2011年7月18日月曜日

薬とグレープフルーツ

グレープフルーツが禁忌なのは、女性ホルモン云々とは無関係で、ナリンギンというグレープフルーツの苦みの成分が、薬の代謝(分解)を拮抗(邪魔)するため、効果が無くなったり逆に副作用が強くなったりするため。

CYP3A4という代謝酵素で代謝される薬全般で基本的にはNG(ノルバ、フェマーラ等々)基本的にはほとんどの薬は代謝にこの酵素をつかうので、何かしらの薬を服用している人には勧められないという話です。

よって、ナリンギンを含む柑橘類は、同様にNGとも言えます。代表的なものはグレープフルーツ類、雑柑類(はっさく、夏みかん、ダイダイ)、ネーブルなどはナリンギンを含んでいますし、金柑も比較的多く含んでいるとあります。

逆に柑橘系の中でナリンギンが少ないのは、ミカン類(温州ミカンなど)やオレンジ類、レモン類。一般にナリンギンは苦み成分なので、苦みのある柑橘類には含まれていると思って良いかもしれません。

ただ、薬服用時間から十分時間あけてれば、そのナリンギン自体もそんなに長く体内に留まるとは思えないので、少量ぐらいなら直ちに問題になることはない気がするけど・・・ by 2ch

FEC中は酸っぱいものが欲しくてグレープフルーツばっかり食べてたわ。私の担当薬剤師は、薬服用から30分ぐらいあけてれば大丈夫だって言ってくれたよ。 by 2ch