2014年12月18日木曜日

「FEC-100」と「3週毎ドセタキセル」の今

▼私の場合はN0ではなくN1なので、FEC100で正解だったのかも←(笑。いやいや、今後はFEC100は使われなくなるのかも?

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学会スペシャル:サンアントニオ乳癌シンポジウム2014
2014年12月9日~12月13日 San Antonio

リンパ節転移陰性T1-T3期乳癌患者の術後補助化学療法でFEC-100はACよりDFS、OSを有意に改善せず【SABCS2014】
2014/12/12

 リンパ節転移陰性でT1-T3期の乳癌患者を対象に、術後補助化学療法としてFEC-100レジメン6サイクルを行うことはACレジメンを4サイクル行う場合と比べて無病生存期間(DFS)、全生存期間(OS)を延長しないことが明らかとなった。両レジメンを比較した無作為化フェーズ3試験、NSABP B-36の結果示されたもの。FEC-100群の方が毒性が増加しており、研究グループはリンパ節転移陰性乳癌患者にはアントラサイクリンベースのレジメン6サイクルの使用は支持しないとする結果だと結論づけた。

参考: hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2015/01/nsabp-b36fec1006ac4.html
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▼な、なんと今後は、3週間毎ドセタキセル(←私はこれ)ではなく、毎週パクリタキセルが使われるのか!? 

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学会スペシャル:サンアントニオ乳癌シンポジウム2014
2014年12月9日~12月13日 San Antonio

毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルはリンパ節転移陽性または高リスクの乳癌患者のDFSを改善、10年の追跡結果【SABCS2014】
2014/12/13

 腋窩リンパ節転移陽性、または高リスクのリンパ節転移陰性の乳癌患者に対する術後化学療法として、AC療法施行後の毎週パクリタキセルと3週毎ドセタキセルは、3週毎パクリタキセルと比べて無病生存率(DFS)を有意に改善することが、大規模なフェーズ3試験(E1199)の10年間の追跡結果から明らかになった。全生存率(OS)の改善はわずかだった。12月9日から13日まで米国サンアントニオで開催されているサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2014)で、米国Albert Einstein College of MedicineのJoseph A Sparano氏が発表した。