2011年10月31日月曜日

引用メモ: 放射線治療中の生活工夫

服装の工夫

・治療中は、脱ぎ着のしやすい服装がお薦めです。
・上半身だけ裸になるので、ワンピースでの通院は避けた方が、よいでしょう。
・マーカーがついても気にならない、色の濃い下着や洋服を着用しましょう。安価な下着やTシャツを、治療中専用で使い捨てにするのも、一策です。
放射線を当てる部位は、照射を開始して2週間ぐらい経つと日焼けのような状態になり、皮膚が乾燥し、そのあと、じくじくすることもあります。肌に刺激の少ない、自然素材で、締め付けのない下着がお薦めです。

入浴の時の注意点と工夫

・治療中は、湯船に肩までつかるのは避けましょう。シャワーも低めの温度で、軽く流す程度に。
・入浴中にマーカーを消さないように気をつけましょう。消えた場合は、自分で書かずに、次の治療の時に書き直してもらいましょう。
・治療終了後、マーカーを消すときも、無理に擦らず低刺激のベビーソープなどを使用し、やさしく洗い、自然に落ちるのを待ちましょう。
・肌の炎症が治まるまでは、温泉に入るのは控えたほうがよいでしょう。温泉の化学成分やあたためることで、皮膚炎を悪化させることがあります。半身浴や足浴なら大丈夫です。

日焼けのケア

・治療中はもちろん、治療後も、放射線を当てた部分の日焼けをしないようにしましょう。紫外線による日焼けと放射線による皮膚炎は、基本的には同じものです。皮膚炎を悪化させることになりますので気をつけましょう。治療後、時間が経過しても肌へのダメージは残っています。治療中は日傘、その後は日焼け止めなども活用できます。

皮膚のケア

治療中に炎症によって、皮膚が乾燥したり、じくじくしたりする場合は、放射線担当のドクターから軟膏が処方されます。治療が終了して一週間ぐらいが、炎症のピークです。治療終了後も、照射部位が乾燥しやすい、かゆみがあるなどの症状が出る人もいるようです。低刺激性のクリームやローションでケアし、症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。