産物をコードする一組の遺伝子をドキソルビシンは抑制し、E2は活性化するのに対して、アポトーシスを促進する産物をコードする別の組の遺伝子をドキソルビシンは活性化し、E2は抑制した。クロマチン免疫沈降アッセイによって、これらの別々に発現される遺伝子のサブセットは、ERとp53の両方に対する結合部位を含むことが示された。
またE2、ドキソルビシン、またはその両方で処理したMCF7細胞の遺伝子発現解析によって、ERはアポトーシス促進産物をコードする遺伝子のp53依存的発現を抑制することが明らかになった。タモキシフェンはE2と類似する作用を有するのに対して、フルベストラントはこれらの遺伝子のp53依存的発現を抑制できなかった。
乳がんの遺伝子発現プロファイリングから、ドキソルビシンによって活性化され、E2によって抑制される遺伝子の発現が亢進している患者は、その反対のプロファイルを有する患者に比べて生存率が高いことが示された。まとめると、これらのデータは、効果的な乳がん治療とは、p53を活性化する薬物とフルベストラントの併用によって(タモキシフェンとの併用ではなく)、ERシグナル伝達を完全に抑制し、p53への拮抗作用を阻止することであることを示している。
J. F. Foley, Estrogens Block p53 in Breast Cancer. Sci. Signal. 5, ec284 (2012).
2012年11月15日木曜日
2012年11月13日火曜日
がんセンターと歯科
口腔管理医療連携モデル事業とは
愛知県がんセンター中央病院では、平成23年度から愛知県歯科医師会、愛知県薬剤師会、愛知県歯科衛生士会と共に口腔管理医療連携モデル事業協議会をたちあげました。 がん医療の均てん化に伴い、入院治療が中心だった放射線治療や化学療法も外来で行われるようになり、治療の場も患者さんの生活の場へと移行しています。 在宅や地域で効果的な治療を進めるためには、関係機関の連携が不可欠となってきます。そこで、口腔管理を行うことにより手術後の肺炎予防、放射線治療や化学療法による 口腔内の副作用を軽減し、患者さんのQOLの改善を図ることを目指し、関係機関で連携を深めることを主旨に口腔管理医療連携モデル事業を取り組んでいます。
2012年11月12日月曜日
ランニングをやる気が、、、
走り始めたばかりの一昨年、抗がん剤後の昨年は、やる気があったし楽しかった。がしかし、今年はなんともやる気が起きない。だましだましやってきたけど、このままだと12月初頭のハーフを完走できないんじゃないか!?、という危機感さえある。
気温変化に合わせたウェアやグッズも一通り揃えたから、新しい何かを買ってモチベーションをあげることもできないしな。どうにかしたいんだけどな、、、悩む。
気温変化に合わせたウェアやグッズも一通り揃えたから、新しい何かを買ってモチベーションをあげることもできないしな。どうにかしたいんだけどな、、、悩む。
2012年11月9日金曜日
放射線とホルモン治療の併用方法
掲示板「チームオンコロジー」より抜粋
Re:術後、ホルモン治療までの期間 2012/11/07
乳癌治療にかかわる医師として、放射線とホルモン治療の併用方法についての疑問について考えてみたいと思います。
術後ホルモン治療を放射線治療を同時に開始するか、放射線治療後に開始するかについてに、ランダム化試験(くじ引きでどちらの治療にするか決める)という科学的に最も信憑性が高い手法で比較検討した臨床試験に関する報告はいまだありません。
これまで行われた観察研究(実際にどのような治療をしたか、その結果どうであったかのまとめ)によれば、乳房内の局所再発、遠隔転移なども含めた再発率や生存期間に差は認められていません。
タモキシフェンの場合には、ホルモン治療と放射線治療を同時に行った場合に皮膚などの組織が固くなったり、放射線による肺炎の発現がやや高くなる可能性が報告されています。しかしこれらの報告は小規模の研究が多く、本当に副作用が強くなるか、確実とまではいえません。
アロマターゼ阻害剤の場合には放射線治療と同時に行っても、副作用の増加は報告されていません。
これまで分かっていることをまとめますと、ホルモン治療と放射線治療を同時に行うことによる明らかな治療効果の増強・相乗効果は確認できていない、同時に治療を行ってもほとんど安全であるがタモキシフェンの場合には副作用(命にかかわるほどの危険はありませんが)が強くなることもあるかもしれない、とまとめられます。
ご参考になればと思います。
Re:術後、ホルモン治療までの期間 2012/11/07
乳癌治療にかかわる医師として、放射線とホルモン治療の併用方法についての疑問について考えてみたいと思います。
術後ホルモン治療を放射線治療を同時に開始するか、放射線治療後に開始するかについてに、ランダム化試験(くじ引きでどちらの治療にするか決める)という科学的に最も信憑性が高い手法で比較検討した臨床試験に関する報告はいまだありません。
これまで行われた観察研究(実際にどのような治療をしたか、その結果どうであったかのまとめ)によれば、乳房内の局所再発、遠隔転移なども含めた再発率や生存期間に差は認められていません。
タモキシフェンの場合には、ホルモン治療と放射線治療を同時に行った場合に皮膚などの組織が固くなったり、放射線による肺炎の発現がやや高くなる可能性が報告されています。しかしこれらの報告は小規模の研究が多く、本当に副作用が強くなるか、確実とまではいえません。
アロマターゼ阻害剤の場合には放射線治療と同時に行っても、副作用の増加は報告されていません。
これまで分かっていることをまとめますと、ホルモン治療と放射線治療を同時に行うことによる明らかな治療効果の増強・相乗効果は確認できていない、同時に治療を行ってもほとんど安全であるがタモキシフェンの場合には副作用(命にかかわるほどの危険はありませんが)が強くなることもあるかもしれない、とまとめられます。
ご参考になればと思います。
2012年11月1日木曜日
リンパ浮腫
がんの身体的影響ーリンパ浮腫 から抜粋
2012年11月1日
▼リンパ浮腫の主な症状
・影響を受けた半身の腕や脚、体幹にむくみが出る
・腕や脚が重く感じる、あるいは不快感を感じる
・手、手首、足首の柔軟性が失われる
・着衣困難
・指輪、腕時計、ブレスレットなどがきつい
・感染症が治癒しない、または同じ部位で感染を繰り返す
・皮膚のこわばり(むくみに気づく以前に感じることもある)
・皮膚の圧痕浮腫(軽く押したあとも指の痕が残るようなむくみ)
▼癌関連でリンパ浮腫リスクを高める可能性のある処置
・生検: 生検とは、腫瘍およびその周辺組織を検査のために採取することです。リンパ管を傷つけたり、皮膚の傷を通じて細菌が体内に入ったりする可能性があります。リンパ管の損傷あるいは感染症のいずれもがリンパうっ滞増加の原因となります。これがリンパ浮腫の第一段階と言えるでしょう。
・外科手術: 悪性黒色腫、乳癌、婦人科癌、頭頸部癌、前立腺癌、精巣癌、膀胱癌、大腸癌などの手術の際にリンパ節を切除する場合があります。また、腫瘍およびその周辺部組織を切除する際にリンパ管を切ってしまうこともあります。こういったことでサバイバーのリンパ浮腫のリスクが高まります。
・放射線治療: 放射線照射は外科手術後に残存した癌細胞を破壊します。放射線治療後、照射部位に線維化や組織肥厚を生ずることもよくあります。組織が肥厚すると手足から体の中心部へリンパ液が流れて行きにくくなります。
リンパ浮腫は効果的な治療で管理可能ですが、完全に治癒するわけではありません。しかし、むくみがどこかに生じた時点で早期診断および治療をすればリンパ浮腫の慢性化を防止できると考えられています。
▼サバイバーがリンパ浮腫となるリスクが高い癌の種類
・乳癌
・悪性黒色腫
・前立腺癌
・卵巣癌などの婦人科癌
・頭頸部癌
・大腸癌
・リンパ節の生検や郭清を伴った癌
・リンパ節への放射線治療
▼リンパ浮腫の治療法
スキンケア
・皮膚を保湿し肌荒れから防護することで感染症を防ぎます。感染症は手足のむくみを増悪し、命にかかわるような全身感染症に至ることもあります。
健康的な食事
・バランスのよい食事で健康的な体重を維持。
・水分の維持。
・リンパ液にはタンパク質が多いとはいえ、食事におけるタンパク制限は行わないことが推奨されます。
2012年11月1日
▼リンパ浮腫の主な症状
・影響を受けた半身の腕や脚、体幹にむくみが出る
・腕や脚が重く感じる、あるいは不快感を感じる
・手、手首、足首の柔軟性が失われる
・着衣困難
・指輪、腕時計、ブレスレットなどがきつい
・感染症が治癒しない、または同じ部位で感染を繰り返す
・皮膚のこわばり(むくみに気づく以前に感じることもある)
・皮膚の圧痕浮腫(軽く押したあとも指の痕が残るようなむくみ)
▼癌関連でリンパ浮腫リスクを高める可能性のある処置
・生検: 生検とは、腫瘍およびその周辺組織を検査のために採取することです。リンパ管を傷つけたり、皮膚の傷を通じて細菌が体内に入ったりする可能性があります。リンパ管の損傷あるいは感染症のいずれもがリンパうっ滞増加の原因となります。これがリンパ浮腫の第一段階と言えるでしょう。
・外科手術: 悪性黒色腫、乳癌、婦人科癌、頭頸部癌、前立腺癌、精巣癌、膀胱癌、大腸癌などの手術の際にリンパ節を切除する場合があります。また、腫瘍およびその周辺部組織を切除する際にリンパ管を切ってしまうこともあります。こういったことでサバイバーのリンパ浮腫のリスクが高まります。
・放射線治療: 放射線照射は外科手術後に残存した癌細胞を破壊します。放射線治療後、照射部位に線維化や組織肥厚を生ずることもよくあります。組織が肥厚すると手足から体の中心部へリンパ液が流れて行きにくくなります。
リンパ浮腫は効果的な治療で管理可能ですが、完全に治癒するわけではありません。しかし、むくみがどこかに生じた時点で早期診断および治療をすればリンパ浮腫の慢性化を防止できると考えられています。
▼サバイバーがリンパ浮腫となるリスクが高い癌の種類
・乳癌
・悪性黒色腫
・前立腺癌
・卵巣癌などの婦人科癌
・頭頸部癌
・大腸癌
・リンパ節の生検や郭清を伴った癌
・リンパ節への放射線治療
▼リンパ浮腫の治療法
スキンケア
・皮膚を保湿し肌荒れから防護することで感染症を防ぎます。感染症は手足のむくみを増悪し、命にかかわるような全身感染症に至ることもあります。
健康的な食事
・バランスのよい食事で健康的な体重を維持。
・水分の維持。
・リンパ液にはタンパク質が多いとはいえ、食事におけるタンパク制限は行わないことが推奨されます。
気にならなくなった手のこわばり
最近、手のこわばりが全くといっていいほど気にならなくなった。慣れって凄いね。あまりにも記憶に残っていないので、もしかして治った?、、、と思い、翌朝治っていないことを確認、なんて事もあった。
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