2011年8月22日月曜日

しゃっくり・・・デカドロンの副作用?

3クール目から、時々しゃっくりが出るようになった。ヒック、という程度ですぐに納まるけど。で、何気にネットを読んでいたら、しゃっくりの記述が・・・。デカドロンの副作用っぽい?

▼しゃっくり ( 吃逆 )

しゃっくりとは何だ ... ? またしゃっくりの原因は何だ?

しゃっくりの本態はなんなんでしょう? しゃっくりは、横隔膜 ( 焼き肉屋で 「さがり」とか「はらみ」 と言われるやつ ) や肋間筋 ( = 肋骨と肋骨の間の筋肉、いわゆる骨付きカルビ ) が痙攣を起こすことにより生じる症状です。ですから、横隔膜や肋間筋自体に原因があっても起こりますし、横隔膜の運動を調節している神経に原因があっても起こります。「今日の治療指針」と言う本を見ると、多くは胃が過剰に引き伸ばされたり ( 過伸展 )、アルコールの摂取や心因性 ( ヒステリー ) に生じたりすると書かれています。

上述の原因以外としては、延髄の呼吸・嘔吐中枢の近傍にしゃっくりに関連した領域があるらしく、この近傍の障害 ( クモ膜下出血、脳出血、脳炎、髄膜炎、腫瘍など ) でもしゃっくりが起こるようです。さらに糖尿病性昏睡や尿毒症などの代謝性疾患と呼ばれる病態でもみられるようです。

横隔膜の動きを調整する神経の走行経路上に、リンパ節腫脹や腫瘍があれば、これらが神経を刺激してしゃっくりが起こることがあります。もちろん横隔膜自体や横隔膜に接している臓器 ( 食道、胃、肝臓、脾臓などの炎症、腫瘍など ) の疾患がしゃっくりを引き起こすこともあります。

ビンクリスチンやパクリタキセル等の神経系に毒性を示す抗癌剤を使用した際、抗癌剤による神経障害の一症状としてしゃっくりが出現することがあります。はっきりとしたことは言えませんが,ステロイドのひとつであるデカドロン使用時もしゃっくりが多い印象を持っています。また抗癌剤により食道や胃・腸が障害されて荒れると、しゃっくりが出現することがあります。