2011年11月30日水曜日

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)


しんどくて10キロどころか2キロさえ走れない。今のままだったら10キロマラソンはあきらめないといけないな。ま、明日からも可能な限り頑張ってみるけどね。

2011年11月29日火曜日

左脚と左腕がイタイ

普通にしているとそうでもないけど、触ったり動かしたりすると、ビミョーにイタイ。これは何? タキソテールの副作用なのかしら?? そういえば、今回(4クール目)は初めて両足の痺れが若干あったしなぁ。もしかして浮腫!? ・・・・・とりあえず、様子見だな。

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)



時空を超えるメッセージ

とても考えさせられたのでメモ、メモ。
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「こんなとき皆さんはどうしているのですか?」

時々、患者さんや家族からそう尋ねられます。今日もある方から同じ質問を受けました。以前はどう答えるか迷いました。なぜ迷うのか考えてみると、色んな事に気がつきました。今日はこんな状況でした。ある患者さんにあらゆる薬を使って、痛みや吐き気、そして夜に眠れないというつらい症状を抑えることに成功しました。とても薬に敏感な患者さんで、薬の副作用が出やすく、普通の使い方ではかえって状況が悪くなるため、一つ一つの薬の量、種類を自分の知識を総動員して調整しました。

薬の調整の過程は患者さん本人や家族にも理解しやすく、何に毎日取り組んでいるのかお互い一つの目標が見えることもあり、信頼と期待はおのずと盛り上がり、成果が出た喜びを共有する医師、患者にとっては、いわば蜜月になります。患者さんが昨日悩んだ痛みが、医者の昨日の智恵で、二人の今日の笑顔になる。そして、成果が得られた時、患者さん、家族の信頼を医師は勝ち得ることができます。この達成感に医師は緩和ケアの確かな手応えを感じ、さらに興味、関心を増幅させます。もちろん、緩和ケアにとってとても重要なのは、症状を抑えて苦痛を取り除くことです。苦しみなく穏やかに過ごしたい、どの患者さんも家族もそして医師も望むことです。でも、本当に患者さんと向き合っていれば、蜜月はじきに終わることを自覚しておく必要があるのです。患者さんは、薬で全て症状を抑えることができた時、全ての苦痛から救われるのではなく、次に必ず向き合わなくてはならない新たな苦痛がやってくる、その現実に気がつくのです。それは、動けなくなること、自由に体が動かなくなることです。痛みがなく、少し食事が出来るようになり、吐き気が治まり、眠れるようになっても、自分の体に残ったエネルギーを増やすことは、治療や薬では出来ないのです。体のエネルギーをもし増やせるとしたら、それは休養を十分にとりひたすら自分の体の神秘的な能力、自然治癒の力に委ねる必要があるのです。しかし、多くのがん患者さんは、毎日少しずつその力を奪われていきます。どう考えを変化させても、どう治療をしていっても、この力が失われてゆく事実にはなすすべがないのです。

この時蜜月は終わり、それまで薬の調整とその成果で信頼を維持していた医師、患者関係は音を立てて崩れていきます。崩れるのはまず医師の心の中です。成果を出せない自分の状況に自分自身が向き合うことが出来なくなるのです。僕の経験では、患者さん、家族は、自分に熱心に接してくれた医師の信頼を簡単に忘れることはありません。ですから、成果を出せない医師に対して「あの先生は役に立たないから主治医を別の方にして下さいます?」という要望は患者さん本人からはほとんど聞かれません(時に言われてしまうととても落ち込むのですが)。それでも、医師の心の中でまず崩れてしまう関係、そして努力しても状況が悪くなる現実を目の当たりにして、患者さんに向き合えなくなります。つまり否認が始まります。「もしかしたら、自分が知らないだけで他に方法があるのではないか」と謙虚な姿勢で医療に臨む医師は、別の医師に相談することでしょう。それでも魔法の名案が簡単にみつかるわけではないのです。この、「衰退していく状況でもなお患者さんから逃げ出さない」覚悟は医師にとって相当重要な心構えとなります。魔法の名案を夢想しつつも、現実何かできる小さな事をこつこつと積み上げ続ける。日々何かを喪失していく患者さんに向き合い、決して「もういい加減にあきらめて下さい」「もう私にできることはありません」と逃亡の宣告をせず、患者さんの部屋に立ち尽くす自分の姿から逃避せず、看護師や他のスタッフからくるその患者さんの不調の報告に苛立たず、自分の視界から消滅させるべく転院を迫らず、そして無関心を装うかのように自分の心のカーテンを(雨戸を)閉めずに向き合うにはどうしたら良いのでしょうか。

そんなことを僕はホスピスで10年間ずっと考えてきました。以前も書きましたが、毎日喪失していく日々の中で何を創造することができるのか、その挑戦をずっと続けてきました。そんなある日、一つの光明を見つけるきっかけがありました。それが冒頭の質問です。ある患者さんから「こんなとき皆さんはどうしているのですか?」と問われたのです。その質問に、「そうですね、こういう苦しい状況で、今まで出会った患者さんは、ただ静かに耐えていました」とか「苦しい状況の中でも、ご家族と一緒の時間を大切にしていました」ときれいなフィクションを話すのも不誠実です。また、「少し前に出会った女性の方は、こういう苦しい状況になったときには、家族に泊まって欲しい、淋しいからそばにいてほしいと率直に頼んでいました。家族の支えがあってどうにか過ごすことが出来ました」などと克明な事実を話すのも、尋ねられた患者さんの自尊心を損なうのではないかと恐れました。この自尊心とはつまり、「苦しい状況にあるわたし、このわたしの苦しみは誰とも共有できるものではない。ましてや、誰と同じものでもない。わたしを別の患者や別の誰かと比べるのはやめて!」という気持ちです。医師のどこか決めつけたような言い方に、患者さんや家族はかえって不快に思うのではないかと考えてしまったのです。 わたしと他人は全く別の人格、わたしを「大勢のがん患者の一人」として扱うのはやめてほしい、わたしの考えは他の誰でもないわたしだけのもの。こういうonly oneな自己の確立を今の世の中では推奨します。わたしは何者であるか本当は、わたしにもわからない、でも本当のわたしはどこかにいる。その本当のわたしを確信して、わたしは探し続ける。探し出したわたしはonly oneのわたし。交換不可能な他の誰とも違うわたし。こういう考えは今の世の中にはびこり、自分探しの旅を続ける一生の旅人となることを宿命づけられている。僕が海外にほんの数ヶ月遊学に出た学生時代、巷にはそんな若者があふれていました。日本を離れて、海外を旅すれば本当の自分を見つけられる、そんな自分探しの旅をする若者です。僕も実際に自分探しをと意気込んで、旅をして分かったことは、「自分はこの窮屈で不自由な等身大の自分を引き受けるしかない」という諦めでした。でも今から自分の若い頃を思い出せば、本当の自分、only oneという幻想に、自分の自尊心が今よりもずっと肥大化していただけだと、今から考えると分かります。

それでもなお、僕が「こんなとき皆さんはどうしているのですか?」の問いに答える時、どう答えても、その患者さんにはかえって自尊心を傷つけてしまうのではないかという恐れを感じる理由もわかっていただけると思います。それだけではありません。「本当の自分、only one」という幻想は、患者さんにとって強い現実の否認(病状の否認)にもつながっていきます。今こうして病気で苦しんでいる自分は本当の自分ではない。何かうまい方法、薬、治療方法があればすぐに明日から本当の自分を手に入れることが出来る、そんな風に考えるのも当然です。もちろん、不自由な体、耐え難い苦痛を患者さんは体験しているのですから、簡単に自尊心の肥大化を指摘するのは早計で、また失礼です。患者さんは、どう考えても引き受けられないほどの困難と苦痛を背負って毎日を送っているのですから。これが、本当の病者の苦痛ではないかと僕は考えます。モルヒネに代表される薬で緩和できる具体的な苦痛は、本当は患者さんの全体の苦痛ではなく、局所的な苦痛に過ぎないことに思い至るのです。
話を戻します。「こんなとき皆さんはどうしているのですか?」の質問を受け取ったとき、そうか、患者さんや家族は医師である僕にこの質問をする他ないのだということにも気がつきました。つまり、同じ境遇の患者さん同士が、「あなたはどうしているんですか?」とか、家族が「こんな時どんな風に看病していますか?」と誰かに尋ねることは出来ないのだということに気がついたのです。病院の中を見渡せば同時多発に、同じ苦痛が発生します。でもその患者さん同士が知り合うことは、まずないということに気がつきました。聡明で色んなご縁のある患者さんや家族は、患者会やネットで情報を得るかもしれません。でも僕の経験から、「今、ここ、まさに困っていること」に関する情報にアクセスする力は、本当に困っている人にはもう残っていないことがほとんどなのです。もし、アクセスできたとしても、自分とは違う、肉声のない情報には、患者さん、家族はあまり関心を示さないのです。いつも困っていること、苦しんでいること、悩んでいることは個別性が高く、また断片的です。「むせてしまうけど、持ってきた手作りの卵焼きを食べてよいか」、「歩くことは出来ないけど、どうしても家に帰りたい。数時間で帰った方が良いか、それとも一泊しても大丈夫なのか」、「食欲がない夫に、どういう料理を作ったら食べてくれるのか」こういう日常に発生する悩みに、的確に答える事はとても難しいのです。ある闘病記の何ページ目に同じ話が載っていました、ネットで患者が語る、この場面に似ていますよねと相似する箇所を指摘するよりも、多くの患者さんと時間を共有してきた医師である自分が、いわば生き証人として、すでにこの世にいない患者さんたちを思い、彼らの声を目の前の患者さんに伝えることが、自分にとってとても大事な役割なのではないかと考えるようになったのです。治療者としての自分の技能が及ばない患者さんの“喪失”に対しては、死者の声を真摯にこの目の前の患者さんに自分の肉声で再現すること、これこそが自分が天から授かった使命なのではないかとも考えるようになったのです。自分の目の前を通り過ぎて、先に天に戻った多くの患者さんの体験を活かす、そしていま目の前にいる患者さんたちの声を注意深く聞き、自分の記憶の石板に確実に刻むことが、未来のまだ見ぬ患者さんに捧げることができる大切な助言になるのではないかと考えたのです。その時から、僕は患者さんと向き合うことが出来るようになりました。不老不死が得られない以上、あらゆる医療という行為はいずれ限界を迎え、患者と医師の蜜月は、どの分野であってもいつか必ず終わります。それでも、なお患者さんと向き合い、喪失の中から何かを創造できるとしたら、それは健康な自分が病者に諭すような不遜な行いではなく、懸命に生きそして見えなくなった多くの病者の言葉に再び命と存在を与えることだと今の僕は確信しているのです。

「こんなとき皆さんはどうしているのですか?」

僕は、今日患者さんに答えました。「一人で抱えられる苦しみの量を超えてしまったとき、僕が前に出会った患者さんは、自分の家族を呼び寄せ一緒に過ごすようにしていました。家族に迷惑をかけてしまうと思う優しさもよく分かります。でもその患者さんは言ってました。『家族の愛情が今の自分を支えている』と」その事を教えてくれた患者さんは、この患者さんの部屋からわずかに離れた部屋で、すぐ近くにいらっしゃった方でした。この距離は近くても、決して交わることのない同じ悩みを持つ二人の患者さん。その二人をつなぐのは、他でもない彼らのために働く医師、医療者なのです。現在、過去、未来の患者さん同士をつなぐ存在である、時空を超えてメッセージを届ける医師の役割こそが、医師の仕事なのではないかと僕は確信しているのです。

読みたいんです、けど・・・

有料でコピーを郵送してくれるみたいだけど、どうしようかなぁ・・・。(追記:「1頁しかない抄録集」なので、取り寄せても内容無いみたい。取り寄せは止めておこっと。)
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国際共同研究SUPREMOへの参加から我が国における乳房切除術後放射線治療の適応を探る

2010年08月17日

黒井克昌
所属:JBCRG

黒井克昌
所属:がん・感染症セ 都立駒込病院 外科

増田慎三
所属:JBCRG

青儀健二郎
所属:JBCRG

岩田広治
所属:JBCRG

戸井雅和
所属:JBCRG

唐澤克之
所属:がん・感染症セ 都立駒込病院 放射線診療科

KUNKLER Ian
所属:Western General Hospital, GBR

2011年11月28日月曜日

白衣姿で「医療再生を」 東京で医師ら大規模デモ

2011.11.20 18:03 産経ニュース

東日本大震災の被災地医療再生に向けた対策の早期確立や、医師不足の解消を国に訴えようと、白衣姿の医師・歯科医師約800人を含む約2500人(主催者発表)が20日、東京都心をデモ行進した。

全国医師ユニオンによると、こうした医師たちによる大規模なデモは極めて珍しいという。

東京都千代田区の日比谷公園から銀座を抜け、東京駅近くまで約2キロを「地域医療を守れ」などと書かれたプラカードを掲げて歩いた。

宮城県塩釜市の病院から参加した医師、藤原大さん(35)は「震災で東北地方の医療機関は大きなダメージを受け、深刻な状態になっている。現場の医師が声を上げることで、国民に関心を持ってもらえればうれしい」と話した。

放射線治療計画



高エネルギーX線を2Gy x 25回で計50Gy、胸壁2門・鎖骨上リンパ節1門の計3門を照射。
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放射線治療の説明を聞いて同意署名してから、CTシュミレーターでCT画像をとって放射線位置を決め仮のマーキングをしてもらった。来週から始まる私の放射線治療は外部照射(リニアック)で高エネルギーX線を照射する。

タキソテール(ドセタキセル)の副作用歴


身体はFECのときに比べると、骨髄抑制期の倦怠感も軽めで楽だった。ただ、発疹が出て痒いのが嫌だったな。まぁ兎にも角にも、三週間ピッチで薬剤の減量もなく無事に乗り切れたので嬉しい。抗がん剤さん、イイ働きを期待してまっせ!




ドセ75/4クール目終了後の血液検査結果

最後の抗がん剤、ドセ4回目の投与から約三週間後の血液検査結果。すでに白血球は6000まで回復している。左腕や首の発疹も徐々に良くなっていくだろうな。次の診察日(一週間後)には治っているに違いない。赤血球関連も徐々に回復していくんだろうな。

総コレステロールが基準値内ながら高目なのが気になるな。以前(抗がん剤前&生理が止まる前)の値まで戻したいけどなあ~

通院日





2011年11月27日日曜日

薬物の有効性が判別できる「バイオマーカー」

薬剤が効くタイプなのか否か、薬剤が効いているのか否か、それが判別できるバイオマーカーはとっても重要なんだな。薬剤とバイオマーカーは二人三脚で開発して欲しいな。
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イレッサの屈辱と再興から部分引用 : さて、イレッサは2002年の発売当初「肺がんに対する夢の新薬」というイメージで登場したが、多くの無効例の中にときどき有効例が出現するため、臨床試験では長らく生存期間延長を証明することができず、わたしなどは「結局消滅してゆく薬剤」ではないかと疑ったこともあった。

同時期に間質性肺炎が5%に発生し、その半数が死亡することも明らかとなり、「イレッサは薬害あって一益なし」などと評されることもあった。

2004年に上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子変異のある症例に限定して投与することにより、数カ月生存期間を延長できることが証明され始めた。これにより有効例があらかじめ判断できるようになり、現在のガイドラインでは手術標本でEGFRの変異が証明できた症例に対する第一選択の薬剤に躍り出ている。

最近、このEGFRなど薬物の有効性が判別できる「バイオマーカー」が非常に注目されているのも、イレッサでの成功があるからである

2011年11月26日土曜日

iPod nano がやってきた!

第7世代なのでNike+機能を内蔵でレシーバーもセンサーも不要。だから、ウォッチバンドで手首に装着しても様になる♪。マラソン大会で使用するために!

中国からは~るばる・・・♪

2011年11月25日金曜日

牛鍋丼@吉野家

ねぎ、イマイチだな

最後の発疹!

2011年11月24日木曜日

2011年11月23日水曜日

高山ラーメン

魚粉~♪ 飛騨高山ラーメン
「だし」じゃなくて「さんしゃ」
牛タンの「とろ煮」を食べ歩き
薬局



帰りに「フルーツ大福」と「塩まめ大福」を購入。美味しかった~♪




「ハラヴェン単剤で生存期間が2.7カ月延長」の価値

エーザイの「ハラヴェン」、乳がん治療で英当局の推奨受けられず

2011年7月19日(ブルームバーグ):エーザイの抗がん剤「ハラヴェン」は、乳がんの治療で英国国立医療技術評価機構(NICE)の推奨を受けられなかった。NICEは「ハラヴェン」について、高価すぎる可能性があるほか、他の薬より副作用が大きい公算があると指摘した。

NICEの19日の発表資料によると、2回目の判断を8月に示す前に、1カ月間の一般からの意見を受け付ける期間を設ける。

米食品医薬品局(FDA)は昨年11月、ハラヴェン(一般名「エリブリンメシル酸塩」)を少なくとも2種類の化学療法を受けた治療歴のある進行性乳がん患者向けに承認した。

NICEのアンドルー・ディロン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「調査はエリブリンが患者に若干の延命効果をもたらす可能性があることを示したが、より多くのマイナスの副作用を引き起こした」と説明。「健康面での生活の質への影響の評価は十分ではない」と指摘した。

良好な利便性を有し、2.7カ月という時を延長した 手術不能・再発乳がん患者さんに新たな希望!日本発の新薬登場 2011年07月号 (部分引用メモ)

ハラヴェンが乳がん治療薬として認可されたのは、海外や国内で臨床試験が行われ、その有用性が確認されたからである。その効果を証明した臨床試験について解説してもらった。

試験に参加したのは、進行・再発乳がん患者さんで、アンスラサイクリン系抗がん剤およびタキサン系抗がん剤を含む抗がん剤治療をすでに受けている患者さんであった。

「乳がん治療におけるアンスラサイクリン系とタキサン系は、まさにゴールデンスタンダードです。これらの標準治療を受けた後、進行もしくは再発した患者さんが治療対象になります」

患者さんは、ハラヴェンで治療する群と主治医の先生がその患者さんに最適であると判断した治療を受ける群に分けられた。

この2群の全生存期間(*)は、主治医選択治療群が10.5カ月、ハラヴェン群が13.2カ月だった。つまり、主治医が最適と考える治療に比べ、ハラヴェンによる治療は、全生存期間の中央値(*)を2.7カ月延長したのである。すでに多くの化学療法を受けた乳がんの患者さんに対し、単剤で生存期間を延長させたのは、ハラヴェンが初めてである。

「生存期間2.7カ月の改善がどういった意味を持つかは、人によって違います。ただ、多くの患者さんに接していると、1カ月後の息子の結婚式まで生きられるだろうか、と尋ねられたこともあります。貴重な2.7カ月の間に、患者さんにとって幸せな時間を過ごせる可能性があり、大変意義深いと思います」

さらに延長した生存期間が、QOLの保たれた日々であれば申し分ない。問題となるのは、QOLに大きな影響を及ぶす副作用と利便性の問題である。

*全生存期間=がんと共存しながらも患者さんが生きていた期間
*全生存期間の中央値=半分の人が亡くなるまでの期間

命の値段 2011年11月22日 ~乳癌を正しく理解するために (部分引用メモ)

先日英国国立医療技術評価機構(NICE)が、ハラヴェンを保険適用対象として推奨しない最終ガイダンス案(FAD)を発表しました。NICEはその前にもフェソロデックスに対して同様の勧告をしています。

NICEにおいては抗がん剤を推奨する場合、3カ月以上の延命効果があることなどを条件としているそうです。今回ハラヴェンの治験で示された延命期間は2.7カ月と条件を満たしていませんでした。既存療法より副作用が多いことも指摘されています。そしてコスト面においては、生活の質を加味した生存年(QALY)の1年延長に必要な費用(ICER)は、治験で比較した治験医師選択療法よりも68600ポンド高く、コストベネフィットに見合わないと評価されました。

2011年11月21日月曜日

心の中には、いつもあったかい風を吹かせていたい。

とても共感したので、勝手にメモメモ。
もう、「否定」「批判」「反感」のような感情、行為は、やめた!やめた!
癌に対して、ずっと抱き続けていたこれらの感情。
ほんとイヤになります。
それは、突き詰めていくと、
今までの自分の人生にもその矢が向き、
そのまわりの出来事、自分を傷つけた人にまで及ぶ。
自分をネガティブにするだけなんだもの。

どんなことでも、受け入れてみる、ということがどんなに自分のためになるか、
その上、どんなに自分に幸せな気持ちをもたらしてくれることか。

心の中には、いつもあったかい風を吹かせていたい。
時々、強風になったり、微風になることもあるかもしれないけれど、
冷たい風だけは、お断り!

失ったものはどんなに嘆いても戻って来ない。
だったら前を向いて笑って楽しく歩いていこう。
もうこれしかありません。

2011年11月20日日曜日

2011年11月19日土曜日

抗がん剤アバスチン、米で転移性乳がんへの適用取り消し

米食品医薬品局(FDA)は2011年11月18日、抗がん剤アバスチン(一般名ベバシズマブ)の転移性乳がんへの適用を取り消した。2008年2月、緊急性が高い薬の申請に適用されるFDAの迅速承認制度のもと追加の臨床試験を実施するとの条件付きで承認されていたが、結果として生存率や生活の質の向上には効果がないと判断した。大腸がんなど、それ以外のがんへの適用については「これまで通り何ら変わりない」と説明している。

アバスチンは日本でも07年に大腸がんに対して承認され、今年9月には手術不能または再発乳がんに対して追加承認を受けている。

2011年11月16日水曜日

抗がん剤訴訟 副作用対策抜かりなく

中日新聞 社説 2011年11月16日

抗がん剤「イレッサ」訴訟の控訴審判決は、国と輸入販売元の製薬会社の法的責任は認めなかった。だが、両者とも副作用など重要な情報を監視、患者に確実に伝えることを求められている。

「国、製薬会社に責任はないということ、歪(ゆが)んだ判決だ」

原告の一人、近沢昭雄さんの声が原告の遺族たちの気持ちを代弁している。

イレッサには間質性肺炎を発症する強い副作用がある。その注意喚起が医療機関に対し十分行われたかが主な争点になった。

一審の東京地裁は医師向け添付文書での危険性指摘が不十分だったと国と製薬会社の責任を認めた。東京高裁は一転、添付文書に欠陥はなかったと判断した。

だが、実際には原告は副作用について十分な説明を受けずに治療を受け亡くなっている。二〇〇二年に承認されたイレッサは当時、「夢の新薬」として患者の期待も高かった。錠剤で使いやすいこともあり希望する患者も多く、抗がん剤の専門医ではない医師が処方した例も指摘されている。

抗がん剤は強い副作用があることが多い。一方、患者は抗がん剤に望みを託して医療機関に来る。肝心なことは、負の情報も正しく患者に伝え、納得して治療を受けられる環境をつくることだ。法的責任はないとしても、薬事行政を監視・監督する厚生労働省と販売する製薬会社に、被害拡大防止に努める責務はあるはずだ。

東京地裁などの判決を受け厚労省は三月から、添付文書への監視・指導の強化や、医薬品行政を監視する第三者組織の設置などを検討している。従来の対応では不十分との認識があるからだろう。再発防止を徹底すべきだ。

厚労省は市販後の副作用情報の収集や医療機関への提供の迅速化、製薬会社は当初から十分に副作用情報を公表してきたか再点検してほしい。医療機関側も抗がん剤専門医を養成し、患者に十分な説明を行う体制を整えることが求められている。

厚労省は副作用被害者の救済制度に抗がん剤を含める検討を約束している。救済に役立つ制度を考えてもらいたい。

欧米で評価されている新薬でも国内承認が遅く使えない「ドラッグラグ」解消の狙いもあり、イレッサは世界に先駆け承認された。患者の選択肢を狭めないために解消努力は要る。そのためにも副作用の対策を抜かりなくしたい。

お腹ぽっこり感が解消されつつある

今朝は8.7度で風もちょっとあった。上はシャカシャカウェア+キャミ、下はストレッチスポーツパンツに裏フリースのランスカ。ウォーキングなのでちょうど良い程度のウェアだったな。ランだったらもうちょっと薄着でもOKかな。

お腹ぽっこり感と総コレステロール値が高くなって、あわてて走ったり歩いたりし始めてから2ヶ月半・・・。実際のところは何が効を奏したのかわからないけど、コレステロール値は高目だけど基準内に納まっているし、お腹ぽっこり感も横腹に少し残っているものの解消された。嬉しい。

2011年11月14日月曜日

いびがわマラソン ランナー急病に即対応 メディカカード試験導入

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)


コミュ

看護師さんに次回も浮腫の検査をしてもらうかどうか迷うなぁ。とりあえず4クール目まで抗がん剤を打つことは出来たし、浮腫みもひどくはならなかったし、浮腫検査という意味ではあまりメリットがないかも? 足が浮腫んでいるというのも、ウェストがきつくなってしまったパンツを履いているせいかも!?、と思ったから、ウェストの緩いパンツを履いていって測ってみたいなぁと思うくらいかな。

反面、マラソン大会の話は、あまりしたくない気分だ。マラソンカテゴリーで繋がりたくないのよねぇ。。。病院では病気カテゴリーだけで繋がりを持って、システマティックに治療を受けたいというのが私の希望。

治療や予後を判断する指標の変化

引用メモ。。。う~ん、私の現状と治療からすると、どう捉えたらいいものなのかな~。ビミョーだな、色々と。
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重要度○
・ホルモン有無   
・Her-2陽性か否か
・細胞悪性度(グレード)
・Ki67、MIB1(増殖能力)

重要度△
・リンパ節転移有無 ・数
・腫瘍の大きさ
・年齢

初めて老眼を実感した・・・

眼鏡をはずしたら、近くの小さな文字がくっきり読めた・・・orz。抗がん剤の副作用で生理が止まったせいで更年期障害と一緒に老化が一気に押し寄せてきた感があるなぁ~(涙。

2011年11月10日木曜日

LH-RH アゴニスト製剤

私はリュープリン3ヵ月製剤。
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引用メモ①
2011/11/10 (Thu) ナースぴこるるの乳癌ダイアリー ゾラデックスかリュープリンか、、、、

ゾラデックスは周知のごとく
毎月注射(3か月製剤は現在開発中とのこと)
固形のため針が太い   
臨床試験におけるデータが豊富で世界的に標準使用
私が外来勤務時(16年前)には乳癌患者さんに既に使用されてました
リュープリンは
3か月に1回注射(1か月製剤と3か月製剤があり選択可能)
液体製剤のため針はゾラよりは細い   
リュープリンは歴史が浅いためデータが少ない
ゾラデックス   1回 14,650円×12回/1年×2年間=351,600円
リュープリン   1回 24,990円× 4回/1年×2年間=199,920円 
351,600-199,920= その差2年間で151,680円

引用メモ②
2007-07-14 20:33 乳腺外科医のブログ Leuprorelin (リュープリン) versus Goserelin(ゾラデックス)

閉経前ホルモン感受性乳癌に使用できる卵巣機能抑制療法の薬剤は、Leuprorelin (リュープリン)とGoserelin(ゾラデックス)があります。この2剤はどちらが優れているか、どちらを使えばよいのか、といったことを、患者さんに良く聞かれます。

リュープリン3ヵ月製剤とCMFを比較した臨床試験が論文化されたので、ここで考察をしたいと思います。

まず、ゾラデックスは臨床試験におけるデータが豊富で、世界的にも標準として使用されている薬剤です。医療者にとっては、事前の調整を必要とせずにすぐに使用できるという製剤上の利点があります。また、注射した後に針が自然と引っ込むよう設計されているので、医療安全において優れています。しかしながら、針が太いために注射は相当痛く、この点患者さんからかなり不評です。また、現時点では1ヵ月製剤しかありません。

リュープリンは、臨床試験におけるデータがゾラデックスほど多くはありません。ただ、術後療法において、リュープリンの3ヶ月製剤の無再発生存期間がCMFとほぼ同等(症例数が少ないので、同等と言い切って良いかは疑問ですが)で、全生存期間ではCMFに勝っていた、という臨床試験(TABLE study)の結果が最近論文化されました。無再発生存期間が同等で全生存期間では勝っている理由をどう考察するのか興味がありましたが、discussionでは、“理由ははっきりせず、探索的な結果である”旨だけ記載されていました。まあ、これはしかたないですね。さて、リュープリンは、使用前に混ぜなければならないのがゾラデックスと比較して面倒ですが、針が細いために注射時の痛みは軽く、患者さんには好評です。また、1ヵ月製剤と3ヶ月製剤の両方が使用できます。3ヶ月製剤は、薬価が2倍で効果が3倍なので1月あたりの医療費は安くなりますが、局所反応による硬結を認めることがあります。

さて、どちらの製剤を使用すべきでしょうか。

結論から言えば、私はどちらでも良いと考えています。その理由は、このタイプの薬剤は下垂体からのLHRHの放出をブロックし月経を停止させ、その結果卵巣からのエストロゲンを抑制することで抗腫瘍効果を発揮するため、薬剤の違いは効果に大きく影響しないと考えられるからです。

世界的にはどう考えられているのでしょうか。

ヨーロッパを中心に現在行われている閉経前乳癌の臨床試験では、リュープリンでもゾラデックスでもなく、トリプトレリンという日本未発売の薬剤が使用されています。これは、世界的にも“月経を止めるのが治療の目的だから、薬剤の種類は何でもよいだろう”と考えられていることの証です。

また、1ヵ月製剤と3ヵ月製剤の違いはどうでしょうか。

臨床試験で1ヵ月製剤と3ヵ月製剤を直接比較するデータはありませんが、リュープリンは3ヵ月製剤でも1ヶ月製剤と同様にエストロゲンのレベルが抑えられていること、今回発表された臨床試験のデータから、どちらでも効果は同じではないかと思います。

日常臨床では、以上のことを患者さんに説明して、薬剤を選択しています。

余談ですが、アストラゼネカ社は、“ゾラデックスは臨床試験のデータが豊富で、リュープリンはデータが余り無い”というキャンペーンをしているようです。これは確かにその通りで、誰も異論がないでしょう。しかしながら、ゾラデックスの3ヵ月製剤が乳癌に適応拡大されたとしたら、どのようなキャンペーンをするのでしょうか。臨床試験のデータを重要視するアストラゼネカ社のことですから、ゾラデックスの3ヵ月製剤を使用した大規模臨床試験がなされているのでしょうね。結果を期待して待ちたいと思います。

引用メモ③
▽ リュープリンSR11.25(12週間持続型製剤)はCMFと同等の術後再発抑制効果を示します。 2005年9月

▽閉経前乳癌患者を対象に、リュープリン3ヶ月製剤(LP-3M)療法とシクロホスファミド、メトトレキサート、フルオラウラシル(CMF)療法の有用性の比較検討を行った。 2007年12月

引用メモ④
■もう一つの標準治療、「卵巣機能抑制」

ゾラデックスという薬剤を4週毎に皮下注射するというやり方が一般的です。また、同効薬であるリュープリンは12週毎に皮下注射する製剤が使用できるようになりました。治療を開始して最初の月経は来ますが、次のサイクルには月経が止まります。

この治療を行う期間は、2ないし3年が一般的です。臨床試験によっては、5年というものもあります。2年がよいのか、3年がよいのか、それ以上使用したら良いのかについては、現時点では比較したデータが無いために、何ともいえません。

慣習的に2年間とすることが多いです。治療が終了した時点でまだ閉経していなければ、数ヶ月(人によってはもう少しかかります)で月経が再開します。

この月経を2年間止めるという治療法は、CMF(シーエムエフ)という標準的な6ヶ月の抗がん剤治療と同等の再発をおさえる効果があることがわかっています。

(CMF(シーエムエフ)6ヶ月はAC(エーシー)3ヶ月と効果が同等の治療です。後述。)

なので、抗がん剤治療の副作用を避けたい人には、よい適応となります。

卵巣機能を抑制する方法として、手術で卵巣を摘出する方法や放射線で卵巣機能を廃絶させる方法がありますが、合併症や後遺症の問題があり、現在は一般的にはあまり行われていません。

■タモキシフェンと卵巣機能抑制はどう使い分けるのか

「閉経前」の女性にとって、タモキシフェンと卵巣機能抑制剤が再発予防に重要なお薬であることはお分かり頂けたと思います。その使い分けについて、説明します。

基本となるのは、タモキシフェンです。再発リスクがごく低いかたを除いたほぼすべてのホルモン感受性のある乳がん患者さんが、タモキシフェン5年服用の適応となります。より転移・再発リスクの高い方には、抗がん剤治療の後に、タモキシフェンが処方されます。

抗がん剤のかわりにゾラデックスまたはリュープリンをタモキシフェンと一緒に使用する治療も、一般的に行われています。ゾラデックスまたはリュープリンだけという選択肢もあります。

抗がん剤を使用した後に、ゾラデックスまたはリュープリンを使用することで、より再発抑制効果が強くなるかについては、現時点では明らかではありません。40歳未満の人に対しては、効果がありそうなデータはありますが、確定的ではありません。現在大規模な臨床試験が行われているところです。

どういった組み合わせを選択するかは、患者さんの状態や治療の好みによって異なりますので、担当医とよく相談してください。

■閉経前ホルモン感受性乳がんの標準治療例

●タモキシフェン5年間
●抗がん剤+タモキシフェン5年間
●ゾラデックスまたはリュープリン2~3年間+タモキシフェン5年間
●ゾラデックスまたはリュープリン2~3年間

InBody測定結果/T④投与日

ドセ75/4クール目直前の血液検査結果


赤血球がLなので、鉄キャンディーを二袋(二十日分)、薬局で購入してみた。この三週間だけ試してみよっと!

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通院日




8時4分に受付したのに、47番、45番って、どういうこっちゃ!

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う~ん、思ったほどではない

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クリニカルパス大会

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