2014年5月2日金曜日

ビタミンDの値が高いがん患者ほど生存率が高い:調査結果

2014年05月01日

▼ビタミンD値が高い人ほど乳がん、大腸がん、リンパ腫の予後が良好!

上海にある中国科学院のホイ・ワン教授が、これまでに発表された25の研究結果から、17,332人のがん患者のビタミンDの値を調べたところ、特に乳がん、大腸がん、リンパ腫においては、ビタミンDの値が高い人ほど予後が良いことがわかった。

がん患者のビタミンD値は治療前のもので、他に診断の時期やその後の生存率を併せて分析した。その結果ビタミンDの値が高い人の方が生存率が高く、寛解(病気の症状が落ち着き安定している状態)の時期も長かったという。

▼肺がんや胃がん、前立腺がん、皮膚がんでもわずかながらプラスの効果が

ビタミンD値と予後の良さの関係性が特に顕著なのは、前述の3つのがんだが、肺がんや胃がん、前立腺がん、メラノーマ、メルケル細胞がんについても、多少のプラス効果があるようだ。

「ビタミンD欠乏症が世界的に広がる中、改めてビタミンDは人間に欠かせない存在であることがわかった」とワン教授。「医師もがん患者のビタミンDのレベルに注目すべき」と述べている。

ビタミンD は日の光を浴びると私たちの体内で生成される他、サケやイワシ、サバ、卵、シリアル、粉ミルクなどに含まれている。

引用元*http://irorio.jp/sousuke/20140501/131832/