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2015年1月8日木曜日

左乳房の乳ガンの放射線治療時に心臓の被爆量を減らすには大きく息を吸い込むと良い

(2015年1月) 左乳房の乳ガンに対して放射線治療を行うことによって心臓病のリスクが増加することが知られていますが、"Practical Radiation Oncology" 誌オンライン版に掲載されたトーマス・ジェファーソン大学の研究によると、放射線治療時に大きく息を吸い込み肺をふくらませることによって、心臓に放射線が当たる量を大幅に減らして心臓病(虚血性心疾患)になるリスクを低下させられると思われます。

この研究では、左乳房にステージ0~Ⅲの乳ガンがある患者81人に、放射線治療時に大きく息を吸い込んでもらいました。 その結果、心臓への放射線被爆量が中央値で62%減っていました(被爆量を20%以上減らせた患者は88%)。

その後81ヶ月の追跡調査に基づくこれらの患者の8年間生存率の推算値は、乳ガンが再発しない状態での生存率(disease-free survival)は90%、(再発したケースを含む)全体での生存率は96%というものでした。

2014年12月10日水曜日

ホルモン受容体陽性の早期乳癌患者では、乳房温存療法が乳房切除術より高い延命効果を示す/MDアンダーソンがんセンター

ホルモン受容体陽性の早期乳癌患者では、乳房温存療法が乳房切除術より高い延命効果を示す

近年の癌生物学の知見を利用したMDアンダーソンによる試験で従来の治療パラダイムが否定される

MDアンダーソンがんセンター

2014年9月4日

乳癌の生物学および異質性に関する現在の知見を考慮したところ、早期ホルモン受容体陽性乳癌女性では、乳房温存療法(BCT:breast conserving therapy )による延命効果は乳房切除術よりも高いことが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが実施した研究により示された。

試験の結果から、この2つの治療法の生存率が同等であるという従来の概念が否定され、現在臨床で標準的に実施されている乳癌治療について再検討する必要があることが示された。

この試験結果は、MDアンダーソンの元フェローであり、現在はアラバマ大学バーミンガム校に在籍するCatherine Parker医師により2014年乳癌シンポジウムにて発表された。

1980年代には、米国中心および国際ランダム化試験の結果から、乳房温存療法および乳房切除術の延命効果は、早期段階の乳癌女性患者では同等とされていた。しかし、こうした成績は、乳癌の生物学的特徴に関する情報がほとんどない時代に得られた試験結果であると、MDアンダーソン外科腫瘍学准教授であるIsabelle Bedrosian医師は述べる。

「40年前は、乳癌の生物学的特徴、つまり乳癌のタイプ、放射線感受性、放射線抵抗性、局所再発および転移性などの差異についてはほとんど知られていませんでした」とこの試験の上級著者であるBedrosian医師は説明する。「それ以降、生物学的特徴全体が解明されたものの、乳房温存療法や乳房切除術を受ける患者の延命効果において、こうした知見はまったく考慮されていないのです」。

「今回、腫瘍の生物学的特性の観点から、乳房温存療法と乳房切除術を比較検討することが重要であると考えました」とBedrosian医師は述べる。

研究者は、腫瘍生物学的特性が患者の手術選択ならびに生存に影響を与えるだろうと仮定した。

今回の後方視的患者研究では、米国での新規診断癌患者の約70%を網羅する米国外科学会(American College of Surgeons)、米国癌協会および米対癌協会の全米患者転帰レジストリである米国癌データベース(National Cancer Database:NCDB)が利用された。ステージIの女性患者、計16,646人のうち、2004~2005年に乳房切除術を受けた患者、乳房温存療法を受けた後に放射線治療を6週間受けた患者(BCT)、または乳房温存療法を受けたが放射線治療を実施しなかった患者(BCS)が特定された。Bedrosian医師は、本研究では、試験群の均一性を保つため、また乳房温存療法が不適格となる患者がほとんどいないと考えられることから、ステージIの患者のみに焦点を絞ることが重要であったと述べている。

エストロゲン受容体(ER)およびプロゲステロン受容体(PR)に関するデータが得られていたが、HER2の状態に関しては得られていなかったため、試験では腫瘍をERまたはPRのいずれかが陽性(HR陽性)、またはER/PRともに陰性(HR陰性)に分類した。また年齢、ホルモン剤/化学療法剤投与の有無、ならびに患者が治療をうけている試験実施施設、および併存疾患の有無など広範囲にわたる変数の傾向スコアを用いて、患者を厳密に比較対照した。

16,646人の女性患者うち、1,845人(11%)がBCSを、11,214人(67%)がBCTを、また3,857人(22%)が乳房切除術をそれぞれ受けた。BCT群では、乳房切除術群またはBCS群と比較し生存率の優越性が示され、5年全生存率はそれぞれ96%、90%、87%であった。リスク因子調整後もやはり、BCT群ではBCS群や乳房切除術群と比較し延命効果がみられた。各群1,706人の対照集団の比較では、HR陽性患者の集団では乳房切除術群と比較しBCT群で全生存期間の改善効果が認められたが、HR陰性患者の集団では認められなかった。

Bedrosian医師は、この知見は議論を呼ぶものであるが、後方視的研究であるため、今回の結果は診療を変えるものではない、と注意を促す。とは言え、今回の試験は乳房切除術と比較し、BCTで優れた延命効果が示された他の試験を裏づけるものである。さらにBedrosian医師は、放射線療法が全生存期間の改善をもたらした可能性があると指摘している。

「従来から、外科手術および放射線療法は局所病勢コントロールを改善する手段として考えられてきました」とBedrosian医師。「しかし、最近の試験から、放射線療法は局所病勢コントロール以上の、生存に関連した効果があると示唆されています。このため、放射線療法は単に局所病勢コントロールを促進する以上の作用を有しているかもしれない。また、ホルモン受容体陽性乳癌は放射線療法に対する感受性がより高いことが知られており、そのため、この患者群において延命効果が高いのであろうと考えられます」。

追跡試験として、Bedrosian氏が率いる研究班は、1980年代に実施されたランダム化試験の結果を利用して、これらの試験のコホートと今回のNCDB患者とを比較し、同じ程度の延命効果が得られるか確認したいと考えている。

「今回の試験は後方視的研究であるものの、私たちの知見は乳癌医療関係者に熟考の機会を与えていると考えます。将来的には、乳房温存療法と乳房切除術を同等とみなすパラダイムを再検討する必要があるかもしれません」とBedrosian医師は述べた。「腫瘍生物学の知見を考慮すると、このパラダイムはもはや正しいとは言えない可能性があります」。

この試験はMDアンダーソンによる資金援助のもとに実施された。Bedrosian医師およびParker医師のほか、MDアンダーソンによる本試験に参画した著者は以下のとおり: Heather Y. Lin, Ph.D., Yu Shen, Ph.D., Liang Li, Ph.D.; all Biostatistics, Henry Kuerer, M.D., Ph.D. and Gildy Babiera, M.D., both Surgical Oncology; and Simona Flora Shaitelman, M.D., radiation oncology. Meeghan Lautner, formerly a fellow at MD Anderson, also contributed to the research.

2013年3月14日木曜日

乳がんの放射線治療で心臓疾患リスク高まる


2013年 3月 14日 13:12 JST

医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)が13日掲載した欧州での大規模研究結果によると、乳がんで放射線治療を受けた女性では心筋梗塞やその他の重大な冠状動脈事象のリスクが高まることが明らかになった。

 リスクは治療後5年目に高まりはじめ、少なくとも20年間続き、照射された放射線量が多ければ多いほど重大な心疾患に結びつく可能性が高くなるという。

 乳がん専門家らは、現在の放射線による治療は研究対象となった女性の多くが治療を受けた時に比べて的を絞った照射が可能になり、周囲の組織へのダメージが少なくなっていると指摘した。また、研究結果が示唆しているのは放射線治療を受ける患者を減らすべきだということではなく、心臓疾患要因のリスクをできるだけ注意深く管理すべきだということだ、と指摘した。

 同研究についての論説を執筆したデイナ・ファーバーがん研究所(ボストン)の心臓医ジャビッド・モスレヒ氏は「この問題を文脈の中で捉えることが大事だ。放射線やその他の治療の進歩によって多くの女性乳がん患者が生き延びられるようになったためにこの問題が大きくなってきたことが背景にある」と強調した。

 英オックスフォード大学などの研究者は、1958—2001年にスウェーデンとデンマークで乳がんの外部放射線治療を受けた、当時70歳未満の女性の記録を調査。重大な冠状動脈事象を発症した963人と同事象のなかった1205人を比較検討した。心臓に近い左側の乳房のがんの治療を受けた人は右側の乳房を治療した人に比べてリスクが高かった。

 研究者らはまた、患者がどの程度の放射線を浴びたかを推定し、心臓への照射が1グレイ(放射線のエネルギー量の単位)増すごとに心筋梗塞の発症、ステントないし動脈バイパス処置、あるいは心臓疾患での死亡のリスクが7%高まると計算している。既に心臓疾患の恐れがあった女性のリスクは照射後に一段と高まった。

 米国で毎年乳がんと診断される21万1000人の女性のほぼ半分は、化学療法や手術に加えて放射線療法も受けている。この療法は、特に腫瘍摘出—腫瘍だけで乳房全体は切除しない—を受けた人や乳房切除(mastectomy)を受け再発のリスクが高い人、あるいは既にリンパ節に転移している人に勧められる。

 放射線腫瘍医で「Breastcancer.org」の創設者マリサ・ワイス博士は、最新の放射線機器では「ミリメートル単位で照射できる」と述べた。「respiratory dating」と呼ばれる技術では、患者の一呼吸ごとに心臓の状況を監視し、心臓が最も影響を受けやすい時には照射を瞬間的に中断することができるという。また、一部の病院では、心臓への負担を少なくするために乳房の一部分だけに照射している。

 論説は、この研究がアテローム性動脈硬化というタイプの心臓疾患しか調べておらず、また他の方法でも放射線は心臓組織にダメージを与えることが知られていることから、研究結果は氷山の一角である可能性があると警告している。調査対象の女性の中には、同様に心臓に悪影響を与えることのある化学療法を受けた人はほとんどいなかった。

 同論説は、こうした研究は「心臓腫瘍学」と呼ばれる新しい医学領域にとって役立つとし、がん治療の計画を立てる際には心臓医も早い段階から参加すべきであることを示唆している。ワイス博士は「グッドニュースは、乳がんと診断を下されたあと女性が長い期間生存する傾向にあることだ。そのため長期的な副作用が極めて重要な問題になってきた」と話している。

2012年11月9日金曜日

放射線とホルモン治療の併用方法

掲示板「チームオンコロジー」より抜粋
Re:術後、ホルモン治療までの期間  2012/11/07

乳癌治療にかかわる医師として、放射線とホルモン治療の併用方法についての疑問について考えてみたいと思います。

術後ホルモン治療を放射線治療を同時に開始するか、放射線治療後に開始するかについてに、ランダム化試験(くじ引きでどちらの治療にするか決める)という科学的に最も信憑性が高い手法で比較検討した臨床試験に関する報告はいまだありません。

これまで行われた観察研究(実際にどのような治療をしたか、その結果どうであったかのまとめ)によれば、乳房内の局所再発、遠隔転移なども含めた再発率や生存期間に差は認められていません。

タモキシフェンの場合には、ホルモン治療と放射線治療を同時に行った場合に皮膚などの組織が固くなったり、放射線による肺炎の発現がやや高くなる可能性が報告されています。しかしこれらの報告は小規模の研究が多く、本当に副作用が強くなるか、確実とまではいえません。

アロマターゼ阻害剤の場合には放射線治療と同時に行っても、副作用の増加は報告されていません。

これまで分かっていることをまとめますと、ホルモン治療と放射線治療を同時に行うことによる明らかな治療効果の増強・相乗効果は確認できていない、同時に治療を行ってもほとんど安全であるがタモキシフェンの場合には副作用(命にかかわるほどの危険はありませんが)が強くなることもあるかもしれない、とまとめられます。

ご参考になればと思います。

2012年9月1日土曜日

放射線肺炎

放射線治療を終えてから約7ヶ月経過した。今のところは大丈夫。
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放射線肺炎(ほうしゃせんはいえん)

胸部にできたがん(肺がん、食道がん、乳がん、悪性リンパ腫など)に対して放射線照射治療を行う場合があります。放射線肺炎とは、この放射線照射によっておこる肺の炎症をいいます。放射線の量、当てかた、照射の広さ、患者さんの体質などで炎症の程度は変わりますが、ある線量を超えればまず例外なく放射線肺炎がおこります。放射線照射中から終了後6ヶ月以内におこりやすいと言われています。放射線肺炎は照射方向と範囲に一致して変化をおこすことが多く、正常部分との境界は肺の構造と無関係に直線的に形成されるのが特徴です。

症状は、咳や発熱、息切れがありますが、無症状の場合もあります。

治療は、軽症であれば対症的に経過をみるだけでよいのですが、呼吸困難が進行する場合はステロイド薬(副腎皮質ホルモン)を使うことがあります。

現在のところ放射線肺炎を予防する方法はありませんので、放射線照射を受ける際は医師の説明をよく聞くことが必要です。
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by 2ch

954 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/08/31(金)
あとリスクは放射性肺炎ですね。1年は発症リスクがあるので、体調変化に気をつけるよう言われました。どなたか経験者いますか?100人に2~3人って聞きましたけど。。。。

微乳だと患部の場所によっては照射の角度の関係でいっぱい肺にあたっちゃうのですか?って、質問したら失笑されましたw そういう理屈ではないらしいです。

955 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/08/31(金)
放射性肺炎、なったよ。主治医にはよくある事って言われたけど…。術後1年目のCTで「あー放射性肺炎なってるね。肺をかすめるからどうしようもないんだよねー」って。自覚症状はなにもないからピンと来なかった(というか今でもピンときてない)

「えーっとそれは治るんですか?」て聞いたら「治りません」と。「何か気をつけたほうがいい事は?風邪ひいたら重症化するとか?ひかないよう注意したほうがいいですか?」て聞いたら「とくにそんな事はありません、なにも気をつける事もありません」

じゃあいったい放射性肺炎ってなんなんだ??と。腑に落ちない気持ちで帰途につきました。結局いまだにどういうものか理解してないです…。

959 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
私も放射線肺炎になりました。咳、微熱(2回ほど高熱も出た)、息切れと典型的な症状です。対症療法で咳止めだけ飲んで、ステロイドは使いませんでした。肺は真っ白になり、完治するまでに5ヶ月かかりました。

963 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
954です。放射線性肺炎の報告ありがとうございました。やっぱりあるんですね。一気に重篤化するので、空咳が出たとか、いつもとちがったらひどくなる前にすぐ病院に来てくださいと言われました。ひどくなっちゃったら迷わず救急車呼んでください、とも。


964 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
救急車は大げさ
そこまで酷くなる前に病院にいけるでしょ

965 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
迷っている内に、病院に行き損なって、一気に重篤化するような
ことがあったら、ということなんじゃないの?


966 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
>>955
放射線肺炎は治った、と思っても空気の悪いところへ行ったり、風邪を引いたりするとぶり返して
気管支喘息みたいになって、呼吸ができなくなるから咳き込んだら早く病院へ、じゃないの?
私も何度か駐車場で倒れそうになった。でも、薬等は出ない。
ステロイドしかないけど、ステロイド剤は薬を抜く時に「ステロイド肺炎」というのになり、それは死に至ることが多いので
そんなリスキーな薬を「大事にしてれば呼吸はできる」人に出せない、と説明があったよ。
ただ、咳が止まらない時は噴霧器っていうのかしら?あれを使ったり、一時的にステロイド使って呼吸ができるようにするらしい。
医師じゃないからそれ以上の詳細はわからない。
ただ、ペニシリンショックで死にかけた時を思い出して、ああ、きっと同じ事するんだな、と。

私の反省から・・・変だ、と思ったら病院へ。主治医へ。早めに連絡しましょう。
主治医からいつも「事後報告で何とかなった話を聞くのではなく、リアルタイムで知りたいよ!」と怒られてるから。

967 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
「あれ?何かへん」と思い始めてから重篤になる時間が短いそうです。
だから、最悪は迷わず救急車呼んでということなのでしょうね。
治療受けてる病院じゃないところへ担ぎ込まれた場合は、放射線治療受けた事を言わないと、
普通の肺炎の処置になっちゃうそうです。

ああ、はやく1年経たないかなあ、ただでさえ、病気とのおつきあい長いから
一つくらいリスクが減ってくれれば、少しは安心できるのに。。。。

968 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
955です。
966さん、詳しい説明ありがとうございます。
そんなの一言も言ってくれなかったなあ、うちの主治医…

放射性肺炎って言われてから2年たつけど、いまだに息苦しくなった事がない。
つらい症状を経験してないからか、あんまり実感持ててない感じです。

969 名前:がんと闘う名無しさん 投稿日:2012/09/01(土)
肺炎、,,困るなあ息苦しくなったら。
レース中になったらどうしよう、、
自分を奮い立たせる為にあえて例年通りフルマラソンエントリーしちゃったよ・・・
無事でいることを祈るしかないか。

リュープリンとノルバで一時期盛大にいろんな更年期的症状やってきたけど、
病前と同じ頻度でトレーニング再開したら、
気がついたらけっこう気にするほどでもないレベルまでラクになってた。
まだ3ヶ月くらいだから、何とも言えないけど。また次々別の症状やってきたりするのかな。

2012年1月29日日曜日

放射線跡の皮膚がペロンと・・・

治療後10日目頃が炎症のピークで治療後一ヶ月はやさしく洗う、と聞いていたのでそうしていたけど、小さく丸く白くなっていた場所があったので、「ん?」と思って撫でてみたら、クルクル・ペロンと薄皮がめくれキレイな張りのある皮膚が現れた。それが面白くてついつい半分くらいクルクル・ペロンしてしまった。痛くないし、いいよね?

2012年1月26日木曜日

放射線跡の皮膚が・・・

昨晩かゆくて放射線跡上部を掻いたら、皮膚がめくれて赤い皮膚がでてきた。びっくりしたけど、放射線治療を受けた人たちのブログを読んでいたので、あ~ここから皮膚が治り始めるんだな、と思った。放射線照射終了から10日目(今週末の土曜日)頃が炎症のピークになるらしいので、当分は気を付けたい。

それにしても、今週末がハーフマラソンじゃなくて良かった。今の状態じゃスポーツブラを着けられないもんね。

2012年1月18日水曜日

放射線治療25回終了

25回目の治療と問診を済ませ、無事に25回の放射線治療が終了した。放射範囲が黒くなってカサカサしているけど、他にはこれといった副作用は無かったので良かったな。今後一ヶ月くらいは優しく体を洗うように言われたので、今日はとりあえずクリームで洗うようにマッサージしてみよっと。

帰りに図書館に寄って本を返し借り、リペアショップでブーツの踵を直し、デパ地下で「期間限定・いちご道明寺」と「初物・桜もち」を購入した。美味し!

2011年12月14日水曜日

通院(放射線治療 6/25回目)

待合コーナー背面廊下の壁にかけてあった絵。好きな感じ。意味や作者が知りたい!
今日は水曜日なので診察もあった。まだ6回しか治療を受けていないので問診だけで終わった。「人によっては治療中に放射線があたると傷に痛みを感じる人がいる」と聞いてビックリ。「人によるけどね」とのことだけど。まあ、私はそんなことは無いだろうな。

2011年12月13日火曜日

放射線ビームをトリミングする装置

放射線ビーム照射口とビームトリミング装置 Varian社製*
上記画像のビームトリミング部分が、治療計画でドクターが胸壁につけた私の印しにあわせて変形する。トリミング型と自分の胸壁にあるマジック型が一致しているのを自分の目で確認して、「うん、同じだな。よしよし。」と思いながら治療を受けている(笑。ちなみに、私が受けている病院の装置はバリアン社製*で、治療中に機器を見上げると社名のロゴがとても目に付く。
* Varian Medical Systems Inc.はカリフォルニア州、パロアルト市に総本部を置いています。当社はがんやその他疾患への放射線治療、放射線外科、陽子線治療、小線源療法に使用する治療機器及びソフトウェアの製造分野で世界をリードしています。 当社ではがん専門クリニック、放射線治療センター、腫瘍内科の診療を総合的に管理するソフトウェアを供給しています。 当社は、医療、科学、産業界におけるX線画像用のX線管やX線デジタル検出器、また貨物や産業検査のためのX線画像装置の主要なサプライヤーでもあります。 直近の2007年度(2006年10月~2007年9月)決算での売上高は17.8 億米ドルで、そのほぼ半分は北米以外での売上と公表しました。 当社 は北米・ヨーロッパにおける放射線治療業界のマーケットリーダーです。
 当社の医療用リニアアクセラレーターClinac®やTrilogyTMはがんの放射線治療や放射線外科治療に全世界で5,200台以上が稼動し、一日に何万人もの患者さんの治療に使用されています。 当社はBrainLAB社と提携し、高精度放射線治療統合システムであるNovalis® Txをマーケットに投入しました。 当社はまた、がん治療のための高度な小線源療法システムも生産しています。
 当社のX線管は、主要な診断機器製造業者に販売され、高度なマンモグラフィーやCTスキャン等、幅広いアプリケーションに使用されています。 当社はまたPaxScanというラインナップで、リアルタイムのX線デジタル画像検出器を製造しており、これは様々な画像診断システムに組み込まれています。
 当社のセキュリティ検査機器部門は、非破壊検査システム及び貨物検査用の高エネルギーX線装置におけるマーケットリーダーです。
リニアック室
リニアック操作室

「医学物理士」2名

医学物理士さんがいなくて放射線技師さんだけで治療をしている施設が多いけど、医学物理士さんがいた方が安全安心だという話を「アピタル乳がん」で聞いて、ちょっと調べてみた。私が通っている病院には放射線技師さんが11名いて、その内に医学物理士さんが2名みえる。私の治療にあたってくれている人2名のうちの1人が、たぶんその2名のうちの1人なんじゃないのかしらん。違うかな?
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医学物理士の定義

1 医学物理(学)について
医学物理学とは物理工学の知識・成果を医学に応用・活用する学術分野である。

2 医学物理士について
医学物理士とは、放射線を用いた医療が適切に実施されるよう、医学物理学の専門家としての観点から貢献する医療職である。

診断分野においては、医師と連携を取り、診断的有用性と安全性のバランスを保ち、診療放射線技師と協力し、診断装置および診断画像の品質管理・保証を実施する。また、放射線診断に関する医学物理学的研究開発を行う。

治療分野においては、医師と連携を取り、治療計画の最適化を行い、診療放射線技師および放射線治療品質管理士と協力し、治療装置の品質管理・保証を行う。また、放射線治療に関する医学物理学的研究開発を行う。さらに、患者体内での吸収線量に関する位置的精度と量的精度が臨床上必要な範囲に収まっていることを確認し、医師の処方通り治療が行われていることを担保する。

3 治療分野における医学物理士の業務
ここでは特に関与が必要とされている治療分野における医学物理士の業務について示す。今後、診断分野における医学物理士業務についても示していく。
治療分野における医学物理士業務として以下があげられる。医師や診療放射線技師、放射線治療品質管理士の業務との重複もあるが、医学物理学の観点から関与するという点において異なる。

(ア) 治療計画における照射線量分布の最適化(注)および評価
(イ) 治療装置・関連機器の受け入れ試験(アクセプタンステスト)・コミッショニングの計画、実施、評価
(ウ) 治療装置・関連機器の品質管理・保証の計画、実施、評価
(エ) 治療精度の検証、評価
(オ) 放射線治療の発展に貢献する研究開発
(カ) 医学物理学に関する教育
(キ) 患者への放射線治療に関する医学物理的質問に対する説明

(注)より具体的には、医師が指示する処方線量を実現するために、マージン設定、照射方向および各門の重み付けなどの、最適化を実施する。

2011年12月9日金曜日

放射線治療を受けるか否かで参考になったブログ

部分引用メモ

(レディオ)放射線治療の為の相談
作成日時 : 2011/11/25 09:08

Dr.Pはキャリアウーマンという感じの女性です。J先生も同じ世代だと思うけど、J先生はちょっとぽっちゃりしていてなんか憎めない感じの愛嬌があるんです。P先生は細身の先生。なのでキリリという印象。

でも話していると茶目っ気たっぷりなので、とても好感が持てました。

さて、話の内容ですが
「まずは、貴女は放射線治療を受けたいですか?今現在、癌があると言う結果がある訳ではないのですから、必要がないと言えば必要がないと言えるので、貴女が放射線をしたくないのなら、しなくても言い訳です。
これは患者さんによるんです。『可能性のある治療を受けたい。出来るだけのことをしてください』と仰る人もいれば『必要のないことをあえてする必要はないのでしたくない』という患者さんもいるのです。」

ごもっともだよね。要は自分の選択だわね。なんかとってもすっきりです。

「先生、今の私の癌は確かに切り取られました。が、J先生にも質問しましたが、私の癌はグレード3の活発な浸潤癌な訳で、もしかしたら既に細胞レベルで胸筋の方に癌がこぼれ落ちている可能性があるということなのですよね?ですから先生方は全摘をした私に、まだ放射線を勧めるという風に理解していいですか?普通は全摘をすると放射線をかけないものですよね?」
「そうですね。そう言うことです。貴女の癌の場合は癌細胞から出ている血管の中に癌細胞が認められたので、念のためとはいえ放射線をする方が、再発のリスクをさらに70%程落とせるという訳です。」

確率の問題。妊婦の時もこんなことあったなあ。娘のとき。血液検査で出たダウン症の確率、更にスキャンで出た確率をかけて、さらに羊水検査で出た確率をかけていく。

今回は再発の確率を100%で例えたとすると、そこから手術で切り取った再発を減らす確率と抗がん剤で再発を減らす確率を引き、更に放射線で再発を減らす確率を引き、更にホルモン剤で確率を引き、おしまいに卵巣を切り取って(これは母からの遺伝子の問題)更に再発の確率を下げる。。。

ここまでしても、もしかして私の癌には抗がん剤が効かないで打ち損(爆)、ホルモンだって完全な陽性という訳ではない(+と++)から効かないかもしれない。放射線だって同じこと。

この事実を受け止めた上で「そんなの治療のし損じゃない。やるのは無駄」と考える人もいれば「やらなくて後悔するより効かなくても治療を受けた方が良い」と考えるかは人によってなんだと思う。

しかも、この確率って言うのがまたくせ者で、P先生が言った70%ということを全体で70%と受け取る人がいるんだろうなあ。そうじゃなくって手術で減った確率、抗がん剤で減った確率をのぞいたリスクの中のうちの70%なのよね~。

まあ、私は出来ることは何でもします派なので、勿論喜んでフルコースをします。それでもまだリスクが残ることも了承の上でです。
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病理結果と治療経過を見ると私と似ているので考え方の参考にさせてもらったブログからの部分引用メモ。最初に読んだとき(11/25)はスルーしてしまったけど、今改めて読み直すと、彼女の場合はステージⅡaつまりリンパ節転移は無かったから当然のような気もするけど、胸壁での局所再発率を減らすための治療なので領域リンパ節への照射は無いみたいだ。

私の治療にあたってくれている放射線治療部の専門医がおっしゃっていたように、病院ごとドクターごとに、グレーゾーンにおける放射線治療には様々な方針があるんだな。今のところは「神のみぞ知る」だ。

日本放射線腫瘍学界の一般向け放射線治療Q&A

放射線治療Q&A

放射線治療は途中で休んだら効果がなくなるのですか。

途中で休むと放射線の治療効果が無くなる訳ではありません。がん細胞、正常細胞とも、照射休止中に放射線によるダメージから回復しますが、長く休んでいると、がん細胞が放射線によるダメージから回復してしまい、効果がやや減弱するという意味です。がんの種類によっても差があり、頭頸部腫瘍、食道がん、子宮頸がんなどを放射線単独で治療する場合、照射を休んで治療期間が長くなると、再発率が上昇したり、生存率が悪くなることが知られています。一方、抗がん剤を同時に併用される場合は、照射休止の影響が少ないことも知られています。いずれにしても一旦開始した放射線治療は、予定通りにできるだけ休まずに続けることが大切です。

皮膚のかゆみはいつごろ治るのでしょうか。

放射線治療を受けた部位の皮膚は治療が進むにつれ赤みがかってくるとともに痒みを伴うことがあります。これは放射線による皮膚の急性炎症であり、通常は治療終了後1~2週間程度で次第と改善してきます。最近の放射線治療では病巣に集中した治療計画が行われることが多くなり、特定の皮膚への被曝量は減少する傾向にあります。それでも、皮膚に非常に近い病変や皮膚そのものを治療の対象とした場合には皮膚炎や痒みが続くことがあります。治療中の注意点については他項に記載されていますので、治療終了後も持続する炎症症状の場合についてお話しします。放射線皮膚炎が治療終了後長く続く場合には抗がん剤との併用や特殊な治療スケジュールが原因と考えられます。また極く稀には他の病気が併発していることもあります。そのような方では、専門の皮膚科を受診することをおすすめします。そのときには照射範囲内に軟膏やクリームを塗るような指示がでることもあります。夜眠っているときに無意識に引っかくことで皮膚の治癒を妨げるよりは薬剤を用いて痒みをとるほうがよいと判断されるからです。放射線治療終了後であれば、外用薬を塗布しても構いませんが、照射範囲内に絆創膏をとめることは避けてください。

放射線治療が終わったら印を消してもいいでしょうか。

基本的には消してもらってかまわないのですが、自然に消えるのを待ってください。通常は、放射線治療が終了するころには照射部位にはいくらか皮膚炎があって、それが終了後1週くらいはさらに増強することもあります。こすって刺激しないほうが無難です。お風呂でやわらかく洗う程度にしましょう。

放射線治療中にひげ剃りやムダ毛の処理をしてもよいですか。

放射線治療中は、照射部位の皮膚にも放射線が当たるため、徐々に日焼けのときのように赤くなったり、乾燥して痒くなったり、ひどい場合は傷口のようにじくじくしたり、水ぶくれを起こしたりします。このような状態のときの皮膚は、刺激に対して弱くなっていますので、ひとことで言えば刺激を避ける、すなわち皮膚をこすったり、掻いたり、きつく締め付けるような衣類や肌触りの悪い衣類を着たり、直射日光に当てたり、石鹸や化粧品をつけたり、絆創膏をはったりすることは避けるほうが望ましいです。ひげ剃りやムダ毛の処理も同様で、できることなら全く行わないのが望ましいのですが、実際にはそうはいきませんので、行うときには、石鹸、ローション、クリーム等を用いずに、通常のカミソリではなく電気シェーバー(刺激の少ないもの)を使用して、必要最低限に行うようにしてください。なお、このような皮膚の変化は、放射線治療終了後1~2ヵ月でほぼ元に戻りますので、その後は以前と同様に、石鹸や化粧品を用いたり、ひげ剃りをしても結構です。

放射線治療を受けているときにスポーツをしても大丈夫でしょうか。

適度な運動は体調の維持やストレス解消に有効ですが、放射線治療を受けている間は、あまり疲れることのないようにしてください。放射線治療は、患者さんの病気を治すために行われていますので、まずは治療を休まずに完了することが最も重要なことと考えてください。

スポーツをしても大丈夫かどうかは、放射線治療部位によっても異なります。一般的には、照射部位に対して刺激となるような運動はおやめください。合併症が強くなり、治療が完了できなかったり、後で重篤な合併症が生じる可能性が高まります。具体的な例をあげると、照射部位の皮膚は、日焼けや機械的な刺激により荒れやすいので注意が必要です。乳がんの術後照射などで腋の下の皮膚も炎症を起こしている期間は、ゴルフなど腕を振る運動は避けてください。また、頭頸部の照射をしているときは、大きな声を出すようなスポーツは控えてください。前立腺の治療では自転車に乗ることも避けた方が良いと思います。また、照射部位に感染が起こらないように気をつけてください。環境の悪い場所(暑い、寒い、多くの人と接触するなど)に長時間いる事のないようにして、体調の維持につとめてください。

2011年12月8日木曜日

放射線治療

(2011年12月8日更新)

●乳房切除術後も高リスクなら検討

わきの下のリンパ節に転移が4個以上あったり、腫瘍の大きさが5cm以上あるような、再発のリスクが高いとされるケースでは、乳房切除術後に放射線療法と薬物療法を併用することが推奨されています。この場合は、胸壁や首の付け根のリンパ節に放射線を照射します。海外の研究では、乳房切除術後の放射線療法には、胸壁における再発率を下げ、生存率を高める効果があると証明されています。

ただし、国内では乳房切除術後の併用に関する研究は少なく、今後、データの蓄積が必要と考えられています。

●さまざまな部分照射方法、長期予後はこれから

また、現在は標準治療として行われる「全乳房照射」を行わずに、腫瘍があった周囲にだけ放射線を照射する「部分照射」の有効性についての検証も進んでいます。その一つが、手術中に行う「術中放射線照射」です。

全乳房照射に比べて再発のリスクは変わらないとする報告も出ています。ただし、1回に照射する線量が多くなるため、5年、10年先にどのような副作用が起こり得るかを疑問視する声も多いのが現状です。日本では術中照射を行える装置も普及していません。

部分照射の試みとしてよく行われているのが「小線源治療」です。手術中、線源となる針を患部に何本か入れておき、術直後から朝晩2回放射線を照射し、約1週間で終了します。

腫瘍を摘出した乳房内に放射線源を含む装置の「マンモサイト」を埋め込む方法もあります。

放射線による治療は、治療期間が短く、しかも局所への照射のみですむに越したことはありません。時代は部分照射に向かっているともいえますが、術後10年20年たったあとの安全性や有効性についての結論が出るのはこれからです。

●大きく切除して放射線を当てない選択肢

さらには、「大きめに切除して放射線治療を省略する」という試みも一部で行われています。乳房温存術であっても、断端陰性になるまで追加切除を行う、あるいは腫瘍の大きさにかかわらず乳腺をすべて摘出して再建するといった方針で手術が行われます。通常の乳房温存術+放射線療法の場合に比べ、再発率にほとんど差がないという報告もあります。

2011年12月7日水曜日

通院(放射線治療 1/25回目)

今日から放射線治療が開始される。けど気が重い。それは、先週ドクターからは胸壁と鎖骨上リンパ節に照射すると説明を受けたが、一昨日に受け取った次回予約日の放射線メモ欄に「胸壁のみに変更と説明」とあるからだ。ドクターがそう判断したのならそれを受け入れたいと思うものの、、、。

----- 病院 治療 -----

放射線のドクターに説明をうけた。臨床試験としてはレジメンもプロトコルも無いけど、病院としては胸壁照射のみで登録しているとのこと。治験を抜けることも考えたけど、結局そのまま参加することにした。ちょっとモヤモヤは残るけど、しかたがない(笑。標準治療は確保されているわけだしね。

リニアック室7番に入り、ラジオの音楽が流れている照射室でベッドで横になって天井を見ていたら、同じように音楽が流れていた手術室のベッドで横になった日のことを思い出した。それに連なって今までの治療で迷ったことや緊張したことや諸々が思い出されて、涙がポロポロと流れてしまった。すでにホルモン治療の影響がでて気分が不安定になっているのかもしれないけど、「乳がん」で涙を流したのは初めてだった。

気分が落ち込んだので(といっても帰る頃には復活していたけど)、帰りに噂のお店でランチした。




投げやりになっちゃいけないけど、色々と考えるのがメンドウになった一件だった。インフォームドコンセントって難しいね~。コミュがとれるように患者も努力が必要だと思って色々と調べて判った気になって確認を怠ったのがダメだったな。

・・・・・というか、病院側の話の進め方、違う科とのコミュ、あいまいな責任の所在、などなどが根っこにはあるんだけどね。組織というのは業種が違っても、優秀な人たちであっても、同じだな。

----- 自宅で確認 -----


赤は仮、黒がホンモノの照射位置マーキング。想ったより雑(笑。でも、「2mmずらして」とかやっていたから、緻密な感覚と経験に基づく位置を印したものなのだろう。

2011年11月29日火曜日

読みたいんです、けど・・・

有料でコピーを郵送してくれるみたいだけど、どうしようかなぁ・・・。(追記:「1頁しかない抄録集」なので、取り寄せても内容無いみたい。取り寄せは止めておこっと。)
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国際共同研究SUPREMOへの参加から我が国における乳房切除術後放射線治療の適応を探る

2010年08月17日

黒井克昌
所属:JBCRG

黒井克昌
所属:がん・感染症セ 都立駒込病院 外科

増田慎三
所属:JBCRG

青儀健二郎
所属:JBCRG

岩田広治
所属:JBCRG

戸井雅和
所属:JBCRG

唐澤克之
所属:がん・感染症セ 都立駒込病院 放射線診療科

KUNKLER Ian
所属:Western General Hospital, GBR

2011年11月28日月曜日

放射線治療計画



高エネルギーX線を2Gy x 25回で計50Gy、胸壁2門・鎖骨上リンパ節1門の計3門を照射。
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放射線治療の説明を聞いて同意署名してから、CTシュミレーターでCT画像をとって放射線位置を決め仮のマーキングをしてもらった。来週から始まる私の放射線治療は外部照射(リニアック)で高エネルギーX線を照射する。

2011年11月7日月曜日

「乳がん診療ガイドライン日米対比 外科療法 放射線療法」

「乳がん診療ガイドライン日米対比 外科療法 放射線療法」
(米国:2007年、日本:2005年版)

11 乳房切除後の照射は推奨されるか

11-a 胸壁制御率を向上させるか

腋窩リンパ節転移4個以上の症例では乳房切除術後の照射は胸壁制御率を向上させる。乳房切除術後照射により局所領域制御率の改善がみられるのは、 4個以上の腋窩リンパ節陽性患者、T3 T4 の癌患者、切除断端陽性患者、およびおそらく、切除したリンパ節脈に対し陽性率が高い1~3個のリンパ節転移の場合、あるいは高度脈管浸潤を伴う場合も可能性がある。

11-b 生存率を向上させるか

腋窩リンパ節転移4個以上など胸壁再発の危険性が高い症例では、適切な全身療法に乳房切除術後の照射を加えることで生存率が向上する。乳房切除術後照射により局所制御率の改善がみられるのは、 4個以上の腋窩リンパ節陽性患者、T3 T4 の癌患者、おそらく1~3個のリンパ節陽性も可能性がある。

11-c 適応は何か

腋窩リンパ節転移4個以上の症例では乳房切除術後の照射が勧められる。4個以上の腋窩リンパ節陽性、T3 T4 の原発癌、1~3個のリンパ節転移がありそれが摘出リンパ節数以上を占める場合、25%以下の転移と広範な脈管浸潤のある場合も可能性がある。

日本 <推奨グレード:A>
米国 <推奨グレード:A>
日本 <推奨グレード:B>
米国 <推奨グレード:B>
日本 <推奨グレード:->
米国 <推奨グレード:B>

乳房切除術後の放射線治療

乳房切除術後の放射線治療

乳房切除術後に放射線照射を加えることで、局所再発率は低下します。そして生存率が上昇する可能性もあります。

乳房切除術後に放射線照射を加えることにより、局所の治療をより完全にするということが行こなわれてきました。手術で切除しない内胸リンパ節も照射することで治療可能となります。ハルステッド理論に基づき1970-80年代におこなわれ、局所の治療をより完全にすることで生存率が向上すると考えられたのです。全身病理論の立場にたてば、局所再発率は低下しても、生存率には差はでないはずです。手術も放射線治療も局所の治療であり、すでに全身にある転移巣が育つか否かで癌の治癒が決まると考えれば、局所治療の大小と生存率にはほとんど関係ないはずだからです。

1995年にオックスフォードの医学統計学者(Early Breast Cancer Trialists' Collaborative Group)がまとめて発表した報告(N Engl J Med 1995;333:1444-55)によると、胸筋温存乳房切除術後に放射線照射を加える効果を比較した23個の比較試験を総合した結果、照射によって生存率はむしろ3%(相対値)低下していました。他の手術法の場合も加えた4万人以上の成績を総合すると、放射線照射を加えることで局所再発は1/3に減っていましたが、10年生存率は非照射群41.4%、照射群40.3%と有意な差はつきませんでした。他病死を除き乳癌だけによる死亡率を比べた場合には照射により乳癌死亡リスクが0.94倍と減少していますが、心臓病など他の原因の死亡が1.24倍に増えていることもあり、生存率の向上は認められなかったのです。1985年以前に開始された比較的古い臨床試験の成績のため、放射線照射の器械、技術が未熟であり他病因死が増えていたものと解釈されています。この結果は、全身病理論に有利なものです。局所再発が1/3に減っていながら、生存率が変わらないというものだったからです。

この報告があった後に、放射線照射による生存率の向上を認めたという論文が2本立て続けに発表されました。(N Engl J Med 1997;337:949,956) デンマークからの報告では、二期と三期の乳癌1708例に乳房切除術と抗癌剤治療をおこなってから、胸壁とリンパ節に放射線照射を加える群と加えない群とにふりわけて比較したところ、10年生存率は54%対45%と照射を加えた群で有意に上昇したというものでした。またカナダからの報告は、小規模なものながら318例の腋窩転移陽性の閉経前乳癌患者を、乳房切除術と抗癌剤治療後にやはり照射を加える群と加えない群に振り分けて比較しました。15年経過観察したところ、照射を加えることで乳癌死が29%低下するという結果でした。デンマークの臨床試験はかなり大規模なものであり、局所治療である放射線治療を加えることで局所再発率が低下し、生存率の向上をきたしたというものです。これらの結果は、全身病理論だけで乳癌を説明するのはやはり無理があり、局所治療の重要性を復活させるものでした。

乳癌には非常に多様性があり、診断時に既に全身病となっているものから、局所にのみとどまっている段階のまでの幅があるというスペクトラム理論を唱えるシカゴ大学の放射線腫瘍学教授ヘルマン(Samuel Hellman)は、この2本の論文が掲載されたNew England Journal of Medicineの編集コメントに、局所治療により遠隔再発の源を防ぐstopping metastases at their source)という題で解説文を載せています。抗癌剤治療を加えることで全身の微小転移巣がコントロールされた場合、局所に残存した癌細胞が、後に遠隔転移をきたし致命的になる。放射線照射は局所の微小残存癌細胞を死滅させ、ることで生存率を向上させる。不充分な局所治療は、局所再発を増し、それが遠隔転移の原因となり致命的になる場合が多いというのがヘルマンの考えです。

放射線治療医はこの2本の臨床試験の結果を重要視し、乳癌治癒の可能性を最も高めるには最大限の局所治療が必要だという原則が確認できたと考えています。実際的には、閉経前症例で腋窩リンパ節転移が4個以上のものや、腫瘍径5cm以上のものは乳房切除術後の補助照射を原則としておこなうべきだと主張しています。(J Clin Oncol1998;16:2886) しかしこの2つの臨床試験に対しても、乳房切除術後の非照射群において局所再発率がかなり高く、特に、腋窩リンパ節再発が多いことから手術が不充分だったのではないかという反論があります。今の所、臨床試験の結果もこのようにはっきりとしたものではないのですが、今後、無作為化比較試験の結果が集積するにつれ補助照射の役割が次第に明確になっていくと思われます。

放射線治療とは

放射線治療は高エネルギーX線を乳房にかけ、乳房の中に残された可能性のある顕微鏡レベルのがん細胞を殺すことを意図しています。これにより乳房内の局所再発を予防します。(局所再発が約1/4に低下することが実証されています)通常25回(週5回で5週間かかります)で、総線量50Gyという方法がとられています。治療の初回にしシュミレーション(照射の位置決め)を行い、台の上に寝て、上肢を挙上した状態でマジックで目印をつけます。この目印を用いて次回からの放射線治療が行われます。初回は治療計画のためかなり時間がかかりますが、2回目以降は短時間(治療時間は1ー2分)で治療が終了します。

術後の放射線の副作用

大多数の患者さんは乳房照射に対して大きな副作用はありません。第3ー4週頃から疲れやすく感じるかもしれません。この疲れは治療が終了して数週後にはおさまります。別の副作用として乳房の圧痛、かゆみがありますが通常は時間と共に消えていきます。しかしながら完全に逆の乳房と同じに感じられない、何か違和感が残ることもあります。照射後の乳房に刺すような痛みを感じる人もいます。通常は時間と共に消えていきます。よくある副作用として皮膚の赤み、日焼けの症状があります。色白の人が強く出やすいようです。赤みのあと黒くなることもよくあります。毛穴が大きくなり、目立つようになることもよくあります。これらの症状は時間と共に消えていきます。また照射後、乳房の組織が線維化を起こし肥厚します。この効果
は長く残りますが、半年ー2年程度で症状はとれてきます。

放射線治療を受けている時の皮膚のケアのガイドライン

刺激の強くないマイルドな石鹸を用いて下さい。(患部はこすらないで下さい。マジックで書いた目印が消えないようにするためです。)

患側に消臭剤を用いないこと。消臭剤には通常アルミニウムが含まれており、放射線と相互作用する可能性があるからです。照射中はベビーパウダーを代わりに用いて下さい。

患側の脱毛には電気かみそりを用いること。手術のためにこの部位の知覚が低下しており、傷つける可能性が高いからです。このような傷は感染やさらにはリンパ浮腫の誘因にもなるからです。

放射線治療中は照射部位に直射日光を当てないでください。

2011年11月1日火曜日

SUPREMO試験

SUPREMO試験
中リスクの乳癌を伴う女性における乳房切除術後の胸壁に対する放射線療法の役割を評価する無作為化第Ⅲ相試験

状況 登録受付中

目的 局所領域再発の「中リスク」手術可能な乳癌の女性における、乳房切除術および
腋窩郭清に続いて行なわれる同側胸壁放射線療法の効果を決定すること。

評価項目 一次エンドポイント: 全生存
二次エンドポイント: 胸壁再発、局所再発、無病生存、無転移生存、死因(乳癌、間欠発生性疾患[心臓血管性及び非心臓血管性]、急性及び遅発性罹患、QOL、費用対効果

研究期間 追跡調査10年

研究責任医師 Dr.Ian Kunkler(Wester General Hospital, Edinburgh, Scotland, UK), Dr. Peter Canney(Western Infirmary, Glasgow, Scotland, UK),

参加施設数 国内14施設

予定症例数 3700例(全体)

レジメン なし(手術→放射線療法)

研究資金 日本については一般社団法人JBCRGがサポート

UMIN-ID UMIN-CTR(医学情報 大学病院医療情報ネットワーク 臨床試験登録システム)に登録しています。下記リンク又はURLから、UMIN-IDで検索してください。
http://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm

備考 ISRCTN61145589 MREC Ref:05/S0501/106