2011年6月7日火曜日

抗がん剤の副作用、脱毛に備えて・・・

私が受ける抗がん剤は脱毛の副作用がしっかり出るタイプなので、「もしかしたら、私は脱毛しないかもしれない・・・」なんて思わずに、脱毛に備えて準備することにした。

私の髪がとても長いことを気にかけてくれた乳がん看護専門看護師さんが、まだ私が入院している最中に「徐々に髪を短くするかして、心の準備をしておくといいわよ」とアドバイスしてくれたので、退院後すぐにショートボブにしてカラーリングもした。

季節的にどうなんだろう?、と思いながらもオーガニックコットンの医療用ロングキャップを1つ購入してみた。かぶってみたけど、今は髪の毛があるせいかすごく蒸れる感じがする。涼しいときに使用しようと考えを改めた。10月ごろになって涼しくなってからメインで使うことにしようと思う。

バンダナには何故だか抵抗があったので躊躇していたけど、キャップよりは涼しいだろうから購入することにした。65cmくらいの大判でペイズリー柄じゃないモノを探したけど見つからなかったので、大判のペイズリー柄のバンダナを洗い替えも考えて3枚購入してみた。今までかぶっていたツバアリ帽子と併用しようと思う。

医療ウィッグの購入も考えている。付け毛は今のところ考えていない。

髪だけじゃなくて眉毛も抜けてしまうので、どうしようかと考えたあげく、「アートメイクしようかな~」と思ってみたものの、「眉の形をずっと変えられないのもなんだかなぁ~」と思ったので、プチアートメイクなるアイブロウ商品を購入することにした。これなら数日しか色が残らないし、今使っているアイブロウペンシルと併用できる。ただ、眉毛ナシで描いているとイモト状態は避けられない気がするので、付け眉毛も考えたけど、とりあえず止めておくことにした。


*********************

日本乳癌学会/編『科学的根拠に基づく 乳癌診療ガイドライン 薬物療法 2010年版』を読んだ。そこの「副作用対策 総論 (1)脱毛」に下記のように記されていた。
頭皮の冷却による脱毛予防のメカニズムとしては2つのことが考えられている。一つは、冷却によりその部分の血管の収縮が起こり、毛嚢の細胞への薬物の取り込み量を減少させること、もう一つは冷却により毛嚢の細胞の生化学的な活性が下がり薬物によるダメージを下げることである。 
一般的に頭皮の冷却による化学療法での脱毛の予防は有効という結果の報告が多い。ただし、どの方法が最も有効かを検証した研究はほとんどない。
ネットで検索してみると、頭皮を冷やすスウェーデン製の「ディグニキャップ」を取り入れている病院があったり、眉毛を保冷剤で冷やしたりしている人がいたりした。脱毛しないわけではないけど、軽減することは出来るみたいだ。

頭皮はともかく、眉毛は試してみようかなと考えたりしたけど、止めることにした。脱毛しないにこしたことはないけど、脱毛しないということはその部分に抗がん剤が効いていない事に他ならないわけで、全身疾患である乳がんの完治を目指して受けている治療の効果を、ほんのわずかばかりだとしても阻害するような気がしてしまうからだ。素人考えだけどね~(笑。