2011年6月26日日曜日

夜間多尿

健康な人の場合、尿中のカリウムやナトリウムは午前中に多く、尿量も午前中に多く、逆に12時間後の夜中にはいずれも最低の値になることが分かっています。 
健康ならば午前中に多くなければならない尿量が少なくなって、夜間に尿量が増えるのは、心臓の働きが悪くなった証なのです。 
心臓のポンプとしての働きが衰えてくると、人間は昼間は活動していますから、動かさなければならない筋肉や内臓に血液がたくさん流れて、尿を出す腎臓の方に行く血液は、健康なときより少なくなってきます。 
結果として尿量は、昼間は減少し、そして活動のおさまる夜になって、ようやく腎臓に血液が供給できる状態になり、始めて尿量が増えるのです。

抗がん剤(エピルビシン)の影響で、心臓の機能が弱っているのかも。抗がん剤が始まってから一週間は尿の回数自体が多く(約10回/1日)、その後は回数自体は減った(約5回/1日)ものの、夜間にトイレに起きる回数は2回と変わらない。