2012年4月30日月曜日

患者会

乳がん告知を受けその後の治療を受けている約1年間は共感の場に抵抗があったけど、最近は勉強会を中心とした患者会に参加してみたいと思うようになった。で、良さそうな感じの活動をしているNPOに試料請求をしてみた。

全国ネットワークがある会のほうは、患者同士に個人情報を明記した名簿が発行配布されるというのに抵抗があるので、迷ったけど今は止めておこうと思った。本当は、複数の会に参加してみたいのだけど、思ったより希望するような活動をしている会がない。地元だけじゃなく、関東・関西も視野にいれるべきなのかしらん?

2012年4月28日土曜日

体重が減ってきた・・・

ちょっと減りすぎな気がする・・・。マズイ。

2012年4月27日金曜日

ダメージポイントの経過観察(笑


一日目 昼:3/10→夜:8/10ポイント
肩関節痛、病院へ電話。レベル1だな、私。弱過ぎる・・・(涙。時間帯にも関係するのかな? 夜になるとダメージを強く感じる。
二日目 朝:2/10→昼:5/10→7/10→夜3/10ポイント
朝になったら落ち着いていた。このまま解消されて復活していくのか、それとも夜になったらまたダメージを強く感じてしまうのか・・・。やっぱり昼ごろは辛くなった。夜はアルコールの力を借りたおかげもあって和らいだ。
三日目 朝:3/10→昼:3/10→夜:1/10→5/10ポイント
昨夜、若い頃の失敗談を話されて、それをすっかり忘れている自分に驚いた。あんなに大変でしんどかったのに、・・・ポイントにすると15/10ポイントくらいで許容量をあきらかに超えていたのに。時間の力ってスゴイ!、と思った。 ・・・・・缶2本で二日酔い。
この感じ(胸がドーンと重い)は、経験あるな。このクセ、直したいな~。。。でも、誰でも当たり前なのかも・・・?
長く生きれば生きる程、チャレンジ精神は強くなってきたのかもしれません。 いつもどこかに「絶対に出来る」という思いがあります。 若い頃からの口癖なのですが、「絶対大丈夫」というところを目指していけばいい、出来るとか出来ないと考えるより、やりたいかやりたくないかで結構ものごとを決めている部分があります。 一方で「まあいっか」という座右の銘もあるんですけど・・・(笑)。 by 大竹しのぶ
四日目 朝:1/10→昼:3/10→夜:1/10→3/10ポイント
なるようにしかならないのだから、考えても仕方がない。「怒り」と「落ち込み」はコインの裏表で、私の場合は相手との関係で変わる。
五日目 朝:0.5/10→昼:1/10→夜:0/10ポイント
胸にど~んとくる感じが無くなった。患者会に入会資料請求。
六日目 朝:0/10→夜:0/10ポイント
整形外科、眼科を受診。
今回の観察結果: 考えてドーンと身体的にも落ち込みを感じるのは五日間くらい。それから徐々に、無意識に考えてしまうけど落ち込まなくなり、二週間もすれば無意識に思い出してもサラッとやり過ごせるようになった。

2012年4月26日木曜日

ダメージポイントを減らす方法

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<メモ>

自分はどういう言葉に弱いか? 次にそういう言葉を投げかけられたときの対処法は? などを考えます。 

あとはその受けたストレスを定量化します。 暴言を受けたときにストレスをポイント化するなど あとそのストレスポイントが何日間持続するなど それぞれメカニカルに左脳で考えます。

相手の攻撃ポイントの強さで 自分の精神防御ポイントがとれくらい 減耗するか?などゲーム感覚で楽しいですよ。笑 

右脳でフワフワ考えると いつまでも尾を引きますので・・ 理屈でロジカルに紙に書いて 考えるのがコツです。 傷付く・・・というのは プライドの顕れです。 プライドが傷付けられた ということは敗北感なのです。 敗北感があるということは 他人と無意識下で競争しているのです。 だから見下されると傷つくのです。

 一番、効果的なのはプライドをもっともっと 高く持つこと。中途半端なプライドではいけません。 宇宙より高くプライドを持つと 他人とは競争しません。 よって何を言われても犬が「わんわん」と吼えている としか思えなくなります。 この境地に達するにはまだまだかかるけどね。笑

 くれぐれも参考まで ・・・・・全文を読む

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1 落ち込みにくい体質をつくろう。

2 現実を変えるのではない。 受け止めかたを変えるのだ。

3 楽観主義者が幸せになれる。

4 起こった現実に対して、まず「ありがたい」と考えよう。 

5 不足ばかりを考えない。 満たされていることを考えよう。 

6 いつまでもくよくよしない。 反省すれば、さっと忘れてしまおう。 

7 今の自分が存在できているのは、つらい過去のおかげだと気がつこう。

8 「これでよかった」と声をかけると、過去への印象が変わる。 

9 暗い気分のときには、暗い音楽を聴くと、心は落ち着く。

10 落ち込んだあなたは、がんばった証拠。

11 がんばった人だけが、落ち込むことができる。

12 明るい曲を聴くと、元気になれる。

13 励ましている人が、元気になる。

14 体と心は連動している。 体を動かせば、心も動く。 

15 歌を歌うことは、心のごみ掃除。 声を出せば、ストレスも出ていく。 

16 落ち込みやすい体質とは、感謝の足りない姿勢が原因。

17 短い期間で考えない。 長い期間で考えよう。

18 すべての「~のせいで」は「~のおかげで」と考えることができる。

19 自分だけに注意を向けていると、落ち込みやすくなる。

20 ペットから、無邪気さを学ぼう。

21 落ち込んだぶんだけ、心の成長ができる。

22 おいしいものを食べると、元気になる。

23 自分で自分をほめてあげよう。

24 「自分が幸せになる喜び」から「相手も幸せにする喜び」へ。 

25 笑顔になるから、楽しいできごとが起こるようになる。

26 気がつくと、元気になれる。

27 素直な人は、落ち込まない。

28 悪口を言わない人は、自分の成長に集中しているから落ち込まない。

29 性格が明るいと、暗いできごとが逃げていく。 

30 気持ちを切り替えるために、行動パターンを変えてみよう。

落ち込むのでは無く

怒る!

2012年4月25日水曜日

今後乳がんはその起源も病態も大きく異なるたくさんの病気の「総称」ととらえられることになろう

遺伝子研究がもたらす乳がん治療の新天地
 2012.4.19

 2,000例の乳がん細胞を解析し、乳がんの分類や治療方法について新しい知見を与える研究結果が、英国、ノルウェー、カナダなどにある13の機関による共同研究により報告された。

 研究者らは診断後5年~10年の女性の乳がん細胞のDNAとRNAを解析した。その結果、次のようなことが明らかになったという。

 ●乳がんは遺伝子の型によって大きく10に分類され、その分類は生命予後にも関連づけられる。分類にあわせた治療方法が行われることになろう。

 ●今までは乳がんと関連づけられなかった遺伝子もいくつか発見された。今後はこの遺伝子をターゲットとする新薬開発も必要となろう。

 ●遺伝子と細胞が成長し増殖するシグナル伝達回路の関係も明らかになった。つまり遺伝子の障害が細胞のプロセスを妨げ、がんを引き起こす原因をつきとめることができた。

 研究者らはこの成果により、今後乳がんはその起源も病態も大きく異なるたくさんの病気の「総称」ととらえられることになろう、としている。

 なお、この研究成果より10日ほど前に、同じ研究グループが「最も致死率の高いがん細胞」の遺伝子解析に成功したと報じられていたとのこと。今回はそれに続く画期的な研究成果として受け止められている。

 これまでにない数の検体を解析したことや、いままで病理学的にしかわからなかった乳がんの分類を一挙に分子レベルに高めたことに対して、研究に参加した研究者からも驚嘆の声が上がっている。

2012年4月24日火曜日

がん探知犬マリーン、婦人科ほぼ確実に嗅ぎ分け

がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることを、日本医科大学千葉北総病院の宮下正夫教授(外科)らが確認した。

この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中。宮下教授は「自覚症状がない早期がんでも嗅ぎ分けられる。犬が感じているにおい物質を特定し、早期発見の技術につなげたい」と話している。

この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩く。がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されている。

子宮頸 けい がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けた。

 (2012年4月24日16時15分 読売新聞)

抗がん剤に保険適用拡大 臨床研究も促す

2012/4/23 2:02 日本経済新聞 電子版

厚生労働省は来年4月にも、抗がん剤を保険適用外のがんに使った場合でも、保険診療との併用(事実上の混合診療)を広く認める方針だ。抗がん剤は保険が適用できるがんの種類が決まっており、ほかのがんに使えば、治療費も全額自己負担になるのが原則だが、保険適用の範囲を広げる。実用化が進んでいる肺がんの薬を卵巣がんなどにも使いやすくし、治療の機会を広げる。

2012年4月23日月曜日

利き目

私の場合、遠くは左目で、近くは右目で見ている。

2012年4月22日日曜日

がん撲滅のイメトレ

自分の体内のがん細胞をやっつける!!、つもりでプレー♪

3DS 『ナノ アサルト』 by 深淵

ニンテンドー3DSの中に広がる、ナノテクノロジーの世界・・・ プレイヤーは感染した細胞が膨大に存在する人体の中に入り、電子顕微鏡で確認できるほどの世界の中で、 危険なウィルスと戦い消滅させる任務にを遂行させなければなりません。侵食するウィルス群を食い止められるのはアナタです!

ハーフマラソン、雨天につき棄権・・・

雨風が強いという天気予報だったので、棄権することにした。肩も腕を大きく振ると痛いしね。近鉄チケットも取消料を払ってキャンセル。

実際かなり悪天候で、スタート位置が変わり、距離も短くなり、計測もされなかったようだ。

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強風で橋から落下しないようにコース変更-マラソン大会「志摩ロードパーティ」 
(2012年04月22日)

的矢湾や太平洋を見ながら走るシーサイドビューと、アップダウンの激しい高低差が人気のマラソン大会「志摩ロードパーティ」が4月22日、志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町坂崎)一帯で開催された。

この日は朝から強風と雨。これまで雨の大会は2回あったが、強風は今回が初めて。本来志摩スペイン村を発着地点とするマラソン大会だが、的矢湾に架かる全長230.6メートルの的矢湾大橋上での横風が強くランナーが落下する危険があるため急きょ、コースを変更し同橋を歩いて渡り、約1.5キロ(往復3キロ)短縮した地点からのスタートとなった。伊勢志摩ロイヤルホテル(的矢)に設置されている風力発電装置の風速計は、常に風速10メートルを越えていた。 

同大会には当初8,560人がエントリーしたが、当日は悪天候などの影響から6,748人の参加者に。ハーフ(21.0975キロ)マラソン=2,891人、10キロマラソン=2,745人、スペイン村の中を走るパルケパーティラン(3キロ)=789人、パルケジュニアラン(3キロ)=245人、バリアフリーパーティラン(2キロ)78人、大会来場者数は約18,000人、大会ボランティア数は約1,000人(主催者発表)。

参加者は、風や雨をもろともせずスタート前からハイテンションで、スタートの合図が秒読みされると大きな声で叫びながらカウントダウンを行っていた。当日はゲストランナーとしてお笑い芸人の安田大サーカスの団長も駆けつけ雨にぬれながら団長安田さんは「ハーフを走るのは初めてなので、なんとか完走したい」と笑いもなく緊張した面持ちで答えた。

完走したランナーは、寒さで震えながら更衣室に直行していた。「伊勢志摩温泉 志摩スペイン村 ひまわりの湯」は超満員だった。東京から参加した男性は「いつもは海がきれいに見渡せる場所が、強風で悪魔のように変ぼうしていた(笑)。辛かったが、これはこれで大変楽しかった。また来年も参加したい」と感想を漏らした。

2012年4月20日金曜日

「がん休眠療法」(トゥモー・ドーマンシー・セラピー)

(2005年03月号)

手術不可能な進行・再発がんに対し、がんの縮小を目的に抗がん剤を限界の量まで使っても生存期間を長く延長させることはできず、がんの増殖を抑えることを目的に抗がん剤を少量ずつ継続して用いたほうが生存期間は長くなる――という理論。

しかし、発表当初、「縮小なき延命」を実現するためにどのような抗がん剤治療を行ったらよいのか、具体的な戦術が十分とは言えなかったようだ。さまざまな批判・非難を浴びた。 そんな中で、高橋さんは、がん休眠療法という治療方針(戦略)に基づいて、「テーラード・ドーズ化学療法(個別化最大継続可能量による抗がん剤治療)」と名付けた治療方法(戦術)を開発した。この療法は飲酒の適量には個人差があるように、抗がん剤の適量も患者1人ひとりで遺伝子学的に個人差があること、抗がん剤による副作用を軽い状態(グレード1~2以下)に止めて長く継続することが延命につながる――という科学的なデータをもとに考案されたものだ。

このテーラード・ドーズ療法は、従来の抗がん剤治療に疑問を抱くたくさんの医師から賛同と共感を得た。 その結果、臨床試験(治療の有用性を評価するために患者を対象にした計画的な試験)を行うまでになり、現在、進行・再発胃がんを対象に、世界初のテーラード・ドーズ化学療法による臨床試験(全国50施設)が進行中である。米国国立がん研究所の雑誌に発表してから10年目の今年、がん休眠療法は再び大きな関心を集めている。

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デノスマブが発売

2012. 4. 18
癌による骨関連事象を抑制するデノスマブが発売

第一三共は、4月17日、固形癌骨転移による骨病変と多発性骨髄腫に対する骨病変を対象に、モノクローナル抗体製剤デノスマブ(商品名「ランマーク」)を発売した。既存薬のゾレドロン酸よりも乳癌、前立腺癌における骨関連イベント発生抑止において優れること、その他の癌種でも非劣性であることが証明されており、期待が大きい薬剤だ。

デノスマブは破骨細胞の活性を抑制する世界初のヒト型RANKLモノクローナル抗体。成人には120mgを4週間に1回皮下投与する。薬価は1バイアル(120mg)4万5155円だ。乳癌、前立腺癌、肺癌領域に強いアストラゼネカがコ・プロモーションを行う。

2012年4月19日木曜日

他人をあてにしてはいけない

期待してもいけない

2012年4月18日水曜日

五十肩

最初、肩関節付近に鈍痛がおこり、腕の可動範囲の制限が起こる。次第に痛みは鋭いものになり、急に腕を動かす場合などに激痛が走るようになる。痛みのために、腕を直角以上に上げられなくなったり、後ろへはほとんど動かせないなどの運動障害が起こる。

生活にも支障をきたすようになり、重症化すると、洗髪、髪をとかす、歯磨き、炊事、洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、洋服を着る、寝返りを打つ、排便後の尻の始末などが不自由となり、日常生活に大きな困難をもたらす場合がある。軽症で済むか重症化するかの仕組みもはっきりしていない。

痛みは片方の肩だけの場合と、一方の肩が発症してしばらく経つともう片方の肩にも発症してしまう場合とがあるが、片方の肩が発症してしまうともう一方も発症する確率が高いようで、これを防止することは難しい。また、痛みのピーク時には肩の痛みに加えて、腕全体にだるさや痺れがあることも。常に腕をさすっていないと我慢できない、と訴える患者もいる。

初期の症状が始まってからピークを迎えるまで数ヶ月を要し、ピークは数週間続き次第に和らいでくる。痛みのレベルにもよるが、鋭い痛みが感じられなくなるまでに半年前後、さらにボールなど物を投げられるようになるまでには1年前後かかる。腕の可動範囲を発症前の状態までに戻せるかどうかは、痛みが緩和した後のリハビリ次第だが、多くの場合発症前の状態には戻りにくい。 

炎症期(初期の疼痛が強時期)は肩を無理に動かすことを避け、肩の保温を図る。拘縮期(拘縮が完成する時期)には温熱療法を行う。また、症状にあわせてストレッチやコッドマン体操(アイロン体操)を行う。拘縮が和らいできたら肩の運動を徐々に増やす。 五十肩は、腰痛、外傷性頸部症候群などとともに健康保険で鍼治療が受けられる6つの疾患の一つである。

2012年4月13日金曜日

朝晩2回の歯磨きががんの予防に

日経ヘルス 2010/01号

がんになりにくい人とは、どんな人か。最近、生活習慣や遺伝子の特徴と発がんとの関係が次々と解明されているが、愛知県がんセンター研究所の疫学・予防部の松尾恵太郎室長の研究グループが注目したのは、歯磨きの習慣。毎日2回以上歯を磨く人は、口腔がんや食道がんのリスクが低下するという。

食物は、まず口の中(口腔)に入り、飲みこむことによってのど(咽頭・喉頭)を通過、さらに食道を下って胃に入る。松尾室長は「この部分にできるがんは、生活習慣と関連が深い。手足にかかったらやけどするような熱いスープを飲むなど、体のほかの部分より強い刺激を受けているためだ」と話す。喫煙、飲酒、粥など熱い物を食べる習慣のある地域でがん罹患率は明らかに高い。松尾室長は「予防には禁煙や節酒が重要だが、リスクをさらに減らすには、がんと関連のある別の生活習慣を探す必要がある」と研究に着手した。

愛知県がんセンターでは、21年前から病院を訪れた患者に生活習慣などに関するアンケート調査を行い、膨大な疫学データを蓄積している。

今回、松尾室長は、2000年12月から05年の11月までの5年分を利用し、口腔から食道にかけてのがんリスクと生活習慣を調べた。この部位にがんを発症した961人と、がんでない2883人のデータを解析したところ、1日1回歯を磨く人で発症リスクを1としたときに、1回も磨かない人、1日2回以上磨く人で発症リスクに大きな差があることがわかった。


すべてのがんで歯を磨かない人はリスクが高く、しかも1日1回より2回磨いた方がリスクが低かった。松尾室長は、「数値算出の際には、喫煙、飲酒、性別、年齢などの影響が及ばない処理がされているので、歯磨きはどんな人でもがんリスク低減につながる。口腔から食道にかけてのがんは南アジアから中東にかけて罹患率が高く、そうした地域でも簡単にできる予防法として提案したい」と話している。

なぜ歯磨きによってがんリスクが軽減するのか。理由はまだ明らかになっていないが、口の中には無数の細菌がいて、なかにアルデヒドなどの有害物質を発生させる細菌もいる。歯磨きによって口内の細菌量をコントロールすることで、がんを予防していると考えられるという。1日のうち、いつ磨くのが効果的か。松尾室長は、科学的データはないが、就寝中は唾液分泌が少なく化学物質の蓄積も多い朝食後と就寝前に磨くのが効果的なのでは」と話す。

2012年4月12日木曜日

デノスマブ 収載

▼中医協  12成分21品目の収載了承、アジルバやランマークなど
( 2012年4月11日 )

中医協は11日の総会で、武田薬品工業の新規アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)「アジルバ錠20mg、40mg」(一般名=アジルサルタン)や、第一三共の世界初の完全ヒト型モノクローナル抗体「ランマーク皮下注120mg」(デノスマブ〈遺伝子組換え〉)、バイエル薬品の経口抗凝固薬「イグザレルト錠10mg、15mg」(リバーロキサバン)など12成分21品目を了承した。いずれも17日の収載を予定している。

▼参考 乳癌の治療最新情報29 デノスマブ(骨転移治療薬)②

2012年4月11日水曜日

海藻毎日食べる女性に発がんリスク

食べ物は気にしだしたらキリがないな~ ^^;
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4月11日 12時12分

ワカメやコンブなどの海藻をほぼ毎日食べる40代以上の女性は、あまり食べない女性に比べて、甲状腺がんの一種になるリスクが高まるとする研究結果を厚生労働省の研究班がまとめました。
研究班は「海藻の過剰な摂取は女性の甲状腺がんのリスクを高めるが、一方で、海藻は全般的には死亡率を下げる健康によい食品なので、食べすぎることなくバランスのとれた食生活を心がけてほしい」と話しています。

調査は、40代から60代の女性5万3000人に食生活を尋ねて14年以上にわたって追跡調査を行ったもので、日本人の甲状腺がんで最も多い「乳頭がん」と診断された113人の女性を中心に分析しました。

その結果、ワカメやコンブなどの海藻をほぼ毎日食べる人の発症率は、週に2回以下しか食べない人に比べ1.71倍になっていたということです。このリスクは閉経後の女性に限るとさらに高まり、3.81倍に上っていました。

海藻は甲状腺の機能維持に欠かせないヨウ素を豊富に含んでいますが、研究班は、特に閉経後に体内の女性ホルモンの量が減ると、過剰なヨウ素が甲状腺に悪い影響を与えるおそれがあると分析しています。

2012年4月10日火曜日

タモキシフェン単独治療でエストロゲン値アップ!?

by 発言小町

乳がん タモキシフェン単独治療の副作用 いつ頃から?
2010年5月21日 10:51

こんにちは。
乳がんのホルモン治療の副作用についてお伺い致します(現在42歳の閉経前です)。乳がん手術、放射線治療を終え、5月からホルモン治療が始まりました。タモキシフェン単独治療で、薬を飲み始めて今日で2週間程度になります。(ゾラデックスはしていません)

乳がん手術後の治療で、タモキシフェン単独治療の方で、ホットフラッシュなどの副作用のある方にお伺いしたいのですが、タモキシフェンを服用後、何日程度で副作用が出始めたのでしょうか? 私は今のところ、副作用らしき症状がないので、お伺いしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

「タモ単独治療中はエストロゲンの測定を」トピ主です
2010年11月8日 13:34

タモ単独治療中にアクシデントがあったので、書き込みます。

タモキシフェン単独治療、5か月経過後、E2(エストラジオール:エストロゲンの一種)を測定したところ、増えてしまっていました。乳がんの治療として、私の場合、逆効果でした。

タモキシフェン単独治療の方は、女性ホルモン(E2、FSH、LH、プロゲステロンなど)を、測定されることをおすすめします。(血液検査でわかります。保険もききます。)

あくまでも私の場合で、もちろん個人差があると思いますが、調べてみて、何も問題なければ、それにこしたことはないですし。

私の場合、タモキシフェンが卵巣を刺激しすぎてエストロゲンが通常より多く増えてしまっていたようです。

ですので今は、タモキシフェン休薬中で、ゾラデックスを開始する予定になっています。

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by 掲示板「チームオンコロジー」

Re:タモキシフェンとエストラジオールの濃度

試験管の中で飼われた癌細胞を使った実験では、生理的なレベル以上にE2を加えると、タモキシフェンの効果が薄れることが報告されています

 しかし、一方で、タモキシフェンで治療を受けると、E2の血中濃度が上昇することも知られています。タモキシフェンがエストロゲン受容体を占拠してしまうので余ったE2が血の中で増えてしまうのか、あるいはタモキシフェンが何らかE2を上げる作用をもっているのか、はっきりした理由は分かりません。言いたいのは、タモキシフェンがご自身のお身体の中できっちり仕事をしている結果、E2が上がったとも考えられるのです。 

ホルモン療法というのは、それだけまだミステリーの部分も多くて、試験管実験の結果だけでは、説明できないことがたくさんあるのです。

|掲載日時:2010/11/28 01:28:30

2012年4月9日月曜日

白菜・キャベツ・ブロッコリ、アブラナ科の野菜を食べると乳がん生存率が改善する!

米国・シカゴで2012年3月30日~4月4日まで開催された米国がん学会で、米国・バンダービルト大学のSarah J. Nechuta博士らが発表した研究で、乳がん生存者はアブラナ科の野菜をたくさん食べるほど、生存期間が伸びることが明らかになりました。

博士らは中国の研究者と共同して4.886人の乳がん生存者を継続的に調査しました。調査対象となった乳がん生存者は2002年から2006年の間に、ステージ1からステージ4までと診断され治療を受けており、彼女たちの食生活も継続してデータが採取され、分析されました。

様々な要因の影響を補正した上で、診断後36ヶ月間のアブラナ科野菜の消費が乳がんによる死亡率、再発と関係があることがわかりました。乳がん生存女性の中で白菜、キャベツ、チンゲン菜、ブロッコリー、カリフラワーなどアブラナ科野菜の一日の平均摂取量が最も多い上位25%に属する乳がん生存者は、摂取量が最低の25%に属する生存者に比べて、トータルの死亡リスクが62%、乳がんによる死亡リスクが62%、乳がんの再発リスクが35%も低いことが明らかになりました。

この結果に関して博士らは、アブラナ科の野菜には「イソチオシアン酸」、「インドール」など名前で知られるある種のがんに対して保護的な作用を持つとされる植物化学物質を含んでいることから、このような結果に繋がっていることが考えられるとし、今後さらに詳しく、こうしたアブラナ科植物に含まれる成分と乳がんの直接的な関係について研究を進めるとしています。

バンダービルト大学・プレス・リリース 2012年4月3日

リスクを引き受ける覚悟、ベネフィットは頭で理解

手術、抗がん剤、放射線の時は、治療のリスクだけじゃなくてベネフィットを常に意識していたから、副作用で落ち込むことは無かった。ところがホルモン治療になってからは、擬似更年期障害というリスクにのみ捕らわれてしまって、落ち込むことが多くなった。更年期鬱かも・・・・・。

副作用というリスクは辛い身体症状があるのに対して、癌撲滅というベネフィットは身体症状が無いから自覚しにくいし、そのベネフィットを享受しているかどうか確かめる術は無いから、どうしてもリスクばかりが気になってしまう。副作用というリスクだけじゃなくて、自分は今、癌撲滅という大きなベネフィットを享受しているんだ!、という意識を持たないといけないな。

ネットで経験者談を読むと、ホルモン療法による副作用は、三ヶ月を過ぎたあたりから酷くなり半年*くらいで落ち着いてくるらしい。私は昨年12月頭から初めているので、今は四ヶ月が過ぎ五ヶ月目に入ったところだから、一番落ち込む時期みたいだ。半年ならあとニヶ月で症状が和らいでくるので、まずはそれまでの辛抱だ。 (*人によっては一年ほど。)

闘病で大切なのは、「思いもかけなかったリスク」を柔軟に受け入れ対処できるかどうかなんだな。今まで、「思いもかけないリスク」を経験しなかったのはラッキーだった。

治療する病院を選んだとき、専門医による専門科である、標準治療中心、治験に積極的に取り組んでいる、チーム医療を実施している、緩和医療がある、仮にリスクが勝ってしまっても納得できる、などを考慮した。そして同じ治療を受けるにしても、「医者に治してもらう」という考えではなく、「医療者に補助してもらって自分で治すんだ」という意識で望もうと決意した。それらを思い出さなきゃな。

闘病魂、復活!!

2012年4月8日日曜日

アルコール摂取量と乳がん発生率の関係

アルコール摂取量と乳がん発生率の関係-Alcohol Consumption and Increased Risk of Breast Cancer

April 5, 2012

アルコールは口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肝臓がん、そして大腸や直腸がんなどのリスクを高める要因として知られています。

ここ最近になり乳がんもこのリストに含められるようになりました!

ドイツ、フランスそしてイタリアの研究者の発表によると、彼らが今までに行われた研究内容を再検討した結果、一日に一杯の飲酒が女性の乳がんの発病率を5%高めるという事が分かりました。

また一日に3杯以上のお酒を飲む、いわゆるヘビードリンカーの人の乳がん発生率を最高50%まで高まるという事です。研究者発表者たちは113件のケーススタディーの研究の元に、アルコールの摂取量が乳がん発生率に関係しているのではないかという考えに至りました。彼らはヨーロッパと北米における乳がんの発がん者のうちの2%は軽度のアルコール摂取によるもの、そして全世界における約5万件が強度のアルコール摂取が発病の要因であると考えています。

この研究に当たった研究者達は、毎日飲酒する事は女性の乳がんのリスクを高めるので、お酒は控えめに、毎日ではなく時々頂くのが良いでしょうと警告しています。

この研究のリーダーであり、またドイツのヘイデルベルク大学の医学教授そして消化器系及びアルコール研究者のドクターセイツ(Dr. Helmut Seitz) は、健康状態が至って平均的な女性が乳がんになるリスクを高めない為には一日に一杯以上のアルコールを飲まない方が良いであろうと提唱しています。

乳がんはエストロジンの分泌と大きな関係があると言われています。このエストロジンの数値をアルコールを摂取する事により高め、その結果乳がん発生率が高まるのではないかと考えられています。またこの研究チームは、アルコール摂取量以外にも肥満による乳がんの発生率の増加も研究対象にしています。

研究内容発表元:

2012年、3月29日『Journal Alcohol and Alcoholism』上の『アルコールと乳がんの病態と発生/発病について(Epidemiology and Pathophysiology of Alcohol and Breast Cancer ) 』2012年更新(Updated by Helmut K. Seitz, Claudio Pelucchi, Vincenzo Bagnardi, and Carlo La Vecchia ) より。

2012年4月7日土曜日

メメント・モリ

散る桜、 のこる桜も、 散る桜 (良寛)





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2012年4月6日金曜日

二の腕が痛い

五十肩、が思った以上に辛い。腕が上がらない、上げると痛い。両肩同時なので、ホントに不便だ。副作用とはいえこの歳で味わうはめになった「老化現象」に落ち込む。

でも、運が良くても数ヶ月、長ければ一年半ほどこの状態が続くのだから、慣れなきゃな。・・・・・抗がん剤の時とは違ってホルモン療法の副作用は覚悟していなかったので、受け入れるのに一苦労(笑。

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肩こり(四十肩、五十肩)

ある日、ふとした拍子に激痛が走り腕が上がらなくなった、あるいは痛みで回せる範囲が少なくなったりする「四十肩」「五十肩」はよく耳にされるのではないでしょうか?

実は「四十肩」「五十肩」にも更年期が深く関与しているのです。

何度か書いたとおり、卵巣が「卵胞ホルモン」を作らなくなってくると女性ホルモンの「エストロゲン」が激減します。男性の場合は同様に「テストステロン」という男性ホルモンが減少することが原因となります。これらのホルモンは、筋肉や粘膜、血管等の張りを保つ作用があるだけでなく、骨の密度も保持する作用があります。

存じのとおり骨と骨の「ジョイント」の役目をしているのが関節です。そのすり合わせ部分にあるのがいわゆる「軟骨」(専門用語では「関節軟骨」と言います。)で、骨と骨が直接ぶつからないようにしています。摩擦を起こさない為ですね。

間接は「関節軟骨」や潤滑油の役割を果たす「滑液」等によってスムーズに動くことが出来るのですが、ホルモン減少に伴い摩耗したり減少したりすると摩擦による痛みや炎症が起こります。。

筋肉自体も若い頃と比べると柔軟性がなくなり、筋肉と筋肉をつなぐ「靱帯」も萎縮したり硬くなり切れやすくなります。特に軟骨は直接血管が通っていて栄養が補強され再生がされるという部分ではないので、長い年月をかけて摩耗して変形し痛みを生じる様になることがありますが、それに追い打ちをかけるように、その周りの部分も不具合を生じるのです。

「肩こり」についても、若い頃は首や肩の筋肉の緊張からくる血流悪化が主な原因だったりするのですが、「ホルモン」が減少した後は血管も硬化し柔軟性が欠け
血流が悪化することが原因となるため、マッサージ等での治療もなかなか思うような効果が得られないことが多くなります。

これらの症状を軽くするためには、イソフラボンやプエラリアなどの女性ホルモンに似た働きをする物を採るのが有効です。

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副作用という「病気」

「治療を受けるときに、まったく新たな病気になる可能性については、医師は説明してくれないことが多い」という言葉が頭を巡っています。治療、特に薬を飲んで新しい「病気」になることは、別の言い方をすれば「薬の副作用」です。..........全文を読む

2012年4月3日火曜日

乳がん再発、完全防止の可能性…「幹細胞」解明

乳がん細胞のもととなる「幹細胞」が、体内で増殖する仕組みを、東京大学の後藤典子・特任准教授と日野原邦彦・特任助教らが明らかにした。

幹細胞を狙って根絶することで、乳がんの再発を完全に防げる可能性がある。米科学アカデミー紀要に発表する。

がん治療は一般的に、抗がん剤や放射線治療でがん細胞を死滅させるが、がん細胞を生み出す幹細胞が残ってしまい、再発の危険性がある。

研究チームは、乳がんの組織に含まれる幹細胞が、塊を作って増殖することに注目。細胞表面に「HRG」というたんぱく質が結合することが、引き金になり、複数のたんぱく質が作られて、増殖に必要な環境を維持することを突き止めた。

(2012年4月3日12時40分 読売新聞)


乳癌幹細胞が生体内に棲み付く仕組みを発見―癌の根治へ期待

2012年4月2日月曜日

逆恨み

悪気は無いし良い人なんだけど、どうしてもその考え方(価値観)が苦手で、話していると最終的には疲れと嫌悪感が残ってしまう。彼女は今後も変わらないし変わる気も無いのだから、上手く付き合うには距離感が大事になる。日本人女性の平均寿命を考えるとあと5~10年くらいだろうから、なるべく会う回数を増やそうと考えたけど、あまり良い結果に繋がらない気が・・・、数ヶ月に一回程度が良さ気な感じだ。

これは彼女に問題が無いわけでは無いけど、私自身に根本的かつ多分に原因があるとは思っている。

ホルモン受容体陽性乳癌で予後不良と関連する可能性がある因子を同定【AACR2012】

癌Expertsニュース
2012. 4. 2

ホルモン受容体陽性乳癌で予後不良と関連する可能性がある複数の蛋白質の変化が明らかとなった。PI3K/mTOR情報伝達系に制御されている、これらの蛋白質の変化が起こると、リンパ節陽性乳癌の悪性度が高くなるという。患者の検体を解析した結果、示されたもの。3月31日から4月4日にシカゴで開催されている米国癌研究会議(AACR)で、米University of Texas MD Anderson Cancer CenterのFunda Meric-bernstam氏によって発表された。追加試験によって、見いだされたマーカーの意義が確実となれば、従来のホルモン療法だけでは不十分な患者や分子標的薬による追加治療を受けた方が良い患者を同定できる可能性があるとしている。

研究グループは、ステージ1から3までのホルモン受容体陽性乳癌患者190人の腫瘍組織について、逆相プロテオームアレイにより、翻訳過程に関連する因子の遺伝子発現量、リン酸化量を調べ、さらに多変量解析を行った。その結果、年齢やリンパ節陽性に有意差はなく、生存期間に関連する因子が同定された。

無再発生存に関する多変量解析で同定されたのは4E-BP1 (eukaryotic initiation factor 4-binding protein 1) S65、全生存に関する多量変解析ではリボソーム蛋白質S6 S235/236のリン酸化上昇、eEF2K(eukaryotic elongation factor-2 kinase)の発現増加、プログラム細胞死蛋白質4(PDCD4)の発現減少だった。これらはPI3K/mTOR情報伝達系に制御されている蛋白質の変化だった。

p4E-BP1 S65が高い群(8人)の5年無再発生存率37.5%に対して低い群(180人)は88.7%だった(p<0.001)。pS6 S235/236のリン酸化が高い群(11人)の5年全生存率は52.6%に対して低い群(177人)は87.9%だった(p<0.001)。eEF2Kの発現が高い群(126人)の5年全生存率は79.0%、低い群(62人)は85.9%(p=0.0424)、PDCD4の発現が低い群(110人)の5年全生存率は74.2%、高い群(78人)が91.5%(p=0.0021)と、有意な差があった。