2015年7月17日金曜日

紅茶を1日2杯飲むと長生きできるとの研究結果

2015年07月17日

ポリフェノールの一種、フラボノイドといえばアンチエイジング効果が期待できる物質として知られている。

しかし、それだけではないらしい。女性、特に高齢の人が摂取すると心臓病のリスクを減らせ、長生きできることがオーストラリアの研究で明らかになった。

死亡率40%低く

研究では、75歳以上の女性1000人超を対象に、フラボノイド摂取量と健康状態を5年間にわたって調査した。

それによると、紅茶を1日に2杯以上飲むなどしてフラボノイドを摂取している人は、フラボノイドをさほど摂取していない人に比べ、死亡率が40%低かった。

調査期間中、12%の人が亡くなったが、残りの88%のほとんどの人は何かしらフラボノイドを摂取していた。

高血圧や血栓を予防

これまでの研究で、フラボノイドは血圧を下げたり、血栓を予防したりする作用があることがわかっていて、心臓病やがんの予防に効果があるとされている。

フラボノイド含有量が多い食べ物としてはチョコレートやフルーツ、赤ワイン、コーヒーなどがあるが、専門家によると紅茶による摂取が女性には最適で、量的には1日2杯で十分とのこと。

また、今回の研究に加わっていない別の専門家によると、若い人でもフラボノイド摂取でそうした健康メリットを享受できるという。