2011年8月12日金曜日

ステロイド系抗炎症薬

私が受けている治療の中では、抗がん剤前に点滴投与されている「デキサート注射液」、抗がん剤投与後の内服薬として処方されている「デカドロン錠」が、ステロイド系抗炎症薬にあたる。どちらもデキサメタゾンというステロイドを成分としている。デキサメタゾンは長期作用型で、半減期は36~54時間である。遅発性嘔吐の抑制として処方されている。

ステロイド系抗炎症薬は医薬品である。医療現場ではステロイドと略されることが多い。主な成分として副腎皮質ステロイドが含まれており、抗炎症作用や免疫抑制作用などを期待して用いられる。

長期間の内服または注射による投与方法。1日1回よりは1日3回分割の方が有効性は高くなるため、投与法は通常1日2 - 3回食後投与する。すなわち内服は分割の方が効果的。40mgを朝1回より、20mgを朝夕2回の方が効く。本来の生体リズムは朝方ステロイド分泌が多いため少量投与の場合は朝1回とする。また、夕・就寝前の服薬は、不眠を招くため、できるだけ避ける。