気になった部分を引用メモ
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ハレの日もケの日も笑うアタシの乳がん日記
治験薬の副作用※追記あり(ゾメタに代わる骨転移薬デノスマブ)
2011/12/14
デノスマブとゾメタの違いは?
デノスマブは破骨細胞の形成や活性化に必要なタンパク質である「RANKリガンド」を標的とした世界で初の抗体薬で、破骨細胞がやたらに働かないよう抑制する効果があります。
これまであった骨の治療薬のビスホスホネートとどう違うかについては、ふたつの薬は破骨細胞を抑制する目的は同じですが、作用のメカニズムが異なります。ビスホスホネートは破骨細胞に直接作用して破骨細胞を阻害する薬で、デノスマブは古い骨を溶かす「骨吸収」の働きを持つ「破骨細胞」の形成・活性化に必須のタンパク質であるRANKリガンドを標的とする世界初の薬剤です。
効果についてデノスマブとゾメタの比較試験が海外でなされた結果は、骨に関連する効果は同じ程度と考えられています。
一方、生存期間にどの程度影響を与えるかについては海外での比較試験では、デノスマブとゾメタの投与を受けたふたつのグループの患者さんの条件が整っていなかった(骨髄腫自体の治療の背景などが違っていた)こともありまだはっきりした結果はでていません。
また、大切なこととして、デノスマブは骨の治療薬として承認される世界で最初の抗体薬で、新しい作用メカニズムの薬ですから未知の副作用に常に気を配らないといけません。