2011年7月6日水曜日

知っておくべきこと

日本人が、がんについて知るべき事柄はそうそう多いわけではありません。この冊子に書いてあることで十分です。要約すると次のようになります。

1 がんは、DNAがキズついておこる、一種の老化。

2 日本は「世界一の長寿国=世界一のがん大国」。しかし、がん対策後進国。

3 がんは、できる臓器によって、治療手段も治癒率もちがう。

4 がん治療の3つの柱は、手術・放射線治療・抗がん剤。がんの完治には、手術か、放射線治療が必要。

5 日本では、がん治療=手術だが、多くのがんで、放射線治療も同じ治癒率。

6 がんの種類が、胃がん、子宮頸(しきゅうけい)がん、肝臓がんなどの感染症型のがんから、肺がん、乳がん、前立腺がん、大腸がんなどの、欧米型のがんにシフト(変化)している。

7 欧米型の多くがんでは、放射線治療が大事。セカンドオピニオンは放射線治療へ。

8 転移したがんの治癒は難しいが、緩和ケアが有効。

9 治療とケアのバランスが大事。痛みはとった方が長生きもする。
team nakagawa そもそもがんとは何か──番外篇(その5)