抗がん剤治療を受けると性機能障害を受けることが少なくありません。乳がんの薬物療法であるCEF療法で用いるエンドキサン(一般名シクロホスファミド)などのアルキル化剤には、卵巣毒性が数多く報告されています。
性機能障害は女性の場合は月経不順、過少月経、無月経などの症状を示します。多くの場合、抗がん剤治療による無月経は一過性のものですが、30代後半以降の患者さんでは性機能が回復せずにそのまま月経が停止することがあります。
[抗がん剤治療で無月経になるリスク]
CMF,CEF,CAF×6コース(乳がん治療)(C:シクロホスファミド,M:メトトレキサート,F:フルオロウラシル,A:ドキソルビシン(アドリアマイシン),E:エピルビシン)
40歳以上 高リスク(>80%)