2011年8月11日木曜日

緩和ケア

『緩和ケアを中心とした医療を提供している病院です。ここ数年で緩和ケアの考え方は大きく変化し、以前は「もう治らない人が受ける医療」だったものが、最近では「病気を持った人が、その病気による問題で困らないように対応する医療」という考え方が主流になってきています。

世界保健機関(WHO)の緩和ケアの定義も、以前は「病気が治らない状態になった人が受ける」とされていたのに対して、2002年に「命にかかわる病気によって起きてくる問題に対応する」と変わりました。新しい定義では、命にかかわる状態でなくても、積極的に治す治療をしている最中でも、病気によって困ったことが起きていれば、緩和ケアを受けていいことになります。』