2012年1月17日火曜日

適性体重は?

下記メモを参考にすると、私は今BMI17.4だから、もう少し太ったほうがいいんだな。筋肉をつけて太りたい。
______________________________________________
◆体脂肪は運動のエネルギー

ランニングというスポーツは、体内に酸素を取り入れて消費しながら走る「有酸素運動」です。この運動でエネルギーとして使われるのが、体内に蓄えられた糖質と脂肪であり、蓄積できる量からすると、体脂肪はとりわけ重要なエネルギー源となります。したがって、長時間走り続けるマラソンのような競技では、途中でスタミナ切れを起こさないように、あらかじめ十分な体脂肪を保持しておくことが鉄則。体脂肪率が過剰に低くなると、カラダの重さが減る分走るスピードは上がっても、それを持続するスタミナが足りなくなってしまいます。つまり、大切なのはランニング中にエネルギー切れを起こさない範囲で、どれだけ体脂肪率を抑えられるかということ。ただし、スタミナ切れは筋力や心肺機能の弱さが原因となることも起こしてしまうことも多く、これらを鍛えずにただ体脂肪率を落としても、ランナーとしての適正な体脂肪率になるわけではないので注意してください。

もうひとつ、有酸素運動で欠かせないのが、血液中のヘモグロビンや鉄分です。体内に取り込まれた酸素は血液によって隅々まで運搬され、筋肉を動かすエネルギーを発生させています。血液中のヘモグロビンや鉄分の濃度が低くなると、酸素の運搬効率が下がり、筋肉のパワーを十分引き出すことができなくなって、スタミナ切れにもつながります。ヘモグロビンはタンパク質の一種ですから、普段の食生活で補うことができます。鉄分と合わせてきちんと摂取することを心がけましょう。

◆BMIで適正体重を知ろう

肥満の判定基準は国によって異なり、WHO(世界保健機関)では25以上を「標準以上(overweight)」、30以上を「肥満 (obese)」としています。一方、日本肥満学会では、BMI22を標準体重としており、25以上を肥満、18.5未満を低体重としています。

では、ランナーにとって最適なBMI指数はどのくらいなのでしょうか? 残念ながら、正式な標準値などは定められていませんが、着地時の衝撃を考えれば、標準値の22を大きく超える数値は適さないことは朗かですし、衝撃による足への負担を軽くするためには、22を下回ったほうがいいでしょう。また、前回説明したように、低体重はカラダの機能低下や故障リスクの増大を招きやすいので、BMI18.5未満は要注意です。

私が主宰するランニングクラブでは、定期的に身体測定や体力テストを行い、このBMIも記録しています。メンバーの方々のBMI数値から判断する限り、BMI20~22の範囲におさまっているランナーほど故障が少ない傾向があります。当クラブは意欲的に練習をしているメンバーが多く、BMI数値が大きい肥満の人はおらず、逆にBMI数値が20未満の痩せ気味の人が多いのが特徴です。その中で、BMIが19以下の人ほど、ヒザや足底、股関節などの痛みや貧血などの症状を抱えているようです。

結論として、あくまで私の個人的な見解ですが、レベルアップをめざすランナーとしては、BMI19.5以上21以下というのが、適正な範囲だと言えます。ご自身の数値を測り、これを目安にウエイトコントロールをしてみるのもいいですね。