2011年7月19日火曜日

「混合診療」と「ドラッグ・ラグ」

未認可抗がん剤投与問題の一端として「混合診療」と「ドラッグ・ラグ」はアラートを設定して、RSSリーダーで追っかけていきたい。私が再発した時のために・・・・・。
▽2010/06/03(木) by 2ch (小倉恒子さんのブログからのコピペ) 
抗がん剤が日本と欧米諸国との、使えるまでの差を、ドラッグ・ラグといい、その解消に力をそそいでいます。私は、今、抗がん剤をどうしているか?といいますと、個人輸入して、自分でしています。申し訳ないけど、家で、できる人は医師ならだれでもできます。

日本は混合医療(同じ病院で、保険外の医療と、保険内の医療ができない)なので、超有名なガン病院で、もう「貴方に、出す薬はもうないです。病院から、でてください。まだ、少し時間がありますから、お好きなことで過ごしてください。そうして、どうにもならなくなったら、ホスピスにおいでください。」 といわれてしまう。それに、したがって、しまうひと。なんとかならないかと、病院をまわり、まわり、ガン難民になってしまう。 悲しいね。このままじゃ。 
▽混合診療とは 
健康保険で認められている診療と保険外診療を、同じ医療機関で同時に受けること。効果が不確かな治療を広めたり、お金のある患者だけが選択肢を増やせるのは不平等として、原則禁止されている。混合診療を受けた患者は保険診療も全額自己負担になる。しかし、海外で使われる薬や医療機器が日本で承認されるまでに時間がかかりすぎる、国の財政難で保険の自己負担額が上昇−などから混合診療解禁の議論が起きている。(2010年7月6日) 【中日新聞】【朝刊】
▽伊藤宣夫・愛知県医師会理事 認めれば医療格差拡大 
安全で有効だと確認された医療は、速やかに保険適用されるべきだ。承認の遅さが問題になっており、その審査体制を充実させていくことが大事だが、それを混合診療解禁の議論と一緒にしてはいけない。(2010年7月6日) 【中日新聞】【朝刊】
小倉恒子さんは、2010年の3月に亡くなられた医師で、今はそのブログは閉じられている。再発転移してから10年以上もがんをコントロールしてみえたようで、著書が何冊かあり下記はその内容の一部。
▽小倉恒子先生からのメッセージ「抗がん剤は怖くない!」 
がんが全身転移をしながらも、抗がん剤を強い味方につけ、いまこの瞬間も乳がんという病気とがっつり向き合う小倉先生は「抗がん剤を見ると安心する」という。「まだまだ闘える」と思えるからだ。
一ヶ月前ぐらいに読んだブログ「若年性乳がんになってしまったペコの闘病日記」を思い出した。このブログ主の姿勢はカッコイイなぁ~と思った。残念ながら、こちらのブログ主も2011年1月に亡くなられている。下記、抜粋。
▽抗がん剤と代替療法について思うこと 
最近よく、「抗がん剤は効かない!」だの、
「今すぐ抗がん剤を止めて○○療法をしなさい!」だの、
こんなアホな私にまで、時間を割いてまで
貴重なアドバイスをくださる方がいらっしゃいますが、
私、今抗がん剤を止めたら、数ヶ月後には死んじゃいますので
抗がん剤よりも割の悪いギャンブルを、
今の段階では受けることができません。
あしからずm(_ _)m 
効く薬が何もなくなってしまったり、
どう考えても効果よりも副作用のほうが強いだろう・・・
という段階になったら、別の方法を考える日も来るかもしれません。
その時までは、現状、費用対効果が高いと思われる
抗がん剤治療を中心にやっていきたいと思います。 
2009/03/12
仮に再発して、認可前抗がん剤を使いたい!となったとしたら、現病院では自由診療は出来ないから、転院するしかないんだな~。っていうか、認可前抗がん剤だと、健康保険が適用されないし適用生命保険にも入っていないから、むちゃくちゃ高額な医療費を払わないとならなくなるから、色々と悩むことになりそうだ。そうそううまい具合に治験に参加できるばかりとは限らないしね。

小倉先生とペコさんは、自分の治療に主体性を持って前向きに取り組んでいるのがスゴイと思う。仮に私が再発したとして、彼女たちと同じゴールを望むかは別の話だけど、彼女たちのように主体性を持って病気と向き合いたいと思う。
▽メモ
2010/02/26(金) 09:53:17 ID:uWeZ3dma by 2ch
ジェムザールとかカンプトとかカルボプラチンとか、ある程度歴
史があって海外で利用されて、効果が臨床試験で確認できてい
る抗癌剤は、日本では未承認でも医師でも投与できる。もちろん
保険でできる。
(ジェムは今は認められたけど)

すでに判例もあって、こういった事例は医師の裁量内でできる。
そんな法務しらない方が多いけどな。
知ってても、そのために院内外に書類を書いたり面倒なことが
多いから、体のイイ言い訳してやりたがらないだけだ。

でも、最期まで闘いたいという患者さんの意志を汲んで、一生
懸命見えないところで手を尽くしてくれる医者も大勢いる。
そんな人の存在を貴方が知らないだけ。