2011年7月15日金曜日

薬の「食前」「食間」「食後」とは?

食前 : 食事のおよそ30分前

食後 : 食事のおよそ30分後(または以内)

就寝前 : 寝るおよそ30分前

これはあくまでおおよその時間です。正確に30分や2時間でないといけない訳ではありません。時間が多少ずれても、飲み忘れない事の方が大切です。

【食前とは】

食前とは空腹で胃が空っぽの状態です。この状態では、食べ物や胃酸の影響を受けないため、一般的に薬は速く吸収され、速く効果を現します。その代わり胃を刺激しやすく、胃を荒らしやすくなります。

【食後とは】

食事が終わった後、胃の中は食べたものが多くある状態で、しかも消化のために胃酸も多く分泌されています。食事を終えて30分が過ぎた頃になると、胃の中の食べ物も少なくなり、薬による胃への刺激が少ない状態になります。

内服薬の多くは「食後30分」と指示されることが多いのですが、これは、薬が吸収されやすい状態であり、比較的胃を荒らさず、食後に飲むことで薬の飲み忘れを防ぐ効果があります。また、食後は胃の血液の量も増えているため、薬の成分が血液とともに運ばれやすいという効果もあります。

ここで注意していただきたいのが、「食後」というと、たまたま食事を摂らなかったときに、薬まで飲まない人がいますがこれは間違いです。決められた量の薬を飲まないと、1日の必要量が不足してしまい、期待した効果が得られない恐れがあります。食事を摂らなかったときでも、いつもの食事時間にきちんと決められた薬を飲んで下さい。

【就寝前とは】

就寝前に飲む薬は、食前や食後の場合と違って、胃の中の状態とは関係ありません。就寝の20~30分前には薬を飲むようにしましょう。

就寝前に飲む薬には、下剤(寝る前に飲むと翌朝便通がある)や、夜間の発作を予防する薬、睡眠薬などがあります。