2012年6月28日木曜日

硬い便

抗がん剤投与を受けていた頃は便P薬プルゼニド錠が処方されていたので、一日排便がないとその夜に内服していた。便P薬の飲み忘れがないようにトイレにカレンダーを置いて○X印を付けたその時の習慣を、抗がん剤が終わった今も続けている。今は、排便が無いのは一週間に一日あるかないか、二日続けて無いのは月に一回あるかないかなので、便P薬は使っていない。

そんな私でもたまに実家に泊まると、排便が無かったり便が硬い確率がかなり高くなる。硬い便の場合は、ウサギの糞状態のときも少なくない。運動不足や水分摂取量不足は考えにくいので、食物繊維不足や環境が違うストレスなのかな~??? よくわからん。
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便の色 | 不安な便の色を健康な色に変える方法から抜粋メモ

▼硬い便の原因は?

便の異常といえば便秘。つまり、硬い便です。 便秘の原因は、運動不足や食物繊維不足、便となる残りカスの不足、水分の摂取不足など、 様々な理由がありますが、うんちが硬くなる理由は水分不足です。 うんちが長い間、大腸にとどまることで、水分が余計に吸収され、硬くなってしまいます。 しかも、長い間留まっていることで、悪玉菌は活発になり、腐敗物質を発生させます。 これは、ほとんどの便秘に当てはまります。 便秘の硬いうんちが、黒色に近い褐色なのは、水分不足と悪玉菌の増殖によるためです。

▼兎糞の原因はストレス

硬いうんちの中でも、ウサギの糞のようにコロコロとした硬いうんちのことを「兎糞」といいます。 兎糞は、腸がけいれんし、便が上手に送られなくなっていることで起こります。 兎糞を引き起こすけいれん性便秘は、精神的なストレスが原因 といわれています。

▼ 固いうんちが体に及ぼす悪影響とは?

便秘や硬いうんちが体に悪影響を与えるといわれるのは、 うんちが長い間、大腸にとどまることによって悪玉菌が増殖し、腐敗物質が発生するからです。 腐敗物質が腸壁から体に吸収されることで、肌荒れや吹き出物、肩こり、頭痛、体が重いなどの 原因となります。また、硬いうんちを無理やり出そうとすることで、肛門が傷つき、 痔の原因となることもあります。

▼健康な便とは

健康なうんちの色は、黄色から黄褐色をしていて、硬さはバナナ~歯磨き粉程度、 バナナ程度の大きさのもの2~3本が、いきむことなく自然に出る 場合に健康な便と呼びます。 そして、残便感がなく、すっきりした感じがするのも特徴です。 腸内の善玉菌が活発になっている状態を示す黄色から黄褐色をしているウンチですから、 もちろん、きつい臭いはしません。

▼腸内環境が便の色を決める

お腹の健康は腸内に生息する善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌のバランスによって 大きく影響されます。 便の色は腸内が酸性、アルカリ性どちらかに傾くことによって変化し、 腸内が善玉菌優勢の弱酸性の状態では、便の色は黄色に近づくといわれています。 理想的な便の色は黄色だといわれていますが、便の色が黄色だということは、 腸内に善玉菌が多く、弱酸性の状態に保たれている健康なお腹の証なのです。 逆に悪玉菌の多い状態では、悪玉菌によって腸内に腐敗物質が作られ アルカリ性に傾きます。アルカリ性に傾いた腸内環境では、便の色は どんどん黒ずんでしまいます。

▼良好な腸内環境が快便と免疫力をもたらす

善玉菌優勢の良好な腸内環境であれば、腸の活動も 活発になり、便の色だけでなく、臭いのない、ほど良い硬さの 理想的な便になるはずです。 また、大腸の大きな役割として免疫機能があげられます。 腸内環境が良好でお腹が健康ならば、病原菌の侵入も防いでくれるのです。 つまり、お腹が健康であれば免疫力が高まり、感染症やアレルギーの予防にも なるのです。

◆便のチェックリスト

▽便の形状
・水状(便の水分量90%以上)
・泥状(便の水分量90%程度)
・歯磨き粉のような半練り状(便の水分量80%程度)← 理想的なうんちの形状
・バナナのような柔らかめの固形(便の水分量70%程度)← 理想的なうんちの形状
・コロコロした石のような固形(便の水分量60%以下)

▽便の色
・黄色~黄色がかった褐色 ← 理想的なうんちの色
・褐色~黒に近い褐色
・白色、または黄色がかった白色
・赤色、または暗赤色
・アスファルトのような黒色

▽うんちの重さ
1回に200~300g程度がよいといわれています。 トイレの中に体重計をおき、排便前と後で体重測定をすると 便の量がわかります。

▽うんちの臭い
悪臭~きつくない臭いまで、いろいろありますが、 腸内で善玉菌が活発に活動しているときには、ヨーグルトのような弱酸性の臭いがします。

▽水に浮く?
うんちが水の中に沈むのは、動物性たんぱくや脂肪を多く取った後に見られます。 うんちが水に浮くのは、食物繊維の多い食事をした後、またはガスが発生している場合があります。
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本『ウンココロ』より抜粋メモ

◆「腸は、第二の脳」

脳が心を受け持つとしたら、腸はカラダを受け持ちます。脳と腸はものすごく近い存在なので、緊張すると、すぐにオナカが下るし、ちょっと忙しいとすぐ便秘になる。腸の状態がよい人は脳の調子もよいので、集中力もあるし、性格も活発になります。健康な生活の鍵は腸がにぎっているのです。

とはいえ、腸だけ元気でもだめです。脳に元気がないと、気持ちが弱って、すぐに腸も弱ってしまうからです。腸と脳の両方がよい状態が、いちばん健康な状態です。

暴漢に襲われたとき、カラダを動かして守るのは脳です。でも、脳でいくら考えても、目に見えない小さな敵、ウィルスや小さな菌からカラダを守ることはできません。

◆「腸はカラダの防衛庁」

腸は、そういう小さな敵からカラダを守る役目も果たしています。ウンコの半分くらいは細菌でできています。腸は細菌と、いつでも対峙しているミクロの専門家なのです。

「腸が元気だと、カラダの免疫力が高まって病気にかかりにくくなる」 「腸が弱ると、カラダの免疫力が低下して病気にかかりやすくなる」 「守る」「保つ」「力になる」

ウンコを作る場所は、同時にカラダを守る防衛の要なのです。