2011年10月31日月曜日

15年生存率 ステージ2bは52%・・・


しまった、どこからコピペしたのか分からなくなってしまった。バックボーンが見えないと、ステージ別の予後といってもどう受け止めたらいいのか迷う。。。

メモ: 局所治療の意義

(2006年6月刊行)

薬物療法は乳癌患者の生存率を改善させており、検診の普及とともに1990年以降先進国では乳癌死亡率は低下傾向にあります。より有効な薬物療法が確立されつつある現在、外科手術の重要性は低下しつつあるように思われますが、本当にそうでしょうか。

外科手術を含めた局所治療の意義は、拡大手術vs.縮小手術、放射線治療ありvs.なしを検討した無作為化比較試験の結果に求めることができます。このような臨床試験は古くから行われてきましたが、局所再発とその後の生存率との関連性をみるためには長期間の経過観察が必要となります。これら臨床試験のmeta-analysisにより、局所再発の全生存率に及ぼす影響がEBCTCGにより報告されました。まとめると表2のような興味ある結果となりました。これらの結果から次のことがいえます。
  1. 局所再発予防に放射線治療が重要である。
  2. 外科手術法にかかわらず術後5年以内に局所再発がなければ局所治療は成功といえる。
  3. 局所治療がおろそかになると全身治療の有無によらず生存率が悪化する(図2)。

表2 乳癌局所治療における無作為化比較試験の結果(EBCTCGのmeta-analysisによる)
1)局所再発※1の4分の3は術後5年以内に起こる。 
2)局所再発率は、
a) 放射線治療により約70%低下し、年齢、腫瘍グレード、腫瘍径、ホルモンレセプターによらない。
b) 放射線治療が併用された場合、乳房温存術後5年で7~11%である(リンパ節転移陰性~陽性患者)。
c) 拡大手術vs.縮小手術において放射線治療併用下では有意差はないが、放射線治療を併用しない場合に有意差がある。 
3)治療群間で術後5年局所再発率の差が10%未満(平均0.3%)では、術後15年の乳癌死亡率に有意差はない。
この結果があてはまる臨床試験の内訳:「拡大手術vs.縮小手術(ともに放射線治療あり)」または「拡大手術vs.縮小手術+放射線治療」 
4)治療群間で術後5年局所再発率の差が10%以上(平均18.7%)では、術後15年の乳癌死亡率に有意差があり(図2)、局所再発4例に乳癌死亡1例の比率である。これは全身治療の有無によらない。 
この結果があてはまる臨床試験の内訳:「同じ手術法で放射線治療ありvs.なし」または「拡大手術vs.縮小手術(ともに放射線治療なし)」 
※1:ここでいう局所再発はすべて所属リンパ節再発も含む。 ※2:本邦報告例に比べ高い。

図2 治療群間の局所再発率の差が10%以上であった臨床試験における局所再発率(左)と乳癌死亡率(右) 文献2)より引用

メモ: 乳癌に対する放射線治療と手術範囲の違いとが、局所再発と15年生存率に及ぼす影響

乳癌に対する放射線治療と手術範囲の違いとが、局所再発と15年生存率に及ぼす影響

Effects of radiotherapy and of differences in the extent of surgery for early breast cancer on local recurrence and 15-year survival: an overview of the randomised trials

Early Breast Cancer Trialists' Collaborative Group, Clarke M, et al.
Lancet 366:2087-2106, 2005

背景

早期乳癌においては局所治療の違いで局所の再発率が大きく異なり、結果として長期の原病死にも影響することがある。そのような関係を検討するために1995年までに開始されたランダム化比較試験の患者個々のデータを用いてメタ分析を行った。

方法

78のランダム化比較試験の対象となった42,000人(内訳 照射 vs 非照射,23,500人、切除手術の大小, 9,300人、拡大手術 vs 照射, 9,300人)の患者情報を元に分析した。24通りの局所治療法が行われた。局所再発と原病死との関連を分かりやすくするために5年局所再発率が10%を超えない(17,000人)超える(25,000人)で2群に分けて検討した。

結果

局所再発のおよそ3/4は最初の5年間に発生した。5年目の局所再発率が10%未満の臨床試験では15年原病生存率にほとんど差がみられなかった。これらの試験には腋窩郭清 vs 腋窩照射、乳房切除 vs 乳房温存術+照射、腋窩リンパ節転移陰性例への術後照射が含まれる。しかし5年目の局所再発率が10%を超える25,000人では積極的治療群の平均が7%であったのに対して対照群では26%と19%の差がみられ、それぞれの15年原病死亡率は44.6%および49.5%でその差は5.0%であった。

後者の25,000人には乳房温存術後の照射(多くは乳房照射単独)の効果をみる試験の7,300人が含まれ、5年局所再発率(多くは腋窩郭清後、リンパ節転移陰性群であるので主に温存乳房内における再発)は照射群7%、非照射群26%(絶対差19%)であり、15年原病死亡率はそれぞれ30.5%および35.9%(絶対差5.4%、有意差(2p=0.0002、全死亡率でみても差は5.3%で、2p=0.005で有意差あり)で差がみられた。

さらに後者には乳切後で腋窩郭清し、リンパ節転移陽性で胸壁および領域リンパ節への照射の効果をみた8,500人も含まれており、同様の照射効果がみられた。すなわち5年局所(主に胸壁および所属リンパ節)再発率は照射群で6%、非照射群で23%(絶対差17%)と大きく、15年原病死亡率も54.7%と60.1%(絶対差5.4%)で有意差(2p=0.0002)がみられた。また全死亡率でみても差は4.4%で有意差(2p=0.0009)がみられた。

このような局所再発に対する照射の効果は年齢や腫瘍因子、全身療法の併用に関係なく、一定の割合でみられ、対照群のリスクが大きいほど絶対差が大きくなった。

照射による有害事象をみるために照射の併用/非併用をみた臨床試験と照射/拡大手術の臨床試験を合わせて検討した。少なくとも一部の古い試験では対側乳癌の発生率が1.18倍(2p=0.002)となり、非乳癌死亡率が1.12倍(2p=0.001)と高くなった。両者は最初の5年間はわずかな上昇であるが、15年を過ぎても持続した。後者の原因は主に心疾患(1.27倍, 2p=0.0001)と肺癌(1.78倍, 2p=0.0004)であった。

結論

これらの臨床試験では乳房温存術後や乳房切除後の局所再発を避ければ15年目の原病死亡率を減少させていた。十分に局所再発を押さえる局所治療をすれば、他に死亡原因がないと仮定すれば、4例の局所再発例を防ぐことができればうち1例は15年間にわたって乳癌による死亡を1例減らすことができる。(4対1の絶対効果)

コメント

EBCTCGが1985年より5年ごとにレビューしている乳癌に対する照射の効果をみたメタ分析である。前回は2000年に報告されており、今回は1995年までに試験が開始され、2000年までに報告されているものをまとめたものである。

前回の報告では原病生存率に対する乳切後の照射(P<|MRT)の効果は確かにみられたが、乳房温存術後の照射ではギリギリ確認された程度であった。さらにすべての死亡を考慮するとどちらの照射においてもその効果は明らかでなかった。局所制御の改善も心疾患を中心とする有害事象によりoffsetされたためと思われた。

しかし今回の報告ではより有害事象に留意した近代的な照射方法を用いた試験を含み、かつ長期間の追跡によりハイリスク群にはPMRTだけでなく、乳房温存術後の照射でも局所再発の減少→原病死の減少のみならず、全死亡率の減少ももたらすことが確認できた。その意味でも大変、重要な論文のひとつと考える。この論文の中で説明されるweftableとwebfigureはhttp://www.ctsu.ox.ac.uk/~ebctcg/でみることができ、本文とともにダウンロードできる。またPowerPointで作成されたプレゼンテーション用スライドも取得できるので必見である。

今回のメタ分析では照射線量や照射野の検討などはなされていないが、PMRTについては最近、それらについてより詳細に検討したメタ分析*があった。Gebskiらによると乳切後、適切な照射野(胸壁+腋窩+鎖骨上窩±胸骨傍リンパ節)に適切な線量(40-60Gy相当)を照射したときだけ5年全生存率でみて2.9%の絶対差がみられ、有意差が確認できたとしている。

このように乳癌の術後照射はNIHコンセンサス コンファランスでも提唱されているように乳房温存術後は必ず、また乳切後はハイリスク例に検討されねばならない

* Gebski V, Lagleva M, et al: Survival effects of postmastectomy adjuvant radiation therapy using biologically equivalent doses: a clinical perspective. J Natl Cancer Inst 98:26-38, 2006

引用メモ: 2個のリンパ節転移で、放射線治療は必要か?

Q:2個のリンパ節転移で、放射線治療は必要か

右乳房が乳がんになり、全摘手術を受けました。がんは1個で、大きさは3.5センチ、リンパ節転移は2個あると言われました。ER(エストロゲン)とPR(プロゲステロン)は陽性、HER2受容体は陰性でした。

今後、ホルモン治療、抗がん剤治療、放射線治療の3つを行う予定であると言われています。

ホルモン治療と抗がん剤治療に関しては納得しましたが、放射線治療に関しては少し腑に落ちません。全摘したのに、放射線治療をする必要があるのでしょうか。また、こんなに治療を受けると思うと、副作用が心配です。どんな副作用がどの程度起こりうるのでしょうか。

A:4個以上か、しこりの大きさが5センチ以上の場合に行うのが原則

全摘手術後でも、胸壁再発のリスクが高い場合には、放射線治療が薦められています。再発リスクが高い場合というのは、一般的には、しこりの大きさが5センチ以上か、リンパ節転移が4個以上ある場合です。ですからご相談者は、原則的には放射線治療をする必要はありません。

ただし、リンパ節転移が1~3個あった場合でも、放射線治療をしたほうがよいと考える人もいます。リンパ節転移が1~3個の場合でも、放射線治療を行ったら、生存率が向上したという大規模臨床試験の研究結果があるためです。しかし、この試験の解釈には異論もあり、一般的には行っていません。

放射線治療を行った場合には、腕がむくむ割合が高まります。また、放射線が肺に当たった場合は、照射性の肺炎を起こすことがあります。とはいえ、大きな副作用が起こることは少ないと言ってよいでしょう。

副作用などが心配で、治療に積極的になれないようでしたら、放射線治療は遠慮したい旨を主治医にお話しされてみてはいかがでしょうか。

(2008年10月号 がん相談/乳がん 回答者:上野貴史さん 板橋中央総合病院外科医師)

放射線治療

治験に参加して放射線治療を受けることにしようと思ったけど、ブラセボ群に割り当てられる可能性のある治験に参加するより、普通に放射線治療を受けたい気がしてきた。だって、リンパ節転移3個だし、グレード3だし・・・・・。


















引用メモ: 放射線治療中の生活工夫

服装の工夫

・治療中は、脱ぎ着のしやすい服装がお薦めです。
・上半身だけ裸になるので、ワンピースでの通院は避けた方が、よいでしょう。
・マーカーがついても気にならない、色の濃い下着や洋服を着用しましょう。安価な下着やTシャツを、治療中専用で使い捨てにするのも、一策です。
放射線を当てる部位は、照射を開始して2週間ぐらい経つと日焼けのような状態になり、皮膚が乾燥し、そのあと、じくじくすることもあります。肌に刺激の少ない、自然素材で、締め付けのない下着がお薦めです。

入浴の時の注意点と工夫

・治療中は、湯船に肩までつかるのは避けましょう。シャワーも低めの温度で、軽く流す程度に。
・入浴中にマーカーを消さないように気をつけましょう。消えた場合は、自分で書かずに、次の治療の時に書き直してもらいましょう。
・治療終了後、マーカーを消すときも、無理に擦らず低刺激のベビーソープなどを使用し、やさしく洗い、自然に落ちるのを待ちましょう。
・肌の炎症が治まるまでは、温泉に入るのは控えたほうがよいでしょう。温泉の化学成分やあたためることで、皮膚炎を悪化させることがあります。半身浴や足浴なら大丈夫です。

日焼けのケア

・治療中はもちろん、治療後も、放射線を当てた部分の日焼けをしないようにしましょう。紫外線による日焼けと放射線による皮膚炎は、基本的には同じものです。皮膚炎を悪化させることになりますので気をつけましょう。治療後、時間が経過しても肌へのダメージは残っています。治療中は日傘、その後は日焼け止めなども活用できます。

皮膚のケア

治療中に炎症によって、皮膚が乾燥したり、じくじくしたりする場合は、放射線担当のドクターから軟膏が処方されます。治療が終了して一週間ぐらいが、炎症のピークです。治療終了後も、照射部位が乾燥しやすい、かゆみがあるなどの症状が出る人もいるようです。低刺激性のクリームやローションでケアし、症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)


2011年10月30日日曜日

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)

東の空がうっすらと明るく・・・

水に映る空がきれい

朝焼けがいつになく赤い

白い実 何の実だろう?

紅葉! ソメイヨシノ、かな~

回復しきってなかった
しんどかった

2011年10月29日土曜日

腰痛は白血球を作っているサイン!?

骨髄抑制期間で白血球が減っているから腰痛が出ると思っていたけど、白血球が増えようとして腰痛が出ている、らしい。まあ、白血球が減るのと増えるのが同時に起こっている、ということなんだろうな。

バナナを食べると白血球増加に効果があるというので毎朝食べているけど、バナナを食べて、白血球が増加して、腰痛が起こっているということか!?

いま血液検査をして血液像を調べると、好中球の桿状核球の割合が増加しているに違いない。

胡麻

今、一日にとっているすり胡麻が5g(おおさじ一杯)だから、下記の20分の1になるな。カルシウムと鉄分がとれるのはとっても嬉しい。今の私にはもの凄く大事だからね。
________________________________________________
ゴマの栄養素(食材100g当り)

・カルシウムが1,200mg
・ビタミンB1が0.95mg
・食物繊維が3.1mg
・鉄分が9.6mg

ゴマの健康効果

ゴマは『不老長寿の秘薬』と言われるほど栄養価が高い。ゴマの主成分は 脂質約50%、タンパク質約20%の高カロリー食品だが、脂質のリノー ル酸は必須脂肪酸で、コレステロール値を低下させる作用があり、タンパ ク質はアミノ酸組織のバランスに優れている。

白ゴマと黒ゴマ、どう違う?

黒ゴマのほうが栄養的に優れている、と思われがちだが、実は、2つのゴマは栄養的にはほとんど変わらない。でも、一般的に白ゴマのほうが油脂含量が多く、リグナン量も多いことが分かっている。ただし、黒ゴマの表皮にはタンニン系(ポリフェノールの一種)と思われる成分があり、また抗酸化性のある新しいリグナンが存在していることも明かになっている。結局どれを選ぶかは、その料理を作るときの彩りで決めればいい!

足りない鉄分ごまでしっかり! くすみ肌なんてもう誰にも言わせない

鉄分についても、ごまはマル優食品です。 100g中の鉄分量は、9.9mg 鉄分は、しじみや内臓類にも多く含まれていますが、日本人には「レバーはちょっと」という人が多いこともあって不足しやすい栄養素です。

鉄分が不足してまっ先に起きるのが貧血。 なぜなら赤い血の素ともいえるヘモグロビンは、鉄分がなければ作れないようにできているためです。貧血ぐらいならそれ程気にしなくてもと思うのは早とちり。 というのも、貧血には美容にも大々的にからんでくるからです。

内臓が悪いわけでないのにメイクを落とすと顔色が悪い、爪の色もどちらかといえば白い、年齢よりも老けて見られることが多い、これらの症状の多くは貧血が原因 血色のいい素肌があってはじめて、メイクがさえるというものです。

1日の鉄分所要量は10mg。 大さじ3杯のごまをたべればその4分の1は確保できたことになります。 クレオパトラにならって、ごまの美しさにさらに磨きをかけましょう。

2011年10月26日水曜日

「混合診療禁止は適法」最高裁判断 がん患者の敗訴確定

2011/10/26 00:11

高度な先端医療などの保険外診療を通常の保険診療と併用する「混合診療」を受けると、保険診療分を含め全額が患者負担になるのは違法として、がん患者の男性が保険適用の確認を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(大谷剛彦裁判長)は25日、混合診療の禁止は適法との初判断を示し、患者側の上告を棄却した。患者側の逆転敗訴とした2審東京高裁判決が確定した。

国は混合診療を原則禁止としており、国の政策に法的根拠があるかどうかが最大の争点となった。

同小法廷は判決理由で、昭和59年と平成18年の健康保険法改正で、一部の高度先端医療などで混合診療を例外的に認める制度が導入されたことを指摘。制度導入について「医療の公平性や財源を含めた健康保険制度全体の運用のあり方を考慮し、混合診療禁止の原則を前提とした」と指摘し、「制度の趣旨から、(要件を満たさない混合診療については)保険給付はできないとする解釈は相当」との判断を示した。判決は、5人の裁判官の全員一致による結論。

訴えていたのは、神奈川県藤沢市の清郷伸人さん(64)。平成13年9月から、がん治療のため、保険適用対象のインターフェロン治療に加えて、適用外の療法を受診。全額負担を求められることから、国を相手取り提訴した。

絆と信頼

言わなきゃ伝わらないのは当たり前

言っても伝わらないことも少なくない

時間をかけてコミュニケーションを繰り返し

絆と信頼を築いていく

それって大事

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)

良い天気、11.7度、寒い~

風があるので、いつもは凪いでいるいるけど、今日は波が・・・

スカート
かっこ悪いけど暖かかったし動きやすかった

来月の半ばで術後半年になる。傷も治ったし、胸を開くことに対する怖さも無くなった。最後の抗がん剤が投与されたら、ゆるゆるヨガを復活させたいな。左肩凝りが出始めたのは、無意識に左を庇って姿勢が悪くなっているせいかもしれないから、それを緩めたい。

2011年10月25日火曜日

髪が戻ったら・・・

髪が戻ったらスポーツ自転車に乗りたいな。

FECで既に黒くなりかけていたけど、Tでもひどくなってきた。でも、足の小指だけで済んでるけどね。

アレルギー反応


T②のはステロイド剤が効いて治りかけてる。T③はどうなるかな?

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)


アピタル乳がん夜間学校『乳がんの薬物療法(ホルモン剤)について

“アピタル乳がん夜間学校『乳がんの薬物療法(ホルモン剤)について”、をYouTubeで見た。私が疑問に思っていたことも取り上げられていて、とても参考になった。

私の場合、乳癌再発予防というベネフィットと、骨粗鬆というリスクを考えると、タモキシフェンがいいんだろうな。あと、悪性度グレード3だし3個といえどもリンパ節転移があったので、LH-RHアルゴニスト製剤と数年の併用が望ましいのかもしれない。

「アロマターゼ阻害剤」(抗エストロゲン剤よりベネフィットが高いが骨粗鬆のリスク有り)と「LH-RHアルゴニスト製剤」という組合せは、従来の組合せと比べて予防効果が高くなるわけでは無かったという治験があるみたいで、だったら骨粗鬆という副作用がない従来治療のほうが・・・ということになっているみたいだ。

50歳以降だと太っていると脂肪からのホルモン分泌が多くなりホルモン受容体陽性の乳癌になるリスクが高くなる。20歳の時に痩せていると乳腺が十分に発達しないのでホルモン受容体に依存しない乳癌になるリスクが高くなる。

2011年10月24日月曜日

引用メモ: 閉経前後のホルモン治療 

【No.10399】  11年10月20日    K

初めての御相談です。どうぞよろしくお願い致します。現在50歳です。3年前、47歳の時に乳がんが見つかりました。右乳ガン、2センチ弱で温存手術。病理は、ホルモン感受性どちらも強陽性、悪性度グレード1、乳頭腺管ガン、リンパ管侵襲高度、断端微妙に陽性、リンパ節4個転移ありでした。術後化学療法(FEC4クール+ウイークりタキソール4クール)、放射線30回のあと、ホルモン治療としてリュープリンとフェアストン。現在のところ再発も無く、元気に過ごしています。

この9月でリュープリンを2年間打ち終わり、先生の方からは、年齢的にも効果が薄いので、これで終了しませんかという御提案を頂きました。そして抗エストロゲン剤より効果の高い、閉経後のホルモン治療に切り替えていきましょうということでした。フェアストンに代わり、フェマーラを服用することにして、9月から飲んでいます。

しかし、この相談室を拝見するうち、疑問に思ったことがありました。アロマターゼ阻害剤に切り替える上では、事前に血液検査で完全閉経を確認するのが通常のようですね。しかし主治医の先生の御意見では、「血液検査では確実に閉経と判断がつきかねるケースも多く、見切り発車で、とにかく飲んでみましょう、もしも完全閉経でない場合は、フェマーラの刺激で生理がもどってきますから、それで判断がつきます。その際はフェアストンに戻します。」ということでした。血液検査は、あと2か月後に、一応目安として行うそうです。その頃にはリュープリン1カ月製剤の効力も切れているはずだということでした。

主治医の先生の仰るように、見切り発車でフェマーラを飲んだ場合、万一生理がもどってきたり、血液検査で閉経前が確認された場合、その前何カ月かのフェマーラは「効かないものを投与した」ということにならないでしょうか? 私はリンパ転移が4つもあり、ハイリスクなので、ホルモン治療に空白ができるのが不安です。しかし、だからこそ主治医の先生は、早目にアロマターゼ阻害剤に切り替えないと損だと仰います。私の場合は47歳時に濃厚な化学療法もしておりますので、おそらく閉経しているはずだということです。(FEC2回目を最後に現在まで、一度も生理はありません) 

この「見切り発車で閉経後治療に切り替え」というのは、よくあることなのでしょうか? そして3ヶ月くらいなら、「効かないものを投与した」としても、再発リスクが高まることはないのでしょうか? ご回答、よろしくお願い申し上げます。

_______________________________________________________
抗エストロゲン剤からアロマターゼ阻害剤に切り替える際は、多くの乳腺専門医がしばしば悩んでいることと思います。それはホルモン学的に「閉経である」かどうかの確認が意外に難しいからです。

理論上は貴女のおっしゃる通りまず採血でE2とFSHを測定し、その値で閉経であるかどうか判断するというものですが、実際にはその時服用している抗エストロゲン剤の影響などで値にばらつきが生じることがあり、これらの値だけでは閉経であるか否か判断しかねるケースも少なくありません。わたくしはこのようなケースでは必ず採血を行いますが、貴女の主治医の先生のように見切り発車で変更している医師も多くみられます。

ただ、もし再度フェアストンに戻らざるを得なかったとしても、それだけで再発リスクが高まるといえるほどのエピソードとは思えませんので、あまり心配し過ぎずに、お待ちいただきたいと思います。

放射線療法

放射線は局所療法のひとつ です。

がん細胞に外から高エネルギーのX線をあてて、増殖を抑えたり、死滅させたりします。局所治療なので、全身への影響は少ないですが、一度照射した部位には再度(一定量以上)照射することはできません。

放射線治療をするのは・・・
●乳房温存手術後の照射
●局所進行乳がんに対する照射(術前照射含む)
●局所再発乳がんに対する照射
●進行乳がんに対する領域リンパ節への予防照射 
●遠隔転移巣(骨、脳など)への照射

などです。

予防ウォーク(生活習慣病、リンパ浮腫、骨粗鬆症、更年期の多汗、ジーンズ着用)

北の空

南の空

東の空

日ノ出後の東の空

白血球数を上げるというバナナを買って帰宅

かかりつけ病院の生存率、他

今はもう少し高いんだろうな、きっと~♪

イレッサ副作用に胃薬が効果か

10月24日 4時0分

肺がんの治療薬、「イレッサ」による重い肺炎の副作用を、広く普及している胃薬で抑えられることを慶応大学の研究グループがマウスの実験で確かめました。イレッサの安全な治療につながる可能性があると期待されています。

慶応大学薬学部の研究グループは、イレッサの副作用として問題になった重い肺炎の起きる仕組みを調べるため、細胞の内部でイレッサがどのように働いているか分析しました。その結果、イレッサを投与すると、細胞を保護するたんぱく質が減り、肺炎の原因となる「繊維化」という現象が進むことを突き止めました。このたんぱく質は「セルベックス」という胃薬で増えることが分かっていて、イレッサで肺炎になるよう操作したマウス5匹にこの胃薬を投与したところ、いずれも肺炎にはならなかったということです。セルベックスは胃炎や胃かいようの治療薬として広く普及していることから、イレッサの重い副作用を抑え、安全な治療につながる可能性があると期待されています。研究グループの水島徹教授は「イレッサは肺がんによく効く一方、副作用があるため、使いにくい薬だが、今回の方法の有効性が臨床試験で確かめられればより多くの患者にイレッサを使えるようになるのではないか」と話しています。

2011年10月23日日曜日

2011年10月22日土曜日

宅配パエリア

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宮の森

雨なのでどんよりとした空

本宮

青いドングリ

途中から暑くて上着は腰に・・・カッコ悪(笑