2011年6月29日水曜日

口腔内冷却で抗がん剤の影響を軽減する

抗がん剤による口内炎を予防する方法に口の中に氷変をいれ冷却することで,口腔内の血流を減らし,口腔粘膜に対する抗がん剤の影響を少なくする方法があります。この方法は5-FUの静脈内注射で有効であることが示されていましたが,今年になって大量化学療法を行う際にも氷で口の中を冷やす口腔内冷却が有効であることが報告されています。この方法は5-FU持続点滴投与などには効果は不明ですが,短時間で静脈内投与する場合には有効である可能性があります。