2012年2月7日火曜日

ハッサク三昧の毎日

ハッサク(八朔)の栄養

ハッサク(八朔)には、ビタミンC、アスパラギン酸、クエン酸、クリプトサンキンなどの栄養素が豊富に含まれています。

ビタミンCは、ハッサク1個で一日の摂取量の70%がとれるほど豊富にふくまれており、肌にはりをもたせたり、コラーゲンと働くことで免疫力を高め、風邪のひきにくい身体をつくりあげます。抗がん作用もあると効果が期待されています。

アスパラギン酸も多く含まれており、エネルギーの代謝に関わる成分で、疲労回復にはもってこいです。また、有害なアンモニアを体外に排出する効果もありますので、利尿効果も高いです。

さらに特筆したいのはオレンジ色の色素成分「クリプトサンキン」ですね。クリプトサンキンは特有の抗がん作用によって、優れた抗がん作用を発揮します。βカロテンの5~6倍もの抗がん作用が認められている上、動脈硬化予防にも効果があります。

はっさく の栄養

ビタミンC、食物繊維総量、葉酸、カリウムが多く含まれます。

はっさくの可食部 150g (約1個弱)で、1日の推奨量に対し、以下の割合を摂取できます。

ビタミンC 60%、食物繊維総量 13%、葉酸 10%、カリウム 10%、パントテン酸 9%、ビタミンB6 9%、銅 9%、ビタミンB1 8%、他の栄養素は8%未満。 (※推奨量は30代女性の値で計算しています。)

はっさく(八朔)の健康効果と効能

はっさく(八朔)の栄養成分で一番多いのが「ビタミンC」です。はっさくの全成分のうちの40%程度がビタミンCで占められており、はっさく1個を食べることで1日のビタミンC所要量の殆どを摂取することが出来ます。はっさくの健康効果(効能)として、かぜ予防・がん予防・美肌作用・ストレス解消といった効能が高いのも、はっさくにビタミンCが沢山含まれているおかげと言えるでしょう。

また、はっさく特有の苦味成分も栄養成分の一種であり、この苦味成分は「ナリンギン」と呼ばれるビタミンPの種類の一つです。ビタミンPはビタミンCの働きを促進する成分なので、はっさくにはビタミンCの健康効果がかなり高く備わっていることが分かります。高血圧予防の効能もナリンギンにはあるようです。ナリンギンは、はっさくの果肉外側の袋部分に沢山分布しているので、はっさくは袋ごと食べるのがおすすめです。

はっさくの表皮にも栄養成分があります。はっさくのオレンジ色の表皮には「クリプトサンキン」という成分があり、ベータカロチンの5倍以上の抗がん効果を発揮してくれることに加えて動脈硬化の予防にも効能があります。

はっさくの栄養はまだあります。はっさくの持つ柑橘系の香りは「オーラプテン」という成分が元ですが、このオーラプテンは体内での活性酸素の生成を抑制し、がん予防などに効能がある成分です。また、アスパラギン酸も多く含まれているため、はっさくは疲労回復・利尿作用の効能にも優れている食材と言えます。

はっさくにはその他、栄養成分「食物繊維」の多く含み便秘解消の効能があるなど、はっさくは美容面での栄養・健康効果が期待出来る食材にもなっています。